携帯電話アプリの大手と言えば「グリー(GREE)」と「モバゲー(mobage、DeNA)」。
最近同類同士で訴訟騒ぎになってたりしますが、スマートフォンにおいてはもう1つ大手が存在します。
韓国資本の「ハンゲーム」です。
ハンゲームは韓国でも最大規模の資金力を持つゲームメーカーですが、日本のハンゲームは NHN Japan という日本法人で運営されており、日本独自の運営と開発が行われています。
このハンゲーム、元がパソコンのオンラインゲーム・コミュニティであったためか、スマートフォンアプリの完成度はガラケーアプリがベースだったグリーやモバゲーより明らかに上で、さらに独自サーバーを通したオンラインの対戦の環境も整っています。
そして今年の夏以降、アプリを次々と量産し続けており、しかも高クオリティーなものやセンスの良いものが多く、質と量を両立させています。 さらにその多くは会員登録なしでも遊ぶ事ができ、おまけに無料!
これはもう、ある意味「脅威」と言えます。
と言う訳で今回は無料アプリレポートとして、オススメのハンゲームのアプリをまとめてご紹介したいと思います。
なお、マジモン、麻雀 天極牌、リバーシ についてはすでにレビューしているので、詳細はそちらをご覧下さい。
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● フォトジグソー by Hangame
一時 iTunes のランキングでずっと上位にあったアプリ。
テンポ良くプレイ出来るジグソーパズルで、内蔵されている画像やメニュー、サウンドなどが非常にセンスが良いため、ゲームの面白さとは別の魅力もありますね。
保存している画像や、その場で撮影した写真を使ったジグソーパズルをプレイする事も出来ます。
全体的にオシャレで、誰でも楽しめるアプリであり、ランキング上位になっていたのも頷けます。
● ピクロジ by Hangame (公開終了)
ピクチャーロジック。 俗に言う「ピクロス」。
iPhone / iPod touch のピクロスとしては完成度がもっとも高いと思われ、完成図にはちゃんと色も付きます。
操作性も良好でメニューもハイセンス、ピクロス好きなら外せないアプリですね。
あまり大きなパズルはなく、最大で 9x9 ですが、これ以上大きくするとマスが小さくなってプレイし辛くなるので、iPhone のタッチパネルではこの辺が快適にプレイ出来る限界でしょうか。
対戦モードも搭載されており、同じ問題を最大4人で早解きします。
他プレイヤーの経過が画面下部に表示されており、それが解法のヒントになるので、遅れているプレイヤーでも追い付けるのが良いですね。
もちろん1人用の問題数もかなりの数が用意されています。
● 7ならべ by Hangame (公開終了)
おなじみトランプの「7ならべ」。 しかしかなり高クオリティーなアプリです。
淡い色合いのハイセンスなデザインで、演出も非常に良く、手で持ったような手札の並び方もリアル。
ゲームも非常にレスポンス良くサクサクとプレイでき、オンライン対戦も可能。
また1人用の勝ち抜き戦モードも用意されています。
特殊なルールとして、ジョーカーを使われるとその位置にあったカードを出したプレイヤーは、ジョーカーを回収しなければなりません。
ジョーカーも手札からなくならないとあがれないので、ジョーカーは便利であると同時に邪魔にもなります。
このルールがあるためカードが止められにくく、さらに止めていた事でジョーカーを取らされて負けになる事もあります。
オンライン対戦に適したルールだと言えますね。
● 9ボール+ by Hangame
ビリヤードのアプリなのですが、タイムトライアル制のオリジナルルールにアレンジされています。
基本ルールは「ナインボール」に似ていて、一番数字が低いボールに手玉を当ててポケットに落としていくのですが、勝利条件は9番のボールを落とす事ではなく、全部のボールを落とす事です。
また相手と自分が交互に打つのではなく、プレイするのは自分のみ。 先に全部のボールを落とした方が勝利で、ファールした場合は3秒間のペナルティーとなります。
オンライン対戦向けのルールと言え、これなら待ち時間なしでの対戦が出来ますね。
操作性は非常に良好で、画面の好きな場所をドラッグして打つ強さと方向を決められます。
またビリヤード台がネオンのようになっていて、ボールがぶつかったり反射したりするたびにカラフルなネオンサインが現れます。 とても綺麗でセンスある演出ですね。
私はビリヤードゲームはあまり楽しいと思わないのですが、このゲームは面白いです。
ハンゲームアプリの中でも特に人気の1つです。
● ナンバークロスワードパズル by Hangame
● 言葉さがしパズル by Hangame
「ナンバークロスワードパズル」は意味のある単語になるようにカタカナを1文字ずつ入れていくもの。
「言葉探しパズル」は文字の羅列の中から指定の単語を探すものです。
