※このゲームは最新 iOS への対応が行われず、現在は iTunes から削除されています。
Android 版はスクエニマーケットで購入可能です。
そのゲームをプレイすると、死ぬ。
ゲームの世界には、こんな都市伝説も存在します。 知る人ぞ知るスーパーファミコンのゲーム「手紙」の話などですね。
他にも、「真・女神転生の起動時に『すぐにけせ すぐにけせ すぐにけせ・・・』と言う呪いのメッセージが表示される」とか、「ぼくのなつやすみに徐々に狂気に堕ちていく8月32日以降が存在する」などが有名です。
そんな都市伝説的な呪いのゲームを再現した、「プレイすると一週間以内に死ぬ」という噂のアプリの真相を探る、スクウェア・エニックス製のホラーアドベンチャーゲームが登場しています。
「ナナシ ノ 或プリ」です。
「或プリ」は「アプリ」の事ですが、わざと文字化けしているような名前になっています。
このゲームは元々 DS で発売されていた「ナナシ ノ ゲエム」のシリーズ作ですが、DS 版の移植という訳ではなく、iPhone / iPod touch 向けに作られた新作です。
DS の ナナシ ノ ゲエム は2画面を利用した恐怖演出が特徴でしたが、「ナナシ ノ 或プリ」はスマートフォンであることを利用した演出が加えられており、例えば恐怖メールや文字化けツイッターなどの表現が行われています。
ただ、基本的にはファミコン風のレトログラフィックなアドベンチャーゲームで、アイテムを探しながら先に進む方法を探すという、フィールド移動型の「脱出ゲーム」と言える内容です。
ゲームを始める前にちょっとした謎解きが必要になるので、まずはそこを解説しておきましょう。
起動すると、最初にスマートフォンのホーム画面が表示されます。
ここにはカメラや電話、メールなどのアイコンがあるのですが、メールを一通り見てからツイッター(TwitBoard)を開いて下さい。
そしてツイッターの内容を左下の更新ボタンを押しながらチェックし、更新されなくなったら他のアイコンを一通り試してみましょう。
その後、再びツイッターを確認していくと文字化けが起こり、「nosp://777・・・」から始まる赤いリンクのような表示が現れます。
これをタップすると「ナナシ ノ アプリ」のダウンロードが開始され、完了後に(ゲーム内の)OS が再起動。
その後に表示されているアプリを起動すると、本編が始まります。
※まずはツイッターを読み進めていこう。 左下の更新ボタンで続きが出てくるのを忘れずに。 更新しても続きが出なくなったら適当に他のアイコンを試して、また戻ってこよう。
ツイッターの文字化け時や、アプリのダウンロード時には、画面にノイズが入り・・・
ゲームは前述したようにファミコンの RPG のような画面で、各所を調べながら先に進む方法を見つけていくアドベンチャーゲームです。 戦闘のようなものはありません。
移動は画面左側をスライドして行い、画面タップで一歩先を調べます。 内容としてはシンプルですね。
最初に辿り着く広場には6つの扉があり、それぞれ別の世界に繋がっています。
入れない1つを除き、どの扉からスタートしても構いませんが、入るとその世界をクリアするまで他の扉には入れなくなります。
各世界は病院や学校、ホテルの中など様々です。
グラフィックはいかにもレトロ風ですが、サウンドはかなりリアルに作られていて、プレイ時には「イヤホン」を付けることが推奨されています。
ゲーム中にはイヤホンのステレオ機能を利用した恐怖演出や謎解きがあり、音が聞こえる方向や、かすかに聞こえる水の音などがヒントになる場面も存在するので、事前に用意しておきましょう。
謎解きとからめることで、嫌でもプレイヤーにイヤホンを付けさせ、音響による恐怖感を倍増させるというのは、ある意味「うまい手」だと言えますね。
「サウンドノベル」ならぬ「サウンドホラー」と言えるかもしれません。
主人公にはライフがあり、毒の沼のような場所に踏み込んだり、「ルグレ」と呼ばれるゴーストのような敵から攻撃されるとダメージを受けます。 0 になればもちろんゲエムオーバー。
ただしチェックポイントとなる場所には電話があり、それを使ってセーブが可能です。
また、電話でセーブすることで一旦アプリを終了し、スマホ画面に戻ることも出来ます。
ゲーム中には電話番号のようなナンバーを入手出来る場合があり、ホーム画面の電話を起動してそれを入力する事で、様々なサウンドを聴くことが出来ます。
