今日も先日に続き、サンフランシスコで GDC(ゲーム開発者カンファレンス)に合わせて行われているインディーズゲームの表彰「IGF」(Independent Games Festibal)のノミネートアプリをご紹介したいと思います。
IGF 2012 の「ビジュアルアート賞」の最終選考作である、簡易的なアドベンチャーゲーム。
「Lume」です。
実物のミニチュア模型を作成し、それを撮影してゲームに使っているというのが特徴で、素朴な味のあるグラフィックになっています。
この点が「ビジュアルアート賞」に選出された理由でしょう。
ただゲームとしては、短時間で終わる「脱出ゲーム」に過ぎません。
日本でも数多く公開されている脱出ゲームの「雰囲気を良くしたもの」という感じで、さらに盛り込まれているパズルは簡単なものもあれば、「そんなの普通わかんねーよ!」と言いたくなる不条理なものまで様々で、バランスがチグハグです。
あくまで雰囲気で勝負のゲームという印象ですね。

停電になったおじいさんの家に来たルミちゃんが、色々なものを調べて家の電気を復旧させるお話です。
移動も調査もタップで行い、様々な謎やパズルを解きながら進んでいきます。
ただタップの判定は結構シビアで、小さなものを調べたいときは、ピンポイントのタップが要求されます。
移動範囲は家の庭と中だけの狭い範囲。 ゲームのボリュームは少なめ。
謎は大半は簡単ですが、一部に難しいものもあり、迷っていると結構時間がかかるかも。
パズルも多くは簡単なのですが、暗号の解読が必要な場面もあります。
メッセージは英語ですが、パズルはほとんど英語が読めなくても解るものになっています。

※ラインを繋げていくパズル。 これはやっていればクリア方法が解るので簡単な部類ですね。
こうしたミニゲーム的なパズルがいくつか盛り込まれています。

※ドアの張り紙をタップするとこの画面になる。 ただし張り紙を「正確に」タップしないと表示されないので気付きにくい。 (ドアの小窓にも見えるし)
おじいさんからのメッセージが書かれているが、英文が読めなくても問題はない。 右下に書かれているアルファベットに注目しよう。

※暗号解読系のパズル。 張り紙を元にケーブルを繋げて行く。
それぞれの表記を数字に直して考えれば良い。 この辺りのパズルや謎は、まだ納得ができるのですが・・・

※納得いかなかったのがこの本の謎。 「こんなのわからねーよ!」と思ってしまった。
しかもダミーの本が多数あって、カモフラージュされている。
そのままではあまりにも解らないと思ったので、上記の本にはこちらで「追記」を行っています。
これなら普通に解読ができるはず。
グラフィックの雰囲気がよく、ちょっとした移動シーンやムービーなどが盛り込まれていますが、ゲーム自体は「普通の脱出ゲーム」といった感じで、内容的にはそんなに特筆できるものではありません。
素朴な雰囲気のため iPad を使って親子でやるのに良いかな・・・ とも思ったのですが、一部の謎が中途半端に難しいので、子供がやるには厳しい。
このタッチなら、もっと簡単に楽しめるものでも良かった気はしますが・・・
でも謎が簡単だと、それこそ 30 分ぐらいで終わるだろうな・・・
iPhone でプレイできる IGF 2012 ノミネート作ではありますが、表彰されるほどではない印象です。
「ビジュアルアート賞」ですが、ビジュアルアート的にも「ミニチュアを使っている」というのが感じられるのはエンディングくらいで、それ以外のシーンでは普通の絵とあまり変わらないですね。
もちろん、良く出来たグラフィックではあるのですが。
(元はパソコンのゲームだったので、あまりミニチュア感を感じないのは画面サイズのせいかも・・・?)
価格は 170 円。 ボリュームを考えるとちょっと厳しいかも。
ただ日本の簡易的な脱出ゲームも 170 円のものが多いので、それを考えるとこの手のゲームの相場価格ではあります。
大半の脱出ゲームと比べると明らかにクオリティーは上ですから、脱出ゲームが好きな方なら試してみても良いかもしれません。
・Lume (iTunes が起動します)
・Lume HD (iPad 用、250 円です)
IGF 2012 の「ビジュアルアート賞」の最終選考作である、簡易的なアドベンチャーゲーム。
「Lume」です。
実物のミニチュア模型を作成し、それを撮影してゲームに使っているというのが特徴で、素朴な味のあるグラフィックになっています。
この点が「ビジュアルアート賞」に選出された理由でしょう。
ただゲームとしては、短時間で終わる「脱出ゲーム」に過ぎません。
日本でも数多く公開されている脱出ゲームの「雰囲気を良くしたもの」という感じで、さらに盛り込まれているパズルは簡単なものもあれば、「そんなの普通わかんねーよ!」と言いたくなる不条理なものまで様々で、バランスがチグハグです。
あくまで雰囲気で勝負のゲームという印象ですね。

