縦スクロールステージ、横スクロールステージ、大回転ステージの3つが盛り込まれた意欲的なシューティングゲーム。
それが「Liberty Wings」です。
このゲームは無料として公開されていますが、実際には無料のままでは体験版に近く、全ステージをプレイするには 230 円の課金が必要なのでご注意下さい。
第二次世界大戦が舞台のシューティングゲームで、日本やドイツを相手に戦う、Retina ディスプレイ対応のグラフィックがとても美しいゲームです。
アメリカ軍が主人公なのにストーリーが「原爆プロジェクトを阻止して核の脅威から人類を救え」とか言ってる点がアレですが、そこは突っ込まない方針で。
ちなみに開発したのはハンガリーのメーカーです。
先に言ってしまいますと、このゲームは「枢軸国フルボッコな内容」「翼の先端にかすっただけで食らってしまうデカい当たり判定」「高い耐久力と回復で無理やり進むゴリ押しな展開」という、欧米のシューティングに良くある内容となっています。
回避する楽しさやスコアアタックの要素はあまりなく、残念な意味での「洋ゲーシューティング」だと言えますね。
ただ、そんな洋物シューティングの中では、かなり出来の良い作品だと思います。
前述したようにこのゲームは3つのパートに分かれています。
まず縦スクロールシューティングのシーン。 ここは一般的なシューティングゲームに近いと言えます。
操作は指の真下に自機が移動するタイプで、残念ながら「相対移動」(指をどこに置いても操作出来るタイプ)ではありません。
この点も「洋物シュー」にありがちだと言えますが、しかし操作性は良く、プレイしていて操作が気になることはありません。
指の下が見辛い欠点はありますが、下から敵が出て来たりすることはないし、自機の耐久力が高くて多少の被弾は構わないため、あまり大きな問題にはなっていません。
敵の攻撃は(難易度が Medium 以上だと)かなり激しいのですが、自機の耐久力がかなり高い上に回復アイテムが頻繁に出るため、良くも悪くも「ごり押し」で進めます。
よってシューティングが得意な人だと不満に感じると思いますが・・・ シューティングが苦手な人でもやりやすい、とは言えますね。
続いて大回転ステージのシーン。
ここは本体を横向きにしてプレイするステージで、自機は中央下部に固定されており、スティックを左右に倒すことで画面全体が「回転」します。
その操作感はかなり独特で、慣れない人だと目が回るかもしれません。
昔ナムコのゲームで、「メタルホーク」という似た操作性のヘリのシューティングゲームがあったのですが・・・ 知ってる人は少ないだろうな・・・
まあ、知っている人はそれを思い浮かべれば解りやすいと思います。
iPhone の iBomber シリーズにもやや似てますね。
ここは操作が画面左下のスティックでの操作になりますが、操作性は(スティック操作としては)良好です。
左右で回転ですが、後ろに倒すことで減速、前に倒すことで加速します。
攻撃にはショットとボムがあり、ボムは前方に付いている照準の場所に向かって爆弾を投下します。
ただし何発か落とすとしばらくチャージ時間が必要になります。
ターゲット(第一目標、Primary Target)を撃破するとクリアで、その方向は外周に表示されている矢印で示されており、画面内に入ると緑色の枠が付きます。
それをボムで破壊すれば良いのですが・・・
しかしこのシーンは敵の攻撃が非常に激しく、敵弾の回避も難しいため、何も考えずに突っ込んで行くと即死します。
よって外側の砲台などを倒しながら徐々に敵の攻撃を弱め、敵戦闘機を倒して回復アイテムを取りつつ、慎重に目標に接近していく必要があります。
難しいステージですが、iPhone でこのタイプのゲームってあまりないので新鮮ですね。
最後に、横スクロールのステージ。
ここは戦場を真横から見た形のステージとなります。
背景が特に美しいシーンです。
ここもスティックで操作するのですが、操作がやや独特で、進行方向と逆向きにスティックを入れると自機がその場で旋回するような動きをします。
この旋回中はコントロール出来ない状態になるので、細かい動きは出来ません。
よってまっすぐ進み敵とすれ違いながら戦い、目標を通り過ぎてから反転し、またすれ違いながら撃つ、と言った形になります。
