2010年、もはや携帯電話とは思えない高クオリティーでユーザーを驚かせたスクエニのスマホ用本格 RPG、「CHAOS RINGS」(ケイオスリングス)。
2011年にはそのスピンオフ作品となる「CHAOS RINGS_Ω」も登場し、新しい続編の開発も発表されていました。
その新たなケイオスリングスが、先日ついに公開されています。
「CHAOS RINGS_II」です。
今回のストーリーは前作と直接の繋がりはありません。
あの変態ショップ店主は相変わらずですが、それ以外の舞台設定やキャラクターはすべて一新されています。
ゲームシステムはこれまでのものを踏襲しているのですが、ボリュームはかなり増していて、1周にかかる長さも初代ケイオスリングスより明らかに長くなっています。
ストーリーの派生やそれに伴うエンディングの変化もあり、より長く楽しめるゲームになっています。
そして初代や Ω の時にユーザーを驚かせたハイクオリティなグラフィックは益々パワーアップ!
もう見た瞬間に「これは凄い!」と思う美しさですね。
「スクエニの本気と Retina ディスプレイが合わさるとこうなる」という感じの、圧倒的な書き込みの細かさです。
初代 Chaos Rings を見た時も「携帯電話のレベルじゃない」と思いましたが、今作も「スマホアプリのレベルじゃない」と思ってしまうぐらいの衝撃があります。
ゲーム内容は前述したように、良い意味で「ケイオスリングスおなじみのシステム」です。
基本的に2人1組のペアで行動し、戦闘時には双方が個別に動くソロと、同時に攻撃するペアを選択。
火・水・風の3属性の有利不利や、「ソピア」(前作のジーン)を装備することによるスキル習得システムなど、基本のシステムは大まかには一緒です。
よって前作・前々作をやっていた方なら、悩むことなくプレイする事ができるでしょう。
戦闘終了後に自動で HP が全快する点や、簡単に逃げられる点、どこでもセーブが可能、外に出たらすぐダンジョン、いつでも確認できる簡易マップなど、ケイオスリングスの大きな特徴である「携帯機器に最適化されたシステム」も相変わらずです。
よってゲームはサクサク進行するのですが、前作よりも難易度は上がっていて、レベルアップのペースも遅くなっています。
ボスも結構手強く、前と同じ感覚でプレイしていると思わぬ不覚を取るかもしれませんのでご注意を。
※ケイオスリングスの攻略のポイントはこの「3つの属性」。
魔法を使うと自分の属性が変化し、有利な属性の相手には物理攻撃でも大ダメージを与えられ、逆に不利な属性の相手から攻撃を受けると痛い目に遭う。
今回は各キャラクターが「初期属性」を持っているため、開始直後から不利になっている場合もある。
いつでも属性を変えられるよう、初期属性とは異なる魔法を装備しておこう。
ボス戦では相手の属性を確認し、こちらを有利な属性に変えてから攻撃するのが基本。 相手が無属性の場合は属性を変化させる「ローション」のアイテムが役に立つ。
魔法やアイテムはペアで使うと、1人が持っている魔法を2人で使えるので覚えておこう。
※この「ブレイク」の仕様は前作とは大幅に変わった。 もう「先制したら有利」みたいなルールはない。
ブレイクゲージを貯めるには「相手を倒す」か「有利な属性で攻撃する」必要があり、単に攻撃するだけでは貯まらなくなった。 これはもちろん敵も同じ。 よって属性のコントロールが尚更重要。
ブレイクゲージが貯まるとブレイクが発生するが、それによって有利になるのは次の1ターンのみ。
継続して有利になる訳ではなくなったので、その1ターンに一気に攻められるようにしておこう。
ストーリーは「突然各地から集められた者達が、謎の進行役の指示に従って儀式を進行させる」という、前作と似た感じのものになっています。 この点はケイオスリングスのお約束でしょうか。
ただ、あまりに言うとネタバレになりますが、今回は「不測の事態」が頻発する形になっていて、早い段階から先の読めない展開になっていきます。
また、主人公の「ダウィン」以外を操作する場面も多く、ダウィンがいない状態で戦闘やストーリーが進行する場合もあります。
今回は最初からキャラクターのセリフは「ボイス」になっています。
前作・前々作はアップデートで後から導入されましたが、今回は最初からストーリーシーンでも戦闘シーンでもよく喋ってくれますね。
ただ、例の変態の声はイメージとかなり違ったな・・・
前作で賛否があった「パズル」のステージはなくなっています。
ただ、今作は通常のマップに特定のキャラクターの「特技」を使わないと進行できない場所があり、これが若干パズルっぽい(?)部分でしょうか。
ストーリーの進行によって特定のキャラクターがいなくなる場合があるので、これにより通行できない道が出てくるケースもあるようです。
※こんな和風の世界もある。 どの世界も書き込みがハンパじゃなく、思わず見とれてしまうシーンが多数。
