本日ご紹介するのは新作でもなければ大作でもなく、簡易的なゲームなのに無料でもないというアプリなのですが・・・
なぜか某動画サイトで、このゲーム(の原作)の動画が今さらながら大きな話題になっているようなので、今回取り上げておきたいと思います。
「QWOP for iOS」です。
「QWOP」は世界的に有名な、陸上競技のランナーを走らせる Flash ゲームです。
と言ってもマトモに走ることなんてまずムリ! って言うか歩くのもムリ! そもそも前に進むのが困難!
その場で妙なポーズを取りながら前に倒れ込むか、後ろに倒れて華麗なサマーソルトを決めつつ後頭部を地面に叩きつけるのが関の山で、1m進むのさえ難しいゲームです。
そして繰り返しているうちに、ランナーのおバカな動きに爆笑すること必至です。
Flash 版は以下のページで公開されているので、PC からアクセスしている方で、まだご存じない方はぜひ試してみて下さい。
http://www.foddy.net/Athletics.html
Q キーで左足の太ももを後ろに引き(同時に右足の太ももを前に出し)、
W キーで右足の太ももを後ろに引き(同時に左足の太ももを前に出し)、
O キーで左足のふくらはぎ(膝下)を後ろに引き、
P キーで右足のふくらはぎを後ろに引くのですが、
まあやってみると解りますが、これで進むのってすっごく難しい。
いやぁ、普通に歩いてる人間って凄いですね。
そして本題の iOS 版の QWOP についてですが・・・
まずランナーが赤一色のレオタードのアニキから、2色のシャツとパンツを身に付けたリアルな短髪マッチョに変身しました。
競技場もリアルになり、ミスった際にはコケっぷりを記事にしたスポーツ新聞が届けられます。
そして大きな違いが操作方法の変更。
左足と右足をそれぞれ4つのボタンで操るようになっています。 つまりもはや QWOP ではない、8ボタン操作。
しかし「それぞれの足の『太もも』と『ふくらはぎ』をボタンで前後させる」という基本部分は変わっておらず、そのため妙な倒れっぷりや、後頭部を打ち付けるサマーソルトは健在です。
操作を図で説明すると以下の様な感じです。
股関節と両足のヒザの関節に支点があり、太もも部分とふくらはぎ(膝下)部分がそこにくっついていて、前後に稼動すると考えれば良いでしょう。
また若干ですが、本体を傾けることで上体も前後に移動できます。
使うボタンが増えていますが、そのぶんオリジナルでは出来なかった柔軟な動きが可能になっており、特にふくらはぎを前に出せるようになったため体勢を調整しやすくなっていて、オリジナルではムリな進み方も出来ます。
よって難易度としては、むしろこちらの方が簡単になったかも。
と言っても相変わらず進むのは困難で、ひたすらコケまくるんですけどね。
iOS 版は競技種目が増えているのですが、まず 10m 進まないと競技の選択をすることは出来ません。
QWOP をやったことがある方ならわかる通り、この 10m 進むというのはかなり難関です。
陸上競技ゲームなのに 10m 歩く練習ステージさえ難しいという、それが QWOP クオリティー。
競技が選択可能になると、メニューから以下のものを選ぶ事が出来ます。
・100m SPRINT (100m走)
通常の 100m 走。 100m 走るタイムを競う。 って言うか 100m 進むのがまず大変。
・110m HURDLES (110m ハードル)
ハードルを跳びながら、もとい、ハードルを倒しながら 110m 走る。
・LONG JUMP (走り幅跳び)
助走して遠くにジャンプする。 ・・・助走?
・STEEPLECHASE (障害物走)
倒れないハードルなどを越えながら 3000m 進む。 うん、無理。
・50km Wark (50km 競歩)
両足が地面から離れないように 50 km 歩く。 世界の完走者、0名。
Game Center には対応していませんが、OpenFeint には対応しており、世界記録なども表示されます。
正直、信じられない記録ばかりです・・・
価格は 85 円。 Flash 版は無料だし、ちょっとした「おバカアプリ」なのでお金を出すのを躊躇する人は多いと思いますが、QWOP らしさは iOS でも健在です。
とりあえず3回は爆笑できます。 人に見せるネタアプリとしても最高でしょう。
「豪華な QWOP をやってみたい」「iPhone でもサマーを連発したい」という方や、「俺は走れる。そして跳べる」という奇特な方には、ぜひオススメいたします。
・QWOP for iOS (iTunes が起動します)
なお、以下は Youtube で公開されている公式のムービーなのですが・・・ コレやってる人は超人です。
コメント一覧 (5)
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- 2012/01/29 17:49
- 進むだけならなんとか出来るようになりましたが、走ったり飛んだりとかになると未知の領域ですね。ぜひとも攻略ページを!
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- 2012/01/29 20:18
- こんばんわ~
ロックマンのカキコ以来ですが
PC版やってみましたが難しいとういうか・・・私には反対の足を踏み出す事が出来なかったです・・・でも・・・倒れ方とか何とも言えぬ面白さが
ios版だと細かく動けそうですねー
(慣れというか・・・かなりのやり込みが必要になりそうですね)
カムさんなりの攻略レビュー作ってもったらアプリ買ってみようかしら
PC版しかやってないんですがこのトレーラーの方相当の使い手ですよねこれ!
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- 2012/01/29 20:58
- 走るというかスキップのような感じでいいのならコツをつかめばさほど難しくはないんですけどね。
スタートしたら少し上体を前に傾けて、左膝曲げ右膝伸ばしを適度な長さで同時押し→左足が着く直前に右膝曲げ左膝伸ばしを適度に同時押し以下ループでそれなりには進みます。
後は足首を左右のボタンで調整できるようになれば1分くらいで100メートル走破は可能です。慣れと根気が必要ですが。
しかしハードルとか幅跳びとか難しい…… 自由度が高いのでやり込めばかなり記録伸びそうですし、本当に面白いですね。
ネタとしても悪くないですが、普通にゲームとして楽しめるのでいい買い物でした。
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- 2012/01/30 01:12
- 攻略は正直言って、こっちが教えて欲しい・・・(笑
トレーラーの人はもう、相当な使い手です。
ただ、左右のスティックを1時方向と7時方向に交互にタイミング良く動かす事で、割とまともに歩けるようになりました。
しかし幅跳びは私も全然です。あと障害物競走の最初のハードルが何回やってもムリ。
記録出してる人はどうやって越えたんだアレ・・・
まあ、ハードルをカニ挟みしながら顔面から地面に激突するのも、それはそれで面白いんですが ^^;
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- 2012/01/30 05:13
- ジャンプも結局、走りをマスターしないと駄目っぽいですね。 助走の段階でスピード上げて、離陸した時にその反動を利用して前に飛ぶっていう感じなんでしょうか。
でも早く走るには、まずは如何に転ばないかをマスターしなければならず、、、二足歩行ってなかなか奥が深いんですね。
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