197X年、世界は核の炎に包まれた・・・
そんな荒廃したヒャッハーな世界で、アウトロー達が繰り広げる破天荒なレース。
それが「Race After 1977」です。
発売前に公開されたトレーラー(予告動画)のおかげで欧米ではかなり話題になっていたゲームですが・・・
先に私的な感想を言ってしまうと、「大半の人は楽しめないゲーム」です。
あまりにも難しい。 敷居が高い。 ある意味、最悪です。
グラフィックとコンセプトは確かに良いのですが・・・
なお、開発したのはスイスのメーカーのようです。

アクセルは自動、画面右下のボタンでブレーキです。
ハンドルはいくつかのタイプから選べますが、初期設定は iPhone / iPad を傾けて操作するタイプです。
他にボタン操作とハンドルをスライドして行う操作があります。
5台で行うレースで、3位以内に入ることで次のレースに進むことが出来ます。
核戦争後の世界が舞台なのでマシンもコースも汚れていて、都市は半分廃墟のようになっていますが、グラフィック自体はかなり高レベルですね。
iPhone 4 や新型 iPod touch の Retina ディスプレイにも対応しています。
コースがかなり特徴的で、まず道幅が非常に広い場所が多い。
狭い場所もありますが、荒野を疾走しているようなシーンも多いです。
そして各所にショートカットが用意されていて、ルートが一定ではない。
ジャンプして塀を越えたり、すき間を抜けて向こう側に移動したり、コース自体に分岐点があったりなど、多くのルートがあります。
また車の挙動がかなり不安定で、他の車にぶつかったりするとすぐスピンしたり、吹っ飛んでいったりします。
グリップも他のゲームに比べると非常に低く、常に滑っているような状態で、壁やフェンスに乗り上げたりすることは日常茶飯事。
しかし「復帰ボタン」があって、これを押すと速度は0になりますが、コースの中央に再設置されます。
つまりコケたりスピンしたりすることが前提のゲームな訳ですね。
この辺のハチャメチャっぷりがゲームのウリの一つでしょう。
ゲーム的には人気レースゲーム Reckless Racing を 3D にしたという表現がピッタリだと言えます。

しかしこのゲーム・・・ そのハチャメチャぶりが欠点にもなっています。
あまりにも車の挙動が「リアルに不安定」なので、まともに走れないのです。
最初はただまっすぐ走るだけでも難しく、もうレース以前の問題。
オフロードに近いからかブレーキをちょっとでも踏もうものならすぐタイヤが滑るし、慣性が大きく働くので最初はカーブを曲がるだけでも一苦労。
ライバルは普通に走って行くので、イージーでも勝てるのかどうか途方に暮れると思います。
車体が滑りやすいレースゲームとしてはナムコの「リッジレーサー」が知られていますが、このゲームはドリフト中はコーナーに合わせて車が自然に曲がるようになっていました。
(だからドリフト中に一回転してもコーナーを抜ける事が可能だったりします)
しかしこのゲームはそういった調整がなく、悪い意味でリアル過ぎる挙動なので、常に細心の注意を払って終始車体を安定させ続けなければなりません。
レースゲームが得意な人でないと、やってられないと思います。
※現在はアップデートで、以前より操作しやすくなっています。
そして道幅が一定でなく、ショートカットやルート分岐も多数ある非常に複雑なコースなのに、コースマップが存在しない。
私はこのブログで何度も書いているように、「レースゲームにコースマップは必須」だと思っています。
次にどちらに曲がるのか、カーブの強さはどの程度なのか、現在位置はどのあたりか、ライバルとの距離はどのぐらいなのか、コースマップはそれらを知るための重要な情報で、それがないレースゲームは2流だと考えていますが・・・ このゲームにはありません。
特にこのゲームはコースがかなり複雑、かつ長いのに、コースマップがありませんから最初はコースを(というか通るべき場所を)覚える事から始めなければなりません。
それでなくても走り辛いのに、最初はどこを走ればいいのかさえも解らない状況です。
