いかにも「Angry Birds」風のグラフィックや演出を持つ、ディフェンスゲームとパズルを融合したアプリが登場しました。
Egg vs. Chicken」です。

なんだか Angry BirdsPlants vs. Zombies を混ぜたような設定がいかにも「狙ってる」って感じですが、開発したのは Diner DashHotel Dash で有名なアメリカのメーカー「PlayFirst」。
おまけに iTunes の「今週のおすすめアプリ」にも選ばれ、US のランキングでも上位に位置している注目のゲームです。

ゲームシステムはここまでに挙げたゲームとは全然違うもので、パクリとかではないのでご安心を。

Egg vs. Chicken

画面上部から様々な種類の「鳥」が迫ってくるので、手前に並べられているタマゴを撃ち出してぶつけ、撃退していきます。

タマゴは指でスライドすることで動かす事が出来ますが、何かにぶつかるまで滑っていきます。
右に1マスだけ動かしたくても、右側に何もない場合は右端まで滑っていってしまいます。
よってどう動かせば思い通りの位置に移動させられるのか、ここがちょっとしたパズルになっています。

タマゴは3つ以上同じものが繋がっていて、かつそのうちのどれかが一番上のラインにある時に飛ばすことが出来ます。
飛ばしたタマゴが鳥に当たるとダメージを与える事ができ、すべての敵を撃退すればステージクリア。
倒しきれずに手前のバリケードが破られ、侵入を許してしまうとゲームオーバーです。

ステージが進むと威力のある炎の卵や、好きなタマゴと繋げられるオールマイティーエッグなどが登場します。
敵も耐久力のある七面鳥や、燃えているファイアーバード、氷の鳥などが出現し、対応したタマゴをぶつけないと有効なダメージを与えられなくなります。
例えば、ファイアーバードに炎の卵をぶつけてもほとんどダメージを与えられませんが、氷の卵をぶつけると一撃で倒すことが出来る、といった具合ですね。
こうなるとタマゴを使う順番も考慮しなければならなくなってきます。

12ステージが1つのエリアになっていて、各エリアのラストにはボスも出現します。
また、ステージをクリアした際の評価に応じて「★」を貰う事ができ、これでパワーアップを購入する要素もあります。

Egg vs. Chicken

グラフィックの雰囲気や、各エリアの開始時に表示されるストーリーなどがモロに Angry Birds 風ですが・・・
ゲームとしてはこちらの方が「パズルらしい」と言えますね。

Angry Birds はパズルとしてはかなりアバウトな内容で、そこがゲームの良さでもありましたが、こちらはタマゴをどのように並べていくかをちゃんと考えながらプレイする必要があります。
と言っても決して難しい訳ではなく、誰でも楽しめる程度のパズルで、ゲームもテンポ良く進みます。

強いて難点を挙げると、現在はステージが 3-12 までの 36 ステージで、1ステージにかかる時間がそんなに長くなので、集中してやると早く終わってしまうことでしょうか。
なかなかハマれるゲームで思わずやり込んでしまうだけに、今のステージ数だとアッサリ終わる方も多いと思います。

ただ、すでにステージが追加されることが予告されていますし、アップデートしやすい設計になっている事が伺えます。
ロングヒットになるかどうかは Angry Birds が継続的なアップデートでユーザーを増やしたのと同じように、今後のアップデートにかかっていると言えそうですね。

以下は Youtube で公開されている公式のトレーラーです。




価格は現在は公開セールで 115 円となっています。
定価は不明ですが、このメーカーのアプリは「ずっとセール」の場合が多いので、このゲームもずっとこのままかもしれません。

いずれにせよ 115 円でこの内容ならかなりオススメ出来ます
Angry Birds も 115 円のお得さで売ったアプリですから、その辺も模倣しているのかも知れません。

ことごとく Angry Birds を引き合いに出すのも何ですが、「それに匹敵できる可能性を持つアプリ」という事でもあります。
今後の定番の1つになっていくかもしれませんね。

Egg vs. Chicken(iTunes が起動します)