※ルグレが出る際には恐怖を煽る BGM が鳴り、周囲が暗くなり、接近されると視界が狭まる。
こちらに攻撃手段はないため、急いで逃げなければならない。 ダメージ時のサウンドはリアルで恐い。
※ゲームの進行に合わせて画面にはノイズやバグのようなものが表示され、だんだんエスカレートしていく。
徐々に狂っていく様子は「ぼくのなつやすみ 8月32日以降」的な恐さがある。
「謎」は大体どこかにヒントがあり、それほど不条理なものはない。 どうしても解らない時はタンスなどを一通り調べていこう。
見えない通路がある場合は、隅の方に鍵が見えていて、そこへの道があることを示唆している場合が多い。
※メールではゲエムに関する情報を得られたり、ゲエムの中のキャラクターとのやり取りが行える。
ただしアプリ内から実際の電話やメールが行える訳ではないので悪しからず。
ただ、ツイッターは実際のものと連動していて、関連したツイッターの表示やつぶやきが行える。(ただし文章に文字化けアリ)
カメラは実際に写真を撮影できるが、心霊写真になる事が多い。 被写体を恐怖に陥れたい時にどうぞ。
各世界には合計50個以上もある「ゲエムの鍵」が隠されていて、これを集める事でちょっとしたアクションゲームをプレイする事が出来ます。
アクションゲームは真横視点のスーパーマリオ的なものや、iPhone 本体を傾けて主人公を動かす転がしゲーム的なものなど様々ですが、すべて「当たると即死する刃を避けてゴールの階段に向かう」というものです。
最初のうちはともかく、中盤からは初見クリアは不可能な、何十回もやり直さないとクリア出来ないステージが続く、かなりヒドい難度のゲームです。
その鬼畜っぷりを楽しむと言うか、クリア方法を試行錯誤するのを楽しむというか、そんな感じのものですね。
このミニゲームは本編には直接関係ないようで、無理にクリアしなくても良いようですが・・・
※この「ゆめにっき」風のエリアから、ミニアクションゲーム(ノロイノゲエム)をプレイする扉へ行く事が出来る。
入れない扉は枠線だけしかなく、鍵を取っている扉は塗りつぶされており、クリア済みの扉には色が付く。
電話を使った暗号をクリアしないと入れない扉も多いが、暗号の解読は難しく、ハッキリ言って一人で全てクリアするのはまず無理だ。
スマホらしく、ネットなどを活用して解法を探していく必要があるだろう。
※アクションゲーム(ノロイノゲエム)の一例。 中盤ステージ以降は、シビアなタイミングやギリギリの時間制限、精密な操作、そして初見殺しな数々のトラップが待ち受けている。
色々な意味で大手メーカー製らしくない内容だ。
価格は 800 円。 決して万人にお勧めできるようなゲームではありません。
ただ、何とも印象深いゲームで、捨てがたい独特な雰囲気があるアプリです。
スプラッタや流血などの視覚的な気持ち悪さや嫌悪感ではなく、イヤホンを通しての音響とスマホ画面の都市伝説的な雰囲気、そして常に漂い続ける恐怖感の中にプレイヤーを置くことで怖がらせるという、ある意味でユニークなアプリです。
こうしたタイプの恐怖感は映画では出し辛く、ゲームならではト言えるかもしれません。
ホラー系も嫌いでない方は、ゼひ夜中に薄暗い部屋の中デ、一人でプレイして頂きたいと思います。
なお、このゲームをぷレイしタ事にヨり、何らカノ不都合我死ョ逕溘§縺ヲ繧ゆク 蛻・イャ莉サ 縺ッ蜿悶l 詛帙s縺ァ 縺比コ・痛繧偵s
・ナナシ ノ 或プリ (コノ或プリハ呪レ縺ッ蜿縺ヲ繧)
コメント一覧 (2)
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- 2012/01/29 09:56
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うわぁ 面白そうだけど怖そうですねぇ
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- 2017/01/17 15:36
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ナナシ、ノロイノゲエムシリーズを終えた私にとってはちょっとやってみたいかも!
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