※このページはグルーヴコースターの初代のレビューです。
フリーミアム版の「グルーヴコースター2 オリジナルスタイル」のレビューは こちら です。
2009 年に世界中で大絶賛された iPhone / iPod touch アプリ「スペースインベーダー インフィニティジーン」を世に送り出したタイトーのゲームデザイナー 石田礼輔 氏が、新たに「音楽ゲーム」を開発し本日公開されました。
「グルーヴコースター」(Groove Coaster)です。
実は私は「インフィニティジーンの流れを汲む次の作品は音楽ゲームだ」というのを聞いて、残念に思っていました。
音楽ゲームはリズムに合わせてタップするというシンプルな内容なので、インパクトのある作品を作るのは難しいだろうと考えていたからです。
しかしそんな杞憂は一度プレイして吹っ飛びました。 これはマジで素晴らしいです。
ZUNTATA(タイトーの音楽チーム)の軽快なサウンドと、レトロ風ながら変化に富んだ美しい演出、そしてノリの良いゲーム性が融合しており、やっていてとても気持ちの良いゲームに仕上がっています。
これは間違いなく iPhone / iPod touch の代表的なアプリの1つになるでしょう。
ゲームはシンプル。 一本のライン上を「アバター」と呼ばれるマークが走っていて、前方から曲のリズムに合わせたタイミングで「ターゲット」と呼ばれる丸い印が流れてきます。
ターゲットとアバターが重なった瞬間に画面をタップすると、曲に合わせたサウンドが鳴り「グルーヴゲージ」というゲージが増えていきます。
曲が終わった時にグルーヴゲージが一定以上ならステージクリア、それ以下ならミスとなります。
ターゲットは曲に合わせて出てくるため、目で見てタイミングを測るのではなく、リズムを取ってタップするのがコツですね。
タップするタイミングがズレているとサウンドもちゃんとズレて鳴り、iPhone の音楽ゲームによくある「プレイヤーの演奏がヘタでも流れる曲は常に同じ」というものではありません。
画面をタップする場所はどこでもよく、「矢印の向きに合わせてタップ」とか「特定のボタンをタップ」とかの複雑な操作はほとんどありません。
ノーマルやハードになると「特定の方向にフリック」「指を左右にスライド」「画面を連打」なども出て来ますが、大半のターゲットは単にタップするのみで、たまに「画面をしばらく押しっぱなし」が多めに出てくる程度。
ゲームとしては簡単に、誰でも楽しめるように作られています。
一方で画面の演出は凝っていて、ラインは単なる一本道ではなく、折れ曲がったりジグザグに動いたり、時には立体的な動きを見せ、ズームイン/ズームアウトなども行われます。
それらの演出が曲に合わせて行われ、タップした時のアクションも様々なものが用意されており、シンプルな見た目ながら綺麗で見所のある演出が行われます。
そして何より曲がいい!
ロックやハウス、テクノやアンビエントなど、様々な種類の非常にノリの良い曲がそろっていて、ボーカルが入ったものも多くあります。
イヤホンを付けて聞くとかなり音質が変わり、臨場感や音響のある音になるので、是非イヤホンを付けてプレイするのをオススメします。
アイコンもインベーダーがヘッドホンを付けているものですしね。
特徴的なのは、ターゲットがなくても特定のポイントでタップすると「AD-LIB」(アドリブ)と表示され、サウンドが鳴りスコアが加算されるシステムがあること。
いわゆる「隠しポイント」なのですが、曲とリズムに合わせてタップしていると割と頻繁に発生します。
プレイヤー自身のアドリブが評価の対象になる、面白いシステムと言えますね。
発生しなくても(近くにターゲットがなければ)ミスにはならず、ハンドクラップ(手拍子)の音が鳴るので、それはそれで自分流のアレンジになったりします。
「スペースインベーダー インフィニティジーン」から引き継いだシステムとして、プレイしたスコアが経験値として加算されていき、一定量貯まるとレベルアップ、様々なシステムがどんどん追加されていくというものがあります。
このゲームの場合、アバターの種類やタップ時の演出などが増えていき、アバターには「ゲージが貯まりやすくなる」「タイミングがズレていても常にお手本通りの音が鳴る」などの効果があって、プレイ前に選択することが出来ます。
曲は初期状態では 16 曲、さらに内容が変化するスタッフロールの曲が1つ。
定価 250 円の音楽ゲームとして考えると、かなり豊富に用意されていると言って良いでしょう。
また、すでに有料課金による曲の販売も行われていて、1曲 85 円で売られています。
こちらは正直、1曲だけで 85 円というのは高い気がするのですが・・・
Jubeat が4曲で 450 円(1曲約 112 円)、太鼓の達人プラスが5曲で 600 円(1曲 120 円)なので、それを考えると「こんなものかなぁ」とも思います。
