メカ恐竜がタマゴを守るために戦う、ちょっとインベーダーゲームのリメイク版っぽい感じの、レトログラフィックなステージクリア型のシューティングゲームが登場しています。
Velocispider」です。

インベーダーっぽいと言っても敵の動きは多彩でボスやアイテムも出現し、レトログラフィックと言っても全体の動作は滑らかです。
あくまでレトロゲーム風の演出が施された、最近のゲームですね。

開発したのはカリフォルニアの、その名も「Retro Dreamer」という小メーカー。
もう社名からして、こういうゲームを作りそうなメーカーです。

velocispider

iPhone 本体を傾けて、画面下にいるメカ恐竜を左右に動かします。
ショットは自動ですが、画面を押しっぱなしにすることで「溜め撃ち」をする事ができます。

ティルト(傾き)操作という点が賛否両論あると思いますが、操作性は悪くなく、特にやり辛さは感じません。
また敵の攻撃はそんなに激しくないので、それほど精密な避けは要求されません。
ただ、寝転がってプレイする事は出来ませんね。

ゲームのルールはシンプルで、次々と出てくる敵を全滅させればステージクリア。
敵の弾や敵自身にぶつかるとダメージを受けてハートが減り、ハートが全部なくなるとゲームオーバーです。 残機はありません。
また、画面下にはタマゴが並んでいて、敵はこれを吸引ビームで持ち去ろうとします
このタマゴが全部取られてもメカ恐竜が泣いてゲームオーバーになります。

敵はフォーメーションを組んで出てくるもの、インベーダーのように左右に動きながら迫ってくるもの、一列になって特定の動きで攻めてくるものなど多彩で、画面上の敵を全滅させても次の敵が登場し、一通り倒さないとクリアにはなりません。
インベーダーと言うよりは、ギャラガやギャプラスに近いと言えるでしょうか。

敵を倒すとアイテムを落とす事があり、「二連弾」「3WAY」「超連射」の各パワーアップを一定時間得ることができます。 体力回復や得点アイテムも存在します。

velocispider

前半はかなり簡単でサクサク進むのですが、ステージ 5 や 10 からボスが出現し始め、ザコの攻撃も多くなってきて、容易にはクリア出来なくなります。
しかしコンティニュー(ステージリトライ)はいくらでも行え、ステージセレクトも可能です。
全 20 ステージですが、シューティングが苦手でなければゲームクリアはそれほど苦労しません。(ただしラスボスは相応に手強いですが)
よってクリアするだけなら早く終わってしまうと思いますが、ただコンティニューしたらスコアは出ないので、ハイスコアを狙う場合は相応にやり込む必要がありますね。

最近のシューティングには珍しく、敵の弾は散発的で、あまり攻撃は飛んできません
自機の当たり判定が大きく、操作がティルト操作なので、それで避けられずに被弾してしまうことはありますが、シューティングの初心者の方でも十分に楽しめる程度の難易度です。
最近流行りの弾幕シューティングではない、パッと見で遊びやすそうなゲームである点も、ある意味「レトロゲーム風」だと言えるでしょうか。

以下は Youtube で公開されている公式のゲームトレーラーです。



ボリュームはそれ程ありませんが、価格は安く 115 円です。
この価格なら十分にオススメできるアプリと言えますね。

iPad にも対応しているユニーバーサルアプリでもあり、一応 Retina ディスプレイにも対応しています。
ドットが大きいからあまり Retina の恩恵ないですが。

気楽に遊べるシンプルなシューティングゲームなので、割と万人にお勧めできますね。

Velocispider (iTunes が起動します)