停電になったおじいさんの家に来たルミちゃんが、色々なものを調べて家の電気を復旧させるお話です。
移動も調査もタップで行い、様々な謎やパズルを解きながら進んでいきます。
ただタップの判定は結構シビアで、小さなものを調べたいときは、ピンポイントのタップが要求されます。
移動範囲は家の庭と中だけの狭い範囲。 ゲームのボリュームは少なめ。
謎は大半は簡単ですが、一部に難しいものもあり、迷っていると結構時間がかかるかも。
パズルも多くは簡単なのですが、暗号の解読が必要な場面もあります。
メッセージは英語ですが、パズルはほとんど英語が読めなくても解るものになっています。

※ラインを繋げていくパズル。 これはやっていればクリア方法が解るので簡単な部類ですね。
こうしたミニゲーム的なパズルがいくつか盛り込まれています。

※ドアの張り紙をタップするとこの画面になる。 ただし張り紙を「正確に」タップしないと表示されないので気付きにくい。 (ドアの小窓にも見えるし)
おじいさんからのメッセージが書かれているが、英文が読めなくても問題はない。 右下に書かれているアルファベットに注目しよう。

※暗号解読系のパズル。 張り紙を元にケーブルを繋げて行く。
それぞれの表記を数字に直して考えれば良い。 この辺りのパズルや謎は、まだ納得ができるのですが・・・

※納得いかなかったのがこの本の謎。 「こんなのわからねーよ!」と思ってしまった。
しかもダミーの本が多数あって、カモフラージュされている。
そのままではあまりにも解らないと思ったので、上記の本にはこちらで「追記」を行っています。
これなら普通に解読ができるはず。
グラフィックの雰囲気がよく、ちょっとした移動シーンやムービーなどが盛り込まれていますが、ゲーム自体は「普通の脱出ゲーム」といった感じで、内容的にはそんなに特筆できるものではありません。
素朴な雰囲気のため iPad を使って親子でやるのに良いかな・・・ とも思ったのですが、一部の謎が中途半端に難しいので、子供がやるには厳しい。
このタッチなら、もっと簡単に楽しめるものでも良かった気はしますが・・・
でも謎が簡単だと、それこそ 30 分ぐらいで終わるだろうな・・・
iPhone でプレイできる IGF 2012 ノミネート作ではありますが、表彰されるほどではない印象です。
「ビジュアルアート賞」ですが、ビジュアルアート的にも「ミニチュアを使っている」というのが感じられるのはエンディングくらいで、それ以外のシーンでは普通の絵とあまり変わらないですね。
もちろん、良く出来たグラフィックではあるのですが。
(元はパソコンのゲームだったので、あまりミニチュア感を感じないのは画面サイズのせいかも・・・?)
価格は 170 円。 ボリュームを考えるとちょっと厳しいかも。
ただ日本の簡易的な脱出ゲームも 170 円のものが多いので、それを考えるとこの手のゲームの相場価格ではあります。
大半の脱出ゲームと比べると明らかにクオリティーは上ですから、脱出ゲームが好きな方なら試してみても良いかもしれません。
・Lume (iTunes が起動します)
・Lume HD (iPad 用、250 円です)
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