ロボット達が自らの土地をぶっ壊しながら利益を得て戦争を行う、意味深な世界観の土地崩壊戦術シミュレーションゲームが登場しています。
「Greed Corp」です。
2010 年に XBOX360 と PS3 のネット配信用ソフトとして公開されたもので、その後にパソコン版(Steam 版)も発売されています。 開発したのはオランダのメーカーのようですね。
フィールドは崖の上のような場所にあるのですが、収入を得る施設を作るとそれが土地を次々と崩壊させていきます。 しかし戦うためには収入を得ない訳にはいきません。
よってマップはどんどん狭まっていき、シミュレーションゲームでありながら、まるで「生き残りゲーム」のような展開になっていきます。
勝利した頃には世界はボロボロになっていて、その末に何があるのだろうと思ってしまう、ちょっと風刺的な意味を感じてしまう内容ですね。 ゲーム名も「貧欲な企業」ですし。
ターン制のシミュレーションゲームで、1つのマップに最大4つの勢力が登場し、他の勢力を全滅させれば勝利となります。
マップはヘックス(六角形)で区切られていて、ユニット(Walker)を移動させた場所は自分の領地になります。
ユニットは領地内は3マスまで移動できますが、それ以外の場所は1マスしか進めません。
ターン開始時には収入が得られ、それを使って領地内に収穫施設(Harvester)を設置することができます。
収穫施設を作るとそのマスと周囲のマスから毎ターン収入を得られるのですが、その際にゴールドを得た土地の高さが1段階下がります。
そして高さが1になった土地にはヒビが入り、0になると崩れ落ちてしまいます。
つまり多くの収入を得るには、自分の領地を崩壊させていかなければなりません。
領地には兵器工場(Armory)も建設でき、次のターンからそこでユニットの生産が行えます。
ユニットは1つのマスに最大 16 体までスタック(重ねる)ことができ、もし敵のユニットがいるマスに移動した場合、相手が3体でこちらが5体なら、残り2体になって勝利できます。
つまり戦闘は単純な引き算ですね。
ただ5体の相手に5体で攻めると双方0になって消滅するのですが、その土地は攻撃側に占領されます。
収穫施設や兵器工場のある土地を占領した場合、それは占領側のものになります。
資金があれば大砲の設置や輸送機の購入も行えます。
大砲は設置後に弾薬を買い、さらに次のターンに発射することで、そこにいるユニットを減らし、土地の高さも1段階下げることが出来ます。
高さが0になって崩壊すれば、その上にある施設やユニットはすべて転落するので、使い方によってはかなり強力です。 ただし使用には多くの資金が必要です。
収穫施設も周囲をどんどん崩していくので、状況によっては敵領地を崩壊させるのに使えます。
また、収穫施設は「自爆」してその場所を瞬時に崩壊させ、さらに周囲の土地を1段階下げる爆弾のような使い方も出来ます。
さらに自爆や砲撃で土地が崩壊すると、そこに繋がっているヒビが入った土地は全て連鎖で崩壊していきます。
この土地の崩落を利用した戦術がゲームの大きなポイントになります。
土地が壊れていくとそのうち敵と自分が分断されてしまう事になりますが、「輸送機」を生産しておくことで、ユニットを好きな位置に飛ばすことが出来ます。
ただし輸送機はかなりの資金(50 ゴールド)が必要なので、そう簡単には使えません。
ただ、輸送機や大砲(砲弾)は複数用意しておけば1ターンに連続使用することも可能なので、それを利用した奇襲攻撃をかける手もあります。
このゲームが戦術シミュレーションゲームとして優れている点は、一進一退のダラダラした展開にならないこと。
なぜなら戦いの進展に応じて土地がどんどん崩れていくので、土地がなくなれば嫌でも決着が付きます。
よって1ステージは割と短時間で終了し、戦略性や思考性が高い一方で、割と気軽にプレイできます。
元々オンライン対戦が考慮されたゲームであるためか、長すぎる展開にならないシステムがうまく作られていると言えますね。
なお、そのオンライン対戦ですが、メニューで「CREATE BATTLE」(ゲーム作成)や「JOIN BATTLE」(ゲーム参加)を選んで準備しておけば、1人プレイをやりながらメンバーが集まるのを待つ事ができるようになっています。
残念ながらプレイヤーが少ないようで、実際に対戦を試すことは出来ていないのですが、マッチングされやすいシステムにはなっているようです。
特徴的なグラフィックや演出は悪くなく、BGM も古いレコードで演奏しているかのようなノイズが入った古風なジャズサウンドで、ゲーム内容と相まって独特な雰囲気を醸し出しています。
操作性も悪くはないのですが、スタックしている(重なっている)ユニットを動かす際、動かす数をスライドして選択します。
このスライドがちょっと面倒で、スライドする部分が画面下に隠れてしまうこともあります。
ここは出来ればボタンで選択出来るようにして欲しかったところですね。
以下は Youtube で公開されている公式のゲームトレーラーです。(あまりプレイ画面は映っていませんが・・・)
定価は 250 円。
iPhone / iPod touch 版と iPad 版(HD 版)の2つがありますが、価格は変わりません。
※現在は 85 円での販売になっています。
ゲーム内容としては戦術シミュレーションゲームと言うより、対戦型パズルゲームやドイツゲーム/ボードゲームに近いものだと言えます。
これと同じルールの実物のボードゲームがあっても面白いのではないかと思える内容です。
思考型のゲームが好きな方に、特にオススメできるアプリですね。
・Greed Corp (iTunes が起動します)
・Greed Corp HD (iPad 専用版です)
