スピード感と爽快感を合わせ持つ、自機の位置が上下反転するインベーダー型の固定画面シューティングゲームが登場しています。
Super Crossfire」です。

※現在、旧バージョンの「Super Crossfire」は非公開になっています。
代わりにグラフィックが高画質化した新バージョン「
Super Crossfighter」が公開されています。
ゲーム内容に変化はありませんが、ユニバーサルアプリ(iPhone / iPad 両対応)になり、サバイバルモードが追加されています。


XBOX のネット配信用ソフトとして人気になっていた「Crossfire 2」というゲームの続編・・・ と言うか iPhone 向けアレンジバージョンで、開発は radiangames と言うアメリカの小メーカーです。
この radiangames は XBOX で秀作ゲームを多く開発していたようで、今後注目かもしれません。

多くの成長要素や上下反転をうまく使った攻略要素があり、楽しめるゲームですね。

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インベーダーやギャラガのように、自機が左右にのみ移動するシューティングゲームです。
フィールドは横 1.5 画面分ぐらいあるので少しスクロールしますが、タイプとしては固定画面シューティングと言えるでしょう。

画面左下を左右にスライドすることで自機が移動し、ショットは自動連射です。
最大の特徴は自機が下部と上部を移動できること。
最初は下にいますが、二本の指でタップすると上部にワープします。(オプションでボタンによるワープに変更することも可能)
上部のラインで戦っている際は弾は下に発射され、再びワープを行うと下部に戻ります。

ワープは緊急回避に使えますし、敵の中には攻撃方向が上や下に偏っていたり、裏から撃たないと倒せない者もいます。
よって敵の攻撃や向きに合わせて、頻繁に上下ワープを繰り返しながら戦っていく形になります。

また、敵を倒すと「ジェム」と呼ばれるチップが出て来て、これを集める事で一時的にスーパービームを撃つことが出来るのですが、このジェムは自分が下にいるときは上に、上にいるときは下に放出されます。
よってジェム回収のためにも上下ワープを行う必要があります。

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ゲームはスピーディーに進行し、早いときは1ステージが 10 秒ほどで終わります。
このゲームのステージは「Wave」という単位になっていて、1つの「Chapter」が 30 Wave で構成されており、オールクリアまで 5 Chapter +α です。
つまり 150 Wave ほどある訳で、テンポ良くサクサク進むゲームですが、ボリュームは相応にあります。
また、敵の数が多い「裏ステージ」(Dark Chapter)も用意されています。

このゲームのもう1つの魅力は豊富なパワーアップで、5ステージごとに3ポイントが与えられ、これを様々なスキルに振り分ける事が出来ます。

パワーアップには「発射数アップ」「威力アップ」の他に「スーパービームの保持数アップ」「弾の発射方向がワイドになる」などもあり、その効果がハッキリしているため、強くしていく楽しみがあります。
また、ライフはパワーアップシーンに達するたびに最大まで回復します

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上記のパワーアップとは別に、ゲーム中に現れる UFO を撃破することで得られる一時的なパワーアップアイテムもあります。
これには「スーパービーム増加」「一定時間スローになる」「一定時間無敵(シールド)」の3つがあり、これの使い方もゲームのポイントになりますね。

また、ゲームの進行に合わせてスコアとは別に「ビクトリーポイント」というものが蓄積され、それを使ってタイトルメニュー(及びポーズメニュー)の「Unlock」で様々な拡張要素を解除することが出来ます。

つまり短期的なパワーアップだけでなく、繰り返しプレイする事による長期的な強化もある訳です。
アンロックできる要素は以下のようになっています。

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ビクトリーポイントは課金で入手する事も出来ますが、無理に課金が必要なレベルではありません。
難易度は3段階用意されていて、5ステージごとにライフが全快するシステムですからそれほど難しくはありません。

弾幕シューティングという訳でもないので、シューティングが苦手な方でも楽しめると思います
特にこれと言った難点も見当たりません。

以下は Youtube で公開されている公式のトレーラーです。



価格は 120 円と、内容やクオリティーを考えるとかなりお得
iPad 対応の HD 版も発売されていて、こちらは 250 円です。
※新バージョンはユニバーサルアプリ(両対応)になっています。

最近見たシューティングの中では、一押しのゲームです
XBOX Live で人気だった小メーカーのインディーズゲームがどんどん iPhone に移植されているようですが、その1つだと言えるでしょう。

日本と違い欧米にはガラケー市場がなかったので、数年前まで小メーカーの小型ゲームの公開先は XBOX Live や Wii ware でした。
そこで人気だったゲームが iOS に移植されるケースは多く、元々ゲーム機用であっただけに、日本のガラケーアプリより総じて高クオリティーで、技術力も高いです。
この点を見てもスマホ&タブレットのゲーム市場は、日本に不利なのかなぁ、という気がしますね。

Super Crossfighter (iTunes が起動します)