※本家の iPhone AC に 攻略ページ を作成しています。

「クトゥルフ神話」を元にした、サイコホラーサスペンス風の1人用ボードゲームアプリが発売されています。
Elder Sign: Omens」(エルダーサイン:オーメンズ)です。

クトゥルフ神話とは 20 世紀初頭のアメリカの小説家「H・P・ラヴクラフト」により創造された、SF ホラーの新しい神話体系です。
民族伝承や古典・宗教に関係しない、1人の小説家によって作られたものでありながら、数多くの作品でテーマとして取り上げられている特異な世界観ですね。

Elder Sign: Omens はそのクトゥルフ神話を題材にしたアナログゲーム(スゴロクなどの物理的なゲーム)ですが、大きなボードがある点は「ボードゲーム」、多数のカードやコマがある点は「カードゲーム」、クエストの実行はサイコロを使う「ダイスゲーム」であるため、どういうジャンルに分類すべきか難しいゲームです
おまけに1~4人でプレイするゲームなのに、対戦形式ではなく各プレイヤーが目的達成のために協力する内容で、さらに1人でも遊べることから「ソリティア」に近いです

分類が難しいという点は「クトゥルフらしい」と言えるかも・・・?
ちなみにオリジナルの(ボード版の) Elder Sign も今年8月に発売されたばかりです。

Elder Sign: Omens

ゲームは 16 人のキャラクターの中から4人を選んでスタートします。
つまりオリジナル版の4人プレイを1人で担当します。 ソリティア(1人用カードゲーム)に近いので、これでもゲームが成り立つところが特徴的ですね。
キャラクターはそれぞれ特技を持っており、3人以下でスタートすることも可能です。

ゲームはマップ画面(博物館の見取り図)と、アドベンチャー画面(調査シーン)の往復で進行します。
まずはマップ画面で移動先を選択します。  エントランス以外の場所を選択するとアドベンチャー画面に移行し、サイコロを振って任務を達成していくシーンになります。

アドベンチャー画面では右下の本のマークをタップすると、様々なマークが6つ表示されます。
このマークはそれぞれ「ダイスの目」を表わしていて、1~3の数字の虫眼鏡、巻物、ドクロ、恐怖(燃えているようなマーク)の6種類があります。

そして画面中央には「タスク」と呼ばれる実行すべき任務があり、その横にもマークが描かれています。
タスクの横にあるのが「ドクロのマーク」なら、ドクロの目のダイスをそこにドラッグすることで、そのタスクを達成したことになります。
「虫眼鏡」のマークの場合は数字が書かれており、ダイスの虫眼鏡の数字の合計をその数以上にしなければなりません。

必要なダイスがない場合は振り直すことになりますが、そのためには右下の青白い渦のような部分にダイスを1つ捨てなければなりません
よって使えるダイスは振り直すたびに減っていくことになります。
タスクを達成した時も、達成するのに使ったダイスはなくなります。

Elder Sign: Omens

要するに「必要なサイコロの目が出るかどうか」で決まるので、運が悪いとどうしようもありません
しかしキャラクターは「ダイスを1つ特定の目に変える」「虫眼鏡の数字をアップさせる」などのスキルを持っているため、タスクに合わせたキャラを派遣することで成功率を高める事が出来ます。
振り直しやダイスの数を増やす「アイテムカード」もあり、カードを多く獲得できるキャラクターもいます。

表示されている全てのタスクを達成すればアドベンチャーは成功し、報酬が貰えます。
ダイスが足りなくなって失敗すると、アドベンチャーごとに設定されているペナルティーを受けます。
そして成功しても失敗してもそのキャラクターのターンは終了し、次のキャラクターに移ります。

ダイスを1つ捨てて振り直しをする際、キャラクターは好きなダイスを1つ保持することが出来ます
保持したダイスは出目が変わらなくなります。
そしてアドベンチャーに失敗して、別のキャラクターがそこに来た場合、その場にいるキャラクターの数だけダイスを保持できる数が増えます
つまり難しいアドベンチャーでも、多人数で挑戦すれば成功率が増していく事になりますね。

