西洋ファンタジーの背景を持つ、新しいタワーディフェンスが先日公開されました。
GoblinGun」です。

開発したのはロシア(もしくは旧ソビエト圏)のメーカーのようで、ゴブリンのエンジニアが作るタワーでオーガやガーゴイル、大クモなどを迎撃するっという設定なのですが、ゲーム中にゴブリンの姿は現れません。

グラフィックは割と綺麗な方で、非常にオーソドックスなタワーディフェスと言えますね。

GoblinGun

資金を使って攻撃用のタワーを設置し、次々と出てくる敵を迎撃します。
ステージによって、敵の通り道が決まっている「ルート固定型」か、敵の通り道が決まっておらずタワーの間を抜けながらゴールに向かってくる「オープンフィールド型」かが異なります。
ただ、序盤は一般的な「ルート固定型」のステージが続きます。

最初に使えるタワーは弓矢・爆弾・氷(スロー)の3種類だけですが、2ステージクリアする事に電撃などで攻撃するタワーが追加されていきます。
設置済みのタワーはお金を使って2回までアップグレードすることが可能です。

資金は敵を倒せば入手出来ます。 クリアボーナスや利子ボーナスのようなものはありません。
1つの Wave の敵を全滅させれば次の Wave になり、規定の Wave 数を突破すればクリアとなります。
敵を倒しきれず逃してしまうと耐久力が減り、耐久力が0になるとゲームオーバーです。

要するに早い話が、「とても一般的な、オーソドックスなタワーディフェンス(TD)」です。
特筆すべきポイントはほとんどなく、後発のタワーディフェンスなのにあまりにも「普通すぎる」のが最大の特徴です。
ちゃんと敵の HP メーターや倍速ボタンもあり、TD として不足している点はないのですが、他と比べて良いと思える点も特にありません。

難点は、最初に使えるタワーが3つしかなく、ステージクリアにかかる時間も 30 分~1時間 と非常に長く特徴あるシステムもないため、タワーディフェンスに慣れている人だとハッキリ言って退屈なこと。
しかもこの長いステージを2つクリアしないと次のタワーが出てこないので、ゲーム後半になるとタワーが増えてオープンフィールド型のステージも登場するのですが、そこに行き着く前に飽きてしまいます

もっとテンポ良く、さらに変化に富んだ展開にしないと、多くのプレイヤーは後半まで付き合ってくれない気がしますね。

以下は Youtube で公開されている公式トレーラーです。



良い点は価格が安いことでしょう。
定価で 230 円、さらにしばらくは発売セールで 115 円になるようです。
この価格ならオーソドックスな内容と相まって、タワーディフェンスの初心者の方がプレイする「入門用」としては良さそうです

入門用として考えると、解りにくい特徴がない事と、最初のタワーが少ないこと、序盤はルート固定型で後半にオープンフィールド型になるなどの設計も悪くないと言えます。

タワーディフェンスの経験者の方がやるには色々と物足りない点が多いので、オススメとは言えないのですが、「グラフィックの良いオーソドックスなTD」という点では価値があると言えるかも?

・GoblinGun(公開終了)