ゲームキャストさんの主催で実施される「iPhone ゲーム大賞 2011」。
今回もそれに当サイト/ブログからノミネートする作品のご紹介をしていきたいと思います。

http://gamecast.jp/gameaward/2011/
先日の記事では「RPG賞」「アイデア賞」「アップデート賞」「無料で賞」「レース・ドライブ賞」「スポーツ賞」をお伝えしました。
本日の記事では「アクション賞」「シューティング賞」「パズル賞」「マッチパズル賞」「カード・ボード賞」「シミュレーション賞」「戦略ゲーム賞」と、次点や番外のアプリ(ショートゲーム賞)をご紹介いたします。
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【 アクション賞 】
・Infinity Blade 2

まずはこれを推薦しないとダメでしょう。 もはや iOS のキラータイトルとなっている「インフィニティ ブレード」の最新作です。
発売を急いだためか、セーブデータが消えるとか音が鳴らなくなるとか、起動しないケースが多いとかの不具合が多発する問題が起こってしまいましたが、それでもグラフィックのクオリティーなどは圧倒的。
武器の種類が増えてゲーム性も拡張され、iPhone の代表作に相応しい内容だと言えます。
・ストリートファイターIV Volt

もちろんこれも推薦しないとダメでしょう。 2010 年にその完成度でユーザーを驚かせたスト4がオンライン対戦に完全対応!
キャラクターも増加して、1人で遊びながらマッチングを待てる「乱入対戦」が実装され、対戦中のラグも気にならない場合が多く、オンライン対戦格闘としては至れり尽くせりの内容です。
携帯でストリートファイターのオンライン対戦なんて、まさにゲーマーの夢ですね。
・モンスターハンター Dynamic Hunting

そしてさらに、今年の iPhone のアクションゲームを語るならこれが外せないでしょう。
スマホ向けにアレンジされた新しいモンスターハンターシリーズ「モンハンDH」です。
広大なフィールドや「上手に焼けました~」はありませんが、モンスターとの戦いはモンハンらしい立ち回りで行えます。
初期バージョンはボリューム不足でしたがアップデートにより改善され、今年の代表作の1つとなっています。
(次点)
他にも格闘アクションとしては「THE KING OF FIGHTERS-i」が素晴らしいデキでしたが、今年のアクション部門は上記の3つが外せない! と言う訳で惜しくも次点・・・
またベルトアクション(横スクロール格闘アクション)としては「Third Blade ~這い寄る混沌~」も推薦したいのですが、これも同じ理由で次点です。
他には「ソニック・ザ・ヘッジホッグ4 Ep.1」、「Bring Me Sandwiches!!」もノミネートに相応しい作品と言えますが、入れる枠がないですね・・・
【 番外編 ・ ショートゲーム / カジュアルアクションゲーム賞 】
この部門は「iPhone ゲーム大賞 2011」には存在しませんが、上記のノミネートを見て解るようにアクションゲームは鉄板と言える大作がそろっていて、ショートゲームやカジュアルゲームが入る余地がありませんでした。
しかし秀作のショートゲームもたくさんあった訳で、ここでは当ブログ独自に優れたカジュアル系のアクションゲームを推薦しておきたいと思います。
・Tiny Wings

Apple が選出した App Store Rewind 2011 の最優秀作品。 やはりこれをノミネートしない訳にはいかないでしょう。 (正式なノミネートはしてないけど)
アメリカではトップに定着していた Angry Birds の牙城を一時崩したアクションゲームとして話題になりました。
気軽に遊べるホノボノとした内容が良いですね。
・Bumpy Road

こちらも Apple 選出の App Store Rewind 2011 のノミネート作品。 そして個人的にも一押しだったアプリです。
老夫婦が車に乗って旅をするというホノボノした内容のゲームで、絵本のようなグラフィックとノリの良い BGM が相まったハイセンスなゲームです。
ちょっと難易度は高めですが、心温まる雰囲気のアプリです。
・PAC'N-JUMP

