2011/11/18の無料アプリレポート。
iTunes の無料アプリランキングの上位にあったゲームをピックアップして取り上げます。
今回は特別紹介したいと思う程でもなかった、私的にイマイチだった有料アプリもまとめてご紹介いたします。
なお、感想はあくまで私の独断と偏見なので、その点はご了承下さい。
無料アプリ:Boss Balltes、ダビンチ・クエスト、おつりTouch!、焼き鳥の達人、辞書
有料アプリ:TapCommand Soccer、帝国の逆シュー、うたかたのそら、Worms Crazy Golf、USAVICH ゲームコレクション、Rope Rescue、ドローウィン・グローウィン
なお、このページの見出しのアプリ名リンクは全て iTunes が起動します。
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●Boss Battles (無料)
Paper Toss や Ragdoll Blaster、Army of Darkness Defense などでおなじみの Backflip Studios の新作縦スクロールシューティング。
短いザコ戦とボス戦のみでステージが構成されていて、短時間で1ステージが終わる。
テンポ良く進み面白くはあるのだが、ボリュームが少なく難易度も高くないため、シューティングに慣れた人だとすぐに全ステージクリアできてしまう。
お金を稼いで装備を強化する成長要素もあるが、割と短時間で最強に出来てしまう。
シューティング『超』初心者向け。 でも無料なのでやって損はないアプリ。
●ダビンチ・クエスト (無料)
次々出てくる敵にコインを投げまくり、バシバシ倒しまくる爽快感のあるシューティングゲーム。
一応スロット付きのコイン落としなのだが、シューティングの要素が強すぎてコイン落としはオマケな感じ。
敵が投げてくるコインを画面押しっぱなしでガードするという要素もある。
画面下に広告が表示されているのだが、コインを投げるのに画面下部をタップするので誤タップしやすい配置になっているのがやや不満。 課金もかなり割高で、課金する人がいるのか疑問。
ただゲームは面白いので結構オススメ。
●コマンドサッカー (170円)
サッカーと言うより障害物競走。 ひたすら出てくる敵ディフェンダーを左右移動とコマンド入力による特殊技で回避し続ける。
コマンド技を使って敵の一群をうまく回避するとコンボボーナスが得られ、コンボをつなげることでスコアが増大するフィーバー状態になる。
しかしコマンド入力後の反応がやや鈍く、特殊技がワンテンポ遅れて発動するため、相当素早くコマンド入力しないと特殊技を活用できない。
こういうゲームは操作のレスポンスが命だと思うので、それが鈍いのは致命的。
よく無料になるゲームなので、試してみるならその時に。
●帝国の逆シュー (85円)
ザコを出しまくってヒーローを倒す逆シューティングゲーム。 最後にはボスで戦う事も出来る。
アイデアがユニークで、敵を画面端におびき寄せてから反対側に横から攻撃するキャラを出すと有効など、相応の戦略性もある。
ステージクリアすると得られる資金でザコやボスを強化できるが、得られる資金に限りがあるため無駄遣いすると後半がかなり辛くなる。
割と面白いがボリュームがなく、運が良ければ 30 分ほどでクリア出来てしまう。
「ミニゲーム」の域を出ていない感じだが、85 円だから値段分は遊べます。
●うたかたのそら (定価 450 円)
割引セールで 85 円になっていたため、一時は iTunes ランキングのトップを独走していたアプリ。
しかし内容は一般携帯アプリのノベルゲームをほぼベタ移植したもので、インターフェイスもタッチパネルに最適化されておらず、グラフィックもスマホのレベルではない。
各章に脱出ゲームのような、ちょっとした謎解きシーンが用意されている。
小説の内容についてはともかく、全体的に見てそこまで評価される程ではない気が・・・
85 円ならまあ試しても良いレベルだが、定価ではオススメできない。
●おつりTouch!(無料)
なんと販売元が「東京メトロ」。 何かのテストなんだろうか・・・?