ここも攻撃にはショットとボムの2つがあり、基本的には爆弾を落として地上の敵を狙う「爆撃のステージ」となっています。
ただしボムには弾数があり、大型の敵を倒した時に出現するアイテムで回復させながら戦わなければなりません。
ここも第一目標の撃破でクリアとなりますが、第二目標・第三目標も撃破した方が評価は上がります。
なお全体の特徴として、敵機にぶつかってもダメージを受けません。
横スクロールのステージでも背景や建物にぶつかるという事はありません。
以下は YouTube で公開されている公式のプレイ動画です。
このゲームの注意点は、前述したように一見無料だけど、実際には課金しないと最初の対日本戦のエリア(縦・横・回転の各ステージ1つずつ)しかプレイ出来ない事でしょう。
また、ゲームオーバーになると毎回「フリープレイになる追加課金」を要求されるのもやや面倒です。
「やられちまったな! ゲームオーバー見るの嫌だろ。 115 円払えばもう見なくて済むぜ!」みたいなウィンドウが毎回出てきて、ちょっとウンザリします・・・
あとは最初に述べたように、「当たり判定がデカくて敵弾を避けにくく、高い耐久力と回復アイテムで無理やり進むゴリ押しシューティング」なのが難点と言えるでしょうか。
しかし細かく書き込まれた美しいグラフィックは素晴らしく、ゲームも大雑把ではありますが、相応に楽しめる内容になっています。
何より日本戦の3ステージは無料で、この3ステージだけでも結構遊べますから、ここを楽しむだけでもオススメ出来ますね。
私的には「体験版」でもこれぐらい遊べる方が、その後の課金に繋げやすいと思います。
もちろんその体験版としての部分が相応に遊べる内容である必要はありますが。
全体を 230 円のアプリとして考えても、シューティング好きなら悪くないと思います。
色々なモードを詰め込んでいるアプリはそれぞれが中途半端になりがちですが、このゲームはどのモードも相応に楽しめる出来栄えだと言えますね。
・Liberty Wings(iTunes が起動します)
それが「Liberty Wings」です。
このゲームは無料として公開されていますが、実際には無料のままでは体験版に近く、全ステージをプレイするには 230 円の課金が必要なのでご注意下さい。
第二次世界大戦が舞台のシューティングゲームで、日本やドイツを相手に戦う、Retina ディスプレイ対応のグラフィックがとても美しいゲームです。
アメリカ軍が主人公なのにストーリーが「原爆プロジェクトを阻止して核の脅威から人類を救え」とか言ってる点がアレですが、そこは突っ込まない方針で。
ちなみに開発したのはハンガリーのメーカーです。
先に言ってしまいますと、このゲームは「枢軸国フルボッコな内容」「翼の先端にかすっただけで食らってしまうデカい当たり判定」「高い耐久力と回復で無理やり進むゴリ押しな展開」という、欧米のシューティングに良くある内容となっています。
回避する楽しさやスコアアタックの要素はあまりなく、残念な意味での「洋ゲーシューティング」だと言えますね。
ただ、そんな洋物シューティングの中では、かなり出来の良い作品だと思います。
前述したようにこのゲームは3つのパートに分かれています。
まず縦スクロールシューティングのシーン。 ここは一般的なシューティングゲームに近いと言えます。
操作は指の真下に自機が移動するタイプで、残念ながら「相対移動」(指をどこに置いても操作出来るタイプ)ではありません。
この点も「洋物シュー」にありがちだと言えますが、しかし操作性は良く、プレイしていて操作が気になることはありません。
指の下が見辛い欠点はありますが、下から敵が出て来たりすることはないし、自機の耐久力が高くて多少の被弾は構わないため、あまり大きな問題にはなっていません。
敵の攻撃は(難易度が Medium 以上だと)かなり激しいのですが、自機の耐久力がかなり高い上に回復アイテムが頻繁に出るため、良くも悪くも「ごり押し」で進めます。
よってシューティングが得意な人だと不満に感じると思いますが・・・ シューティングが苦手な人でもやりやすい、とは言えますね。
続いて大回転ステージのシーン。
