古典的な 3D ダンジョン RPG を、レトロ風のゲームシステムはそのままに、グラフィックだけ新しくアレンジしたゲームが登場しています。
Descend RPG」です。

開発したのはオーストラリアの方のようで、ほぼ個人作成のゲームのようですが、滑らかにスクロールするリアルなダンジョンは最初に見た時は「おおっ」と思えますね。

しかし評価の難しいゲームで、見た目はダンジョン探索ゲームの名作「ダンジョンマスター」を模していますが、ダンジョンマスターのようなリアルタイム制ではないので、それを期待しているとガッカリになると思います。
またマップがなく、キャラクターもあまり強くないため慎重に進む必要があり、ヘタをするとすぐにハマります。
よって近年の親切な RPG しか知らない方にもオススメできません。
ただシステムさえ解れば、相応に楽しめるゲームですね。

なお、このゲームの初期バージョンはすぐに食料が尽きて飢え死にしまくる最悪の「餓死ゲー」だったのですが、さすがにプレイヤーから批判されまくったためか、現在はアップデートで食料が増え、満腹度の減りも遅くなり、まともに遊べるようになっています。

Descend RPG

若い男女2人連れのリア充冒険者が、謎のダンジョンを進んで行きます。
ストーリーは全文英語なので日本人が見てもよく解らないのですが、ひたすらダンジョンの深部を目指せばよいので、メッセージが解らなくてもゲーム的にはあまり問題ありません

移動はボタンで行い、バッグのボタンで持ち物を使用、キャラクターの顔をタップするとステータスの確認を行えます。 操作性は良好です
キャラクターの下のバーグラフは赤が HP青が MP (マナ)、緑が満腹度黄色が経験値を表します。
満腹度は冒険中に徐々に減っていき、尽きると HP が減り始め、最後には餓死してしまいます。 よってそうなる前にダンジョンの中で食料を見つけ、食べて回復しなければなりません。
経験値は最大になるとレベルアップし、その際に HP と MP も回復します。

注意すべきなのは焚き火のボタンで、これを押すとその場で「キャンプ」を行い、HP と MP が全快します。
しかし満腹度が大きく減少するため、使いまくると餓死する危険があります
食料はダンジョンの中に限られた数しかないので、無駄なキャンプは野垂れ死に直結します。
ボタンを押すだけで簡単に行えるので、ついつい試してしまいたくなりますが、必要な時以外は押さないようにして下さい。

キャンプは「安全な場所」でしか行えません。
最初の階はほぼ全域が安全な場所なのでどこでも実行出来るのですが、2階以降は使える場所が限られています。

敵に遭遇すると戦闘になります。 戦闘はターン制で、ダンジョンの移動や敵の動きが滑らかなので、思わずリアルタイムの戦闘なのかと思いがちですが、実際にはこちらが行動しないと相手の番にはなりません。
剣ボタンで攻撃、盾ボタンでガードで、剣ボタンの横には「敵が誰を狙っているか」を示すマークが表示されます
よって狙われていない方が攻撃し、狙われている方はガードする、と言うのが基本ですね。
これを知らずに2人でガンガン叩いていると、攻撃を受けた時に大ダメージを受けるので気を付けて下さい。
ただ相手が攻撃と同時に狙いを変えてくる場合もあるので、ターゲットマークは絶対ではありません。
あと少しで倒せる時は2人で一気に攻撃した方が良いこともあります。

Descend RPG
※ゲーム開始時にはサイコロを振って能力値を決められます。 チェックボタンを押すと一方のステータスを固定できるので、これを使って出来るだけ +3 が多い状態でゲームをスタートしましょう。
なお、能力値は2レベルごとに1つプラスすることが出来ます。

Descend RPG
※矢印の先のマークが「相手が狙っている側」を示しています。 ただ攻撃寸前で変えてきたりするので過信は禁物。 逃げるコマンドはないので、死にそうな時は無難に薬を使いましょう。
全滅するとその場から再スタート出来ますが、経験値が 0 になり、体力や満腹度も低い状態からになります。
食糧も尽きていて回復がおぼつかない場合は・・・ 再スタートしかなくなります。

Descend RPG
※よ~く見ると棺の上に小さな鍵が。 こういうのを見逃さないように。
ゲームは基本的にダンジョンを探索して鍵を見つけ、鍵のかかったドアを開けて奧に進んで行く形になります。
ちなみのこの小さな鍵は宝箱の鍵で、ドアの鍵はもうちょっと大きめ。
また「鍵開け」のスキルがあれば鍵がなくても宝箱を空けられる場合があります。
宝箱は空けて中身を取ったらフタをタップして閉めないと、その場から離れられないので注意。

