世界的に注目されるヒットメーカーとなった「カイロソフト」の新しい経営シミュレーションゲームが登場しました。
今回はレーシングチームを運営し、グランプリの制覇を目指すゲーム。
「開幕!! パドックGP」です。
一般携帯(ガラケー)で公開されたのは去年(2010年)の7月。
その後、まず Android で今年6月に公開され、iPhone / iPod touch 版は先日(8月)に登場しました。
「施設を設置する」と言う要素がなく、コマンド選択のみでゲームが進行するため、ゆけむり温泉郷 や 開店デパート日記 とは違う系統のゲームで、ゲーム発展国 に似た内容と言えます。
ただレーシングチームの運営ゲームですから、「レースシーン」があると言うのが大きな特徴ですね。
まず「ガレージ」でマシンを作成し、その後にレースに出場、以後はマシンやパーツの改良、ドライバーの訓練やメカニックの雇用などを行いながら、優勝を目指します。
このゲームはコマンドごとに必要となる資源が異なり、ドライバーの訓練はドライバーの「体力」と「お金」を消費して実行し、マシンの作成は「お金」を、研究や改良は「研究データ」という数値を消費して行います。
「お金」も「研究データ」もレースに出場することで得られますが、お金は上位入賞しないとあまり貰えません。
「研究データ」はレースだけでなく開発や修理など様々な場面で得られますが、消費量も多いため、そのやりくりが重要になります。
どこにどれだけ研究データを投入していくかがゲームのポイントになりますね。
一度優勝すると「スポンサー」が付き、レースに出場するたびに「宣伝ポイント」も得られるようになります。
スポンサーの宣伝ポイントが十分に貯まれば新しいパーツや訓練が貰え、さらに次のスポンサーを紹介して貰えるため、スポンサーを満足させて行くことがチームの強化にも繋がります。
スポット参戦のレースに勝っていけば数戦で争われる「グランプリ」に出場でき、それに優勝するとさらに上位のグランプリに出場できます。
上位のグランプリに進めばチームの本部も大きくなり、セカンドドライバーやセカンドチームも持てるようになります。
目標は世界各地で戦う「フォーミュラナンバー1」のグランプリで優勝する事ですね。
レースシーンは眺めているだけで、特に指令を出したりすることはありません。
ドライバーが「オーラ」を出していればそれを使ってダッシュさせることが出来ますが、普段は使いません。
しかしカイロソフトのゲームは、この「眺めているだけ」の部分が楽しいんですよね。
ドットグラフィックのかわいいキャラがちょこまか動いて作業したり、レースシーンで激しくデッドヒートしている様子を見るのは、それだけで十分楽しめます。
レースは大半が1周で終わり、長くても2周なので、1回のレースはすぐに終わります。
よってゲームはテンポ良く進行します。
設備への投資や施設の配置などがないため、ゲームシステムは割とシンプルで、単なる「数値上げゲーム」とも言えるのですが、研究データのやりくりを考えなければならないゲーム性、一筋縄では勝てないレース、非常に豊富な開発・成長要素があり、さらにパーツやマシンごとに「経験値」も存在し、レースによって「レベルアップ」していきます。
とにかく選択肢が豊富なゲームで、10人が遊べば10通りのパターンが出来そうな内容と言えます。
さらに今回は最終目標までの難易度が高く、十分なやり込み性も持ちます。
カイロソフトのゲームは後半が間延びした展開になりやすいのが難点でしたが、今回は期限内に最終目標のグランプリ「フォーミュラナンバー1」で優勝するのはかなり難しく、テキトーにやっているとその手前のグランプリでさえ優勝は難しくなります。
さらにスポンサーやパーツ、マシンの種類などもかなり豊富で、1回のプレイでそのすべてを(期間内に)出し切るのはまず無理です。
だから今回は「間延びした展開」にはならず、むしろ終盤になると「時間が足りない!」と思うようになります。
まあ期間(14年目の3月4週)が過ぎてもゲームはそのまま続行可能なので、スコアを気にしないならいくらでも続ける事は出来ますけどね。
定価は 450 円ですが、現在は発売セールで少し安くなっています。
いずれにせよカイロソフトのファンや経営シミュレーションゲームが好きな方なら、文句なく「買い」でしょう。
今回も十分にハマれる、オススメできるゲームになっています。
「カイロのゲームは後半ダレるから・・・」と思っている方も、今回は最後まで出来るはず。
画面構成もスマートフォンに合わせて最適化されており、横画面でも縦画面でもプレイ可能、レース中は拡大縮小も出来るようになっています。
私的には ゆけむり温泉郷 や 開店デパート日記 のような「配置するタイプ」の方が好きなのですが、これはこれで「レース」という付加価値があり、面白いですね。
