バイクで車を避けながら、ひたすら道路を疾走するシンプルなショートゲーム
それが「Lane Splitter」です。

各国で高い評価を受けているゲームで、日本でも少し前に無料セールが行われていた際、多くの高評価を受けていました。
ゲーム的には 2D ですが、グラフィックは綺麗な 3D で表現されており、かなり滑らかに動きます。
開発したのはカリフォルニアの、いわゆる「シリコンバレー」にある小メーカーです。

Lane Splitter

iPhone / iPod touch を傾けて、バイクを左右に動かします。
アクセルは自動で、前から来る車を避けてひたすら走り続ける・・・
ゲーム内容はそれだけ。

とてもシンプルなのですが、バイクの動きには少し慣性が働いていて、結構難しいゲームです。
短時間で終わり、ミスってもすぐリトライ出来るので、思わず何度も繰り返してしまう中毒性がありますね
車が車線を変えてくる場合もありますが、その時はウィンカーが付くので事前に解ります。

Retina ディスプレイに対応した 3D グラフィックはとても滑らかで、バイクや車の動き、ミスった時のライダーの吹っ飛び方もリアルです。
ステージが進むとだんだんスピードが上がってきて、車の量も増えてくるため難易度が上がってきます。

画面をタップし続けるとバイクは「ウィリー」をします。
ウィリー中はスピードが上がり、さらにコントロールが難しくなりますが、スコア効率が上がり、さらにウィリー中に車を連続で追い抜くとどんどんボーナスがアップしていきます。
針路変更してくる車を加速でかわすのにも利用できます。

ある程度進むと「渋滞」に突っ込む場合があり、ここでは慎重に車の間を抜けていかなければなりません。
背景も海岸から町中、森、雪原など、徐々に移り変わっていきます。

Lane Splitter

昔、アメリカ大陸横断レースをテーマにした「ジッピーレース」というゲームがありましたが、それに似た雰囲気がありますね。
Lane Splitter はレースではなく、コースに起伏もありませんが、他が車なのに自分だけバイクで、ウィリーで点数が増え、町中と郊外が交互に繰り返される点などにはジッピーレースっぽさがあります。

以下は Youtube で公開されている公式のプレイムービーです。



あくまでショートゲームなので、長期的に楽しめるとか、ボリュームがあるとか言うゲームではありません
そのためじっくりプレイするゲームの方が好きな方にはオススメ出来ませんが、気軽に楽しめるショートゲームも好きな方にはオススメ出来るアプリです。
ショートゲームとしては、かなり高レベルのゲームであることは確かです。

価格は定価で 115 円で、値段相応の内容だと思います。
iPad にも対応しているユニバーサルアプリで、基本的には iPhone 4 に最適化されているようですが、iPhone 3G などの旧機種でも自動的に描画が調整される模様です。

シンプルかつオーソドックスですが、ショートゲームとしての普遍的な面白さがあるゲームですね。

Lane Splitter(iTunes が起動します)