あの Labyrinth / Labyrinth 2 を開発したスウェーデンのメーカー Illusion Labs が、iPhone / iPod touch ならではのゲームとして 2008 年末に公開したスケーボーのゲーム「Touchgrind」。
それはタッチパネルを有効活用したユニークなゲーム性がウケて、世界中で大ヒットしました。
そんな「Touchgrind」の続編が先日公開されました。
「Touchgrind BMX」です。
今回は乗り物がスケボーから自転車に変わっています。
ジャンプ台が各所にあるコースを走りながら、ジャンプ中に様々なトリック(技)を決めてゴールまでのスコアを競うゲームですが、ハッキリ言って難しいです。
単に走るだけでは話にならず、コケないように慎重に進みながら次々と技を決めていかないと最初のコースさえ突破できない内容で、何度もリトライを繰り返しながらプレイを最適化させていくタイプのゲームですね。
このゲームは操作方法が独特です。
縦に2本の指を置き、前の指で自転車の前輪、後ろの指で自転車の後輪を操作します。
自転車は自動で走り始め、前輪側の指を左右に動かすことで自転車の向きを変えます。
そしてジャンプ中に、前輪側の指を横にフリックすると前輪を横にクルクル回す技を決め、後輪側の指を横にフリックすると前輪を固定して後輪を回転させる技を行います。
前輪と後輪の指を左右別方向にフリックすると自転車を横に一回転させる技を行い、両方の指を上や下にフリックすると自転車を前転・後転させます。
このように、ジャンプ中に前輪と後輪の指を動かす事で直感的に様々な技を操り出す事ができる訳ですね。
フリックの強さがそのまま回転の強さになるので、フリックを強く行う事も大切です。
技を決めても、自転車が変な方向を向いている時に着地すると転倒してしまいます。
回転している時に指を押しっぱなしにすることで車輪を前方に固定できるので、これを使って着地前に体勢を整えておく必要があります。
前転・後転している時は、自転車が逆さまになっていないか注意する必要がありますね。
ジャンプ中に複数の技を連続で決めれば、より高いスコアとなります。
さらにジャンプ直前に指を上下や左右に動かし、そのまま画面から指を離さなければ、バク転ジャンプやスピンジャンプを行う事もできます。
このバク転やスピン中に他の技を決めることも可能で、この時は「複合技」となり、更に高いスコアが加算されます。
ただしバク転やスピンは視界がグルグル回るため、自転車の向きを把握し辛く着地が難しくなります。
連続技や、まだやっていない高難度の技を決めると得点倍率が増加し、これが貯まったところで連続複合技などを決めるのが高得点のポイントとなりますが、1度でも転けると倍率はリセットされてしまいます。
まずは転けないように走ることが先決となりますね。
コース上には様々な障害物もあり、最初はただ走るだけでも難しいです。
よってまずはコースを覚え、それから転けないように技を決め、さらに連続技などを決められるポイントを把握していく必要があります。
単発で簡単な技を出してもスコアは高まらず、それでは2つ目のステージさえ出現させることは出来ません。
何度もやり直しながら慣れていくしかないので、短気な人には向かないゲームでしょうね。
ただ、リトライは画面右上のボタンですぐに行う事ができます。
難点は、まずコントロールが難しい事。
ジャンプ中のトリック(技)は直感的な操作で割と自在に出す事ができます。
しかし普通に地面を走っている時の操作が妙に難しい・・・ と言うか、指を動かしても曲がらない場合があるのです。
どうしてそうなるのかはよく解らないのですが、曲がろうとして曲がれず壁などにぶつかってしまう場合があり、間違いなく指は動いているにも関わらず、自転車が直進してしまうケースがあります。
これはこのゲームでは致命的で、それでなくてもトリックがうまく決まらない時にこの症状で転けてしまうとイライラが募ります。
※現在はアップデートで操作性が改善され、思うように動かないことは少なくなっています。
また、上位ステージの出現条件がかなり厳しく、相当やり込まないと次のステージに進めません。
