近年のシューティングゲームの第一人者にして老舗のメーカー「ケイブ」。
iPhone / iPod touch でも「エスプガルーダ II」や「怒首領蜂」などを発売し、その圧倒的クオリティーで世界中のユーザーを驚かせたおなじみのメーカーです。
そのケイブが新たに横スクロールのシューティングゲームを発売しました。
「デススマイルズ」です。
このゲームはアーケード(ゲームセンター)では 2007 年に登場したもので、魔女や天使の、いわゆる「萌えキャラ」が多く登場するシューティングゲームです。
ケイブのシューティングゲームとしては敵弾の量は多くありませんが、縦ではなく横スクロール、おまけに後方からも敵が出てくることが多く、さらに「障害物」も多いと言う、ある意味「シューティングのタブー」に挑戦した内容です。
正直言って、シューティングゲームとしてはクセがあります。
相変わらずゲーム自体のクオリティーは素晴らしいのですが、操作やステージ構成が iPhone に合っていない部分が見られます。
ただ、難易度は抑えられていて、ケイブのゲームの中では比較的クリアやすい方ですね。
自機の操作は画面をなぞって行います。 画面のどこを触っても良く、指を動かした分だけ移動する「相対移動」です。
ショットは自動で、画面右下のボタンで「左に撃つか右に撃つか」を切り替えられます。
左右両側から敵が出てくるため、それに合わせてショット方向を変えなければなりません。
自分が向いている方向と逆側から敵が出てくる場合、「ENEMY」という表示と矢印でそれを知らせてくれます。
他に「レーザー」と「ショット」の切り替えボタンと、「ロックショット」のボタンが用意されています。
レーザーはショットより強い・・・ と言いたいのですが、このゲームの「iPhone モード」は装備によってショットとレーザーが個別に強化され、装備によってはレーザーがショットより弱くなります。
レーザーはどちらかと言うと、稼ぎのために使うものですね。
「ロックショット」は自機の近くにいる敵を攻撃するもので、上下にいる敵も倒すことが出来ます。
ゲームモードは「アーケードモード」と「iPhone モード」の2種類があり、iPhone モードは敵を倒すことで「お金」を得られ、ショップで装備を購入することが出来ます。
ステージ内でトレジャー(宝箱)が出現し、ここからレアアイテムを得られる事も。
最初はクリア出来なくても、ゲームを繰り返してお金を稼ぎ、良い装備を入手すればクリアしやすくなっていきます。
レアアイテムを探すという長期的な楽しみがあるモードで、iPhone ではこちらがメインでしょう。
最初の難易度「Novice(ノービス)」はかなり易しめなので、シューティングが苦手な方でも遊べると思います。
低い難易度をクリアすると上の難易度に挑戦でき、難しくするほどアイテムの質が良くなります。
「アーケードモード」は性能の異なる4人の主人公がいて、ステージごとに Level 1 ~ Level 3 の範囲で難易度を選択できるのが特徴です。
ずっと Level 1 で進めば割と簡単にクリアすることができますが、レベルが高い方がスコア効率は良くなります。
ケイブのシューティングゲームと言えばスコアシステムが特徴的ですが、このゲームは割と簡略化されています。
敵を倒すとドクロや宝石のようなアイテムがポロポロ落ち、それを取ると画面左下に表示されている「アイテムカウンター」が貯まっていきます。
これが 1000 に達するとロックショットのボタンが「パワーアップ」のボタンになり、長押しで発動、パワーアップ中に「レーザー」で敵を攻撃することで大量の得点アイテムが出現します。
耐久力のある敵や障害物をレーザーで撃ち続けると凄い量のアイテムがボロボロ出てくるため、爽快感があり、一気に大量点を稼げます。
要するに「カウンターが 1000 になったらパワーアップしてレーザーで攻撃する」のみで、ランキング上位を狙う場合は「どこでパワーアップを使うべきか」を考える必要がありますが、怒首領蜂やエスプガルーダに比べるとシンプルと言えますね。
ただ、最初に述べたように、気になる点も多いゲームです・・・
まず、指で画面が隠れがち。
両手の指で横画面のゲームをすると言うことは、基本的に親指での操作になる訳ですが、そうすると画面の左下や右下は指で隠れてしまうことになります。
それなのに下の方から敵が出てくることが多く、自機がそこに移動することもあります。
よって指が邪魔になり、置き直しが必要になるケースが多発します。
アイテムカウンターも左下にあるので非常に見にくいです。
