近未来、ロボットに支配された世界で人間のレジスタンスが戦う全方向スクロールの SF シューティングゲーム
それが「Revolt」です。

敵を倒しながらダンジョン内をゴール目指して進んで行く「探索型」のシューティングで、メジャーなゲームで言うと Solomon's Keep に似たスタイルと言えます。

今人気で個人的にも好きな「全方向スクロールシューティング」の新作、Game Center にも対応しているので試してみたのですが・・・
結論から言うと今ひとつでした。

revolt

画面左下のスティックで移動、画面右下のスティックで銃の発射方向を指示するという、全方向スクロールシューティングおなじみの操作方法です。 操作性は良好です。
通常の銃攻撃の他に、強力で弾数制限がある手榴弾も存在します。

前述したようにダンジョンを進んで行くタイプで、敵がいるとそのまま戦闘になります。
敵には銃を撃ってくるタイプと体当たり攻撃をしてくるタイプの2種類がいて、敵弾が敵にも当たるという性質があります。
また、背景には「撃つと爆発するもの」がたくさんあり、この爆発に巻き込むことで敵を倒すことも出来ますが、こちらも巻き込まれるとダメージを受けてしまいます。

基本的には敵を倒さずに進行しても良いのですが、敵を倒すとクレジットが得られ、ステージクリア後にそれを使って銃や弾などを購入することが出来ます
つまりショップでのパワーアップ要素もある訳ですね。

Revolt

ここまでの内容を聞くと、「結構面白そう」と思った方もいると思いますが・・・ 色々残念な点も多いゲームです。

まず、敵の数が少ない
敵は1体1体が少しずつ出てくる感じで、まとめて出てくる時でも2~3体ぐらい。 多くても4体以上をまとめて相手することは希ですね。
他の全方向スクロールシューティングのような、「大量の敵を次々と撃ち倒す爽快感」と言ったものはこのゲームにはありません

また、銃の弾数に制限があり、リロードも頻繁に行うため、無駄に銃を撃つ事は出来ず、相応に狙い撃ちしていく必要があります。
よって、「銃を撃ちまくる爽快感」みたいなものもありません

ダンジョンの様子も、最初は SF 的な背景に「おおっ」と思うのですが、終始変わり映えしないため、だんだん単調に思えてきます。
しかも1フロアが妙に長く、ラスト以外にボスや中ボスのような存在もないため、「ゲームの変化」に乏しいですね。
ステージ数は8ステージ。 1ステージが 10~15 分ほどのため、全体を通してのボリュームも「そこそこ」と言ったところでしょうか。

マップが狭く、敵を全滅させるとステージクリアになる「サバイバルモード」も用意されていますが、これもそんなに敵が多い訳ではありません。


正直、Solomon's KeepMinigore などの全方向スクロールシューティングをやったことのある人には、物足りない内容でしょう。
ゲーム展開はどちらかと言うと Guerrilla Bob に似ているのですが、でもこれを買うなら Guerrilla Bob をやった方が良いでしょうね・・・

価格は現在は発売セール中で 230 円。 定価は不明です。
(セール中なら)そんなに高い訳ではなく、今後のアップデートが色々予定されているようなので、それに期待してもいいかもしれないけど・・・
私的にはあまりオススメできませんね。

Revolt(iTunes が起動します)