Doodle グラフィック(ラクガキ風の絵)と、ミスった時のリアルな事故り方が特徴の、モトクロスバイクのショートゲーム。
それが「Stick Stunt Biker」です。

他のアプリを例にして内容を言うと、「チャリ走Moto X Mayhem」という感じですね。
日本での知名度はイマイチですが、海外ではかなり人気になっているアプリで、制作したのはオーストリアの方のようです。

Stick Stunt Biker

画面をタップしてアクセル、離すとブレーキ、iPhone / iPod touch を傾けてバイクのバランスを取ります。

バイクの動きには駆動輪や加速・重力のシミュレートが働いており、バランスを取るのはかなり難しいです。
よってコケまくることになると思いますが、コケるとバイクがバラバラになり、タイヤや人が物理シミュレートによって「リアルに(?)」吹っ飛んでいきます。
このミスった時の「コケっぷり」を見るのも面白いゲームで、この点は Moto X Mayhem に似ていると言えますね。

このゲームのもう1つの特徴は、ハイスコアや前回のプレイの「ゴースト」が表示され、それと「疑似レース」が出来ること。
このゴーストのおかげでタイムを短縮してやろうという気になれますし、ハイスコアより遅いペースなのか早いペースなのかも一目で解ります。

Stick Stunt Biker

コースはアップデートで増えていて、2010年9月末時点で 12 コース。
ただ、そのうちの半分以上は非常に難解です。

短時間で終わり、何度もリプレイできるゲームなので、ある程度は難しい方が良いと思いますが、★1~★5までの難度のうち、★3の時点で「完全にコースを暗記していないとクリア不可能」なレベル。
★4になると「何十回もしないと乗り越えられない障害が連続して出現する」レベルで、★5になると「限りなくクリア困難」です。

そのためせっかくゴーストやオンラインランキングがあって、レースやタイムアタックが楽しめるシステムなのに、大半のステージはクリアを目指すのに手一杯で、タイムとかを考える余裕はありません。
ミスしたら毎回最初からなのも、この高難度に拍車をかけています。

難しいステージも用意されていた方が長続きするとは思いますが、もうちょっと簡単で、タイムアタックなどを楽しめるコースも増やして欲しい気もしますね・・・


とは言え、短時間で気軽に楽しめるアプリです
過去にはハイスコアやゴーストが記録されない問題、本体によって起動できないトラブルなども発生していましたが、アップデートで改善されました。
将来的にはバイクのカスタマイズが出来るようになる予定のようです。

難点は価格が 230 円と、見た目と内容を考えると割高に思える事でしょうか。
決して高すぎる価格ではありませんが、230 円でこれを買うなら、115 円の Moto X Mayhem の方がいいかなぁ・・・

ただ現在はセールで 115 円になっています。
115 円の時なら割とオススメ出来るアプリだと思います。
1コースだけしかプレイ出来ませんが、無料体験版も公開されています。

Stick Stunt Biker(iTunes が起動します)