どの場所にどんなタスクが待ち受けていて、成功報酬が何で、失敗するとどんなペナルティーを受けるかは、マップ画面で移動先を選び上部の部屋名のボタンを押すと表示されます

Elder Sign: Omens

Elder Sign: Omens

ゲームの目的はクトゥルフの神「Azathoth」(アザトース)が復活する前に、☆マークの「エルダーサイン」を14個集めて封印するすることです。
よって☆マークがあるアドベンチャーを優先してクリアすべき事になります。

逆に Doom と呼ばれるポイントが 12 貯まると Azathoth が復活し、ゲームオーバーになります。
Doom は失敗ペナルティを受けたり、時間が経過して「深夜」になることで増加していきます。
失敗すると Doom が増えるアドベンチャーは、慎重に挑戦する必要がありますね。

またキャラクターには正気度(Sanity)スタミナがあり、失敗ペナルティなどで正気度が0になると発狂、スタミナが0になると死亡し、ゲームから脱落します。
キャラクターが全滅したら、もちろんゲームオーバーです。

キャラクターが行動するごとに時間が経過し、それに応じてモンスターが出現する場合もあります。
モンスターはアドベンチャーの「タスク」として追加され、これによりアドベンチャーがクリアし辛くなります。

ただアドベンチャーをクリアしたりモンスターを倒す事でお金(トロフィー)を貰え、これを使ってエントランスでアイテムカードを買ったり、ダメージの回復をする事が出来ます
お金がなくてもエントランスでは正気度かスタミナを1回復できるので、ムチャしない限りキャラクターが脱落することはありません。
ただエントランスでの回復や買い物でも時間は経過するため、ノンビリし過ぎると Doom が貯まっていき、モンスターも増えてしまいます。

Elder Sign: Omens

Elder Sign: Omens

アドベンチャーには「テラー」が付いたものや、放置すると「深夜ペナルティ」が増えるものが存在します。
テラーはダイスを振り直すときにペナルティを受けるもので、ダメージを受けたり特定のマークのサイコロが消えたりします。
深夜ペナルティは時間が深夜になった時に発動し、全員がダメージを受けたり、全員のお金が減ったり、Doom が余分に増えたりする危険な被害を受けます。 出たら優先して消しておく必要がありますね。
モンスターの中にも黄色や赤のダイスを使用不可能にさせる「ダイスロック」の特技を持つ者がいます。

また、報酬やカードの効果によって「異界へのゲート」が開かれる場合があります。
異界も普通のアドベンチャーと同じですが、タスクの条件が厳しく、代わりに報酬が良くなっています。
高確率でエルダーサインが手に入るので、ゲートは出来るだけ開いていきたいところです。

やってみると解りますが、慣れないうちはあっという間に Doom が進んで、ほとんどエルダーサインが集まらないうちに Azathoth は復活してしまいます。
難易度が高く、サイコロを使うゲームですから運も絡みますし、そう簡単にクリアは出来ません。
しかしこの歯応えのある難しさが、「何度も挑戦しよう」という気にさせてくれますね。
ソリティアとしては、このぐらいの難しさの方が良いと思います。

以下は Youtube で公開されている公式トレーラーです。



価格は 350 円。 クオリティーを考えると決して高くない値段でしょう。
メッセージや解説が英語なので日本人には解り辛く、ゲームも取っ付き辛いのが難点ですが、ルール自体はそれほど複雑ではありません。

グラフィックやサウンドは非常に高レベルで、演出もクトゥルフらしい雰囲気があり、操作性や動作も良く、アプリの完成度はかなり高いですね。

ドイツゲーム系のアプリとしては、かなりレベルが高いです。
ちょっと人を選ぶアプリですが、この手のボードゲームが好きな方にはオススメしたいですね。

Elder Sign: Omens (iTunes が起動します)
Elder Sign: Omens HD (iPad 専用。 こちらは 600 円です)

Elder Sign 攻略(iPhone AC 内の解説ページです)