昨年の夏に登場し、圧倒的なグラフィックとリアルな表現でプレイヤーから絶賛され、優秀ゲームの表彰で「技術賞」なども受賞したレースゲーム「Real Racing」。
その続編が早くも登場しました! 「Real Racing 2」です。
開発は Flight Control の開発元としても知られるオーストラリアのメーカー「Firemint」。
前評判の高かったゲームですが、見事にその期待に応える内容となっています。
とにかくグラフィックの質が凄い!
非常に綺麗なグラフィックが滑らかに表示され、前作の Real Racing も凄かったですが、ますますそれに磨きがかかっています。
もちろん iPad や Retina ディスプレイの高解像度に対応しているため、これらの本体ならさらに美しくなります。
車体の光の映り込みなども表現されています。
ゲームも非常にプレイしやすく、車が安定しやすい「ステアリングアシスト」や、コーナーの手前で自動でブレーキをかけてくれる「ブレーキアシスト」があるため、初心者の方やレースゲームが苦手な方でもスムーズに車を動かす事ができます。
決してマニア向けのゲームではなく、誰でもレースゲームを楽しむ事が出来るアプリですね。
一方で、ブレーキアシストがあっても「自分で減速せずに急カーブを曲がれる」という程ではないので、ちゃんとプレイヤーの操作も必要な程良いバランスとなっています。
これらのアシストは ON/OFF が可能で、ブレーキアシストはその効き具合も調整できるため、上級者ならブレーキアシストを抑えてスピードを優先する事も可能です。
操作は初期設定では TILT 操作(本体の傾きで操作)ですが、仮想ハンドルやタッチでの操作に変更することも可能です。
TILT の感度も前作より調整されている印象で、前より挙動が安定している気がします。
難易度も EASY・MED・HARD の3種類があって、腕前に合わせて選ぶことが出来ます。
アシスト機能が強力なおかげで EASY は結構簡単なので、レースゲームに慣れている方は MED 以上がお勧めですね。
レース場のグラフィックも、前作はやや閑散とした印象を受けたのですが、今回は遠くに見える雪山や遊園地、空を飛ぶ気球やヘリなどもあって、非常に綺麗な風景が描かれています。
また、今回は昼だけでなく夕方・夜のレースもあります。
前作はカーブなどで「角張った部分」が目立ったのですが、それらも以前より滑らかになりました。
そしてもっとも大きな変化は、レースで賞金を稼ぎ、そのお金で車を買い換えて行くことが出来るようになった事でしょう。
前作はレース前に使う車を選ぶ形になっていて、「車を集める」という要素はなく、メーカーもフォルクスワーゲンのものしか選べなかったのですが、今回は BMW やフォード、日産などの9メーカーの車が用意されており、購入した車の強化も可能です。
なお、車には性能を表す数値があって、レースごとに参加できる性能値の範囲が決められています。
よってランクの低いレースにハイグレードカーで出場、とかは出来ません。
必然的に色々な車に乗り換えていかないと、全レースには参加できないことになりますね。
レース中の車の挙動は完全な「リアル系」で、例えばタイヤを横滑りさせると大きく減速します。
よってドリフトしまくるような走行はなく、コーナーの手前できっちり減速する事が大切になります。
走りに派手さはありませんが、このリアルさもこのゲームの良い点と言えるでしょう。
レースにおける前作との大きな変更点は、先のコースや前後のライバルの位置が表示される簡易的な「ミニマップ」が付いたこと。
私はレースゲームに状況を一目で確認出来る「コースマップ」は必須だと思っていて、それがなかったため前作の評価は今ひとつでした。
しかし今作は、ミニとは言えマップが付きました。
これで次のカーブの強さと方向、すぐ後のライバルの位置が確認出来るようになっています。
私的にはこれのおかげで、「ようやく遊べるレースゲームになったな」と感じています。
また、今作は「車体ダメージ」が導入されており、他の車にぶつかるとバンパーがガタ付いて、最後には取れてしまうようになりました。
この点は海外のレースゲームらしいと言えますが・・・ (なぜか欧米ではレースゲームの車体ダメージをやたら重要視する)
ただ、ちょっとかすっただけでバンパーがすぐ曲がったり、ポロっと取れたりするので、妙に違和感が。
「テープで止めてるのかよ、そのバンパー」と言いたくなります。