それでなくても難しいゲームなのに次のステージが出る条件が厳しいため、ますます「極限まで連続技を決めるようなプレイ」を要求されます。
加えて単にハイスコアを出すだけではダメで、Challenge と呼ばれる様々な条件をクリアしてポイントを稼がなければ、上位のステージを解禁する事はできません。
ところがこの Challenge の条件がすべて英文なうえに技の名前が解りにくいため、日本人には理解し辛いのが難点です。
2本の指を画面中央付近において操作するため、前方が見にくいのも難点ですが、これはこの操作では仕方がないかな・・・
以下は Youtube で公開されている公式のトレーラーです。
前作の「Touchgrind」は、まだ iPhone / iPod touch のゲームがそろっていなかった時代に、タッチパネルの可能性と 3D グラフィックによる iPhone の性能を知らしめた、初期の名作と言えるゲームでした。
しかし今作の「Touchgrind BMX」は、ちょっと人を選ぶゲームかなと思います。
コースを覚え、何度もリトライを繰り返し、うまくトリックが決まってハイスコアやゴールド評価を出せた時には確かに達成感があるのですが、ある程度「やり込み」が出来る人でなければ辛いと思います。
少なくとも前述したように、短気な人には向きません。
また、もう1つオススメし辛い理由が価格。
1プレイが短いショートゲーム的な内容ですが、定価で 600 円です。
これは前作の Touchgrind と同じで、確かに高クオリティーなゲームではあるのですが、今はこのレベルのグラフィックのゲームは他にも見られますから、ショートゲームで 600 円は正直言って高め。
内容的には 350 円ぐらいが適正価格じゃないかなぁ・・・
ただ、独特な内容と操作性、テンポ良く繰り返せるゲーム性を持つので、慣れてくれば楽しめるゲームではあります。
もうちょっと先に進める条件が甘ければ(もしくは初心者向けのコースがあれば)、そしてもう少し安ければ、人に勧められるんですけどね。
今の時点では、オススメかどうかは微妙なところです。
・Touchgrind BMX (iTunes が起動します)
それはタッチパネルを有効活用したユニークなゲーム性がウケて、世界中で大ヒットしました。
そんな「Touchgrind」の続編が先日公開されました。
「Touchgrind BMX」です。
今回は乗り物がスケボーから自転車に変わっています。
ジャンプ台が各所にあるコースを走りながら、ジャンプ中に様々なトリック(技)を決めてゴールまでのスコアを競うゲームですが、ハッキリ言って難しいです。
単に走るだけでは話にならず、コケないように慎重に進みながら次々と技を決めていかないと最初のコースさえ突破できない内容で、何度もリトライを繰り返しながらプレイを最適化させていくタイプのゲームですね。
このゲームは操作方法が独特です。
縦に2本の指を置き、前の指で自転車の前輪、後ろの指で自転車の後輪を操作します。
自転車は自動で走り始め、前輪側の指を左右に動かすことで自転車の向きを変えます。
そしてジャンプ中に、前輪側の指を横にフリックすると前輪を横にクルクル回す技を決め、後輪側の指を横にフリックすると前輪を固定して後輪を回転させる技を行います。
前輪と後輪の指を左右別方向にフリックすると自転車を横に一回転させる技を行い、両方の指を上や下にフリックすると自転車を前転・後転させます。
このように、ジャンプ中に前輪と後輪の指を動かす事で直感的に様々な技を操り出す事ができる訳ですね。
フリックの強さがそのまま回転の強さになるので、フリックを強く行う事も大切です。
技を決めても、自転車が変な方向を向いている時に着地すると転倒してしまいます。
回転している時に指を押しっぱなしにすることで車輪を前方に固定できるので、これを使って着地前に体勢を整えておく必要があります。
前転・後転している時は、自転車が逆さまになっていないか注意する必要がありますね。
ジャンプ中に複数の技を連続で決めれば、より高いスコアとなります。
さらにジャンプ直前に指を上下や左右に動かし、そのまま画面から指を離さなければ、バク転ジャンプやスピンジャンプを行う事もできます。
