「初音ミクの音楽ゲームが iPhone で発売される」というニュースがあったのが今から約1週間前。
以後ネット上でかなり話題になっていた、「フリック入力でミクの歌に合わせて『歌詞』を入力する」という変わり種の音楽ゲームが先日ついに発売されました。
「ミクフリック/初音ミク」です。
わざわざアプリ名に「初音ミク」と付いていると言う事は、この後「ミクフリック/鏡音リン」とかも出てくるのでしょうか?
初音ミクの音楽ゲームは今のセガのヒットタイトルの1つなので、iPhone でも遠からず出てくるだろうなぁ、とは思っていました。
きっちり「ミクの日」(3月9日)に合わせて来ている辺り、プロジェクトはだいぶ前から進行していたのだと思います。
ただ、それを「フリック入力の練習ソフト」に絡めて来ると言うのは・・・ いや、意外でもないかな。
でもこうして見ると、やはりかなりのインパクトがありますね。
iTunes ランキングでも 1200 円という高額アプリにも関わらず、わずか半日で有料アプリのトップになっています。
背景でミクのミュージックビデオが流れている中、曲に合わせて歌詞の一部を、リズムに合わせてフリック入力していきます。
フリック入力が苦手な方も多いと思いますが、どのキーをどちらの方向に入力すればよいのか矢印や円マークで示してくれるため、フリック未経験の方でも十分プレイできるようになっています。
入力方向を確認する時間も十分にあるため、プレイを通してフリックの方向を覚えられるようになっています。
ただ、難易度 EASY だと入力部分があまりにも少なすぎて、本当にフリック未経験者でないと練習にならないしリズムゲームとしても楽しめません。
ちょっとでもフリック出来る人は最初から NORMAL 以上でやるのを推奨します。
バックで歌い踊るミクの映像はアーケード(ゲームセンター)版の音楽ゲーム「初音ミク Project DIVA Arcade」の流用のようで、流用とは言えアーケードゲームの PV をそのまま使っている訳ですから、非常に高クオリティーで美しいです。
容量節約ため画質は落とされているようですが、iPhone の画面だとほとんど気になりません。
ただ、これはあくまで個人的な意見ですが・・・ このアーケード版のミクのモデルって、目がデカ過ぎる気がするんですけどね・・・
タイミング良く入力を成功させるとネギ色のマイク型メーターが増えて行き、ミスると減少します。
メーターが尽きるとゲームオーバーになりますが、よほどミスり続けないとメーターは尽きません。
クリアする事で次の曲が現れ、全部で12曲+ボス曲が用意されています。
iPhone 4 でプレイした限り、全体の動作は非常に滑らかで、高画質ムービーが流れている中でも処理落ち等はまったく見られませんでした。
※「フリック入力」であることを配慮してか、入力タイミングの数は少なめです。 よってフリック入力に慣れている人だと HARD でも簡単かも。
ムービーはスクリーンショットで確認すると、確かにかなり圧縮されている(画質が落とされている)のが解るのですが、iPhone の小さな画面で見るとほとんど見分けが付きません。 むしろ綺麗です。
これで画質が気になる人はオリジナルのムービーを熟知していて、かなり目が良い人だと思います。
ただし iPad だと境界のジャギー(ギザギザ)が目立ちやすいので、若干気になるかも。
やっていて気になったのは、入力タイミングが一般的な音楽ゲームとは全然違うこと。
ご存じのように(?)、フリック入力というものは「押した時」ではなく「指を離した時」に入力されます。
フリックの方向を判別してから入力が行われるため、当然と言えば当然ですが、一般的な音楽ゲームは「押した時」に判定を行うため、つまり他のゲームよりもワンテンポ早く入力しないと遅くなります。
理屈では「流れて来る文字が円の中に入った瞬間に入力すれば良い」のですが、前述の「フリック後に指を離したときに判定」というのがあるため、円の中に入った時に「目押し」したのでは逆にズレます。
このゲームは目押しはダメなゲームであり、タイミングは曲をよく聴いてリズムのみで判断する必要があるので、それを意識してプレイしましょう。
フリック入力の練習としては・・・ 正直あくまで「リズムゲーム」であって、あまり練習にはならないかも。
