Docomo、au、Softbank ・・・ さらに Android や iPhone / iPad など、様々な携帯キャリアの枠を越えて「オセロ」のオンライン対戦が出来るアプリが登場しています。
オセロ オンライン」です。

このアプリは BTD STUDIO という携帯アプリメーカーが開発した、iPhone 初の日本オセロ連盟公認アプリ「オセロ®」のアップデートバージョンなのですが・・・
オンライン機能がメインになった事により、「まったく別物」と言って良いぐらい変化しています
iTunes のレビューや評価には一新される前のものが含まれていて、それらは役に立たないのでご注意下さい。

名前も変わっているし、どうせなら新アプリとして公開した方が良かったんじゃないかとも思いますが、以前の「オセロ®」を買っていた人なら無料でアップデート出来るので、その点は(購入者には)嬉しくありますね。

オセロ オンライン

見てのように視点はリアルな「ナナメ見下ろし型」になっています。
これだとやりにくく思えるかもしれませんが、操作を「スライド式」にすると「相対移動」のカーソル(指の位置に関わらず、指の動きに合わせて移動するカーソル)が出るので、それほど操作しにくさは感じません。

またボードは 3D で表現されており、カメラボタンで視点を自由に変更することが可能で、操作も「タップ操作」に切り替える事が出来ます。
視点を真上からにしてタップ操作にすることで、他の一般的なオセロアプリと同じスタイルの画面/操作にすることも可能です。

コンピューターとの対戦もありますが、ゲームのメインはオンライン対戦です
オンライン対戦をするには「GP」というポイントが必要で、これがなくなると追加課金で購入しなければ対戦出来なくなります。
無制限で対戦出来ないのは難点ですが、GP は最初に 50 ポイント持っています。(課金も 85 円で 50 ポイントです)
1回1ポイントなので 50 ポイントは対戦 50 回分。 これは結構な量なので、よほどやりまくらない限り 50 ポイントあればしばらく遊べますね。

対戦は Docomo、au、Softbank などのプレイヤーとも対戦出来る「マルチプラットフォーム」と、Game Center のマッチングを利用する「Game Center」の2つ。
Game Center は知人と対戦する時のためのものでしょうね。

マルチプラットフォームでの対戦は、全キャリアが対象なだけあってプレイヤーが多く、マッチングが早いです。
オンライン対戦は相手がいてナンボですから、これは大きな利点ですね。
対戦中のレスポンスも良好です

ちなみに相手が一般携帯電話の場合は、BTD STUDIO が公開している携帯用アプリとの対戦になります。
(Docomo は i-mode 「オセロ★超ゲー」の「オセロ®」、au は EZweb 「The★TableGames」の「オセロ®」、Softbank は Yahoo!ケータイ 「ザ★テーブルゲームズ」の「オセロ®」が対象です。 Android は Android マーケットの「オセロ オンライン」が対象です。 なお Android と iPhone のオセロオンラインは名前は同じですが、アプリ自体は大きく異なります)

オンライン対戦中は1手 10 秒以内に打たなければなりません
もしこの時間をオーバーしてしまうと「勝手に打たれます」。
かなり致命的なところに打たれることが多いので、「タイムオーバー=負け」に近いです。
10 秒というのはかなり短く、まずはこの「10 秒制限」に慣れなければなりません。
ただ、この制限のおかげで対戦はサクサク進みますね。

プレイヤーの腕前を示すレートや勝敗結果、さらに総合ランキングとキャリア毎のランキング、対戦回数や結果で与えられる称号などもあって、オンライン対戦に欲しい機能は一通りそろっています

othelloonline5
※「本日の参加者数」は単なる延べ人数で、現在ログインしている人数ではないので悪しからず。 それでも十分多いけど。
レートや順位は称号が高い相手に勝つほど大きく上がるようです。 ただ、不自然に低い順位の人もいるので、どういう基準になっているのかはよく解りません・・・ 称号はプレイ回数とプレイ内容が基準になる模様。
なお、一方の回線が切れた場合、相手は勝利扱いとなります。

オンライン対戦のオセロとしては完成度は高いのですが、まだ気になる点も多いです。

まず1手 10 秒という結構厳しい(しかもオーバーすると致命的な)制限時間があるのに、残り時間が右下に表示されていて見にくいこと。
iPhone / iPod touch というものは画面下部には指が置かれていて、右利きだと右下は指で隠れている訳です。
そこに非常に重要な残り時間が書いてあるので、ハッキリ言って解りにくい
おまけに残り時間が少なくなってきた時に音がなったりとか、警告が出たりとか、そんなものは一切ないので、もうちょっとこのユーザーインターフェイスは改善して欲しいと感じます。

また、この手のオンラインゲームは上手い人ばかりが残り、勝てない初心者は辞めていく傾向があるので、マッチングされる相手は「チャンピオン級」とか「オセロマスター級」とかばかり。
たまに初心者・中級者と当たる事もありますが、上級者以外とマッチングされることは4回か5回に1回ぐらいです。
そのためコツが解らない初心者が入っても上級者にフルボッコにされるだけですね。

この「初心者が蹴散らされて上級者しか残らなくなる」と言うのは対戦型オンラインゲームの共通の問題ですが、これを是正するためにメジャーなオンラインゲームは対戦レートや戦績などを参考に、出来るだけ同レベルの人同士をマッチングするようにしています。
しかしこのアプリは残念ながら、プレイヤーのレーティングや称号はあるのに、それを参考にしたマッチングが行われているとは思えません。

※現在はアップデートにより、オンライン対戦のマッチングはレベルの近い相手が選ばれるようになっています。

あと、これはこのアプリが悪い訳ではないのですが・・・
このアプリには定型文を発するチャット機能があるのですが、挨拶などに使われる事はほとんどなく、勝負が決まった段階でチャットを連発しまくり相手を侮辱する、というような使い方しかされていないのが少し気になります。
(この辺はハンゲームの対戦アプリなどでも問題になっています。 もうチャットはない方が良いのかも・・・)

コンピューターと対戦する「オフライン対戦」もありますが、コンピューターのレベルは3段階のみ。
一番上位の「難しい」でも強さはそれなりで、上級者の人だと物足りないレベルでしょう。
ただ、「オセロ®」の時よりはマシになっています。 (オセロ® の AI は数あるオセロアプリの中でも最弱クラスだったので・・・)

※現在は HAYABUSA と呼ばれるかなり強い AI と対戦することも可能です。

オセロ オンライン
※これは真上視点にした状態。 プレイしやすさを重視する人は、こちらの方が良いかも。
右は1人プレイの時に iPhone を振ったらコマがバーン!と飛び散るオマケ機能の様子。
負けそうな時にボードをひっくり返して鬱憤を晴らせるムダ機能。 この機能は初期の「オセロ®」の頃からありました。

価格は 170 円。 対戦回数(GP) 50 回分付属。
GP がなくなったら追加課金が必要で、継続的に遊び続けるのにお金が必要なのが難ですが、もっとも重要な「人がいるか」「過疎ってないか」という点が他のキャリアとの対戦によりクリアされているため、オセロが好きな方にはオススメ出来ます。

ただ、初心者の方が1人でオセロをやる場合は他のアプリの方が良いでしょう。

本当は先日の「アップデート情報」で扱おうと思っていたのですが、あまりの変わりっぷりに新アプリとして取り上げる事にしました。
オセロ/リバーシは携帯アプリとしては定番なので、そこに新しいものが加わったのは大きいと思います。

オセロ オンライン (iTunes が起動します)
オセロ オンライン HD (iPad 専用版、価格は同じです)