これは正直、個人的な趣味も入っている選出ですが・・・ レゲーファンにはたまらない作品です。
ゲームとしては良くある Doodle Jump 系のジャンプゲームなのですが、雰囲気と BGM が秀逸。
特にオリジナルの BGM をうまくアレンジした曲が素晴らしいですね。
(次点)
他にも今年は「Collision Effect」や「ネコアップ」など、秀作と言えるショートゲームが多くありました。
「Temple Run」は「無料で賞」にノミネートしているのでこちらは選外で。 「Angry Birds Rio」も選出されるべきかもしれませんが、内容が本家とあまり変わりませんしね。
他には「Muffin Knights」が秀作と言えるでしょう。
【 シューティング賞 】
・虫姫さま

とりあえず今年の「ケイブ枠」。 シューティングと言えばケイブのゲームは外せませんね。
あえて複雑なスコアシステムを廃し、「弾が少なくて早いモード」と「弾幕シューティングモード」の2つを用意した、比較的遊びやすいケイブシューです。
価格も抑えられており、見た目とは裏腹に万人にオススメできるシューティングです。
・Danmaku Unlimited

ハイセンスなグラフィック、美しい弾幕、派手な攻撃、画面を埋め尽くすほどの得点アイテムなど、まさに人気シューティングの要素を集約しているアプリです。
タイプとしては東方系で、敵弾にかするほど倍率が上がるシステムがあり、多彩なボスの攻撃も特徴です。
伏兵的に現れた高クオリティーシューティングですね。
・Galaga 30th Collection

この選出には異論がある方もいると思われますが、私的にはこれを推薦したいです。
ギャラクシアン・ギャラガ・ギャプラスなどを現代風にアレンジした作品で、「オリジナルそのまま」をやりたい方の批判を受けてしまいましたが、私的にはかなり秀作だと思います。
「初期の iTunes レビューに潰されてしまったアプリ」という印象ですが、私は高く評価しています。
(次点)
「デススマイルズ」がねぇよ! と思った方も多いと思います。 実際、選出されるべき作品だと思うし、何だかんだと言いながら私もアイテム集めのために相当やりこんだのですが・・・
でも、今回は Galaga 30th を個人的な好みもあって優先しました。 まあ他の誰かが選出してくれるだろうし・・・
他に秀作としては「Lightning Fighter」があり、「Infinity Field」や「Super Crossfire」などもオススメできる作品ですが、ノミネートした作品と比べたら、ちょっと下かな。
「Shooting Game(仮)」は「無料で賞」に入れているので、こちらは選外にしています。
【 パズル賞 】
・Siege Hero

毎年優秀なパズルゲームが登場する iOS ですが、今年の代表的作品はやはりこれでしょうか。
投射系ゲームの元祖 Crush the Castle を出したメーカーが、まるで Angry Birds に対抗するかの如く送り出した、パズル性重視の新しい投射物理ゲームです。
アップデートも繰り返されていて、十分 Angry Birds に対抗できる存在と言えますね。
・Amazing Breaker

美しいガラス細工のようなオブジェクトを爆弾で破壊する、クールな見た目のパズルゲーム。
解りやすいルールと難しすぎない難易度で、発売から数ヶ月後にヒットし始めたアプリです。
全体的に綺麗にまとまっている完成度の高いゲームで、センスある雰囲気は iPhone にマッチしていますね。
・スワンピーのお風呂パニック!

旧名は「Where's My Water?」。 現在の日本の iTunes では「スワンピーのお風呂パニック!」に改名されています。
あの「ディズニー」が送る、いかにもディズニーっぽいワニのキャラクター「スワンピー」が登場する流体シミュレートパズルゲームで、とにかくゲームバランスが素晴らしいです。
どのステージも「簡単すぎないけど難しすぎない」ぐらいの難易度になっていて、大人も子供も楽しめます。
(次点)
新スタイルとなった「TETRIS(テトリス)」も十分に素晴らしいのですが、テトリス自体は古くからあるゲームなので選外としました。(アイデア賞には選んでいます)
私的にピクロスが好きなので、「ピクロジ by Hangame」も入れたいところだったのですが、上の3つが優先かなぁ。
「World of Goo」や「Feed Me Oil」、「Sprinkle」などの流体シミュレート系も選外にするには惜しいゲームで、やはり今年もパズルは秀作が多かったですね。 考えてみれば2010年は物理系、2011年は流体系の年だったような?
パズループ/ZUMA 系の新作「Luxor 2」も高く評価しています。
【 マッチパズル賞 】
・ZOOKEEPER DX Touch Edition