提示された商品と相手が出す金額を見て、素早くおつりをトレイの上に乗せて行く「おつり計算ゲーム」。
よくあるタイプのミニゲームではあるが、ファミコン風の8ビットなドットグラフィックとサウンドがとても良い味を出しており、商品の種類もかなり豊富。
上野だとパンダや西郷さんがやって来たり、秋葉原だとメイドさんが来るなどのユニークさもある。
操作のレスポンスなども良好で、シンプルながらちょっとした時間に楽しめるアプリ。
無料だから落としておいて損はないはず。
●Worms Crazy Golf (250 円)
グラフィックが非常に綺麗な真横視点のゴルフゲーム。
アプリ自体のクオリティーは高いのだが、ゲームはそれほど面白くなく、盛り上がりに乏しく淡々としている。
これをやるなら同じゲームシステムの Super Stickman Golf の方が楽しめる。
また、ショートゲーム的な内容なのにアプリのファイルサイズが大き過ぎ。
インストール後の容量が 680 MB を越えていて、この内容でそのサイズはないだろ、って感じ。
●USAVICH ゲームコレクション (公開終了)
ウサビッチをテーマにしたミニゲーム集。 6つのゲームが付属されている。
しかしそのどれもが非常に単純なミニゲームばかりで、正直どれも面白くない。
人形を大きい順に並べ替えるとか、ストップウォッチをピッタリ止めるとか、表示された通りに画面をフリックするとか、そういったもの。
しかしウサビッチらしさは良く出ていて、キャラクターのアクションもよく再現されている。
あくまで雰囲気を楽しむための、良くも悪くもファン用のアプリ。
●Rope Rescue (85 円)
Chillingo が発売した新作パズルゲーム。 全ての滑車に触れるようにロープを伸ばしていき、最後にオリに繋げると閉じ込められた仲間を救助できる。
単にクリアするだけなら簡単なのだが、ロープの長さを出来るだけ短くして最高評価でクリアしようとした場合は、かなり頭を使う。
バランスが良くグラフィックも綺麗だが、なにか淡々としていて面白みが少ない印象。
ゲームシステム的にも演出的にも派手さがないのが要因だろうか・・・ 悪くはないんだけど、私的には特別紹介したくなる程ではなかった。
でも価格は安いし、まったくオススメできないほどでもない。 人によっては楽しめそう。
●ドローウィン・グローウィン (85 円)
タイトーが夏に出していたオリジナルゲーム。 しかしタイトーのゲームには珍しく、あまりオススメできない。
画面をなぞって線を引き、上から落ちてくる水滴や日光を花に落としていく。 ゲーム性としては Sand Slides によく似ているが、それより簡単で1ステージも短時間で終わる。
クレヨンで描いたイラストのようなグラフィックが非常に良い雰囲気を出しているが、ゲームが単純かつ簡単過ぎる。
ステージが進むと風や雷、害虫やつららなどの妨害も出てくるが、それでも大人向きのゲームとは言えない。
小学生以下の子供にやらせるのであれば、見た目・難易度・舞台設定、すべてマッチしている。
85 円と安いので、興味があるなら試しても良いかも。
●焼き鳥の達人 (無料)
体内時計でタイミングを測り、iPhone をひっくり返すだけのシンプルなゲームで、それに焼き鳥を焼いているようなグラフィックと効果音が付いている。
焼き鳥の絵は非常にリアルで、見ていると食べたくなってくるが、アプリとしては単なる「一発ネタ」でしかなく、すぐに飽きる。
ただ無料だし、興味があるなら試してみても悪くはない。 宴会向けのアプリだろう。
●辞書 (公開終了)
最後に、これはゲーム等ではないが・・・ 今後の定番になるものであり、かつ色々な意味で影響が大きいと思うアプリ。
iOS5 には辞書機能が内蔵されているが、それを単体で利用できるようにしたアプリで、シンプルで使いやすくまとめられている。 開発元はあの Fast Finga を作ったメーカー。
「日本語」と「英英」のボタンがあり、日本語モードで日本語を入力すると国語辞書、日本語モードで英語を入力すると英和辞書、英英モードで日本語を入力すると和英辞書、英英モードで英語を入力すると英英辞書になるため、多用途に活用する事が出来る。
※アップデートで「日本語」のボタンは「国語・英和」、「英英」のボタンは「英英・和英」に変更されました。