・開幕!!パドックGP (iTunes が起動します)
【 ちょこっと攻略 】
どうすればレースに勝てるようになるのかがやや解りにくいので、序盤の進め方を解説しておこうと思います。
特にマシンや新パーツの出し方は重要なので、参考にしてみて下さい。
・ゲーム開始時のドライバーは候補5人。 能力は以下の様になっています。
後藤たくみ アクセ 12 シフト 17 ステア 12 魅力 18 技術 21 分析 13
鈴本あぐ朗 アクセ 18 シフト 16 ステア 16 魅力 18 技術 17 分析 13
大阪はなこ アクセ 12 シフト 27 ステア 25 魅力 21 技術 17 分析 24
片山右吉 アクセ 23 シフト 31 ステア 28 魅力 28 技術 24 分析 33
新宿ともみ アクセ 22 シフト 28 ステア 25 魅力 38 技術 26 分析 34
・見ての通り、片山右吉 と 新宿ともみ が他よりも一回り高い能力値を持っています。 よって最初のドライバーがこのどちらかになるまで、スタートをやり直すのをオススメします。
・ただ、最初のドライバーを解雇して、初期能力は低めですが毎月400万円収入が増える「上川かみお」を雇い、序盤の資金繰りをラクにする手もあります。 この場合は初期ドライバーは誰でも構いません。
・初期のドライバーの能力値は 40 から上がり辛くなり、50 ぐらいで頭打ちします。 しかしオーラが出ている時に訓練すると必ず大成功となり、この場合は 50 以上でも普通に能力が上がります。
・スポンサーから紹介して貰える上位の訓練なら 100 辺りまで普通に能力値が上昇します。
・高給なドライバーは必ずしも必須ではなく、初期ドライバーでも最後まで戦い抜くことは可能です。
・初期のメカニックは常に「山本モモコ」で、これは変化ありません。
・メカニックは「技術」が一番大切です。 マシンやパーツの開発・改良には技術が影響するからで、技術の高い人を優先して雇いましょう。
・メカニックは初期能力がそのまま各能力値の成長力になっています。 つまり最初に技術が高い人は、レベルアップでも技術が伸びやすいです。
・まずはマシンを1台作って、最初のレース「愛知レース」で優勝できるようがんばりましょう。
・愛知レースで優勝するとスポンサーを紹介して貰えます。 その後、ゲームは以下の様な流れになります。
1 . スポンサーを設定し、レースに出て宣伝効果を上げる。
2 . 宣伝効果が最大になるとご褒美(新しいパーツや訓練など)を貰え、さらに次のスポンサーを紹介してくれる。
3 . 古いスポンサーを外して新しいスポンサーを設定し、また宣伝効果を上げていく。
・以後はこの繰り返しです。
・もう1つ重要なのは、レースカーを増やす事です。 ゲームを進めて「改良」ができるようになったら、まずは最初の「ロードスター」の「車種改良」を行い、「改良率」を 20 %以上にして下さい。
・これで「バギー」が登場します。 バギーはスポーツカー系の最初のマシンです。
・さらにバギーの改良率を 50 %まで高めると、次のスポーツカー系のマシンが出て来ます。
・ゲームを進めて「十勝レース」に優勝するとドラッグカー系(スピード型)のマシンが貰えます。 これも改良率を 50 %にすることで次が出て来ます。
・さらに「日本レース」で優勝するとフォーミュラ系(カーブ型)のマシンが貰えます。 これも改良率を 50 %にすれば次が出現します。
・ドラッグカー系とフォーミュラ系の3つ目のマシンの改良率を 50 %まで高めると、「マッハカー」という上位のマシンが登場します。 これがレースカー開発の目標となります。
・スポーツカー系はオフロードのレースに有効なので、これも3つ目(スーパーカー)まで開発を進めて行く必要があります。
・スピード重視とカーブ重視のどちらが良いかですが・・・ 基本的にはカーブと加速を重視した方が汎用性があります。 カーブが低いと揉まれる展開になった時にも弱いです。
・パーツも改良率を進めていくことで次が出現します。 例えば「ラジアルタイヤ」を 80 %まで改良すると「スポーツタイヤ」が出現し、スポーツタイヤを 80 %まで高めると「スリックタイヤ」が出現します。
・オーラは様々な行動の効果を上げられますが、有用なのは以下の使い方です。
・訓練が必ず大成功になり、能力が上がりにくくなっていてもアップさせられる。
・レースでスタート直後に使用すると「ロケットスタート」が出来る。
・新車の開発をする時にオーラが付いていると出来上がりが良くなる。
・車やパーツの改良をする時にオーラが付いていると上昇値がアップする。
・最終的にはオーラの使い方がポイントになります。 目標となるマシンやパーツが出来るまでは主に訓練で使い、ここぞという時にはレースで使用、目標となるマシンが完成したら強化に使うのが基本でしょう。