今年のパズル賞は「(普通の)パズル賞」と「マッチパズル賞」の2部門に分けられました。
そしてマッチパズル賞の最大の本命は・・・ 当然ながら「ズーキーパー」ですね。
携帯電話ゲームの大定番で、iPhone 版も登場と同時に人気になりました。 手軽な面白さやスピード感は相変わらずです。
・Dungeon Raid

マッチパズルの本命「ズーキーパー」を脅かす第一の刺客。
パズルゲームに RPG の要素、そして「不思議のダンジョン」系のゲーム性をプラスした、やればやるほど味が出るスルメ的ゲームです。
その面白さが口コミでどんどん広がり、今やパネルゲームの定番の1つとなりました。
・Birzzle(バズル)

「ズーキーパー」を脅かす第二の刺客。
手軽な連鎖と派手な演出、コミカルなキャラクターと複数のゲームモードを持つ、完成度の高いマッチパズルです。
パネルを直接ドラッグして移動させるタッチパネルならではのゲーム性で、難易度もそれほど高くないため、手軽に楽しむ事が出来ます。
(次点)
さめがめ系のパズルゲームである「Blowup!!」、やや高難度ですが慣れてしまうと楽しめる「Do Do EGG!」の2つも秀作のパネル型パズルゲームと言えますが、ノミネートした3作と比べると下位でしょうか。
ノミネートした3作はどれも甲乙付けがたいので、投票が楽しみですね。
【 カード・ボード賞 】
・麻雀 天極牌 by Hangame

麻雀アプリは昨年登場した「麻雀 雷神 -Rising-」が無料とは思えない高クオリティーで一人勝ち状態だったのですが、そこに待ったをかけたのがこのアプリ。
雷神に勝るとも劣らない完成度で、こちらもオンライン対戦に対応。 おまけに1人用のゲームモードも充実しています。
雷神と天極牌、共に Android 版も登場しており、もはやスマートフォンの麻雀アプリはこの2つで争われていると言っても過言ではないでしょう。
・花札しよっ!

定番の大富豪「大富豪しよっ!」の開発元が公開した花札ゲーム。
大富豪しよっ! から引き継いだテンポの良いゲーム性と優れた操作性&視認性、そして美少女キャラから渋い背景のモードまでそろった3種類のグラフィックスタイルは今回も健在です。
花札はあまり戦術が知られていないので苦手な人も多く、それに起因した批判も受けていましたが、カードゲームとしてのクオリティーの高さは相変わらずですね。
・Reiner Knizia's Tigris & Euphrates

ちょっと演出やグラフィックが地味なので、推薦するかどうか悩んだのですが・・・ 今年は他にめぼしいドイツゲーム/ボードゲームがなく、それでも1つは入れておきたいと思ったので、これを選びました。
「神」の視点で文明の興亡を描く歴史絵巻的ドイツゲーム(ボードゲーム)です。
ゲーム自体は非常に面白く、自分の配下の国家や指導者が滅びても、勝利点さえ稼げていれば問題ないという神の残酷な点も見え隠れするゲームです。
(次点)
本当は「BANG! the Official Video Game」を推薦したいところなのですが、このゲームが発売されたのは 2010 年の12月。 今回は対象外ですね・・・
「桃太郎電鉄JAPAN+」はちゃんと桃鉄ではあるけど、ガラケー版がベースだからか機能が縮小されている部分が多いので、選出はしませんでした。 (それに誰かが選出しそうだし)
考えてみればハドソンが消滅した今、これが「最後の桃鉄」になってしまった訳ですね・・・
カードゲームとしては「7ならべ by Hangame」も捨てがたいのですが、今回は次点にしています。
【 シミュレーション賞 】
・名門ポケット学院2