iOS5 の辞書機能の流用とは言え、こんなに使いやすい辞書アプリが無料で登場してしまったら、もう「大辞林」や「大辞泉」、「ウィズダム英和/和英辞典」などは商売あがったりじゃないか! とさえ思うアプリ。
思わぬところで辞書アプリの価格破壊が訪れた形です・・・
iTunes の無料アプリランキングの上位にあったゲームをピックアップして取り上げます。
今回は特別紹介したいと思う程でもなかった、私的にイマイチだった有料アプリもまとめてご紹介いたします。
なお、感想はあくまで私の独断と偏見なので、その点はご了承下さい。
無料アプリ:Boss Balltes、ダビンチ・クエスト、おつりTouch!、焼き鳥の達人、辞書
有料アプリ:TapCommand Soccer、帝国の逆シュー、うたかたのそら、Worms Crazy Golf、USAVICH ゲームコレクション、Rope Rescue、ドローウィン・グローウィン
なお、このページの見出しのアプリ名リンクは全て iTunes が起動します。
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●Boss Battles (無料)
Paper Toss や Ragdoll Blaster、Army of Darkness Defense などでおなじみの Backflip Studios の新作縦スクロールシューティング。
短いザコ戦とボス戦のみでステージが構成されていて、短時間で1ステージが終わる。
テンポ良く進み面白くはあるのだが、ボリュームが少なく難易度も高くないため、シューティングに慣れた人だとすぐに全ステージクリアできてしまう。
お金を稼いで装備を強化する成長要素もあるが、割と短時間で最強に出来てしまう。
シューティング『超』初心者向け。 でも無料なのでやって損はないアプリ。
●ダビンチ・クエスト (無料)
次々出てくる敵にコインを投げまくり、バシバシ倒しまくる爽快感のあるシューティングゲーム。
一応スロット付きのコイン落としなのだが、シューティングの要素が強すぎてコイン落としはオマケな感じ。
敵が投げてくるコインを画面押しっぱなしでガードするという要素もある。
画面下に広告が表示されているのだが、コインを投げるのに画面下部をタップするので誤タップしやすい配置になっているのがやや不満。 課金もかなり割高で、課金する人がいるのか疑問。
ただゲームは面白いので結構オススメ。
●コマンドサッカー (170円)
サッカーと言うより障害物競走。 ひたすら出てくる敵ディフェンダーを左右移動とコマンド入力による特殊技で回避し続ける。
コマンド技を使って敵の一群をうまく回避するとコンボボーナスが得られ、コンボをつなげることでスコアが増大するフィーバー状態になる。
しかしコマンド入力後の反応がやや鈍く、特殊技がワンテンポ遅れて発動するため、相当素早くコマンド入力しないと特殊技を活用できない。
こういうゲームは操作のレスポンスが命だと思うので、それが鈍いのは致命的。
よく無料になるゲームなので、試してみるならその時に。
●帝国の逆シュー (85円)
ザコを出しまくってヒーローを倒す逆シューティングゲーム。 最後にはボスで戦う事も出来る。
アイデアがユニークで、敵を画面端におびき寄せてから反対側に横から攻撃するキャラを出すと有効など、相応の戦略性もある。
ステージクリアすると得られる資金でザコやボスを強化できるが、得られる資金に限りがあるため無駄遣いすると後半がかなり辛くなる。
割と面白いがボリュームがなく、運が良ければ 30 分ほどでクリア出来てしまう。
「ミニゲーム」の域を出ていない感じだが、85 円だから値段分は遊べます。
●うたかたのそら (定価 450 円)
割引セールで 85 円になっていたため、一時は iTunes ランキングのトップを独走していたアプリ。
しかし内容は一般携帯アプリのノベルゲームをほぼベタ移植したもので、インターフェイスもタッチパネルに最適化されておらず、グラフィックもスマホのレベルではない。
各章に脱出ゲームのような、ちょっとした謎解きシーンが用意されている。
小説の内容についてはともかく、全体的に見てそこまで評価される程ではない気が・・・
85 円ならまあ試しても良いレベルだが、定価ではオススメできない。
●おつりTouch!(無料)
なんと販売元が「東京メトロ」。 何かのテストなんだろうか・・・?
