暴行・強盗・窃盗・殺人、なんでもアリの「クライムゲーム」(犯罪ゲーム)として問題視されながらも、その自由度の高さで特にアメリカで大人気となった「オープンワールド」(広い世界を自由に散策できるタイプ)のゲームが「Grand Theft Auto」(グランド・セフト・オート)シリーズです。 通称 GTA 。
その3作目にして世界的大ヒットとなり、日本では一部の県で「有害図書」に指定され話題になったゲームが iPhone / iPad に移植されました。
「Grand Theft Auto 3: Japanese Edition」です。
前述したように有害図書に指定された経験があるため「日本では発売されないのではないか」と言われていたようですが、アプリ名に「Japanese Edition」とある事から解るように、きっちり日本語化して発売されています。
iPhone のクライムゲームには、すでにゲームロフトの「ギャングスター」シリーズがありますが、このギャングスターは言わば「パクリGTA」であり、クライムゲームとしてはこちらが本家になります。
ゲームは基本的には、ギャングのボスから仕事を受けて、それを遂行するのを繰り返して進行します。
いわゆる「お使いゲーム」ですね。
ただ自由に移動できる「オープンワールド」のゲームですから、好きなところに寄り道することも出来ます。
ミッションの内容は多彩で、単なる輸送ミッションもあれば、車に爆弾をしかけて戻るもの、逃げる車を追跡して乗っ取るもの、レース系のものなど様々です。
ただ意外に移動系のものが多く、それほど銃撃戦や戦闘を伴うものはありません。
移動は主に車を使い、車はその辺を走っているものを「乗っ盗ります」。
車の前に立つと主人公がドライバーを挑発して車を停める仕草をし、そのまま運転手を引きずり出して奪ってしまえます。 そもそも「グランド・セフト・オート」という名前が「車泥棒」という意味ですからね。
車の種類は非常に多く、内装まで描かれています。 さらにぶつかるとボンネットが凹み、ガラスが割れ、バンパーが飛んでいくなど、細かいダメージ表現が行われます。
その辺のフェンスや柱などもぶつかると曲がったり倒れたりするダメージ演出があり、昼夜や天候の変化もあるなど、色々な部分の表現が作り込まれているのが伺えます。
ただ、iPhone のクライム(犯罪)ゲームとしては、どうしても先に発売されている「ギャングスター」シリーズと比べざるを得ません。
そしてギャングスターの最新作「ギャングスターRIO」と比較すると・・・ 劣っている部分の方が目に付きます。
まず、なんと言ってもグラフィックがイマイチ。
相応のグラフィックではありますが、ギャングスターRIO と比較すると比べものにならないレベルです。
iPhone 4 でプレイした場合のグラフィックは2年ほど前のレベルで、今このグラフィックでは iPhone では見劣りしますね。
iPhone 4S や iPad 2 だとグラフィックの質が良くなるのですが、それでも最新の FPS/TPS と比べられる程ではありません。
「オープンワールド」として出来る事も少なく、車を乗り回すか、その辺の人を襲うぐらいしか出来ません。
私はその辺の通行人を殺しまくっても面白いとは思えないので、そこの楽しさは理解できないし、お店も武器ショップしかないので買い物をする要素も少ないです。
私はギャングスター RIO でも出来る事が少な過ぎてオープンワールドとしての面白さを生かせていないと思っていたので、それよりさらに出来る事が少ないこのゲームでは全く満足できませんね。
ミッションの難易度もかなり高く、車を輸送するミッションは壁や他の車にちょっとでもかすったら修理にいかないといけないし、逃げる相手を追うミッションは少し引き離されるともうアウト。
そして失敗したらミッションを受けるところからやり直しという、かなり厳しいと言うか、面倒な設定です。
さらにミッションを達成して報酬を貰っても使う場所はほとんどありません。
おまけに文字が小さすぎて非常に見にくく、マップも現在地や目的地の表示がすごく小さな点になっていて、すっごく解りにくい。
ギャングスターRIO をやった後だと、とにかく全体的な「ショボさ」「解りにくさ」が目に付きますね。
