1980 年、まだアーケードゲームが黎明期だった時代に登場した、ナムコの名作ゲームの1つが「ラリーX」です。
「レーダー画面」を頼りに、迷路状のフィールドで敵の車から逃げながらフラッグ(旗)を集めていく内容で、軽快な BGM も人気でした。
古いゲームですが何度もリメイクされたり復刻されたりしているので、ご存じの方が多いでしょう。
そんな「ラリーX」のアレンジバージョンが iPhone / iPod touch で登場しています。
「RALLY-X RUMBLE」です。
ゲーム内容や BGM は完全に「ラリーX」なのですが、見た目は「光と走ろう!」をテーマにした独特なものに変更されていて、ワイヤーフレームと光源が美しいグラフィックになっています。
青い車を操作して、赤い車から逃げ回りながら広い迷路内に配置されているフラッグを取っていきます。
フラッグと車の位置は画面右のレーダーに表示されているため、これをチラチラ見ながら大まかな位置を把握しつつプレイする事になります。
敵の車と自分の車のスピードはほぼ同じですが、ステージが進むと敵の車の数が増えるので、囲まれないように逃げる必要があります。
画面右下のボタンを押すと「煙幕」を出して後ろから来る敵の車を一時的に止めることが出来ますが、煙幕を出すと燃料が減っていき、燃料がなくなるとスピードが激減してしまいます。
パックマンのフィールドが広くなってスクロールするようになり、エサがなくなってフラッグに変わり、レーダー画面が付いたようなゲームと言えますね。
1人用のゲームモードはオリジナルのラリーXが楽しめる「NEW RALLY-X CLASSIC」と、ステージクリアがなく2分間のスコアを競う「NEW RALLY-X S」の2つ。
迷路の形などは当時とまったく同じようで、オリジナルを知っている人なら懐かしみながら楽しむ事が出来るでしょう。
しかしこの「RALLY-X RUMBLE」は一人プレイではなくマルチプレイがメインになっているようで、最大4人で対戦ができ、オンライン対戦にも対応しているモードが用意されています。
現時点(2011/8)で用意されているマルチプレイモードはマップ内を自分の色を変えていく「Paint The Town」と、鬼ごっこ形式の「Point Battle」の2つ。
さらに今後、アップデートでマルチプレイ用のゲームモードが追加されていく予定です。
「Paint The Town」は走ったところが自分の色に変わっていき、さらに自分の色でマップ内を囲うとその内部が全て塗りつぶされます。 最終的に色の範囲が最も多かった人が勝利です。
「Point Battle」は1人がターゲットとなり、ターゲットの人はフラッグを取ってポイントを稼げますが、誰かに捕まると捕まえた人にターゲットの権利が移ります。
しかしこのゲーム、難点も多く見受けられます。
まず最大の難点は操作性が悪いこと。
操作性が劣悪なゲームが多いことで知られるナムコのゲームとしては、まだこのゲームの操作性はマシな方です。
しかし思うように曲がれない、思ってない方に勝手に曲がると言ったケースが続発し、ミスの原因の大半がそれが要因だったりします。
これではやっていてストレスが溜まりまくりで、常に操作に気を配らなければなりません。
まあオリジナルの「ラリーX」が元々操作性が良いゲームとは言えませんでした。
だからオリジナルと比べると、特別にヒドイという訳でもなかったりするのですが・・・
しかし見方を変えると「元々良くなかった操作性がさらに悪化している」とも言えるので、考え方によっては最悪です。
まともにプレイ出来ないという程ではないのですが、オリジナルを知らない人が我慢できる範囲を超えている気がしますね。
さらにマルチプレイがメインですが、残念ながらあまり人がいません。
そもそもマッチングする時に「Paint The Town」と「Point Battle」は別々に募集されているので、この時点でそれでなくても少ないプレイヤーがさらに2分されます。
加えて最大4人でプレイ出来ますが、何人でプレイするかでも分かれてしまうようで、これでは人が集まる訳がありません。
それでなくても Game Center のマッチングはマッチングされるまで何もすることなく画面をボーッと眺める事しかできないのですから、プレイヤーは長時間待ってくれません。
これでさらにゲームモードが増えて、ますますプレイヤーが分割されたら・・・ まともに対戦が成立するとは思えません。
このシステムだと、ゲームモードごとの募集はなくし、対戦人数も Super Stickman Golf の様に4人で固定するなど、もっとマッチングしやすいシステムにしないとオンライン対戦なんてまともに出来ないでしょうね。
出来れば ストIV Volt のようにゲームをプレイしながら待てればよいのですが、これは Game Center のマッチングを利用している限り無理なので、仕方がないところでしょうか。
また、マルチプレイ用のモードを1人でやってもスコアもステージクリアも何もなく、単に勝敗結果が出て終わるだけで、全く面白くありません。
今後マルチプレイヤー用のモードが追加される予定ですが、1人で遊んでも面白いようにしてくれないとゲームモードが増えても宝の持ち腐れになる気がしますね。
価格は定価 170 円。
現在は発売セールで 85 円で売られていますが、いずれにせよ「思い出補正」がないと辛いゲームです。
オリジナルのラリーXがやりたい人にはオススメできます。 1人用のモードは意外とオリジナルに忠実に作られていますし、そう言う人は元々のゲームの操作性がイマイチだったことを解っているでしょうから、操作についても我慢できるでしょう。
しかしオリジナルを知らない人にとっては、ゲーム内容が古く、操作性も悪く、マルチプレイもイマイチという何も良いところがないアプリで終わることになりそうです。
大きな改善がないと、ちょっと人に勧められないアプリですね。
それにぶっちゃけ・・・ ラリーX ってそんなに面白かった訳では・・・ ゲフンゲフン。
・RALLY-X RUMBLE (iTunes が起動します)
