2011/10/16 の無料アプリレポート
今回は「マミのドキドキ ティロ・フィナーレ」「黒ひげキャッチ危機一髪」「THE・土下座」をご紹介します。

iPhone / iPod touch / iPad には優秀な無料アプリも数多く存在します。
しかし大半の無料アプリは有料のものに比べると、簡素で内容に乏しく、記事を1つ使って紹介するまでもないものが多いです。
以前、ランキング上位の無料アプリを集中して取り上げたことがありましたが、ぶっちゃけ「徒労感」が否めませんでした。
おまけに無料アプリのランキングは変動が激しく、すぐに入れ替わります。

と言う訳で、上位にあるけど詳細に解説するほどでもないと判断した無料アプリは、こうしてまとめてご紹介していこうと思います。
ただ、まったく何も見所がないアプリがランキング上位に入る訳もないので、大抵は「1発ネタ」だったり、「何か惹き付ける部分」があったり、「無料にしては悪くないもの」だったりする場合が多いですね。


マミのドキドキ ティロ・フィナーレ

色々と話題になったアニメ「魔法少女まどか☆マギカ」に登場するキャラクター「巴マミ」が活躍するショートゲーム。 販売はバンダイナムコ、開発はニトロプラスというメーカー。
私は原作を知らないのですが、とりあえずマミさんが「頭を食べられた人」というのだけは知ってます。
ペーパークラフト調のグラフィックとサウンドは非常に良い雰囲気がありますね。

マミのドキドキ ティロ・フィナーレ

ゲームは仮想パッドで射撃方向を指定し、ボタン押しっぱなしで銃を撃ち続けるという固定画面のシューティングゲーム。 台座の上のみジャンプで飛び移ることが出来ます。
周囲から出てくる敵を倒しながら、画面下の半円状のバリアの中にいるキャラクターを守ります。
敵を倒しているとマジックゲージが増え、パワーアップや敵全滅などの魔法が使えます。

しかしハッキリ言ってゲーム性に乏しいです。 なにせ「やられることがない」。
主人公が敵にぶつかっても少し点数が減るだけでダメージはなく、画面下のキャラクターもよほどヘタしない限り HP が尽きることはありません。
台座を壊されて落下してもしばらくすると復帰するし、ボスに至っては攻撃も何もしてきません。 頭に噛み付く事もなし。
※ボスが攻撃してこないのは単なるバグだったようです。 現在は修正されています。

でもこれでも iTunes で「難しい」とか言っている人もいるので、あまりゲームをしない一般の人向けの無料ゲームとしては、これでも良いのかなぁ・・・
子供向け(と言うか幼児向け)だと、このぐらいの難易度の方が良い気もするし、頭をかじられたらファンが激怒しそうだし・・・

まあゲームじゃなくてファンアイテムですね。 ゲームとして楽しみたい人がやるものじゃないです
一応エンドレスモードもありますが、前述したように「やられないゲーム」なので、実質「一定時間経過」で終了です。 エンドレスじゃねぇ。
もっとバリバリ撃ちまくれて、敵がドカドカ出て来て、ちゃんとダメージを受けるゲームだと面白くなりそうだけど、そもそもそう言う方向を目指してるアプリじゃないんだろうな。

ただ、このアプリで1つだけ特筆しておきたい点があります
それはゲーム開始前の以下の画面。

マミのドキドキ ティロ・フィナーレ

どんなに解説文で説明しても、対応端末をチェックせずにアプリを買って「動かねー! ★1」とか言うダメレビューを付ける人が後を絶ちません
無料アプリやキャラもののアプリだとますますこういう人が増えるので、先手を打ってこの警告文を入れたのだと思います。
解説文に見ずに買う人や、知識がない人も多いので、こういう警告文を付けておくのは良いことだと思います。 この点は他のアプリも見習って良いのではないでしょうか。


黒ひげキャッチ危機一発

おもちゃ「黒ひげ危機一髪」をモチーフにしたミニゲーム的アプリ
販売はタカラ、開発はナチュラルスタイルという小メーカー。 雰囲気としては「バカゲー」です。

kurohige2

ラクガキのような「黒ひげ危機一髪」に剣を刺していき、そこが当たりだと黒ひげが飛んでいきます。
黒ひげが飛んだら iPhone / iPod touch 本体を上に掲げ、そのまま本体を動かして黒ひげが落ちてくる位置に手を合わせてキャッチします。(つまり傾きセンサーやジャイロセンサーが使われています)
キャッチできると色々な「お宝」が貰えて、後はその繰り返しです。

剣は 30 秒で1本増えていく時間制。 使い切ったらしばらく待たなくてはなりません。
お宝コレクションはタップすると説明文が出るのですが、絵のタッチがラクガキ風なのに説明文がやたら本格的なのが逆におバカっぽくていいです。

たまに「世界剣」というアイテムが手に入り、これで超巨大な「世界黒ひげ」に剣を指すことが出来ます。
このモードはソーシャル要素になっており、大勢のプレイヤーと共に剣を指していき、黒ひげを飛ばしたプレイヤーはツイッターやフェイスブックのアカウントで讃えられます。

シンプルなミニゲームであり、ゲームとして楽しいとか言うものではないのですが、ソーシャルゲームが好きな人には良いかもしれません
無料アプリとしては、悪くないと思いますね。


THE・土下座

ジャンピング土下座をするシンプルなバカゲー無料だから許されるレベルのアプリ
でもこういうのが出てくる事も、自由に公開できるスマホの無料アプリの良い点ではありますね。

dogeza

まず方向を決める角度ゲージがグルグル回るので、ジャンプしたい角度で画面をタップ。
次にパワー(誠意)メーターが上下するので、ジャンプしたい強さで画面をタップ。
すると主人公はその角度と強さでジャンプし着地時に土下座します。
と言っても手と足の動きが物理シミュレート的にフニャフニャしていて、あまり土下座には見えません。
またメーターの動きは速いので、狙ったところに止めるのは難しいです。

地面の赤い部分に頭が落ちればパワーメーターに応じたスコアが入り、赤い部分から遠いと0点。
上司にぶつかると大幅減点で、3回やって合計のスコアを競う単純なゲームです。
高得点だと土下座回数が増加します。

無料アプリらしい無料アプリですね。 おバカが好きな方は、ちょこっと試してみてもいいかも。