もちろんこちらの方が良い点もあり、銃を撃つと町の人が悲鳴を上げて逃げていったり、銃撃戦が起こるとサイレンを鳴らしながら救急車が走ってくるなど、細かい演出があります。
また犯罪を繰り返すとパトカーが走ってきて警官に追われるのですが、この警官が結構激しく車をぶつけてきて、銃撃も強いので、ちゃんとした「ペナルティーらしさ」があります。(ギャングスターの警官は弱かった)
車の挙動も操作はやや難しいのですが、ギャングスターよりリアルさがあります。
ただ、あくまで「細かい部分を見ればこちらの方が良い点もある」と言った感じであり、全体のクオリティーが劣るため、それをカバーできるほどではありません。
また日本版(Japanese Edition)は一部の表現に規制がかかっているようで、町の人を殺してお金を奪ったり、銃撃や暴行で血が飛び散ったりすることが無くなっていて、倒れている人をバットで打ち付けるなどの一部の攻撃も出来なくなっています。
私的には残虐表現のあるゲームは好きではないので、規制の部分はどうでも良かったりするのですが、しかしこのゲームは規制されるようなタブーをあえて表現している点もウリなので、それが規制されてたら本末転倒と言えます。
以下は海外の情報サイト AppSpy により Youtube で公開されているプレイムービーです。
(このムービーは日本版ではないので流血表現やバット打ち付け攻撃などが存在します)
定価は 450 円。 ボリュームはかなりあるので、GTA のファンなら悪くないかもしれません。
しかし私的にはこれを買うなら、ギャングスターRIO をお勧めしますね。
このゲームは昔から GTA をやっていた人が「思い出補正」込みで楽しむゲームだと思います。
ギャングスターは GTA のパクリですが、思い出補正がない人にとっては iPhone 版 GTA3 は「劣化ギャングスターRIO」に過ぎません。
まあ GTA3 は 10 年前のゲームです。 たとえ iPhone と言えどギャングスター RIO は今年発売されたゲームですから、それと比べるのは無理があるでしょう。
しかし iPhone においては後発ですから、思い入れがない人にとっては厳しいですね・・・
・Grand Theft Auto III: 日本語字幕版(iTunes が起動します)
その3作目にして世界的大ヒットとなり、日本では一部の県で「有害図書」に指定され話題になったゲームが iPhone / iPad に移植されました。
「Grand Theft Auto 3: Japanese Edition」です。
前述したように有害図書に指定された経験があるため「日本では発売されないのではないか」と言われていたようですが、アプリ名に「Japanese Edition」とある事から解るように、きっちり日本語化して発売されています。
iPhone のクライムゲームには、すでにゲームロフトの「ギャングスター」シリーズがありますが、このギャングスターは言わば「パクリGTA」であり、クライムゲームとしてはこちらが本家になります。
ゲームは基本的には、ギャングのボスから仕事を受けて、それを遂行するのを繰り返して進行します。
いわゆる「お使いゲーム」ですね。
ただ自由に移動できる「オープンワールド」のゲームですから、好きなところに寄り道することも出来ます。
ミッションの内容は多彩で、単なる輸送ミッションもあれば、車に爆弾をしかけて戻るもの、逃げる車を追跡して乗っ取るもの、レース系のものなど様々です。
ただ意外に移動系のものが多く、それほど銃撃戦や戦闘を伴うものはありません。
移動は主に車を使い、車はその辺を走っているものを「乗っ盗ります」。
車の前に立つと主人公がドライバーを挑発して車を停める仕草をし、そのまま運転手を引きずり出して奪ってしまえます。 そもそも「グランド・セフト・オート」という名前が「車泥棒」という意味ですからね。
車の種類は非常に多く、内装まで描かれています。 さらにぶつかるとボンネットが凹み、ガラスが割れ、バンパーが飛んでいくなど、細かいダメージ表現が行われます。
その辺のフェンスや柱などもぶつかると曲がったり倒れたりするダメージ演出があり、昼夜や天候の変化もあるなど、色々な部分の表現が作り込まれているのが伺えます。
ただ、iPhone のクライム(犯罪)ゲームとしては、どうしても先に発売されている「ギャングスター」シリーズと比べざるを得ません。