ここは逆にリアルさを損なっているような気がする部分ですね・・・
まあ、個人的には「おバカ」っぽくて好きなんですが、でもたぶん大多数の人はこのゲームに「おバカ」は求めてないです。
私は前作の「Real Racing」は、周囲の評価は高かったものの、個人的には今ひとつで、あまりプレイしませんでした。
理由は前述した通り、「コース図がなかった事」と、「賞金を集めて車を買う」という楽しみがなかったため。
前作はある意味「ストイックなレースゲーム」で、そこが好きだった方もおられるようですが、私は好みではなかったですね。
しかし今回は私が前作で不満に思っていた点が、全て改善されています。
なんとなく前作がプロローグ版で、今作が本編、みたいな感じもしますね。
以下は Youtube で公開されている公式のトレーラーです。
このゲームは自動マッチングのオンライン対戦にも対応しています。
ただ、オンライン対戦は他プレイヤーの車の動きが非常に不自然で、しかも抜いたり抜かれたりしてないのに順位が変動するなど、同期の調整が不完全な印象です。
※2011年に入ってのアップデートで改善されました。
現在は他プレイヤーの動きも自然になっています。
また、オンライン対戦をしてもその戦績や実績などは記録されないようで、賞金が貰えたりもしないので、私的にはこの部分はあまり楽しめませんでした。
この点は今後の調整次第と言ったところでしょうか。
ただ、自動マッチングなので気楽に出来るのは良いところ。
ちゃんと乗っている車の性能に合わせたマッチングが行われます。
価格が 1200 円と高額なのが、難点と言えるでしょうか・・・
ただ、それだけのハイクオリティーのゲームなので、決して高い価格ではないと思います。
※2011年8月以後は 450 円で販売されているようです。
レースゲームや前作が好きだった方はもちろん、「レースゲームをやってみたいけど、あまり得意じゃないし・・・」と思っている方にも勧められますね。
私的には、予想以上の完成度でした。
iPhone / iPod touch のレースゲームは、やはり Real Racing シリーズが大本命ですね。
・Real Racing 2(iTunes が起動します)
その続編が早くも登場しました! 「Real Racing 2」です。
開発は Flight Control の開発元としても知られるオーストラリアのメーカー「Firemint」。
前評判の高かったゲームですが、見事にその期待に応える内容となっています。
とにかくグラフィックの質が凄い!
非常に綺麗なグラフィックが滑らかに表示され、前作の Real Racing も凄かったですが、ますますそれに磨きがかかっています。
もちろん iPad や Retina ディスプレイの高解像度に対応しているため、これらの本体ならさらに美しくなります。
車体の光の映り込みなども表現されています。
ゲームも非常にプレイしやすく、車が安定しやすい「ステアリングアシスト」や、コーナーの手前で自動でブレーキをかけてくれる「ブレーキアシスト」があるため、初心者の方やレースゲームが苦手な方でもスムーズに車を動かす事ができます。
決してマニア向けのゲームではなく、誰でもレースゲームを楽しむ事が出来るアプリですね。
一方で、ブレーキアシストがあっても「自分で減速せずに急カーブを曲がれる」という程ではないので、ちゃんとプレイヤーの操作も必要な程良いバランスとなっています。
これらのアシストは ON/OFF が可能で、ブレーキアシストはその効き具合も調整できるため、上級者ならブレーキアシストを抑えてスピードを優先する事も可能です。
操作は初期設定では TILT 操作(本体の傾きで操作)ですが、仮想ハンドルやタッチでの操作に変更することも可能です。
TILT の感度も前作より調整されている印象で、前より挙動が安定している気がします。
難易度も EASY・MED・HARD の3種類があって、腕前に合わせて選ぶことが出来ます。
アシスト機能が強力なおかげで EASY は結構簡単なので、レースゲームに慣れている方は MED 以上がお勧めですね。
レース場のグラフィックも、前作はやや閑散とした印象を受けたのですが、今回は遠くに見える雪山や遊園地、空を飛ぶ気球やヘリなどもあって、非常に綺麗な風景が描かれています。
また、今回は昼だけでなく夕方・夜のレースもあります。