このバク転やスピン中に他の技を決めることも可能で、この時は「複合技」となり、更に高いスコアが加算されます。
ただしバク転やスピンは視界がグルグル回るため、自転車の向きを把握し辛く着地が難しくなります。
連続技や、まだやっていない高難度の技を決めると得点倍率が増加し、これが貯まったところで連続複合技などを決めるのが高得点のポイントとなりますが、1度でも転けると倍率はリセットされてしまいます。
まずは転けないように走ることが先決となりますね。
コース上には様々な障害物もあり、最初はただ走るだけでも難しいです。
よってまずはコースを覚え、それから転けないように技を決め、さらに連続技などを決められるポイントを把握していく必要があります。
単発で簡単な技を出してもスコアは高まらず、それでは2つ目のステージさえ出現させることは出来ません。
何度もやり直しながら慣れていくしかないので、短気な人には向かないゲームでしょうね。
ただ、リトライは画面右上のボタンですぐに行う事ができます。
難点は、まずコントロールが難しい事。
ジャンプ中のトリック(技)は直感的な操作で割と自在に出す事ができます。
しかし普通に地面を走っている時の操作が妙に難しい・・・ と言うか、指を動かしても曲がらない場合があるのです。
どうしてそうなるのかはよく解らないのですが、曲がろうとして曲がれず壁などにぶつかってしまう場合があり、間違いなく指は動いているにも関わらず、自転車が直進してしまうケースがあります。
これはこのゲームでは致命的で、それでなくてもトリックがうまく決まらない時にこの症状で転けてしまうとイライラが募ります。
※現在はアップデートで操作性が改善され、思うように動かないことは少なくなっています。
また、上位ステージの出現条件がかなり厳しく、相当やり込まないと次のステージに進めません。
それでなくても難しいゲームなのに次のステージが出る条件が厳しいため、ますます「極限まで連続技を決めるようなプレイ」を要求されます。
加えて単にハイスコアを出すだけではダメで、Challenge と呼ばれる様々な条件をクリアしてポイントを稼がなければ、上位のステージを解禁する事はできません。
ところがこの Challenge の条件がすべて英文なうえに技の名前が解りにくいため、日本人には理解し辛いのが難点です。
2本の指を画面中央付近において操作するため、前方が見にくいのも難点ですが、これはこの操作では仕方がないかな・・・
以下は Youtube で公開されている公式のトレーラーです。
前作の「Touchgrind」は、まだ iPhone / iPod touch のゲームがそろっていなかった時代に、タッチパネルの可能性と 3D グラフィックによる iPhone の性能を知らしめた、初期の名作と言えるゲームでした。
しかし今作の「Touchgrind BMX」は、ちょっと人を選ぶゲームかなと思います。
コースを覚え、何度もリトライを繰り返し、うまくトリックが決まってハイスコアやゴールド評価を出せた時には確かに達成感があるのですが、ある程度「やり込み」が出来る人でなければ辛いと思います。
少なくとも前述したように、短気な人には向きません。
また、もう1つオススメし辛い理由が価格。
1プレイが短いショートゲーム的な内容ですが、定価で 600 円です。
これは前作の Touchgrind と同じで、確かに高クオリティーなゲームではあるのですが、今はこのレベルのグラフィックのゲームは他にも見られますから、ショートゲームで 600 円は正直言って高め。
内容的には 350 円ぐらいが適正価格じゃないかなぁ・・・
ただ、独特な内容と操作性、テンポ良く繰り返せるゲーム性を持つので、慣れてくれば楽しめるゲームではあります。
もうちょっと先に進める条件が甘ければ(もしくは初心者向けのコースがあれば)、そしてもう少し安ければ、人に勧められるんですけどね。
今の時点では、オススメかどうかは微妙なところです。
・Touchgrind BMX (iTunes が起動します)
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