フリック入力をほとんど覚えていない人には良いと思いますが、小文字・濁点・半濁点は存在せず、入力する文字も歌詞を途切れ途切れで入力するため、意味のある文章ではありません。
よって「フリック入力練習ソフト」としては、やはりそれ専用に作られている「北斗の拳 フリック奥義」などの方が良いのですが・・・ でもゲームとしては、当然こちらの方がやっていて面白いです。
まあずっとやってれば指が自然と文字の位置を覚えてきそうだし、いかにも「学習ソフト」だと面倒になってくるから、これはこれで良いのかな。
リズムゲームとしては、「フリック入力」という操作が加わっているためか入力箇所が少なめで、「リズムにのる」という感じが薄いです。
音楽ゲームの良さである「リズムに合わせて叩くことの気持ちよさ」はあまりありませんね・・・
ここはまあ、ゲームシステム的にしょうがない部分でしょうか。
個人的には、好きな曲が1つもなかったのが残念だけど・・・ あくまで個人的な話です・・・
※左は HARD クリア後に出る「歌詞全文入力」の限界突破 BREAK THE LIMIT モード。 うん、激しくムリ。
私的には HARD の上にあと1つぐらい難易度があっても良かったんじゃないかと。
右はボス曲のアレ。 出現条件はノーマル以上でのオールクリアの様です。
価格は高めの 1200 円。 12曲+α なので、一曲 100 円で計算したんでしょうか・・・?
音楽ゲームとしては高めですが、大ヒット中の「太鼓の達人」も5曲パック 600 円だし、クオリティーは高いので、ミクファンなら許容範囲でしょうか。
ミクファンじゃない人や、一般の方がプレイするのは、ちょっと違和感があると言うか、恥ずかしいと思います。
って言うか、自分はボーカロイド好きだけど、やってて結構恥ずかしい・・・(笑
フリック入力練習アプリとして考えるには、ちょっと価格が高いですしね。
あと、ムービーが多数入っているためか容量がかなり大きく、889 MB あるのでインストール時にはご注意下さい。
初音ミクやボーカロイドが好きな iPhone ユーザーにとっては、その期待に応えたマストアイテムだと思います。
・ミクフリック/初音ミク (iTunes が起動します)
以後ネット上でかなり話題になっていた、「フリック入力でミクの歌に合わせて『歌詞』を入力する」という変わり種の音楽ゲームが先日ついに発売されました。
「ミクフリック/初音ミク」です。
わざわざアプリ名に「初音ミク」と付いていると言う事は、この後「ミクフリック/鏡音リン」とかも出てくるのでしょうか?
初音ミクの音楽ゲームは今のセガのヒットタイトルの1つなので、iPhone でも遠からず出てくるだろうなぁ、とは思っていました。
きっちり「ミクの日」(3月9日)に合わせて来ている辺り、プロジェクトはだいぶ前から進行していたのだと思います。
ただ、それを「フリック入力の練習ソフト」に絡めて来ると言うのは・・・ いや、意外でもないかな。
でもこうして見ると、やはりかなりのインパクトがありますね。
iTunes ランキングでも 1200 円という高額アプリにも関わらず、わずか半日で有料アプリのトップになっています。
背景でミクのミュージックビデオが流れている中、曲に合わせて歌詞の一部を、リズムに合わせてフリック入力していきます。
フリック入力が苦手な方も多いと思いますが、どのキーをどちらの方向に入力すればよいのか矢印や円マークで示してくれるため、フリック未経験の方でも十分プレイできるようになっています。
入力方向を確認する時間も十分にあるため、プレイを通してフリックの方向を覚えられるようになっています。
ただ、難易度 EASY だと入力部分があまりにも少なすぎて、本当にフリック未経験者でないと練習にならないしリズムゲームとしても楽しめません。
ちょっとでもフリック出来る人は最初から NORMAL 以上でやるのを推奨します。
バックで歌い踊るミクの映像はアーケード(ゲームセンター)版の音楽ゲーム「初音ミク Project DIVA Arcade」の流用のようで、流用とは言えアーケードゲームの PV をそのまま使っている訳ですから、非常に高クオリティーで美しいです。
容量節約ため画質は落とされているようですが、iPhone の画面だとほとんど気になりません。
ただ、これはあくまで個人的な意見ですが・・・ このアーケード版のミクのモデルって、目がデカ過ぎる気がするんですけどね・・・
