ゲームキャストさんの主催で実施される「iPhone ゲーム大賞 2011」。
当サイト/ブログからノミネートする作品の紹介も今回でラストです。

bnr_2011game
http://gamecast.jp/gameaward/2011/

本日の記事では「その他賞」「特別賞」「ベストメーカー賞」「クソゲー賞」、そして「大賞」をご紹介いたします。
今回取り上げているのは特殊な部門ばかりなので、ちょっと特殊な選出になっています。ご了承下さい。
あと、ゲーム以外の「個人的にお世話になってる賞」もおまけで追記しています。

他の部門賞については その1その2その3 の記事をご覧下さい。

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【 その他賞 】

Pinball HD
Pinball HD
このアプリはどこかにノミネートされていないとダメでしょう。 世界的に大ヒットした「The DEEP」を含む、複数の台が同梱されたピンボールアプリです。
Apple が決定した「最優秀 iPad アプリ」に選出されたこともあります
現在は iPhone 版も登場しており、追加課金が必要ですが新しいピンボール台も増やされています。

空気読み。
空気読み。
1問が数秒で終わる空気を読む問題を、100問ひたすら解き続けるという「マジメなバカゲー」で、最後に「空気読めてる度」が診断されます。
問題によっては意外な解法があったりするのが良いですね。
一度やると問題が全部わかってしまうので、あまり長続きしないのが難点ですが、個人的にはかなり好きなアプリです。


【 特別賞 】

この部門は「個人的に好きなゲーム」をノミネートするものなので、あえて趣味(?)に走っています。ご了承を。

ねんどろいど惑星
ねんどろいど惑星
二頭身のフィギュア「ねんどろいど」のプロモーションアプリなのですが、おまけ(?)でねんどろいどキャラが活躍するタワーディフェンスが付属されています
このタワーディフェンスが無料の割には相応に本格的で、普通にゲームとして楽しめるうえに、初音ミクや巡音ルカなどのボーカロイドキャラも出てくるため、話題になったアプリですね。
密かにアップデートや続編を期待してたりします。

Forget-Me-Not
Forget-Me-Not
まるでコンピューターゲーム黎明期のような、非常に古い外観のドットイート(パックマン型)ゲーム。
レトロゲームと言うか古典風というか、そんな感じのゲームなのですが、妙に味わい深くて繰り返しやってたりします。
自機が撃つ弾が一周回って自分に当たるという、自分自身の攻撃がコワいゲーム。
実際には古いゲームの復刻ではなく、あくまで「昔の雰囲気の新ゲーム」なので、敵キャラなどはかなり豊富で、当時のレベルでは実現不可能なしかけが満載です。

BQLSI STAR LASER
BQLSI STAR LASER
テレビゲーム黎明期どころか、電子機器を使ったゲーム自体が出始めたばかりの頃の原始的(?)コンピューター遊技機器「LSI ゲーム」。 それを再現した縦スクロールのシューティングです。
アプリ起動時に「電池」を入れないと動きませんw しかもずっとやってると電池がヘタって来ます。 適度に裏返して電池を入れ替えましょう。 フタを閉め忘れると電池が落ちるのでご注意を。
ゲームは昔の LSI ゲームっぽいのですが、やはり「昔の雰囲気の新ゲーム」であるため、多彩なシーンがある内容になっています。


【 ベストメーカー賞 】

スクウェア・エニックス
カプコン
ケイブ
gamemaker

この部門はゲームではなく、好きなメーカーをノミネートするものです。
定番どころをノミネートするとしたら、この3つでしょうか。
ゲーマーが納得出来る大作を開発してくれるスクエニ、驚きのクオリティーを見せてくれるカプコン、シューターとしては外せないケイブです。
良作率が高い「タイトー」も加えたかったのですが、スクエニの子会社なので、スクエニを入れたからとりあえずパスで。
カイロソフトゲームロフトもノミネートしたいところですが、枠が足りないですね・・・


【 クソゲー賞 】

今大会の目玉部門。 良作ではなく、クソゲーの NO.1 を決める特殊部門です。
本家のクソゲーオブザイヤーは昨年は不作だったようですが、でも大丈夫!
iPhone にはクソゲーもいっぱいあるよ!(ぉぃ

Warm Gun
Warm Gun
iPhone の伝説的クソゲー。 有力な FPS が長く登場せず、世界中のプレイヤーが FPS に飢えているところに満を持して投下された、第三次世界大戦後の世界をテーマにした世界的大惨事対戦 FPS。
起動しない初期バージョン、クラッシュしまくる次バージョン、銃を持った相手に斧を振り回しながら突っ込んでいく敵AI 、何の実績もポイントも記録されない対戦モードなど、まさにパーフェクト
ゲームが止まる時も単に落ちるのではなく、ゲームエンジンがクラッシュエラーを表示して動かなくなるという前代未聞の有様。
Youtube でカッコいいムービーを先行公開し、ユーザーの期待を煽るだけ煽って爆死させた、クソゲー賞の本命作品です。

SDガンダムGジェネレーションタッチ
sdガンダム
iPhone のガンダマーにコロニー落とし級の衝撃を与えた、携帯の「Gジェネレーション」の iPhone 移植版。
ガラケーの方がマシだったと評判の潰れたフォント、黒いジャキー(ギザギザ)がハッキリ見えるキャラクター画像など、一見して「汚い」と思える画質を持ち、操作性とインターフェイスも非常に使いにくいという、まさに iPhone の性能が戦力の決定的差でないことを教えてくれた作品。
しかも正式版にするには 1000 円の課金が必要で、にも関わらず新モビルスーツや新パイロットなどが追加課金用アイテムとして登場、その一方でアプリが起動できなくなったりキャラクターが表示されなくなるなどの致命的バグは2ヶ月近く改善されないなど、往年の「バンダイのキャラゲー=クソゲー」の方程式を現代に蘇らせたアプリです。