こうした単語を探すミニパズルはアルファベットを使った海外製のものならたくさんあるのですが、日本語のものはこれまで存在しませんでした。 (強いて言えば「もじぴったん」が近いですが)
しかしハンゲームから公開されているこの2つは、どちらも日本語に対応した単語パズルです。
操作性も良好で、ちょっとした頭の体操になりますね。
やや難しめですが、私的には「ナンバークロスワードパズル」の方がオススメです。
● ダーツ by Hangame
iPhone の加速度センサーを利用し、実際に本体を振ってダーツを投げるダーツゲーム。
このような本体を振ってプレイするダーツゲームはこれが最初という訳ではなく、iDarts などいくつか種類があるのですが、無料でこれだけのクオリティーで、さらにオンライン対戦まで出来るのはこのアプリのみですね。
微妙な本体の振り加減で飛んでいく位置が変わるのは実際のダーツをうまく再現しています。
ルールも普通に点数を稼ぐ「カウントアップ」の他に、「ゼロワン」や「クリケット」など実際のダーツにある人気ルールが用意されています。
コンピューター相手の勝ち抜き戦やダーツを集めるコレクション要素などもあって、長く楽しむ事が出来ます。
● チェス入門 by Hangame
名前の通り、チェスの入門用アプリ。 解りやすく段階的にチェスのルールを教えてくれます。
グラフィックやサウンドは大人向けのシックな雰囲気になっていて、チャラチャラした感じがないのが良いですね。
この雰囲気は「リバーシ by Hangame」と同じ感じです。
あくまで入門用アプリであるためか、オンライン対戦はなくコンピューターの強さも3段階のみ。
BGM もなく演出も少なめで、リバーシよりもクオリティーやボリュームは落ちますが、チェスを学んでみたいと思っている方にはオススメできます。
● 玉入れ by Hangame (公開終了)
強くオススメという程でもないんですが、やり続けると妙にハマってしまう「バカゲー」。
玉をゴミ箱の中に入れるゲームですが、玉と言っても高速でバウンドしまくるピンポン球で、テキトーに投げて画面中を反射させまくって偶然入るのを楽しむという感じのゲーム。
妙にリアルな効果音と、やたら生活感があったり、ラピュタのパロディだったりする背景が魅力。
おバカなヒマ潰しゲームが欲しい人にオススメ?
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ハンゲームはアプリの公開ペースが非常に速いので、他にも遊べるアプリは多くあります。
ゲームはシンプルだけど背景が秀逸な「イライラボード」(公開終了)や、定番パズルでクオリティーも高い「四川省」(公開終了)、オンライン対戦可能な将棋や五目並べのアプリもあります。
もちろん全部が良いという訳ではなく、将棋はオンライン対戦が出来る事以外は有料の将棋アプリの方が良いし、最近登場した駄菓子屋ゲームなども動きはイマイチです。
人気になっているアプリには「ルーレット」(公開終了)もあるのですが、単なる運試しに近いゲームは好きではないし、1人でやってもイマイチなので、今回はピックアップしませんでした。
アプリ自体の完成度は高く、多人数でのオンラインプレイだと競う楽しさがあるようですけどね。
いずれにせよ、ハンゲームのアプリは無料です。
グリーやモバゲーとは違い、アプリ内で課金を要求されまくるような物は少なく、会員登録なしでもプレイ出来ますので、気軽に試すことが出来ます。
そしていくつかプレイしてみれば、無料のスマートフォンアプリとしては突出したクオリティーのものが多いことが解るでしょう。
出来れば某社も、スマートフォンに見合ったインターフェイスとグラフィックとサウンドを持つ、課金しなくても遊べるアプリを増やして欲しいものです・・・
コメント一覧 (3)
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- 2011/11/26 00:20
- ページワンも無難に面白いんだけど、アメリカのランキングじゃ
ほぼ同じルールの85円のGAMELOFTのUNOがずっとカードゲームのランキングでトップなのに、こっちは無料なのになぜか圏外なんですよね。
、、、謎すぎる
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- 2011/11/26 03:22
- 自分も全く同じことを考えていました。本当に緻密でセンスいいですよね。某「アプリ情報」アプリのプレゼント対象となるアプリがハンゲームだったことが何回かあったのですが、それらは全て消さずにデバイスに入れています。他のものは速攻消してしまっていたのですが。自分の知らないものも紹介されていたので試してみようと思います。恥も外聞も無いグリー、モバゲーでは期待薄なのでコンシュマーからスマホに参入してくる大手こそ品質へのこだわりを見習って欲しいものです。
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べた褒めですね