ここは本体を横向きにしてプレイするステージで、自機は中央下部に固定されており、スティックを左右に倒すことで画面全体が「回転」します。
その操作感はかなり独特で、慣れない人だと目が回るかもしれません。
昔ナムコのゲームで、「メタルホーク」という似た操作性のヘリのシューティングゲームがあったのですが・・・ 知ってる人は少ないだろうな・・・
まあ、知っている人はそれを思い浮かべれば解りやすいと思います。
iPhone の iBomber シリーズにもやや似てますね。
ここは操作が画面左下のスティックでの操作になりますが、操作性は(スティック操作としては)良好です。
左右で回転ですが、後ろに倒すことで減速、前に倒すことで加速します。
攻撃にはショットとボムがあり、ボムは前方に付いている照準の場所に向かって爆弾を投下します。
ただし何発か落とすとしばらくチャージ時間が必要になります。
ターゲット(第一目標、Primary Target)を撃破するとクリアで、その方向は外周に表示されている矢印で示されており、画面内に入ると緑色の枠が付きます。
それをボムで破壊すれば良いのですが・・・
しかしこのシーンは敵の攻撃が非常に激しく、敵弾の回避も難しいため、何も考えずに突っ込んで行くと即死します。
よって外側の砲台などを倒しながら徐々に敵の攻撃を弱め、敵戦闘機を倒して回復アイテムを取りつつ、慎重に目標に接近していく必要があります。
難しいステージですが、iPhone でこのタイプのゲームってあまりないので新鮮ですね。
最後に、横スクロールのステージ。
ここは戦場を真横から見た形のステージとなります。
背景が特に美しいシーンです。
ここもスティックで操作するのですが、操作がやや独特で、進行方向と逆向きにスティックを入れると自機がその場で旋回するような動きをします。
この旋回中はコントロール出来ない状態になるので、細かい動きは出来ません。
よってまっすぐ進み敵とすれ違いながら戦い、目標を通り過ぎてから反転し、またすれ違いながら撃つ、と言った形になります。
ここも攻撃にはショットとボムの2つがあり、基本的には爆弾を落として地上の敵を狙う「爆撃のステージ」となっています。
ただしボムには弾数があり、大型の敵を倒した時に出現するアイテムで回復させながら戦わなければなりません。
ここも第一目標の撃破でクリアとなりますが、第二目標・第三目標も撃破した方が評価は上がります。
なお全体の特徴として、敵機にぶつかってもダメージを受けません。
横スクロールのステージでも背景や建物にぶつかるという事はありません。
以下は YouTube で公開されている公式のプレイ動画です。
このゲームの注意点は、前述したように一見無料だけど、実際には課金しないと最初の対日本戦のエリア(縦・横・回転の各ステージ1つずつ)しかプレイ出来ない事でしょう。
また、ゲームオーバーになると毎回「フリープレイになる追加課金」を要求されるのもやや面倒です。
「やられちまったな! ゲームオーバー見るの嫌だろ。 115 円払えばもう見なくて済むぜ!」みたいなウィンドウが毎回出てきて、ちょっとウンザリします・・・
あとは最初に述べたように、「当たり判定がデカくて敵弾を避けにくく、高い耐久力と回復アイテムで無理やり進むゴリ押しシューティング」なのが難点と言えるでしょうか。
しかし細かく書き込まれた美しいグラフィックは素晴らしく、ゲームも大雑把ではありますが、相応に楽しめる内容になっています。
何より日本戦の3ステージは無料で、この3ステージだけでも結構遊べますから、ここを楽しむだけでもオススメ出来ますね。
私的には「体験版」でもこれぐらい遊べる方が、その後の課金に繋げやすいと思います。
もちろんその体験版としての部分が相応に遊べる内容である必要はありますが。
全体を 230 円のアプリとして考えても、シューティング好きなら悪くないと思います。
色々なモードを詰め込んでいるアプリはそれぞれが中途半端になりがちですが、このゲームはどのモードも相応に楽しめる出来栄えだと言えますね。
・Liberty Wings(iTunes が起動します)
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