そして悪いことに、下にスクロールしていくステージが存在します。
元のゲームがそういうステージ構成で、その移植だから仕方ないのですが、下に指を置いているスマホで下にスクロールしていくことがどれだけプレイし辛いかは、説明しなくても解るでしょう。
せめて「iPhone モード」は iPhone のモードなんだから、どうにかして欲しかったところです。
スクリーンの大きさを数段階に調整可能で、小さくする(周囲の余白を大きくする)と下スクロールのステージもプレイしやすくなるのですが、それでなくても小さな iPhone のゲーム画面がますます小さくなってしまうので、迫力がなくなります。
また、親指で精密な回避をするのは、人差し指よりもやや難しいですね。
操作性や視認性を考えると、このゲームは iPhone / iPod touch 用ではありますが、むしろ iPad に向いている気がします。
実際に iPad でやってみましたが、書き込みが細かいためか2倍表示にしても画面の荒さは気にならず、操作もしやすくて視認性も問題なくなります。
iPad を持っている方は、そちらをメインにするのをお勧めします。
※現在最新の iPhone は画面が横長で、左右にスペースができるため、当時より操作性や視認性は改善されています。
操作や見やすさの問題はありますが、ゲーム自体のクオリティは他社のシューティングゲームを寄せ付けない圧倒的な出来栄えです。
定価は 1000 円と高めですが、値段以上のものがありますね。
対象機種は iPhone 3GS、及び iPod touch 第3世代以降なのでご注意下さい。
やり辛さはあるものの、遊びやすい難易度になっており、長く楽しめるモードもあるため、他のケイブのゲームが難しくてダメだったという方にもオススメ出来ます。
特にアイテム収集がある iPhone モードは延々と遊んでしまう面白さがあります。
iPhone と横スクロールシューティングの相性の悪さも垣間見えますが、シューティングゲームが好きな方、ケイブシューのファンの方は、必携のゲームでしょう。
・デススマイルズ (iTunes が起動します)
最後になりましたが、以下は Youtube で公開されている公式のトレーラーです。
iPhone / iPod touch でも「エスプガルーダ II」や「怒首領蜂」などを発売し、その圧倒的クオリティーで世界中のユーザーを驚かせたおなじみのメーカーです。
そのケイブが新たに横スクロールのシューティングゲームを発売しました。
「デススマイルズ」です。
このゲームはアーケード(ゲームセンター)では 2007 年に登場したもので、魔女や天使の、いわゆる「萌えキャラ」が多く登場するシューティングゲームです。
ケイブのシューティングゲームとしては敵弾の量は多くありませんが、縦ではなく横スクロール、おまけに後方からも敵が出てくることが多く、さらに「障害物」も多いと言う、ある意味「シューティングのタブー」に挑戦した内容です。
正直言って、シューティングゲームとしてはクセがあります。
相変わらずゲーム自体のクオリティーは素晴らしいのですが、操作やステージ構成が iPhone に合っていない部分が見られます。
ただ、難易度は抑えられていて、ケイブのゲームの中では比較的クリアやすい方ですね。
自機の操作は画面をなぞって行います。 画面のどこを触っても良く、指を動かした分だけ移動する「相対移動」です。
ショットは自動で、画面右下のボタンで「左に撃つか右に撃つか」を切り替えられます。
左右両側から敵が出てくるため、それに合わせてショット方向を変えなければなりません。
自分が向いている方向と逆側から敵が出てくる場合、「ENEMY」という表示と矢印でそれを知らせてくれます。
他に「レーザー」と「ショット」の切り替えボタンと、「ロックショット」のボタンが用意されています。
レーザーはショットより強い・・・ と言いたいのですが、このゲームの「iPhone モード」は装備によってショットとレーザーが個別に強化され、装備によってはレーザーがショットより弱くなります。
レーザーはどちらかと言うと、稼ぎのために使うものですね。
「ロックショット」は自機の近くにいる敵を攻撃するもので、上下にいる敵も倒すことが出来ます。
ゲームモードは「アーケードモード」と「iPhone モード」の2種類があり、iPhone モードは敵を倒すことで「お金」を得られ、ショップで装備を購入することが出来ます。
ステージ内でトレジャー(宝箱)が出現し、ここからレアアイテムを得られる事も。
