もう名前からして「バカゲー」。 画面を見たらやっぱりバカゲー。 おまけに残酷な表現がある
だから扱うべきかどうか微妙だったのですが、ゲーム自体は結構面白いし、良く出来ている。
そんな巨大人食いザメからひたすら逃げ続けるショートゲームが登場しています。
サメが来ている!」(Shark Shark)です。

開発したのは中国系の方のようで、アプリ名や iTunes の説明文がモロに機械翻訳です。
おそらく本人はマジメに翻訳しているのだと思いますが、明らかに変な日本語が「おバカっぽさ」を増長しています。 良い意味で。
内容は「レトロゲーム風」のグラフィックとサウンドのジャンプアクションゲームですね。

サメが来ている! Shark Shark

歯ぐきがコワい巨大ザメが後方から襲いかかってきて、左右移動とジャンプで逃げ続けます。
前方からは丸太や木箱、浮き輪などが流れて来るので、それに飛び移りながら逃げていきます。
操作は左下の左右ボタンと右下のジャンプボタン(Aボタン)で行い、操作性は良好です。

水面に落ちても泳げるので問題はないのですが、水面に落ちずにジャンプし続ける事でスコアが増え、得点倍率もどんどん高まっていきます
たまに上空から宝石のようなものがポロポロ落ちてきて、これをキャッチしても得点になります。

浮き輪は乗ると大ジャンプし、逆にトゲトゲの板は乗ると数回ボタンを連打しないと動けなくなります。
特定の方向に飛び上がるジャンプ台もあります。
たまにアイテムの「爆弾」が出現する事もあり、これを取った後に「Bボタン」を押す事で、サメに爆弾を投げて撃退することが出来ます
サメは撃退してもすぐに新しく出てくるのですが、倒せばボーナスが加算されます。

サメは普段は画面の後方にいますが、たまに咆哮をあげて突っ込んで来ます。
突っ込んで来た時はかなり前まで来るので、急いで画面端に逃げなければなりません。
出来るだけ水面に落ちないように丸太や木箱を飛び移って行くのがハイスコアのコツですが、前にいすぎると飛び移り辛くなります。
しかし後ろに下がりすぎるとサメに食べられてしまうため、その辺のバランスがゲームのポイントですね。

サメはたまに画面から消え、しばらくした後に突っ込んで来ます。
この時、後ろではなく前から突っ込んでくる場合もあります
画面外から突っ込んでくる時は「!」マークが出てくる方向に現れるので、急いでその方向から離れましょう。

サメが来ている! Shark Shark

サメが来ている! Shark Shark

サメが来ている! Shark Shark

シンプルなゲームですが難易度は相応に高く、テンポ良くプレイ出来るため、何度も繰り返してしまう楽しさがありますね。

難点は、やはりサメが必要以上にコワイというか、キモイというか・・・
こういうゲームですからある程度は恐くないとダメだとは思うのですが、ちょっと不気味系の恐さがあり、見た目で取っ付き辛いのが難でしょうか。

また、食べられた時にサメの口の周りに血が付き、画面の周囲にも血が飛び散ったような残酷な表現があるのも難点です。
こういうゲームですからそうした表現が全くないのも不自然ですが、残酷な表現が苦手な方や、子供には勧められないゲームですね。
ただ、それほど際立った残虐表現がある訳ではありませんが。

以下は海外の情報サイト AppSpy により Youtube で公開されているゲームプレイ動画です。



価格は 115 円と安く、内容相応の値段だと言えるでしょう。

ショートゲームですからボリュームはありませんが、軽快なテンポでプレイ出来る内容で、ショートゲームとしてはなかなかの秀作です。
そこはかとなく漂うバカゲーっぽさもいいですね。
Game Center のランキングやアチーブメント(実績)にも対応していて、レトロ調のグラフィックなので解りにくいのですが、一応 Retina ディスプレイにも対応しています。

サメがコワくて血が飛び散るので、ちょっと万人向きではないのですが、埋もれてしまうには惜しいショートゲームではありますね。

・サメが来ている! (公開終了)