「レーダー画面」を頼りに、迷路状のフィールドで敵の車から逃げながらフラッグ(旗)を集めていく内容で、軽快な BGM も人気でした。
古いゲームですが何度もリメイクされたり復刻されたりしているので、ご存じの方が多いでしょう。
そんな「ラリーX」のアレンジバージョンが iPhone / iPod touch で登場しています。
「RALLY-X RUMBLE」です。
ゲーム内容や BGM は完全に「ラリーX」なのですが、見た目は「光と走ろう!」をテーマにした独特なものに変更されていて、ワイヤーフレームと光源が美しいグラフィックになっています。
青い車を操作して、赤い車から逃げ回りながら広い迷路内に配置されているフラッグを取っていきます。
フラッグと車の位置は画面右のレーダーに表示されているため、これをチラチラ見ながら大まかな位置を把握しつつプレイする事になります。
敵の車と自分の車のスピードはほぼ同じですが、ステージが進むと敵の車の数が増えるので、囲まれないように逃げる必要があります。
画面右下のボタンを押すと「煙幕」を出して後ろから来る敵の車を一時的に止めることが出来ますが、煙幕を出すと燃料が減っていき、燃料がなくなるとスピードが激減してしまいます。
パックマンのフィールドが広くなってスクロールするようになり、エサがなくなってフラッグに変わり、レーダー画面が付いたようなゲームと言えますね。
1人用のゲームモードはオリジナルのラリーXが楽しめる「NEW RALLY-X CLASSIC」と、ステージクリアがなく2分間のスコアを競う「NEW RALLY-X S」の2つ。
迷路の形などは当時とまったく同じようで、オリジナルを知っている人なら懐かしみながら楽しむ事が出来るでしょう。
しかしこの「RALLY-X RUMBLE」は一人プレイではなくマルチプレイがメインになっているようで、最大4人で対戦ができ、オンライン対戦にも対応しているモードが用意されています。
現時点(2011/8)で用意されているマルチプレイモードはマップ内を自分の色を変えていく「Paint The Town」と、鬼ごっこ形式の「Point Battle」の2つ。
さらに今後、アップデートでマルチプレイ用のゲームモードが追加されていく予定です。
「Paint The Town」は走ったところが自分の色に変わっていき、さらに自分の色でマップ内を囲うとその内部が全て塗りつぶされます。 最終的に色の範囲が最も多かった人が勝利です。
「Point Battle」は1人がターゲットとなり、ターゲットの人はフラッグを取ってポイントを稼げますが、誰かに捕まると捕まえた人にターゲットの権利が移ります。
しかしこのゲーム、難点も多く見受けられます。
まず最大の難点は操作性が悪いこと。
操作性が劣悪なゲームが多いことで知られるナムコのゲームとしては、まだこのゲームの操作性はマシな方です。
しかし思うように曲がれない、思ってない方に勝手に曲がると言ったケースが続発し、ミスの原因の大半がそれが要因だったりします。
これではやっていてストレスが溜まりまくりで、常に操作に気を配らなければなりません。
まあオリジナルの「ラリーX」が元々操作性が良いゲームとは言えませんでした。
だからオリジナルと比べると、特別にヒドイという訳でもなかったりするのですが・・・
しかし見方を変えると「元々良くなかった操作性がさらに悪化している」とも言えるので、考え方によっては最悪です。
まともにプレイ出来ないという程ではないのですが、オリジナルを知らない人が我慢できる範囲を超えている気がしますね。
さらにマルチプレイがメインですが、残念ながらあまり人がいません。
そもそもマッチングする時に「Paint The Town」と「Point Battle」は別々に募集されているので、この時点でそれでなくても少ないプレイヤーがさらに2分されます。
加えて最大4人でプレイ出来ますが、何人でプレイするかでも分かれてしまうようで、これでは人が集まる訳がありません。
それでなくても Game Center のマッチングはマッチングされるまで何もすることなく画面をボーッと眺める事しかできないのですから、プレイヤーは長時間待ってくれません。
これでさらにゲームモードが増えて、ますますプレイヤーが分割されたら・・・ まともに対戦が成立するとは思えません。
このシステムだと、ゲームモードごとの募集はなくし、対戦人数も Super Stickman Golf の様に4人で固定するなど、もっとマッチングしやすいシステムにしないとオンライン対戦なんてまともに出来ないでしょうね。
出来れば ストIV Volt のようにゲームをプレイしながら待てればよいのですが、これは Game Center のマッチングを利用している限り無理なので、仕方がないところでしょうか。
また、マルチプレイ用のモードを1人でやってもスコアもステージクリアも何もなく、単に勝敗結果が出て終わるだけで、全く面白くありません。
今後マルチプレイヤー用のモードが追加される予定ですが、1人で遊んでも面白いようにしてくれないとゲームモードが増えても宝の持ち腐れになる気がしますね。
価格は定価 170 円。
現在は発売セールで 85 円で売られていますが、いずれにせよ「思い出補正」がないと辛いゲームです。
オリジナルのラリーXがやりたい人にはオススメできます。 1人用のモードは意外とオリジナルに忠実に作られていますし、そう言う人は元々のゲームの操作性がイマイチだったことを解っているでしょうから、操作についても我慢できるでしょう。
しかしオリジナルを知らない人にとっては、ゲーム内容が古く、操作性も悪く、マルチプレイもイマイチという何も良いところがないアプリで終わることになりそうです。
大きな改善がないと、ちょっと人に勧められないアプリですね。
それにぶっちゃけ・・・ ラリーX ってそんなに面白かった訳では・・・ ゲフンゲフン。
・RALLY-X RUMBLE (iTunes が起動します)
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