今年のシミュレーション賞はカイロ無双です。 カイロソフトのゲーム以外にめぼしい開発シミュレーションゲームがなかったし、カイロソフトのゲームは面白いですからね。
名門ポケット学院2はその中でも完成度はトップクラスでしょう。 ただ「生徒の進路を良いものにする」という目的は、若干わかりにくさがあるかも?
・開店デパート日記

デパートの経営シミュレーション。 今年出たカイロソフトのゲームの中では、個人的には一番好きです。
The Tower に見た目は似ていますが、ゲーム性は全然異なります。
経営自体は簡単で誰でも気軽に遊べますが、やり込めばどんどん売上を伸ばすことができ、この点がカイロソフトのゲーム作りのうまい点ですね。
・財閥タウンズV

カイロソフトの都市開発シミュレーションゲーム。 「タウンズ」シリーズの難しい方。
難易度は高めですがカイロソフトのゲームの中でも最高クラスの「やり込み要素」があり、奥深いゲーム性を持っているのが特徴です。
ただしテキトーにやると財政が破綻するため、うまく行かない方は簡単な「大江戸タウンズ」で慣れた方がいいかも。
(次点)
「開幕!!パドックGP」を入れるべきかどうか悩みましたが、私的には上記3つの方が良いかなと思い、今回は外しました。 でも人によってはパドックGPが一番楽しいかもしれませんね。
ちなみに「Virtual City」や「SimCity Deluxe」は去年のゲームなので対象外です。 「The Tower」は iPhone 版が出たのは今年なのですが、元となる iPad 版は去年のゲームです。
開発シミュレーションゲームは去年は豊作だったけど、今年はカイロ以外は少なかったですね。
【 戦略ゲーム賞 】
・Paladog!

一本道 RTS の決定版。 iOS には優れた一本道型の RTS が多数ありますが、その中でもこのゲームの完成度・ボリューム・グラフィック・ゲーム性などは突出しています。
課金要素もありますが必須ではなく、とにかく安くて長く楽しめるゲームです。 アップデートでアクションゲームな戦い方をする新主人公まで登場し、もう非の打ち所がないですね。
・世界の覇者1945

ボードゲーム(RISK 型ゲーム)をベースにした、第二次世界大戦が舞台の戦略シミュレーションゲーム。
戦略ゲームの名作「ハーツオブアイアン」に似た雰囲気がありますが、ゲームシステムはダイスを使ったシンプルなものにまとめられているため、難しさはありません。
遊びやすいゲーム性と十分な戦略性を併せ持つ、ターン制の硬派なゲームです。
・Anomaly Warzone Earth

Apple 選出の App Store Rewind 2011 にもノミネートされた「逆タワーディフェンス」。
プレイヤー側が隊列を作って、迎撃タワーが各所に配置されている敵の防衛戦を突破していきます。
グラフィックや演出のクオリティーが高く、ゲーム性もユニークなため、世界的なヒット作となりました。
選出の理由には、「タワーディフェンス系を1つは入れておきたい」というのもあります。
(次点)
この部門の選出はかなり悩みました。 ハッキリ言って、枠が足りない。
最初は「Paladog!」「Army of Darkness Defense」「Ballistik Wars」の3つにしていたのですが、これだと全部一本道 RTS になってしまう。
悩んだ結果、ジャンルごとに1つずつ選ぶ形に変更し、一本道 RTS は「Paladog!」を選び、戦略ゲームらしい「世界の覇者1945」とタワーディフェンス系である「Anomaly Warzone Earth」に変えました。
昨年は「タワーディフェンス(TD)賞」が別に設けられていたのですが、今年はタワーディフェンスの発売数が少なかったためか、戦略ゲームに含められています。
「百人勇者」や「Greed Corp」も選出したいゲームなのですが、枠が足りないです・・・
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まだ、今年から加わった「リズムゲーム賞」や「FPS/TPS賞」などが残っていますが、残りは次回お伝えします。
今回もそれに当サイト/ブログからノミネートする作品のご紹介をしていきたいと思います。

http://gamecast.jp/gameaward/2011/
先日の記事では「RPG賞」「アイデア賞」「アップデート賞」「無料で賞」「レース・ドライブ賞」「スポーツ賞」をお伝えしました。
本日の記事では「アクション賞」「シューティング賞」「パズル賞」「マッチパズル賞」「カード・ボード賞」「シミュレーション賞」「戦略ゲーム賞」と、次点や番外のアプリ(ショートゲーム賞)をご紹介いたします。
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【 アクション賞 】
・Infinity Blade 2