Dig Dug REMIX
Dig Dug REMIX
こんなマイナーなゲームをクソゲー賞にノミネートするのもどうかと思うのですが、iPhone でクソゲーを語る場合、ナムコは外せないところでしょう。
特に往年の名作を復刻したアプリの操作性の酷さは周知の通りで、その中でも最たるものがこの「Dig Dug REMIX」だと思うので、ナムコのダメアプリの代表として選出しました。
ロクに動かせない小さな十字キーと見た目通りの判定範囲で最悪の操作性を実現、新モードの「リミックス版」もオリジナルの面白さを全て潰している内容で、しかもこの状態まま放置され、相応にネームバリューのあるゲームなので継続的に被害者を増やし続けているという点で最悪の地雷です。 掘っているものはまさに墓穴。
果たしてこれを作った開発者が悪いのか? これで OK を出す担当者が悪いのか? いずれにせよプレイヤーが声を大にして言いたい事は1つでしょう。 「実機でテストしろ!

(次点)
本当は(iPhone 4 では)歩くだけで常にカクカク、死ぬほど重くてゲームにならない「Desert Zombie Last Stand」を入れるつもりだったのですが、残念ながらアップデートで改善されてしまいました。 現在は普通に遊べてしまいます。
ロクにゲームをやらせないまま課金演出を連発しまくる「勇現会社ブレイブカンパニー」も、「仕様通りに作られているのにあのザマ」という点で有力候補だったのですが、こちらもアップデートが頻繁で、現在はマシになってしまいました。
まあ Warm Gun も現在はアップデートでクラッシュしないようになっているし(面白いかどうかは別)、Gジェネレーションも今は操作性が良くなり、フォントも(綺麗とは言えないまでも)当初よりは改善されています。
ただ、この2つはダメっぷりが破格でしたね。

なお、一応フォローしておきますが、もっとダメな話題にさえ上らないクソゲーもゴマンとあります
でもそんな誰も知らないクソゲーを紹介しても何の面白みもないため、ここではあくまで「相応の知名度や期待感があって、それを裏切ったアプリ」を候補としています。 この点をご了承下さい。


【 大賞 】

グルーヴコースター
グルーヴコースター

大賞は1つしかノミネートできません。 候補として考えたのは・・・

グルーヴコースター
なめこ栽培キット
モダンコンバット3
ストリートファイターIV Volt
Infinity Blade 2

この中から削っていくとして、「Infinity Blade 2」は初期のバグが多く、自分もセーブデータが2回消えたので除外。
「グルーヴコースター」は他に選ぶ人がいるのが解ってるし、「なめこ栽培キット」は選出されれば最有力候補なのは間違いないんだけど、ゲーマーとしてこれを大賞にするのは何か抵抗がある。
で、残りの「モダコン3」と「スト4 Volt」で、どちらを選ぼうか悩んでいたのですが・・・

しかし悩んでて、こう思い直しました。
3つ選べる他の部門賞はともかく、大賞は純粋に自分が楽しかったもの、面白かったものを選べばいいんじゃないのか?」と。
と言う訳で、上記の5つの中で自分がやってて一番楽しかったもの・・・ 「グルーヴコースター」を選出することに決定しました。
やってた時間が一番長いのは スト4 Volt なんですけどね。

他のブロガーさんがどんなゲームを大賞に推薦するのか、そして投票結果がどうなるのか、今から楽しみです。

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【 個人的にお世話になってます賞 】

え~、もちろん「ゲーム大賞 2011」にこんな部門はないのですが・・・
ちょっとゲーム以外で、個人的に普段よく使っているアプリを、ここで表彰(?)しておきたいと思います。

世界の謎 (このリンクは iTunes が起動します)
世界の謎
オカルトや都市伝説、歴史上の謎や未解決事件など、様々な「謎」を客観的に解説しているアプリ。
最近は色々な「○○の謎」系のアプリが登場していますが、そのパイオニアと言える存在です。
各事象が簡潔に、かつ肯定的でも批判的でもなく中立的な立場で淡々と解説されていて、非常に読み応えがあります。
アップデートも頻繁で、どんどん新しい事柄が追加されており、更新が楽しみです。 密かに応援しています!

i文庫HD
i文庫HD
これがないと iPad の利便性なんて半分以下だったでしょう・・・ そのぐらい日々お世話になっているアプリです。
まあこのアプリは大定番ですし、「グッドデザイン賞」まで受賞しているメジャーな存在なので、今さら紹介するまでもないですが。
PDF はもちろん、様々なファイルを電子書籍として閲覧可能なアプリで、見た目が良くオンラインストレージとも連携できるなど、とにかく多機能です。
本来は「青空文庫リーダー」でしたが、もはや青空文庫の機能がオマケ?

テレBing番組表
テレbing
次々と現れては消えていく、テレビ番組表確認アプリ・・・
他のテレビ番組表サービスを無断で利用しているものが多かったため、最終的には何も残らなくなり、携帯必須のアプリでありながら iPhone には存在しなくなっていました。
その状況を解消してくれたアプリで、しかもマイクロソフト製なのでもう消える事はなさそうです
出先で「あ? 今日はなんのテレビがあったっけ?」と思った時には必須ですね。

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と言う訳で、iPhone AC からの「iPhone ゲーム大賞 2011」ノミネート作品でした。
あくまでうちから選出したと言うだけで、実際にどれが部門賞や大賞に選ばれるかは投票で決まります。
投票が開始されたら、ぜひ皆さんも自分の好きなアプリに一票を投じて頂ければと思います!

他の部門のノミネート作品については その1その2その3 をご覧下さい。