前作はカーブなどで「角張った部分」が目立ったのですが、それらも以前より滑らかになりました。
そしてもっとも大きな変化は、レースで賞金を稼ぎ、そのお金で車を買い換えて行くことが出来るようになった事でしょう。
前作はレース前に使う車を選ぶ形になっていて、「車を集める」という要素はなく、メーカーもフォルクスワーゲンのものしか選べなかったのですが、今回は BMW やフォード、日産などの9メーカーの車が用意されており、購入した車の強化も可能です。
なお、車には性能を表す数値があって、レースごとに参加できる性能値の範囲が決められています。
よってランクの低いレースにハイグレードカーで出場、とかは出来ません。
必然的に色々な車に乗り換えていかないと、全レースには参加できないことになりますね。
レース中の車の挙動は完全な「リアル系」で、例えばタイヤを横滑りさせると大きく減速します。
よってドリフトしまくるような走行はなく、コーナーの手前できっちり減速する事が大切になります。
走りに派手さはありませんが、このリアルさもこのゲームの良い点と言えるでしょう。
レースにおける前作との大きな変更点は、先のコースや前後のライバルの位置が表示される簡易的な「ミニマップ」が付いたこと。
私はレースゲームに状況を一目で確認出来る「コースマップ」は必須だと思っていて、それがなかったため前作の評価は今ひとつでした。
しかし今作は、ミニとは言えマップが付きました。
これで次のカーブの強さと方向、すぐ後のライバルの位置が確認出来るようになっています。
私的にはこれのおかげで、「ようやく遊べるレースゲームになったな」と感じています。
また、今作は「車体ダメージ」が導入されており、他の車にぶつかるとバンパーがガタ付いて、最後には取れてしまうようになりました。
この点は海外のレースゲームらしいと言えますが・・・ (なぜか欧米ではレースゲームの車体ダメージをやたら重要視する)
ただ、ちょっとかすっただけでバンパーがすぐ曲がったり、ポロっと取れたりするので、妙に違和感が。
「テープで止めてるのかよ、そのバンパー」と言いたくなります。
ここは逆にリアルさを損なっているような気がする部分ですね・・・
まあ、個人的には「おバカ」っぽくて好きなんですが、でもたぶん大多数の人はこのゲームに「おバカ」は求めてないです。
私は前作の「Real Racing」は、周囲の評価は高かったものの、個人的には今ひとつで、あまりプレイしませんでした。
理由は前述した通り、「コース図がなかった事」と、「賞金を集めて車を買う」という楽しみがなかったため。
前作はある意味「ストイックなレースゲーム」で、そこが好きだった方もおられるようですが、私は好みではなかったですね。
しかし今回は私が前作で不満に思っていた点が、全て改善されています。
なんとなく前作がプロローグ版で、今作が本編、みたいな感じもしますね。
以下は Youtube で公開されている公式のトレーラーです。
このゲームは自動マッチングのオンライン対戦にも対応しています。
ただ、オンライン対戦は他プレイヤーの車の動きが非常に不自然で、しかも抜いたり抜かれたりしてないのに順位が変動するなど、同期の調整が不完全な印象です。
※2011年に入ってのアップデートで改善されました。
現在は他プレイヤーの動きも自然になっています。
また、オンライン対戦をしてもその戦績や実績などは記録されないようで、賞金が貰えたりもしないので、私的にはこの部分はあまり楽しめませんでした。
この点は今後の調整次第と言ったところでしょうか。
ただ、自動マッチングなので気楽に出来るのは良いところ。
ちゃんと乗っている車の性能に合わせたマッチングが行われます。
価格が 1200 円と高額なのが、難点と言えるでしょうか・・・
ただ、それだけのハイクオリティーのゲームなので、決して高い価格ではないと思います。
※2011年8月以後は 450 円で販売されているようです。
レースゲームや前作が好きだった方はもちろん、「レースゲームをやってみたいけど、あまり得意じゃないし・・・」と思っている方にも勧められますね。
私的には、予想以上の完成度でした。
iPhone / iPod touch のレースゲームは、やはり Real Racing シリーズが大本命ですね。
・Real Racing 2(iTunes が起動します)
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