こんなに取っ付き辛いレースゲームは他にないですね。
コースマップがないのはショートカットが多いからというのもあるかもしれませんが、同じショートカットがあるゲームでも Asphalt 5 にはちゃんとマップがありますし、やはり不親切感が否めません。
最初に「敷居が高い。ある意味、最悪」と述べたのはこの辺のやり辛さが理由で、もうのっけっから「レースゲーム玄人以外はお断り」な感じです。
私もイージーでプレイして、最初のコースでいきなり挫折しそうになったレースゲームは初めてです。
まあ良いように解釈すると、このゲームは「ドライビングシミュレーター」に近く、つまり「うまく走らせること自体を楽しむゲーム」とも言えるので、それを楽しめる人であれば面白いと言えるかもしれません。
いずれにせよ玄人向けであることは確かです。
以下は Youtube で公開されている、話題になった公式トレーラーです。
定価は 600 円で、値段も高めです。
クオリティーという面では価格相応のものはあるかもしれませんが、この内容ではさすがに人には勧められませんね。
ただ、ある程度操作に慣れてきて、序盤ステージをクリア出来るようになってくると・・・ 結構面白くなってくるゲームでもあります。
ゲーム自体のコンセプト、つまり「ハチャメチャなレース」「派手な車の動き」「多くのルートがあるコースレイアウト」などは非常に良いものがあるので、最初の壁を乗り越えたら、実は楽しめる内容ではあります。
しかしそこに行き着ける人は「ゲーマー」に限られる・・・ そんな感じですね。
この記事は警告の意味も込めています。
iTunes の評価はかなり高いのですが、評価している人はレースゲームやこの手の世界観が好きな人ばかりだと思います。
素人が手を出すとヤケドするゲームの典型です。
しかしやり込むことが出来る人であれば、確かに面白い・・・ そんなゲームです。
・Race After 1977(iTunes が起動します)
そんな荒廃したヒャッハーな世界で、アウトロー達が繰り広げる破天荒なレース。
それが「Race After 1977」です。
発売前に公開されたトレーラー(予告動画)のおかげで欧米ではかなり話題になっていたゲームですが・・・
先に私的な感想を言ってしまうと、「大半の人は楽しめないゲーム」です。
あまりにも難しい。 敷居が高い。 ある意味、最悪です。
グラフィックとコンセプトは確かに良いのですが・・・
なお、開発したのはスイスのメーカーのようです。

アクセルは自動、画面右下のボタンでブレーキです。
ハンドルはいくつかのタイプから選べますが、初期設定は iPhone / iPad を傾けて操作するタイプです。
他にボタン操作とハンドルをスライドして行う操作があります。
5台で行うレースで、3位以内に入ることで次のレースに進むことが出来ます。
核戦争後の世界が舞台なのでマシンもコースも汚れていて、都市は半分廃墟のようになっていますが、グラフィック自体はかなり高レベルですね。
iPhone 4 や新型 iPod touch の Retina ディスプレイにも対応しています。
コースがかなり特徴的で、まず道幅が非常に広い場所が多い。
狭い場所もありますが、荒野を疾走しているようなシーンも多いです。
そして各所にショートカットが用意されていて、ルートが一定ではない。
ジャンプして塀を越えたり、すき間を抜けて向こう側に移動したり、コース自体に分岐点があったりなど、多くのルートがあります。
また車の挙動がかなり不安定で、他の車にぶつかったりするとすぐスピンしたり、吹っ飛んでいったりします。
グリップも他のゲームに比べると非常に低く、常に滑っているような状態で、壁やフェンスに乗り上げたりすることは日常茶飯事。
しかし「復帰ボタン」があって、これを押すと速度は0になりますが、コースの中央に再設置されます。
つまりコケたりスピンしたりすることが前提のゲームな訳ですね。
この辺のハチャメチャっぷりがゲームのウリの一つでしょう。