まずはこれを推薦しないとダメでしょう。 もはや iOS のキラータイトルとなっている「インフィニティ ブレード」の最新作です。
発売を急いだためか、セーブデータが消えるとか音が鳴らなくなるとか、起動しないケースが多いとかの不具合が多発する問題が起こってしまいましたが、それでもグラフィックのクオリティーなどは圧倒的。
武器の種類が増えてゲーム性も拡張され、iPhone の代表作に相応しい内容だと言えます。
・ストリートファイターIV Volt

もちろんこれも推薦しないとダメでしょう。 2010 年にその完成度でユーザーを驚かせたスト4がオンライン対戦に完全対応!
キャラクターも増加して、1人で遊びながらマッチングを待てる「乱入対戦」が実装され、対戦中のラグも気にならない場合が多く、オンライン対戦格闘としては至れり尽くせりの内容です。
携帯でストリートファイターのオンライン対戦なんて、まさにゲーマーの夢ですね。
・モンスターハンター Dynamic Hunting

そしてさらに、今年の iPhone のアクションゲームを語るならこれが外せないでしょう。
スマホ向けにアレンジされた新しいモンスターハンターシリーズ「モンハンDH」です。
広大なフィールドや「上手に焼けました~」はありませんが、モンスターとの戦いはモンハンらしい立ち回りで行えます。
初期バージョンはボリューム不足でしたがアップデートにより改善され、今年の代表作の1つとなっています。
(次点)
他にも格闘アクションとしては「THE KING OF FIGHTERS-i」が素晴らしいデキでしたが、今年のアクション部門は上記の3つが外せない! と言う訳で惜しくも次点・・・
またベルトアクション(横スクロール格闘アクション)としては「Third Blade ~這い寄る混沌~」も推薦したいのですが、これも同じ理由で次点です。
他には「ソニック・ザ・ヘッジホッグ4 Ep.1」、「Bring Me Sandwiches!!」もノミネートに相応しい作品と言えますが、入れる枠がないですね・・・
【 番外編 ・ ショートゲーム / カジュアルアクションゲーム賞 】
この部門は「iPhone ゲーム大賞 2011」には存在しませんが、上記のノミネートを見て解るようにアクションゲームは鉄板と言える大作がそろっていて、ショートゲームやカジュアルゲームが入る余地がありませんでした。
しかし秀作のショートゲームもたくさんあった訳で、ここでは当ブログ独自に優れたカジュアル系のアクションゲームを推薦しておきたいと思います。
・Tiny Wings

Apple が選出した App Store Rewind 2011 の最優秀作品。 やはりこれをノミネートしない訳にはいかないでしょう。 (正式なノミネートはしてないけど)
アメリカではトップに定着していた Angry Birds の牙城を一時崩したアクションゲームとして話題になりました。
気軽に遊べるホノボノとした内容が良いですね。
・Bumpy Road

こちらも Apple 選出の App Store Rewind 2011 のノミネート作品。 そして個人的にも一押しだったアプリです。
老夫婦が車に乗って旅をするというホノボノした内容のゲームで、絵本のようなグラフィックとノリの良い BGM が相まったハイセンスなゲームです。
ちょっと難易度は高めですが、心温まる雰囲気のアプリです。
・PAC'N-JUMP