タイミング良く入力を成功させるとネギ色のマイク型メーターが増えて行き、ミスると減少します。
メーターが尽きるとゲームオーバーになりますが、よほどミスり続けないとメーターは尽きません。
クリアする事で次の曲が現れ、全部で12曲+ボス曲が用意されています。
iPhone 4 でプレイした限り、全体の動作は非常に滑らかで、高画質ムービーが流れている中でも処理落ち等はまったく見られませんでした。
※「フリック入力」であることを配慮してか、入力タイミングの数は少なめです。 よってフリック入力に慣れている人だと HARD でも簡単かも。
ムービーはスクリーンショットで確認すると、確かにかなり圧縮されている(画質が落とされている)のが解るのですが、iPhone の小さな画面で見るとほとんど見分けが付きません。 むしろ綺麗です。
これで画質が気になる人はオリジナルのムービーを熟知していて、かなり目が良い人だと思います。
ただし iPad だと境界のジャギー(ギザギザ)が目立ちやすいので、若干気になるかも。
やっていて気になったのは、入力タイミングが一般的な音楽ゲームとは全然違うこと。
ご存じのように(?)、フリック入力というものは「押した時」ではなく「指を離した時」に入力されます。
フリックの方向を判別してから入力が行われるため、当然と言えば当然ですが、一般的な音楽ゲームは「押した時」に判定を行うため、つまり他のゲームよりもワンテンポ早く入力しないと遅くなります。
理屈では「流れて来る文字が円の中に入った瞬間に入力すれば良い」のですが、前述の「フリック後に指を離したときに判定」というのがあるため、円の中に入った時に「目押し」したのでは逆にズレます。
このゲームは目押しはダメなゲームであり、タイミングは曲をよく聴いてリズムのみで判断する必要があるので、それを意識してプレイしましょう。
フリック入力の練習としては・・・ 正直あくまで「リズムゲーム」であって、あまり練習にはならないかも。
フリック入力をほとんど覚えていない人には良いと思いますが、小文字・濁点・半濁点は存在せず、入力する文字も歌詞を途切れ途切れで入力するため、意味のある文章ではありません。
よって「フリック入力練習ソフト」としては、やはりそれ専用に作られている「北斗の拳 フリック奥義」などの方が良いのですが・・・ でもゲームとしては、当然こちらの方がやっていて面白いです。
まあずっとやってれば指が自然と文字の位置を覚えてきそうだし、いかにも「学習ソフト」だと面倒になってくるから、これはこれで良いのかな。
リズムゲームとしては、「フリック入力」という操作が加わっているためか入力箇所が少なめで、「リズムにのる」という感じが薄いです。
音楽ゲームの良さである「リズムに合わせて叩くことの気持ちよさ」はあまりありませんね・・・
ここはまあ、ゲームシステム的にしょうがない部分でしょうか。
個人的には、好きな曲が1つもなかったのが残念だけど・・・ あくまで個人的な話です・・・
※左は HARD クリア後に出る「歌詞全文入力」の限界突破 BREAK THE LIMIT モード。 うん、激しくムリ。
私的には HARD の上にあと1つぐらい難易度があっても良かったんじゃないかと。
右はボス曲のアレ。 出現条件はノーマル以上でのオールクリアの様です。
価格は高めの 1200 円。 12曲+α なので、一曲 100 円で計算したんでしょうか・・・?
音楽ゲームとしては高めですが、大ヒット中の「太鼓の達人」も5曲パック 600 円だし、クオリティーは高いので、ミクファンなら許容範囲でしょうか。
ミクファンじゃない人や、一般の方がプレイするのは、ちょっと違和感があると言うか、恥ずかしいと思います。
って言うか、自分はボーカロイド好きだけど、やってて結構恥ずかしい・・・(笑
フリック入力練習アプリとして考えるには、ちょっと価格が高いですしね。
あと、ムービーが多数入っているためか容量がかなり大きく、889 MB あるのでインストール時にはご注意下さい。
初音ミクやボーカロイドが好きな iPhone ユーザーにとっては、その期待に応えたマストアイテムだと思います。
・ミクフリック/初音ミク (iTunes が起動します)
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