定番ソフトの1つ minigore を開発した Mountain Sheep を始め、複数のフィンランドのメーカーによる共同開発の上空見下ろし型レースゲームが公開されました。
「Death Rally」です。
レースゲームと言っても銃やミサイルで他の車を破壊することも可能な「死のレース」で、ゲーム展開は非常に派手。
その一方で1ゲームが1~2分ほどで終わる非常に短い、短時間で遊べるゲームとなっています。
グラフィックも非常に細密で、Retina ディスプレイならさらに綺麗な画面で遊ぶ事が出来ます。
見た目は上空見下ろし型レースの名作 Reckless Racing に似ていますね。
このゲームは Reckless Racing とは違い、「方向スティック」で操作します。
スティックを倒した方向に車は向きを変え、つまり上に行きたい時は車の向きに関わらず方向スティックを上に倒します。
Reckless Racing を始めとする一般的なレーシングゲームは、左を押すと左折、右を押すと右折しますが、それとは違う独特な操作法ですね。
はっきり言って、この操作方法・・・ 慣れないとやり辛いです。
しばらくすれば慣れますが、「慣れが必要な操作」です。
また画面右下にボタンがあり、これを押す事で装備している武器を発射します。
単発の銃は自動で発射されるのですが、それとは別にショットガンやガトリング、ミサイルなどの火器を装備可能で、それで他の車を攻撃する事が出来ます。
もちろん他の車も攻撃してきますからレース中はずっと「撃ち合い」で、敵を追い抜くだけではなく、破壊することでも順位を上げて勝利することが出来ます。
ただ、武器の多くは前方に発射するので、1位だと大差を付けないと後ろから撃たれ放題になります。
相手を破壊したいなら後ろにいた方が良いので、その辺も他のレースゲームとは違う点です。
なお、ブレーキはスティックから指を放すことで行われ、アクセルは自動です。
上位入賞したりライバルを破壊するとレース後に賞金が貰え、難易度の高いレースほど獲得賞金に倍率がかかります。
この賞金で車や武器をパワーアップできるのですが、獲得賞金は持ち越しできず、レース後にその場ですべて使わなければなりません。
コースには木箱が転がっていて、これを破壊すると弾薬や回復などの様々なアイテムが出現します。
また、アイテムには「パーツ」が含まれていて、このパーツを集める事で新しい武器や車をアンロックできます。
(つまり新しい武器や車は賞金で購入するのではありません)
冒頭で述べたように1レースは非常に短く、1~2分で終わります。
1周約 30 秒のコースを3周ですね。 ですから「サクッと終わって、すぐ次のレース」という感じ。
新しい車や武器も次々と登場し、スピーディーでテンポの良い展開が最大のウリと言えるでしょう。
Reckless Racing も1レースが短めでしたが、このゲームはさらにスピーディーに展開します。
しかし現時点では残念ながら、ボリュームがありません。
コースは5種類しかなく、車は5種類、武器は6種類ありますが、1時間ちょっとで武器と車は大半がそろってしまいます。
スピーディーに展開するのは良いのですが、底に達するのも早いです。
レースと破壊をミックスしたゲーム展開は面白く、同じコースを繰り返していても十分楽しめるのですが、もっと先の目標も欲しかったですね。
このゲームは minigore を開発したメーカーが製作に携わっていますが、「レースゲームの minigore」「レースゲームのショートゲーム」という感じを受けます。
この形をユーザーが長期的に楽しめるかどうかが、評価の分かれ目になるでしょう。
気になるのは「ハイスコアを目指す」という目標があった minigore に対し、このゲームは累積される Fame(名声)がスコアの変わりとなるものの、「ハイスコア」に相当するものはないこと。
戦績はかなり細かく記録されますが、倒していないライバルや1位になっていないコースには目印が付くなどの、もっと解りやすい目標や指針が欲しかったところです。
また個人的に残念なのが「コースマップがないこと」。
コースマップはどの方向に曲がり、どういうライン取りをすればいいのか、そしてライバルとの距離はどうなっているのか、それらを知るための不可欠なものだと思っています。
このゲームは1周が 30 秒程度の短いゲームなので、コースはすぐ覚えられるのですが、それでも進む方向が解り辛くなる場面は多く、ライバルとの位置関係もさっぱり解りません。
私にとってコースマップがないレースゲームは2流ですが、その状態になのは大きな不満点です。
以下は海外の情報サイト IGN が公開している発表会用のトレーラーです。
このゲームのもう1つの難点は、価格でしょうか。 600 円と、やや割高。
作り込まれたグラフィックとクオリティーを考えると高すぎる価格ではない気もしますが、ボリュームを考えるとやっぱり高い。
Reckless Racing のようにオンライン対戦がある訳じゃないし、その Reckless Racing は初期価格でも 350 円でしたから、比較してどうしても高く感じます。
※現在は 120 円で販売されているようです。
ゲーム自体は面白く、iPad にも対応しているユニバーサルアプリで、決してオススメ出来ないゲームではありません。
ただ、購入するのはアップデートでもっとボリュームが増えてから、もしくはセールで安くなってから、という気もしますね。
今後の展開次第では、人気作になるポテンシャルは持っています。
・Death Rally(iTunes が起動します)
コメント一覧 (5)
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- 2011/04/02 21:51
- あー、burn the rope すっかり忘れてた・・・
このまま忘れ去るところでした。感謝です。
a monster ate my homework も今見てみたら、非常に高評価ですね。
これもさっそく試してみます。
ルミネスは・・・ 無料版が残ってて、有料版だけ消えてますね。今気付きました・・・
これは GAIA みたいにライセンス更新のし忘れでしょうか・・・?
ルミネスって販売元がバンダイナムコだから、版権の問題が起こっているのかも?
開発元(Qエンターテイメント)のページだけは残っているので、問い合わせてみようかな。
初期版の操作性が最悪で初動でコケたのが痛かったですね・・・
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- 2011/04/03 20:56
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かなりやり込んでいたら、
FAMEというのが、100万越えて
階級みたいなものがGODになりました。
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- 2011/04/04 03:56
- おぉーすごいです!
メーターを見る限り、今は 100 万でカンストなのかな?
Game Center に Fame が正常に登録されないのが気になってます・・・
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- 2011/06/27 13:56
- なんか今だけ無料キャンペーンみたいなのやってます。
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ところでルミネスってストアから消えてませんか?
結局スキンが増えなかったのは残念というか…対応悪すぎですよね