バスに乗り遅れたビジネスマンを、iPhone / iPod touch を傾けてひたすら走らせるティルト（傾き）操作型のダッシュゲーム。
それが「Angry Business Man」です。

ゲームはかなりシンプルで、短時間で終わりますが、本体を回転させる操作とモノトーンのグラフィックが非常に iPhone / iPod touch にマッチしていますね。
開発したのはドイツの小メーカーのようです。

Angry Business Man

ゲームがスタートすると、ビジネスマンが自動で走り始めます。
本体を左右に傾けて、道が下り坂の角度になるとビジネスマンが速く走り、上り坂の角度になるとスピードが落ちます。

道はランダムに起伏が付き、急な上り坂や下り坂になったりするので、うまく画面の中央付近にビジネスマンが位置するよう、本体の傾きで調整する必要があります。

また、画面をタップすることでビジネスマンがジャンプ！
たまに三角コーンが出てくるでぶつからないように飛び越える必要があります。
高速で走っている時やビジネスマンが前方に位置している時はコーンが見えてから飛んでも間に合わなくなりますが、コーンが出る時にはビジネスマンの頭の上に「！」マークが出るので、それがジャンプの目印になります。
なお、ジャンプはタップする時間が長いと大きく飛びます。

コーンにぶつかったり、スクロールに押されて画面外に出てしまったり、逆に速く走りすぎて画面から消えてしまったりするとゲームオーバーとなります。

地面の起伏はかなり激しく、90 度や 180 度は当たり前、時には１回転させながらプレイしなければならない事もあります。
数あるティルト操作のゲームの中でも、特に iPhone をグルグル回さなければならないアプリと言えますね。

Angry Business Man

難点は本体をかなり大きく動かしまくるため、外出先では恥ずかしくてプレイ出来ない事でしょう。
ハタから見ると間違いなくヘンに思われます。

短時間で終わるショートゲームは本来、外出中や移動中のちょっとした空き時間にプレイ出来るのが良いところですが、このゲームはそうした場面でプレイ出来るものではないので、そこが一番の欠点でしょうか。
ただ、解りやすい内容とコミカルなキャラクターで、プレイ中の光景も見ていて楽しいので、割と宴会向けのアプリかもしれません。

運の要素が強いこともゲームとしては難点かも知れませんが、テンポ良く何度も繰り返してプレイ出来るので、ここはそんなに欠点と言う訳ではないでしょう。
慣れてくれば徐々に高記録が出せるようになってくるので、思わず何度もやってしまうゲームです。


価格は 115 円と、高くはありませんが･･･
数十秒で終わるシンプルな内容であるため、人によっては高いと思うかも知れません。
ここは「シンプルなショートゲームにお金を出せるかどうか」で、人により感覚が異なる点だと思われます。

私的には、ショートゲームとしてはかなり秀作だと思うので、この価格なら悪くないと思います。
書類を飛ばしながら帽子を押さえてパタパタは知るビジネスマンは、オシャレな外観であると同時にユーモラスで良いですね。
iTunes には「落ちる」という意見もありますが、私がやった限りでは落ちたことは一度もありません。

ショートゲームが嫌いでなければ、とても iPhone / iPod らしいオススメのアプリですよ。
ただ、電車やお店の中などでやるには向いていないので悪しからず。
あと、このゲームは iPad にも対応しているユニバーサルアプリですが、大きくて重い iPad には向いていませんね･･･

・Angry Business Man（iTunes が起動します）


【 おまけ 】
iPhone と iPad の Angry Business Man 画面サイズ比較

angrybusinessman3

気持ち iPad の方が広い？
でもあんまり変わらないですね。