これは正直、個人的な趣味も入っている選出ですが・・・ レゲーファンにはたまらない作品です。
ゲームとしては良くある Doodle Jump 系のジャンプゲームなのですが、雰囲気と BGM が秀逸。
特にオリジナルの BGM をうまくアレンジした曲が素晴らしいですね。
(次点)
他にも今年は「Collision Effect」や「ネコアップ」など、秀作と言えるショートゲームが多くありました。
「Temple Run」は「無料で賞」にノミネートしているのでこちらは選外で。 「Angry Birds Rio」も選出されるべきかもしれませんが、内容が本家とあまり変わりませんしね。
他には「Muffin Knights」が秀作と言えるでしょう。
【 シューティング賞 】
・虫姫さま

とりあえず今年の「ケイブ枠」。 シューティングと言えばケイブのゲームは外せませんね。
あえて複雑なスコアシステムを廃し、「弾が少なくて早いモード」と「弾幕シューティングモード」の2つを用意した、比較的遊びやすいケイブシューです。
価格も抑えられており、見た目とは裏腹に万人にオススメできるシューティングです。
・Danmaku Unlimited

ハイセンスなグラフィック、美しい弾幕、派手な攻撃、画面を埋め尽くすほどの得点アイテムなど、まさに人気シューティングの要素を集約しているアプリです。
タイプとしては東方系で、敵弾にかするほど倍率が上がるシステムがあり、多彩なボスの攻撃も特徴です。
伏兵的に現れた高クオリティーシューティングですね。
・Galaga 30th Collection

この選出には異論がある方もいると思われますが、私的にはこれを推薦したいです。
ギャラクシアン・ギャラガ・ギャプラスなどを現代風にアレンジした作品で、「オリジナルそのまま」をやりたい方の批判を受けてしまいましたが、私的にはかなり秀作だと思います。
「初期の iTunes レビューに潰されてしまったアプリ」という印象ですが、私は高く評価しています。
(次点)
「デススマイルズ」がねぇよ! と思った方も多いと思います。 実際、選出されるべき作品だと思うし、何だかんだと言いながら私もアイテム集めのために相当やりこんだのですが・・・
でも、今回は Galaga 30th を個人的な好みもあって優先しました。 まあ他の誰かが選出してくれるだろうし・・・
他に秀作としては「Lightning Fighter」があり、「Infinity Field」や「Super Crossfire」などもオススメできる作品ですが、ノミネートした作品と比べたら、ちょっと下かな。
「Shooting Game(仮)」は「無料で賞」に入れているので、こちらは選外にしています。
【 パズル賞 】
・Siege Hero

毎年優秀なパズルゲームが登場する iOS ですが、今年の代表的作品はやはりこれでしょうか。
投射系ゲームの元祖 Crush the Castle を出したメーカーが、まるで Angry Birds に対抗するかの如く送り出した、パズル性重視の新しい投射物理ゲームです。
アップデートも繰り返されていて、十分 Angry Birds に対抗できる存在と言えますね。
・Amazing Breaker

美しいガラス細工のようなオブジェクトを爆弾で破壊する、クールな見た目のパズルゲーム。
解りやすいルールと難しすぎない難易度で、発売から数ヶ月後にヒットし始めたアプリです。
全体的に綺麗にまとまっている完成度の高いゲームで、センスある雰囲気は iPhone にマッチしていますね。
・スワンピーのお風呂パニック!

旧名は「Where's My Water?」。 現在の日本の iTunes では「スワンピーのお風呂パニック!」に改名されています。
あの「ディズニー」が送る、いかにもディズニーっぽいワニのキャラクター「スワンピー」が登場する流体シミュレートパズルゲームで、とにかくゲームバランスが素晴らしいです。
どのステージも「簡単すぎないけど難しすぎない」ぐらいの難易度になっていて、大人も子供も楽しめます。
(次点)
新スタイルとなった「TETRIS(テトリス)」も十分に素晴らしいのですが、テトリス自体は古くからあるゲームなので選外としました。(アイデア賞には選んでいます)
私的にピクロスが好きなので、「ピクロジ by Hangame」も入れたいところだったのですが、上の3つが優先かなぁ。
「World of Goo」や「Feed Me Oil」、「Sprinkle」などの流体シミュレート系も選外にするには惜しいゲームで、やはり今年もパズルは秀作が多かったですね。 考えてみれば2010年は物理系、2011年は流体系の年だったような?
パズループ/ZUMA 系の新作「Luxor 2」も高く評価しています。
【 マッチパズル賞 】
・ZOOKEEPER DX Touch Edition