提示された商品と相手が出す金額を見て、素早くおつりをトレイの上に乗せて行く「おつり計算ゲーム」。
よくあるタイプのミニゲームではあるが、ファミコン風の8ビットなドットグラフィックとサウンドがとても良い味を出しており、商品の種類もかなり豊富。
上野だとパンダや西郷さんがやって来たり、秋葉原だとメイドさんが来るなどのユニークさもある。
操作のレスポンスなども良好で、シンプルながらちょっとした時間に楽しめるアプリ。
無料だから落としておいて損はないはず。
●Worms Crazy Golf (250 円)
グラフィックが非常に綺麗な真横視点のゴルフゲーム。
アプリ自体のクオリティーは高いのだが、ゲームはそれほど面白くなく、盛り上がりに乏しく淡々としている。
これをやるなら同じゲームシステムの Super Stickman Golf の方が楽しめる。
また、ショートゲーム的な内容なのにアプリのファイルサイズが大き過ぎ。
インストール後の容量が 680 MB を越えていて、この内容でそのサイズはないだろ、って感じ。
●USAVICH ゲームコレクション (公開終了)
ウサビッチをテーマにしたミニゲーム集。 6つのゲームが付属されている。
しかしそのどれもが非常に単純なミニゲームばかりで、正直どれも面白くない。
人形を大きい順に並べ替えるとか、ストップウォッチをピッタリ止めるとか、表示された通りに画面をフリックするとか、そういったもの。
しかしウサビッチらしさは良く出ていて、キャラクターのアクションもよく再現されている。
あくまで雰囲気を楽しむための、良くも悪くもファン用のアプリ。
●Rope Rescue (85 円)
Chillingo が発売した新作パズルゲーム。 全ての滑車に触れるようにロープを伸ばしていき、最後にオリに繋げると閉じ込められた仲間を救助できる。
単にクリアするだけなら簡単なのだが、ロープの長さを出来るだけ短くして最高評価でクリアしようとした場合は、かなり頭を使う。
バランスが良くグラフィックも綺麗だが、なにか淡々としていて面白みが少ない印象。
ゲームシステム的にも演出的にも派手さがないのが要因だろうか・・・ 悪くはないんだけど、私的には特別紹介したくなる程ではなかった。
でも価格は安いし、まったくオススメできないほどでもない。 人によっては楽しめそう。
●ドローウィン・グローウィン (85 円)
タイトーが夏に出していたオリジナルゲーム。 しかしタイトーのゲームには珍しく、あまりオススメできない。
画面をなぞって線を引き、上から落ちてくる水滴や日光を花に落としていく。 ゲーム性としては Sand Slides によく似ているが、それより簡単で1ステージも短時間で終わる。
クレヨンで描いたイラストのようなグラフィックが非常に良い雰囲気を出しているが、ゲームが単純かつ簡単過ぎる。
ステージが進むと風や雷、害虫やつららなどの妨害も出てくるが、それでも大人向きのゲームとは言えない。
小学生以下の子供にやらせるのであれば、見た目・難易度・舞台設定、すべてマッチしている。
85 円と安いので、興味があるなら試しても良いかも。
●焼き鳥の達人 (無料)
体内時計でタイミングを測り、iPhone をひっくり返すだけのシンプルなゲームで、それに焼き鳥を焼いているようなグラフィックと効果音が付いている。
焼き鳥の絵は非常にリアルで、見ていると食べたくなってくるが、アプリとしては単なる「一発ネタ」でしかなく、すぐに飽きる。
ただ無料だし、興味があるなら試してみても悪くはない。 宴会向けのアプリだろう。
●辞書 (公開終了)
最後に、これはゲーム等ではないが・・・ 今後の定番になるものであり、かつ色々な意味で影響が大きいと思うアプリ。
iOS5 には辞書機能が内蔵されているが、それを単体で利用できるようにしたアプリで、シンプルで使いやすくまとめられている。 開発元はあの Fast Finga を作ったメーカー。
「日本語」と「英英」のボタンがあり、日本語モードで日本語を入力すると国語辞書、日本語モードで英語を入力すると英和辞書、英英モードで日本語を入力すると和英辞書、英英モードで英語を入力すると英英辞書になるため、多用途に活用する事が出来る。
※アップデートで「日本語」のボタンは「国語・英和」、「英英」のボタンは「英英・和英」に変更されました。
iOS5 の辞書機能の流用とは言え、こんなに使いやすい辞書アプリが無料で登場してしまったら、もう「大辞林」や「大辞泉」、「ウィズダム英和/和英辞典」などは商売あがったりじゃないか! とさえ思うアプリ。
思わぬところで辞書アプリの価格破壊が訪れた形です・・・
結局エキサイト翻訳の方を多用してしまっています。