文明が崩壊し、ロボット同士が終わりなき戦いを続ける終末的な世界を美しいグラフィックで描いた、ライト感覚で楽しめるガンシューティングゲームが登場しています。
EPOCH.」です。

Unreal Engine(アンリアルエンジン)による 3D グラフィックのシューティングゲームとして話題になっていた作品ですが、FPS/TPS 系のゲームとはまったく違うので注意して下さい
攻撃が自動で、左右移動と回避のみで戦うアクションゲームと言った感じでしょうか。
FPS/TPS のようなリアルさはありませんが、スピーディーで気軽に楽しめるゲームです。

開発は Uppercut Games というオーストラリアの小メーカーです。

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見てのようにグラフィックは非常に綺麗!
ただしフィールドを自由に動き回れるようなゲームではありません。

操作は左右スライドで横に移動、下にスライドで物陰に隠れ、上にスライドで身を乗り出して攻撃します。
横移動できる場所は3ヶ所ほどの決められたポイントのみで、自由に動ける訳ではなく、「隣のポイントに飛び移る」と言った感じです。
敵をタップするとロックオンし、射撃は隠れていない時に自動で行われます。 リロードなども自動。 よってプレイヤーは回避と移動のみに専念することができます。(隠れているときに下フリックで任意リロードも行えます)

こういう表現は極端かもしれませんが、ゲーム内容は「すごく綺麗になったゲームウォッチ」という感じでしょうか。
最近の人にゲームウォッチなんて言っても解らないとは思いますが・・・

ステージをクリアすると資金が得られ、薬品弾やグレネードランチャーなど様々な武器を購入することができます。
誘導ミサイルや手榴弾などのサブウェポンも使用可能です。

敵の方にもグレネードやレーザービームを使う者がいて、グレネードは隠れていても当たるので移動で避けなければならず、ビームは隠れていない状態で上フリックすると行う大ジャンプで回避しなければなりません。

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本格的な FPS/TPS と違って狙いを付ける必要がないため、スピーディーな銃撃戦を手軽に行えます
似たタイプのゲームに「メタルギア・ソリッド・タッチ」がありますが、それよりも手軽で簡単ですね。
FPS/TPS を期待していた人だと拍子抜けする内容かもしれませんが、私的にはこれはアリだと思います。

1ステージはそんなに長くなく、5分ほどで終わります。
そのためサクサク進みますが、ステージは 10 しかないため、ボリュームはそれほどありません
しかし1週目は EASY しか選ぶ事ができず、2週目は MEDIUM、3週目は HARD となります。
ステージをクリアする事で「どうしてこのような事態になったのか」を解明するためのレポートを入手でき、すべてのレポートを手に入れるには3週目までクリアする必要があるので、周回を重ねることが前提のゲームバランスのようです
(しかしレポートは英文なので、日本人にはよく解らない訳ですが・・・)

以下は Youtube で公開されている公式のトレーラーです。



定価は 500 円。 グラフィックのクオリティーや全体の完成度は、値段分の価値はあると思います。
ただボリュームがそれほどなく、ショートゲーム(短時間で終わるゲーム)に近い内容であるため、人によっては高く感じるかもしれません。

アンリアルエンジンを使ったグラフィックで期待されていたゲームですが、アンリアルエンジンのゲームは Infinity Blade といい Dark Meadow といいコレといい、3D フィールドを自由に歩き回れるものではないゲームが多いですね。
ゲームロフトもアンリアルエンジンの使用を止めたようですし、何か使い辛い理由あるのかもしれません。
ただ非常に美しいグラフィックが表現されていることは確かです。

派手な撃ち合いを誰でも手軽に楽しめる、万人向けのカジュアル・ガンシューティングです。
「ガンシューティングはリアル系でないと許せない!」という人以外には、お勧めできる作品ですね。

EPOCH. (iTunes が起動、iPad にも対応)