今年のパズル賞は「(普通の)パズル賞」と「マッチパズル賞」の2部門に分けられました。
そしてマッチパズル賞の最大の本命は・・・ 当然ながら「ズーキーパー」ですね。
携帯電話ゲームの大定番で、iPhone 版も登場と同時に人気になりました。 手軽な面白さやスピード感は相変わらずです。
・Dungeon Raid

マッチパズルの本命「ズーキーパー」を脅かす第一の刺客。
パズルゲームに RPG の要素、そして「不思議のダンジョン」系のゲーム性をプラスした、やればやるほど味が出るスルメ的ゲームです。
その面白さが口コミでどんどん広がり、今やパネルゲームの定番の1つとなりました。
・Birzzle(バズル)

「ズーキーパー」を脅かす第二の刺客。
手軽な連鎖と派手な演出、コミカルなキャラクターと複数のゲームモードを持つ、完成度の高いマッチパズルです。
パネルを直接ドラッグして移動させるタッチパネルならではのゲーム性で、難易度もそれほど高くないため、手軽に楽しむ事が出来ます。
(次点)
さめがめ系のパズルゲームである「Blowup!!」、やや高難度ですが慣れてしまうと楽しめる「Do Do EGG!」の2つも秀作のパネル型パズルゲームと言えますが、ノミネートした3作と比べると下位でしょうか。
ノミネートした3作はどれも甲乙付けがたいので、投票が楽しみですね。
【 カード・ボード賞 】
・麻雀 天極牌 by Hangame

麻雀アプリは昨年登場した「麻雀 雷神 -Rising-」が無料とは思えない高クオリティーで一人勝ち状態だったのですが、そこに待ったをかけたのがこのアプリ。
雷神に勝るとも劣らない完成度で、こちらもオンライン対戦に対応。 おまけに1人用のゲームモードも充実しています。
雷神と天極牌、共に Android 版も登場しており、もはやスマートフォンの麻雀アプリはこの2つで争われていると言っても過言ではないでしょう。
・花札しよっ!

定番の大富豪「大富豪しよっ!」の開発元が公開した花札ゲーム。
大富豪しよっ! から引き継いだテンポの良いゲーム性と優れた操作性&視認性、そして美少女キャラから渋い背景のモードまでそろった3種類のグラフィックスタイルは今回も健在です。
花札はあまり戦術が知られていないので苦手な人も多く、それに起因した批判も受けていましたが、カードゲームとしてのクオリティーの高さは相変わらずですね。
・Reiner Knizia's Tigris & Euphrates

ちょっと演出やグラフィックが地味なので、推薦するかどうか悩んだのですが・・・ 今年は他にめぼしいドイツゲーム/ボードゲームがなく、それでも1つは入れておきたいと思ったので、これを選びました。
「神」の視点で文明の興亡を描く歴史絵巻的ドイツゲーム(ボードゲーム)です。
ゲーム自体は非常に面白く、自分の配下の国家や指導者が滅びても、勝利点さえ稼げていれば問題ないという神の残酷な点も見え隠れするゲームです。
(次点)
本当は「BANG! the Official Video Game」を推薦したいところなのですが、このゲームが発売されたのは 2010 年の12月。 今回は対象外ですね・・・
「桃太郎電鉄JAPAN+」はちゃんと桃鉄ではあるけど、ガラケー版がベースだからか機能が縮小されている部分が多いので、選出はしませんでした。 (それに誰かが選出しそうだし)
考えてみればハドソンが消滅した今、これが「最後の桃鉄」になってしまった訳ですね・・・
カードゲームとしては「7ならべ by Hangame」も捨てがたいのですが、今回は次点にしています。
【 シミュレーション賞 】
・名門ポケット学院2

今年のシミュレーション賞はカイロ無双です。 カイロソフトのゲーム以外にめぼしい開発シミュレーションゲームがなかったし、カイロソフトのゲームは面白いですからね。
名門ポケット学院2はその中でも完成度はトップクラスでしょう。 ただ「生徒の進路を良いものにする」という目的は、若干わかりにくさがあるかも?
・開店デパート日記