以下は Youtube で公開されている公式のプレイムービーです。
定価は前述したように 250 円。 現在(2011/7)は販売開始セール中で 85 円となっています。
iPhone / iPod touch と iPad の双方に対応しているユニバーサルアプリです。
誰にでも文句なくオススメできる、今後の定番になりそうなアプリですね。
なお、「グルーブ」ではなく「グルーヴ」なので、「グルーブコースター」で検索すると iTunes で出てこないので注意。
最近は音楽ゲームと言えば「太鼓の達人」や「リズム天国」などを始めとする、シンプルに叩くのみのゲームが主流となっています。
音楽ゲームの元祖と言えるのはビートマニアですが、こちらはマニアックになり過ぎて一般ユーザーが離れ、DDR やポップンミュージックなどもプレイできるユーザー層は限られていました。
結局、「プレイヤーが気持ちよくリズムを刻める」というのが音楽ゲームの理想だとすると、リアル指向やマニア向けに作るより、よりシンプルに遊べるように作るのが正解なのでしょうね。
iPhone は iPod でもある訳ですが、意外と音楽ゲームは少なかったりします。
スマートフォンのクールなイメージに合う内容ですし、あまりゲームをやらない人でも楽しめるシステムなので、インフィニティジーンと同じくロングセラーになり得るアプリと言えるでしょう。
・グルーヴコースター (iTunes が起動します)
※現在は無料拡張版の「グルーヴコースター ゼロ」も公開されています。
以下にレビューを掲載しています。
http://iphoneac-blog.com/archives/7585383.html
※グルーヴコースターの攻略を以下のページに掲載しています。
http://iphoneac.com/soundgame.html#groovecoaster
フリーミアム版の「グルーヴコースター2 オリジナルスタイル」のレビューは こちら です。
2009 年に世界中で大絶賛された iPhone / iPod touch アプリ「スペースインベーダー インフィニティジーン」を世に送り出したタイトーのゲームデザイナー 石田礼輔 氏が、新たに「音楽ゲーム」を開発し本日公開されました。
「グルーヴコースター」(Groove Coaster)です。
実は私は「インフィニティジーンの流れを汲む次の作品は音楽ゲームだ」というのを聞いて、残念に思っていました。
音楽ゲームはリズムに合わせてタップするというシンプルな内容なので、インパクトのある作品を作るのは難しいだろうと考えていたからです。
しかしそんな杞憂は一度プレイして吹っ飛びました。 これはマジで素晴らしいです。
ZUNTATA(タイトーの音楽チーム)の軽快なサウンドと、レトロ風ながら変化に富んだ美しい演出、そしてノリの良いゲーム性が融合しており、やっていてとても気持ちの良いゲームに仕上がっています。
これは間違いなく iPhone / iPod touch の代表的なアプリの1つになるでしょう。
ゲームはシンプル。 一本のライン上を「アバター」と呼ばれるマークが走っていて、前方から曲のリズムに合わせたタイミングで「ターゲット」と呼ばれる丸い印が流れてきます。
ターゲットとアバターが重なった瞬間に画面をタップすると、曲に合わせたサウンドが鳴り「グルーヴゲージ」というゲージが増えていきます。
曲が終わった時にグルーヴゲージが一定以上ならステージクリア、それ以下ならミスとなります。
ターゲットは曲に合わせて出てくるため、目で見てタイミングを測るのではなく、リズムを取ってタップするのがコツですね。
タップするタイミングがズレているとサウンドもちゃんとズレて鳴り、iPhone の音楽ゲームによくある「プレイヤーの演奏がヘタでも流れる曲は常に同じ」というものではありません。
画面をタップする場所はどこでもよく、「矢印の向きに合わせてタップ」とか「特定のボタンをタップ」とかの複雑な操作はほとんどありません。
ノーマルやハードになると「特定の方向にフリック」「指を左右にスライド」「画面を連打」なども出て来ますが、大半のターゲットは単にタップするのみで、たまに「画面をしばらく押しっぱなし」が多めに出てくる程度。
ゲームとしては簡単に、誰でも楽しめるように作られています。
一方で画面の演出は凝っていて、ラインは単なる一本道ではなく、折れ曲がったりジグザグに動いたり、時には立体的な動きを見せ、ズームイン/ズームアウトなども行われます。
それらの演出が曲に合わせて行われ、タップした時のアクションも様々なものが用意されており、シンプルな見た目ながら綺麗で見所のある演出が行われます。
そして何より曲がいい!