今回はレーシングチームを運営し、グランプリの制覇を目指すゲーム。
「開幕!! パドックGP」です。
一般携帯(ガラケー)で公開されたのは去年(2010年)の7月。
その後、まず Android で今年6月に公開され、iPhone / iPod touch 版は先日(8月)に登場しました。
「施設を設置する」と言う要素がなく、コマンド選択のみでゲームが進行するため、ゆけむり温泉郷 や 開店デパート日記 とは違う系統のゲームで、ゲーム発展国 に似た内容と言えます。
ただレーシングチームの運営ゲームですから、「レースシーン」があると言うのが大きな特徴ですね。
まず「ガレージ」でマシンを作成し、その後にレースに出場、以後はマシンやパーツの改良、ドライバーの訓練やメカニックの雇用などを行いながら、優勝を目指します。
このゲームはコマンドごとに必要となる資源が異なり、ドライバーの訓練はドライバーの「体力」と「お金」を消費して実行し、マシンの作成は「お金」を、研究や改良は「研究データ」という数値を消費して行います。
「お金」も「研究データ」もレースに出場することで得られますが、お金は上位入賞しないとあまり貰えません。
「研究データ」はレースだけでなく開発や修理など様々な場面で得られますが、消費量も多いため、そのやりくりが重要になります。
どこにどれだけ研究データを投入していくかがゲームのポイントになりますね。
一度優勝すると「スポンサー」が付き、レースに出場するたびに「宣伝ポイント」も得られるようになります。
スポンサーの宣伝ポイントが十分に貯まれば新しいパーツや訓練が貰え、さらに次のスポンサーを紹介して貰えるため、スポンサーを満足させて行くことがチームの強化にも繋がります。
スポット参戦のレースに勝っていけば数戦で争われる「グランプリ」に出場でき、それに優勝するとさらに上位のグランプリに出場できます。
上位のグランプリに進めばチームの本部も大きくなり、セカンドドライバーやセカンドチームも持てるようになります。
目標は世界各地で戦う「フォーミュラナンバー1」のグランプリで優勝する事ですね。
レースシーンは眺めているだけで、特に指令を出したりすることはありません。
ドライバーが「オーラ」を出していればそれを使ってダッシュさせることが出来ますが、普段は使いません。
しかしカイロソフトのゲームは、この「眺めているだけ」の部分が楽しいんですよね。
ドットグラフィックのかわいいキャラがちょこまか動いて作業したり、レースシーンで激しくデッドヒートしている様子を見るのは、それだけで十分楽しめます。
レースは大半が1周で終わり、長くても2周なので、1回のレースはすぐに終わります。
よってゲームはテンポ良く進行します。
設備への投資や施設の配置などがないため、ゲームシステムは割とシンプルで、単なる「数値上げゲーム」とも言えるのですが、研究データのやりくりを考えなければならないゲーム性、一筋縄では勝てないレース、非常に豊富な開発・成長要素があり、さらにパーツやマシンごとに「経験値」も存在し、レースによって「レベルアップ」していきます。
とにかく選択肢が豊富なゲームで、10人が遊べば10通りのパターンが出来そうな内容と言えます。
さらに今回は最終目標までの難易度が高く、十分なやり込み性も持ちます。
カイロソフトのゲームは後半が間延びした展開になりやすいのが難点でしたが、今回は期限内に最終目標のグランプリ「フォーミュラナンバー1」で優勝するのはかなり難しく、テキトーにやっているとその手前のグランプリでさえ優勝は難しくなります。
さらにスポンサーやパーツ、マシンの種類などもかなり豊富で、1回のプレイでそのすべてを(期間内に)出し切るのはまず無理です。
だから今回は「間延びした展開」にはならず、むしろ終盤になると「時間が足りない!」と思うようになります。
まあ期間(14年目の3月4週)が過ぎてもゲームはそのまま続行可能なので、スコアを気にしないならいくらでも続ける事は出来ますけどね。
定価は 450 円ですが、現在は発売セールで少し安くなっています。
いずれにせよカイロソフトのファンや経営シミュレーションゲームが好きな方なら、文句なく「買い」でしょう。
今回も十分にハマれる、オススメできるゲームになっています。
「カイロのゲームは後半ダレるから・・・」と思っている方も、今回は最後まで出来るはず。
画面構成もスマートフォンに合わせて最適化されており、横画面でも縦画面でもプレイ可能、レース中は拡大縮小も出来るようになっています。
私的には ゆけむり温泉郷 や 開店デパート日記 のような「配置するタイプ」の方が好きなのですが、これはこれで「レース」という付加価値があり、面白いですね。
・開幕!!パドックGP (iTunes が起動します)
【 ちょこっと攻略 】