デパートの経営シミュレーション。 今年出たカイロソフトのゲームの中では、個人的には一番好きです。
The Tower に見た目は似ていますが、ゲーム性は全然異なります。
経営自体は簡単で誰でも気軽に遊べますが、やり込めばどんどん売上を伸ばすことができ、この点がカイロソフトのゲーム作りのうまい点ですね。
・財閥タウンズV

カイロソフトの都市開発シミュレーションゲーム。 「タウンズ」シリーズの難しい方。
難易度は高めですがカイロソフトのゲームの中でも最高クラスの「やり込み要素」があり、奥深いゲーム性を持っているのが特徴です。
ただしテキトーにやると財政が破綻するため、うまく行かない方は簡単な「大江戸タウンズ」で慣れた方がいいかも。
(次点)
「開幕!!パドックGP」を入れるべきかどうか悩みましたが、私的には上記3つの方が良いかなと思い、今回は外しました。 でも人によってはパドックGPが一番楽しいかもしれませんね。
ちなみに「Virtual City」や「SimCity Deluxe」は去年のゲームなので対象外です。 「The Tower」は iPhone 版が出たのは今年なのですが、元となる iPad 版は去年のゲームです。
開発シミュレーションゲームは去年は豊作だったけど、今年はカイロ以外は少なかったですね。
【 戦略ゲーム賞 】
・Paladog!

一本道 RTS の決定版。 iOS には優れた一本道型の RTS が多数ありますが、その中でもこのゲームの完成度・ボリューム・グラフィック・ゲーム性などは突出しています。
課金要素もありますが必須ではなく、とにかく安くて長く楽しめるゲームです。 アップデートでアクションゲームな戦い方をする新主人公まで登場し、もう非の打ち所がないですね。
・世界の覇者1945

ボードゲーム(RISK 型ゲーム)をベースにした、第二次世界大戦が舞台の戦略シミュレーションゲーム。
戦略ゲームの名作「ハーツオブアイアン」に似た雰囲気がありますが、ゲームシステムはダイスを使ったシンプルなものにまとめられているため、難しさはありません。
遊びやすいゲーム性と十分な戦略性を併せ持つ、ターン制の硬派なゲームです。
・Anomaly Warzone Earth

Apple 選出の App Store Rewind 2011 にもノミネートされた「逆タワーディフェンス」。
プレイヤー側が隊列を作って、迎撃タワーが各所に配置されている敵の防衛戦を突破していきます。
グラフィックや演出のクオリティーが高く、ゲーム性もユニークなため、世界的なヒット作となりました。
選出の理由には、「タワーディフェンス系を1つは入れておきたい」というのもあります。
(次点)
この部門の選出はかなり悩みました。 ハッキリ言って、枠が足りない。
最初は「Paladog!」「Army of Darkness Defense」「Ballistik Wars」の3つにしていたのですが、これだと全部一本道 RTS になってしまう。
悩んだ結果、ジャンルごとに1つずつ選ぶ形に変更し、一本道 RTS は「Paladog!」を選び、戦略ゲームらしい「世界の覇者1945」とタワーディフェンス系である「Anomaly Warzone Earth」に変えました。
昨年は「タワーディフェンス(TD)賞」が別に設けられていたのですが、今年はタワーディフェンスの発売数が少なかったためか、戦略ゲームに含められています。
「百人勇者」や「Greed Corp」も選出したいゲームなのですが、枠が足りないです・・・
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まだ、今年から加わった「リズムゲーム賞」や「FPS/TPS賞」などが残っていますが、残りは次回お伝えします。
今週の値下げ時に購入したのでアプデ前の出来は分からないのですが、
現Ver.では他TPSには無い面白さを感じたので評価が変わったのかどうかが気になります。
スワンピーは本当に素晴らしい難易度設定ですね
アプデ毎に、クリアするのが勿体無いと感じる程好きです。
よくこんなに仕掛けが思い付くな… と(笑)
その3も楽しみにしています!