ロックやハウス、テクノやアンビエントなど、様々な種類の非常にノリの良い曲がそろっていて、ボーカルが入ったものも多くあります。
イヤホンを付けて聞くとかなり音質が変わり、臨場感や音響のある音になるので、是非イヤホンを付けてプレイするのをオススメします。
アイコンもインベーダーがヘッドホンを付けているものですしね。
特徴的なのは、ターゲットがなくても特定のポイントでタップすると「AD-LIB」(アドリブ)と表示され、サウンドが鳴りスコアが加算されるシステムがあること。
いわゆる「隠しポイント」なのですが、曲とリズムに合わせてタップしていると割と頻繁に発生します。
プレイヤー自身のアドリブが評価の対象になる、面白いシステムと言えますね。
発生しなくても(近くにターゲットがなければ)ミスにはならず、ハンドクラップ(手拍子)の音が鳴るので、それはそれで自分流のアレンジになったりします。
「スペースインベーダー インフィニティジーン」から引き継いだシステムとして、プレイしたスコアが経験値として加算されていき、一定量貯まるとレベルアップ、様々なシステムがどんどん追加されていくというものがあります。
このゲームの場合、アバターの種類やタップ時の演出などが増えていき、アバターには「ゲージが貯まりやすくなる」「タイミングがズレていても常にお手本通りの音が鳴る」などの効果があって、プレイ前に選択することが出来ます。
曲は初期状態では 16 曲、さらに内容が変化するスタッフロールの曲が1つ。
定価 250 円の音楽ゲームとして考えると、かなり豊富に用意されていると言って良いでしょう。
また、すでに有料課金による曲の販売も行われていて、1曲 85 円で売られています。
こちらは正直、1曲だけで 85 円というのは高い気がするのですが・・・
Jubeat が4曲で 450 円(1曲約 112 円)、太鼓の達人プラスが5曲で 600 円(1曲 120 円)なので、それを考えると「こんなものかなぁ」とも思います。
以下は Youtube で公開されている公式のプレイムービーです。
定価は前述したように 250 円。 現在(2011/7)は販売開始セール中で 85 円となっています。
iPhone / iPod touch と iPad の双方に対応しているユニバーサルアプリです。
誰にでも文句なくオススメできる、今後の定番になりそうなアプリですね。
なお、「グルーブ」ではなく「グルーヴ」なので、「グルーブコースター」で検索すると iTunes で出てこないので注意。
最近は音楽ゲームと言えば「太鼓の達人」や「リズム天国」などを始めとする、シンプルに叩くのみのゲームが主流となっています。
音楽ゲームの元祖と言えるのはビートマニアですが、こちらはマニアックになり過ぎて一般ユーザーが離れ、DDR やポップンミュージックなどもプレイできるユーザー層は限られていました。
結局、「プレイヤーが気持ちよくリズムを刻める」というのが音楽ゲームの理想だとすると、リアル指向やマニア向けに作るより、よりシンプルに遊べるように作るのが正解なのでしょうね。
iPhone は iPod でもある訳ですが、意外と音楽ゲームは少なかったりします。
スマートフォンのクールなイメージに合う内容ですし、あまりゲームをやらない人でも楽しめるシステムなので、インフィニティジーンと同じくロングセラーになり得るアプリと言えるでしょう。
・グルーヴコースター (iTunes が起動します)
※現在は無料拡張版の「グルーヴコースター ゼロ」も公開されています。
以下にレビューを掲載しています。
http://iphoneac-blog.com/archives/7585383.html
※グルーヴコースターの攻略を以下のページに掲載しています。
http://iphoneac.com/soundgame.html#groovecoaster
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