ゲーム的には人気レースゲーム Reckless Racing を 3D にしたという表現がピッタリだと言えます。

しかしこのゲーム・・・ そのハチャメチャぶりが欠点にもなっています。
あまりにも車の挙動が「リアルに不安定」なので、まともに走れないのです。
最初はただまっすぐ走るだけでも難しく、もうレース以前の問題。
オフロードに近いからかブレーキをちょっとでも踏もうものならすぐタイヤが滑るし、慣性が大きく働くので最初はカーブを曲がるだけでも一苦労。
ライバルは普通に走って行くので、イージーでも勝てるのかどうか途方に暮れると思います。
車体が滑りやすいレースゲームとしてはナムコの「リッジレーサー」が知られていますが、このゲームはドリフト中はコーナーに合わせて車が自然に曲がるようになっていました。
(だからドリフト中に一回転してもコーナーを抜ける事が可能だったりします)
しかしこのゲームはそういった調整がなく、悪い意味でリアル過ぎる挙動なので、常に細心の注意を払って終始車体を安定させ続けなければなりません。
レースゲームが得意な人でないと、やってられないと思います。
※現在はアップデートで、以前より操作しやすくなっています。
そして道幅が一定でなく、ショートカットやルート分岐も多数ある非常に複雑なコースなのに、コースマップが存在しない。
私はこのブログで何度も書いているように、「レースゲームにコースマップは必須」だと思っています。
次にどちらに曲がるのか、カーブの強さはどの程度なのか、現在位置はどのあたりか、ライバルとの距離はどのぐらいなのか、コースマップはそれらを知るための重要な情報で、それがないレースゲームは2流だと考えていますが・・・ このゲームにはありません。
特にこのゲームはコースがかなり複雑、かつ長いのに、コースマップがありませんから最初はコースを(というか通るべき場所を)覚える事から始めなければなりません。
それでなくても走り辛いのに、最初はどこを走ればいいのかさえも解らない状況です。
こんなに取っ付き辛いレースゲームは他にないですね。
コースマップがないのはショートカットが多いからというのもあるかもしれませんが、同じショートカットがあるゲームでも Asphalt 5 にはちゃんとマップがありますし、やはり不親切感が否めません。
最初に「敷居が高い。ある意味、最悪」と述べたのはこの辺のやり辛さが理由で、もうのっけっから「レースゲーム玄人以外はお断り」な感じです。
私もイージーでプレイして、最初のコースでいきなり挫折しそうになったレースゲームは初めてです。
まあ良いように解釈すると、このゲームは「ドライビングシミュレーター」に近く、つまり「うまく走らせること自体を楽しむゲーム」とも言えるので、それを楽しめる人であれば面白いと言えるかもしれません。
いずれにせよ玄人向けであることは確かです。
以下は Youtube で公開されている、話題になった公式トレーラーです。
定価は 600 円で、値段も高めです。
クオリティーという面では価格相応のものはあるかもしれませんが、この内容ではさすがに人には勧められませんね。
ただ、ある程度操作に慣れてきて、序盤ステージをクリア出来るようになってくると・・・ 結構面白くなってくるゲームでもあります。
ゲーム自体のコンセプト、つまり「ハチャメチャなレース」「派手な車の動き」「多くのルートがあるコースレイアウト」などは非常に良いものがあるので、最初の壁を乗り越えたら、実は楽しめる内容ではあります。
しかしそこに行き着ける人は「ゲーマー」に限られる・・・ そんな感じですね。
この記事は警告の意味も込めています。
iTunes の評価はかなり高いのですが、評価している人はレースゲームやこの手の世界観が好きな人ばかりだと思います。
素人が手を出すとヤケドするゲームの典型です。
しかしやり込むことが出来る人であれば、確かに面白い・・・ そんなゲームです。
・Race After 1977(iTunes が起動します)
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