ダンジョンの壁には松明がかかっていて、部屋にはテーブルやイスがあり、棚も並んでいます。
光源や影なども綺麗で、それらが滑らかにスクロールする様子はなかなか見応えがあります
シビアなゲーム展開も慣れないうちは不親切に感じますが、レトロスタイルの RPG らしいと言えますね。

ただ、これは難点という訳ではなく、勝手な思い違いなのですが・・・
このいかにも「ダンジョンマスター」っぽいインターフェイスを見ると、ダンジョンマスターとは全く違うのが気になります・・・

「ダンジョンマスター」はリアルタイム制のゲームで、モンスターの姿を遠くから確認でき、こちらに来る前に物を投げて攻撃する事も出来ました。
また戦闘中に逃げると、そのモンスターはダメージを受けた状態で再びダンジョン内を徘徊します。
キャンプをする時もドアを閉め、安全を確保してから休まないと寝込みを襲われる危険がありました。
また置いたアイテムがその場に残ったため、物を持てなくなったらダンジョンの一部を「物置き場」にして、そこに食料やアイテムを貯めておくことが出来ました。

このダンジョンマスターのヒットにより、しばらく欧米の 3D ダンジョン RPG は、このようなリアルタイム制が主流になりました。
だから海外の掲示板でもこのゲームを見て、「リアルタイム制じゃねーのかよ!」「なんでこの画面で戦闘が JRPG なんだよ!」みたいな意見が多く出ています。
ここは私も正直・・・ そう思います。

だからと言って、それで面白くないという訳ではないのですが、「期待してたのと違う」という感じを受けた人は私を含め多いようですね・・・

以下は TouchGameplay により Youtube で公開されているプレイ動画です。



価格は 350 円。 楽しめる人なら値段相応と言えるでしょうか。
「楽しめる人なら」というのは、難易度の高さやゲームシステム、さらにマニアックな「3D ダンジョン型 RPG」というジャンルのため、楽しめる人が限られていると思うからです。
この手のジャンルがダメな人だと、まったく楽しめないでしょうね。

私自身は結構好きなゲームで、「マップがねーよ」「食料たりねー」とか言いつつも、結構やってたりします。
ただ人に勧められるかと言うと、「う~ん」という感じでしょうか。

この手のレトロな RPG が好きな方が、過剰な期待を持たずにプレイする分には、悪くはないと思います。

Descend RPG (iTunes が起動します)


【 ちょこっと攻略 】

井戸はお金 2 Gold を 1 EXP に変えるもので、余ったお金は基本的にこの井戸でしか使いません。
・2人が死んだら経験値 0 で再開ですが、1人だけが死んだ場合はクリスタルがある場所で 50 Gold で復活させることができます。 よって 50 Gold は手元に残しておいた方が無難です。
・スキルや魔法はスクロール(巻物)を使用して習得しますが、習得後に一度「キャンプ」を実行しないと使えるようになりません。 しかしキャンプは空腹度が大きく減るため連続使用は禁物です。 計画的にキャンプの実行を行うようにしましょう。
・魔法で閉じられている通路は、対応した魔法を使うことで開きます。 例えば2階の風のシャッターは、風の魔法を使えば開きます。

以下はマップです。 1階(と言うか寺院)は1ヶ所しか敵が出ないので、2階と3階を表記しています。
序盤の参考にして頂ければと思います。

S : スタート地点 ・G : ゴール地点(次の階へ)
茶マス : 扉 ・赤マス : 鍵がかかった扉 ・紫マス : しかけ扉
水色ゾーン : キャンプ可能ポイント ・D : しかけ/スイッチ
: 井戸(お金を経験値に) ・C : 復活のクリスタル
×印 : 罠。早く通らないとダメージ ・!印 : ボス戦
K : 鍵 ・F : 食料 ・$ : お金 ・B : 本(情報)
T : 宝箱 ・P : 薬 ・W : 武器 ・A : 防具等 ・M : 巻物
★と☆ : ワープゾーン。黒い方から白い方へ

=2階=

Descend RPG 2F

=3階=

Descend RPG 3F

=4階=

Descend RPG 4F

=5階=

descend5f