どうすればレースに勝てるようになるのかがやや解りにくいので、序盤の進め方を解説しておこうと思います。
特にマシンや新パーツの出し方は重要なので、参考にしてみて下さい。
・ゲーム開始時のドライバーは候補5人。 能力は以下の様になっています。
後藤たくみ アクセ 12 シフト 17 ステア 12 魅力 18 技術 21 分析 13
鈴本あぐ朗 アクセ 18 シフト 16 ステア 16 魅力 18 技術 17 分析 13
大阪はなこ アクセ 12 シフト 27 ステア 25 魅力 21 技術 17 分析 24
片山右吉 アクセ 23 シフト 31 ステア 28 魅力 28 技術 24 分析 33
新宿ともみ アクセ 22 シフト 28 ステア 25 魅力 38 技術 26 分析 34
・見ての通り、片山右吉 と 新宿ともみ が他よりも一回り高い能力値を持っています。 よって最初のドライバーがこのどちらかになるまで、スタートをやり直すのをオススメします。
・ただ、最初のドライバーを解雇して、初期能力は低めですが毎月400万円収入が増える「上川かみお」を雇い、序盤の資金繰りをラクにする手もあります。 この場合は初期ドライバーは誰でも構いません。
・初期のドライバーの能力値は 40 から上がり辛くなり、50 ぐらいで頭打ちします。 しかしオーラが出ている時に訓練すると必ず大成功となり、この場合は 50 以上でも普通に能力が上がります。
・スポンサーから紹介して貰える上位の訓練なら 100 辺りまで普通に能力値が上昇します。
・高給なドライバーは必ずしも必須ではなく、初期ドライバーでも最後まで戦い抜くことは可能です。
・初期のメカニックは常に「山本モモコ」で、これは変化ありません。
・メカニックは「技術」が一番大切です。 マシンやパーツの開発・改良には技術が影響するからで、技術の高い人を優先して雇いましょう。
・メカニックは初期能力がそのまま各能力値の成長力になっています。 つまり最初に技術が高い人は、レベルアップでも技術が伸びやすいです。
・まずはマシンを1台作って、最初のレース「愛知レース」で優勝できるようがんばりましょう。
・愛知レースで優勝するとスポンサーを紹介して貰えます。 その後、ゲームは以下の様な流れになります。
1 . スポンサーを設定し、レースに出て宣伝効果を上げる。
2 . 宣伝効果が最大になるとご褒美(新しいパーツや訓練など)を貰え、さらに次のスポンサーを紹介してくれる。
3 . 古いスポンサーを外して新しいスポンサーを設定し、また宣伝効果を上げていく。
・以後はこの繰り返しです。
・もう1つ重要なのは、レースカーを増やす事です。 ゲームを進めて「改良」ができるようになったら、まずは最初の「ロードスター」の「車種改良」を行い、「改良率」を 20 %以上にして下さい。
・これで「バギー」が登場します。 バギーはスポーツカー系の最初のマシンです。
・さらにバギーの改良率を 50 %まで高めると、次のスポーツカー系のマシンが出て来ます。
・ゲームを進めて「十勝レース」に優勝するとドラッグカー系(スピード型)のマシンが貰えます。 これも改良率を 50 %にすることで次が出て来ます。
・さらに「日本レース」で優勝するとフォーミュラ系(カーブ型)のマシンが貰えます。 これも改良率を 50 %にすれば次が出現します。
・ドラッグカー系とフォーミュラ系の3つ目のマシンの改良率を 50 %まで高めると、「マッハカー」という上位のマシンが登場します。 これがレースカー開発の目標となります。
・スポーツカー系はオフロードのレースに有効なので、これも3つ目(スーパーカー)まで開発を進めて行く必要があります。
・スピード重視とカーブ重視のどちらが良いかですが・・・ 基本的にはカーブと加速を重視した方が汎用性があります。 カーブが低いと揉まれる展開になった時にも弱いです。
・パーツも改良率を進めていくことで次が出現します。 例えば「ラジアルタイヤ」を 80 %まで改良すると「スポーツタイヤ」が出現し、スポーツタイヤを 80 %まで高めると「スリックタイヤ」が出現します。
・オーラは様々な行動の効果を上げられますが、有用なのは以下の使い方です。
・訓練が必ず大成功になり、能力が上がりにくくなっていてもアップさせられる。
・レースでスタート直後に使用すると「ロケットスタート」が出来る。
・新車の開発をする時にオーラが付いていると出来上がりが良くなる。
・車やパーツの改良をする時にオーラが付いていると上昇値がアップする。
・最終的にはオーラの使い方がポイントになります。 目標となるマシンやパーツが出来るまでは主に訓練で使い、ここぞという時にはレースで使用、目標となるマシンが完成したら強化に使うのが基本でしょう。
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