そしてギャングスターの最新作「ギャングスターRIO」と比較すると・・・ 劣っている部分の方が目に付きます。
まず、なんと言ってもグラフィックがイマイチ。
相応のグラフィックではありますが、ギャングスターRIO と比較すると比べものにならないレベルです。
iPhone 4 でプレイした場合のグラフィックは2年ほど前のレベルで、今このグラフィックでは iPhone では見劣りしますね。
iPhone 4S や iPad 2 だとグラフィックの質が良くなるのですが、それでも最新の FPS/TPS と比べられる程ではありません。
「オープンワールド」として出来る事も少なく、車を乗り回すか、その辺の人を襲うぐらいしか出来ません。
私はその辺の通行人を殺しまくっても面白いとは思えないので、そこの楽しさは理解できないし、お店も武器ショップしかないので買い物をする要素も少ないです。
私はギャングスター RIO でも出来る事が少な過ぎてオープンワールドとしての面白さを生かせていないと思っていたので、それよりさらに出来る事が少ないこのゲームでは全く満足できませんね。
ミッションの難易度もかなり高く、車を輸送するミッションは壁や他の車にちょっとでもかすったら修理にいかないといけないし、逃げる相手を追うミッションは少し引き離されるともうアウト。
そして失敗したらミッションを受けるところからやり直しという、かなり厳しいと言うか、面倒な設定です。
さらにミッションを達成して報酬を貰っても使う場所はほとんどありません。
おまけに文字が小さすぎて非常に見にくく、マップも現在地や目的地の表示がすごく小さな点になっていて、すっごく解りにくい。
ギャングスターRIO をやった後だと、とにかく全体的な「ショボさ」「解りにくさ」が目に付きますね。
もちろんこちらの方が良い点もあり、銃を撃つと町の人が悲鳴を上げて逃げていったり、銃撃戦が起こるとサイレンを鳴らしながら救急車が走ってくるなど、細かい演出があります。
また犯罪を繰り返すとパトカーが走ってきて警官に追われるのですが、この警官が結構激しく車をぶつけてきて、銃撃も強いので、ちゃんとした「ペナルティーらしさ」があります。(ギャングスターの警官は弱かった)
車の挙動も操作はやや難しいのですが、ギャングスターよりリアルさがあります。
ただ、あくまで「細かい部分を見ればこちらの方が良い点もある」と言った感じであり、全体のクオリティーが劣るため、それをカバーできるほどではありません。
また日本版(Japanese Edition)は一部の表現に規制がかかっているようで、町の人を殺してお金を奪ったり、銃撃や暴行で血が飛び散ったりすることが無くなっていて、倒れている人をバットで打ち付けるなどの一部の攻撃も出来なくなっています。
私的には残虐表現のあるゲームは好きではないので、規制の部分はどうでも良かったりするのですが、しかしこのゲームは規制されるようなタブーをあえて表現している点もウリなので、それが規制されてたら本末転倒と言えます。
以下は海外の情報サイト AppSpy により Youtube で公開されているプレイムービーです。
(このムービーは日本版ではないので流血表現やバット打ち付け攻撃などが存在します)
定価は 450 円。 ボリュームはかなりあるので、GTA のファンなら悪くないかもしれません。
しかし私的にはこれを買うなら、ギャングスターRIO をお勧めしますね。
このゲームは昔から GTA をやっていた人が「思い出補正」込みで楽しむゲームだと思います。
ギャングスターは GTA のパクリですが、思い出補正がない人にとっては iPhone 版 GTA3 は「劣化ギャングスターRIO」に過ぎません。
まあ GTA3 は 10 年前のゲームです。 たとえ iPhone と言えどギャングスター RIO は今年発売されたゲームですから、それと比べるのは無理があるでしょう。
しかし iPhone においては後発ですから、思い入れがない人にとっては厳しいですね・・・
・Grand Theft Auto III: 日本語字幕版(iTunes が起動します)
。
「サブイベントがある訳ではありません」と書かれていますが
特定の車の無線でうけるミッション
特定の車に乗車で始まるミッション
公衆電話からうけるミッション
などなど色々ありますよ~