最初はクリア出来なくても、ゲームを繰り返してお金を稼ぎ、良い装備を入手すればクリアしやすくなっていきます。
レアアイテムを探すという長期的な楽しみがあるモードで、iPhone ではこちらがメインでしょう。
最初の難易度「Novice(ノービス)」はかなり易しめなので、シューティングが苦手な方でも遊べると思います。
低い難易度をクリアすると上の難易度に挑戦でき、難しくするほどアイテムの質が良くなります。
「アーケードモード」は性能の異なる4人の主人公がいて、ステージごとに Level 1 ~ Level 3 の範囲で難易度を選択できるのが特徴です。
ずっと Level 1 で進めば割と簡単にクリアすることができますが、レベルが高い方がスコア効率は良くなります。
ケイブのシューティングゲームと言えばスコアシステムが特徴的ですが、このゲームは割と簡略化されています。
敵を倒すとドクロや宝石のようなアイテムがポロポロ落ち、それを取ると画面左下に表示されている「アイテムカウンター」が貯まっていきます。
これが 1000 に達するとロックショットのボタンが「パワーアップ」のボタンになり、長押しで発動、パワーアップ中に「レーザー」で敵を攻撃することで大量の得点アイテムが出現します。
耐久力のある敵や障害物をレーザーで撃ち続けると凄い量のアイテムがボロボロ出てくるため、爽快感があり、一気に大量点を稼げます。
要するに「カウンターが 1000 になったらパワーアップしてレーザーで攻撃する」のみで、ランキング上位を狙う場合は「どこでパワーアップを使うべきか」を考える必要がありますが、怒首領蜂やエスプガルーダに比べるとシンプルと言えますね。
ただ、最初に述べたように、気になる点も多いゲームです・・・
まず、指で画面が隠れがち。
両手の指で横画面のゲームをすると言うことは、基本的に親指での操作になる訳ですが、そうすると画面の左下や右下は指で隠れてしまうことになります。
それなのに下の方から敵が出てくることが多く、自機がそこに移動することもあります。
よって指が邪魔になり、置き直しが必要になるケースが多発します。
アイテムカウンターも左下にあるので非常に見にくいです。
そして悪いことに、下にスクロールしていくステージが存在します。
元のゲームがそういうステージ構成で、その移植だから仕方ないのですが、下に指を置いているスマホで下にスクロールしていくことがどれだけプレイし辛いかは、説明しなくても解るでしょう。
せめて「iPhone モード」は iPhone のモードなんだから、どうにかして欲しかったところです。
スクリーンの大きさを数段階に調整可能で、小さくする(周囲の余白を大きくする)と下スクロールのステージもプレイしやすくなるのですが、それでなくても小さな iPhone のゲーム画面がますます小さくなってしまうので、迫力がなくなります。
また、親指で精密な回避をするのは、人差し指よりもやや難しいですね。
操作性や視認性を考えると、このゲームは iPhone / iPod touch 用ではありますが、むしろ iPad に向いている気がします。
実際に iPad でやってみましたが、書き込みが細かいためか2倍表示にしても画面の荒さは気にならず、操作もしやすくて視認性も問題なくなります。
iPad を持っている方は、そちらをメインにするのをお勧めします。
※現在最新の iPhone は画面が横長で、左右にスペースができるため、当時より操作性や視認性は改善されています。
操作や見やすさの問題はありますが、ゲーム自体のクオリティは他社のシューティングゲームを寄せ付けない圧倒的な出来栄えです。
定価は 1000 円と高めですが、値段以上のものがありますね。
対象機種は iPhone 3GS、及び iPod touch 第3世代以降なのでご注意下さい。
やり辛さはあるものの、遊びやすい難易度になっており、長く楽しめるモードもあるため、他のケイブのゲームが難しくてダメだったという方にもオススメ出来ます。
特にアイテム収集がある iPhone モードは延々と遊んでしまう面白さがあります。
iPhone と横スクロールシューティングの相性の悪さも垣間見えますが、シューティングゲームが好きな方、ケイブシューのファンの方は、必携のゲームでしょう。
・デススマイルズ (iTunes が起動します)
最後になりましたが、以下は Youtube で公開されている公式のトレーラーです。
このブログにコメントするにはログインが必要です。
さんログアウト
この記事には許可ユーザしかコメントができません。