「Greed Corp」です。
2010 年に XBOX360 と PS3 のネット配信用ソフトとして公開されたもので、その後にパソコン版(Steam 版)も発売されています。 開発したのはオランダのメーカーのようですね。
フィールドは崖の上のような場所にあるのですが、収入を得る施設を作るとそれが土地を次々と崩壊させていきます。 しかし戦うためには収入を得ない訳にはいきません。
よってマップはどんどん狭まっていき、シミュレーションゲームでありながら、まるで「生き残りゲーム」のような展開になっていきます。
勝利した頃には世界はボロボロになっていて、その末に何があるのだろうと思ってしまう、ちょっと風刺的な意味を感じてしまう内容ですね。 ゲーム名も「貧欲な企業」ですし。
ターン制のシミュレーションゲームで、1つのマップに最大4つの勢力が登場し、他の勢力を全滅させれば勝利となります。
マップはヘックス(六角形)で区切られていて、ユニット(Walker)を移動させた場所は自分の領地になります。
ユニットは領地内は3マスまで移動できますが、それ以外の場所は1マスしか進めません。
ターン開始時には収入が得られ、それを使って領地内に収穫施設(Harvester)を設置することができます。
収穫施設を作るとそのマスと周囲のマスから毎ターン収入を得られるのですが、その際にゴールドを得た土地の高さが1段階下がります。
そして高さが1になった土地にはヒビが入り、0になると崩れ落ちてしまいます。
つまり多くの収入を得るには、自分の領地を崩壊させていかなければなりません。
領地には兵器工場(Armory)も建設でき、次のターンからそこでユニットの生産が行えます。
ユニットは1つのマスに最大 16 体までスタック(重ねる)ことができ、もし敵のユニットがいるマスに移動した場合、相手が3体でこちらが5体なら、残り2体になって勝利できます。
つまり戦闘は単純な引き算ですね。
ただ5体の相手に5体で攻めると双方0になって消滅するのですが、その土地は攻撃側に占領されます。
収穫施設や兵器工場のある土地を占領した場合、それは占領側のものになります。
資金があれば大砲の設置や輸送機の購入も行えます。
大砲は設置後に弾薬を買い、さらに次のターンに発射することで、そこにいるユニットを減らし、土地の高さも1段階下げることが出来ます。
高さが0になって崩壊すれば、その上にある施設やユニットはすべて転落するので、使い方によってはかなり強力です。 ただし使用には多くの資金が必要です。
収穫施設も周囲をどんどん崩していくので、状況によっては敵領地を崩壊させるのに使えます。
また、収穫施設は「自爆」してその場所を瞬時に崩壊させ、さらに周囲の土地を1段階下げる爆弾のような使い方も出来ます。
さらに自爆や砲撃で土地が崩壊すると、そこに繋がっているヒビが入った土地は全て連鎖で崩壊していきます。
この土地の崩落を利用した戦術がゲームの大きなポイントになります。
土地が壊れていくとそのうち敵と自分が分断されてしまう事になりますが、「輸送機」を生産しておくことで、ユニットを好きな位置に飛ばすことが出来ます。
ただし輸送機はかなりの資金(50 ゴールド)が必要なので、そう簡単には使えません。
ただ、輸送機や大砲(砲弾)は複数用意しておけば1ターンに連続使用することも可能なので、それを利用した奇襲攻撃をかける手もあります。
このゲームが戦術シミュレーションゲームとして優れている点は、一進一退のダラダラした展開にならないこと。
なぜなら戦いの進展に応じて土地がどんどん崩れていくので、土地がなくなれば嫌でも決着が付きます。
よって1ステージは割と短時間で終了し、戦略性や思考性が高い一方で、割と気軽にプレイできます。
元々オンライン対戦が考慮されたゲームであるためか、長すぎる展開にならないシステムがうまく作られていると言えますね。
なお、そのオンライン対戦ですが、メニューで「CREATE BATTLE」(ゲーム作成)や「JOIN BATTLE」(ゲーム参加)を選んで準備しておけば、1人プレイをやりながらメンバーが集まるのを待つ事ができるようになっています。
残念ながらプレイヤーが少ないようで、実際に対戦を試すことは出来ていないのですが、マッチングされやすいシステムにはなっているようです。
特徴的なグラフィックや演出は悪くなく、BGM も古いレコードで演奏しているかのようなノイズが入った古風なジャズサウンドで、ゲーム内容と相まって独特な雰囲気を醸し出しています。
操作性も悪くはないのですが、スタックしている(重なっている)ユニットを動かす際、動かす数をスライドして選択します。
このスライドがちょっと面倒で、スライドする部分が画面下に隠れてしまうこともあります。
ここは出来ればボタンで選択出来るようにして欲しかったところですね。
以下は Youtube で公開されている公式のゲームトレーラーです。(あまりプレイ画面は映っていませんが・・・)
定価は 250 円。
iPhone / iPod touch 版と iPad 版(HD 版)の2つがありますが、価格は変わりません。
※現在は 85 円での販売になっています。
ゲーム内容としては戦術シミュレーションゲームと言うより、対戦型パズルゲームやドイツゲーム/ボードゲームに近いものだと言えます。
これと同じルールの実物のボードゲームがあっても面白いのではないかと思える内容です。
思考型のゲームが好きな方に、特にオススメできるアプリですね。
・Greed Corp (iTunes が起動します)
・Greed Corp HD (iPad 専用版です)
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