サウンドもかなり素晴らしく、BGM も作り込まれている印象です。
先頭のキャラクターは左上のボタンで変更する事ができ、先頭のキャラクターが移動用の特技を使えます。
※召還魔法もあり。 ただし召還魔法(アドベント)や各キャラクターの特殊技(アウェイク)は攻撃やダメージによって貯まる「チャージゲージ」を消費して使う形になったので、MP があっても多用は出来ない。
ボス戦ではブレイクの時のためにゲージを取っておくなど、使い方を考えよう。
召還魔法の使用時には格好いいムービーが流れます。 このムービーは画面タップでキャンセル出来るので、召還魔法を使うと戦闘のテンポが悪くなるという事はありません。
特に難点と思える部分はありませんが、戦闘時のボタンの反応がイマイチ良くないのは気になります。
この点は iTunes レビューでも指摘されているので、アップデートでの改善を期待したいですね。
価格は 2000 円と iPhone アプリとしては高額ですが、それだけの価値は十分にあります。
もう普通に「ゲームソフト」なので、内容や完成度を考えると、むしろ安いぐらいではないでしょうか。
ただ iPhone アプリで千の位に「2」が入っていると心理的に高く感じると言うのはあるので、巷で「高いんじゃ?」という意見があるのも一応頷けますね。
でも、やはり iPhone のゲームユーザーならプレイしておくべき、メジャータイトルの1つと言って間違いありません。
ユーザーの高い期待に見事に応えたケイオスリングスは、2になってもその期待を裏切らないデキでした。
今回も iPhone を牽引するタイトルの1つだと言えるでしょう。
・CHAOS RINGS_II (iTunes が起動します)
最後になりましたが、以下は Youtube で公開されている公式トレーラーです。
2011年にはそのスピンオフ作品となる「CHAOS RINGS_Ω」も登場し、新しい続編の開発も発表されていました。
その新たなケイオスリングスが、先日ついに公開されています。
「CHAOS RINGS_II」です。
今回のストーリーは前作と直接の繋がりはありません。
あの変態ショップ店主は相変わらずですが、それ以外の舞台設定やキャラクターはすべて一新されています。
ゲームシステムはこれまでのものを踏襲しているのですが、ボリュームはかなり増していて、1周にかかる長さも初代ケイオスリングスより明らかに長くなっています。
ストーリーの派生やそれに伴うエンディングの変化もあり、より長く楽しめるゲームになっています。
そして初代や Ω の時にユーザーを驚かせたハイクオリティなグラフィックは益々パワーアップ!
もう見た瞬間に「これは凄い!」と思う美しさですね。
「スクエニの本気と Retina ディスプレイが合わさるとこうなる」という感じの、圧倒的な書き込みの細かさです。
初代 Chaos Rings を見た時も「携帯電話のレベルじゃない」と思いましたが、今作も「スマホアプリのレベルじゃない」と思ってしまうぐらいの衝撃があります。
ゲーム内容は前述したように、良い意味で「ケイオスリングスおなじみのシステム」です。
基本的に2人1組のペアで行動し、戦闘時には双方が個別に動くソロと、同時に攻撃するペアを選択。
火・水・風の3属性の有利不利や、「ソピア」(前作のジーン)を装備することによるスキル習得システムなど、基本のシステムは大まかには一緒です。
よって前作・前々作をやっていた方なら、悩むことなくプレイする事ができるでしょう。
戦闘終了後に自動で HP が全快する点や、簡単に逃げられる点、どこでもセーブが可能、外に出たらすぐダンジョン、いつでも確認できる簡易マップなど、ケイオスリングスの大きな特徴である「携帯機器に最適化されたシステム」も相変わらずです。
よってゲームはサクサク進行するのですが、前作よりも難易度は上がっていて、レベルアップのペースも遅くなっています。
ボスも結構手強く、前と同じ感覚でプレイしていると思わぬ不覚を取るかもしれませんのでご注意を。
※ケイオスリングスの攻略のポイントはこの「3つの属性」。
魔法を使うと自分の属性が変化し、有利な属性の相手には物理攻撃でも大ダメージを与えられ、逆に不利な属性の相手から攻撃を受けると痛い目に遭う。
今回は各キャラクターが「初期属性」を持っているため、開始直後から不利になっている場合もある。
いつでも属性を変えられるよう、初期属性とは異なる魔法を装備しておこう。
ボス戦では相手の属性を確認し、こちらを有利な属性に変えてから攻撃するのが基本。 相手が無属性の場合は属性を変化させる「ローション」のアイテムが役に立つ。
魔法やアイテムはペアで使うと、1人が持っている魔法を2人で使えるので覚えておこう。
※この「ブレイク」の仕様は前作とは大幅に変わった。 もう「先制したら有利」みたいなルールはない。
ブレイクゲージを貯めるには「相手を倒す」か「有利な属性で攻撃する」必要があり、単に攻撃するだけでは貯まらなくなった。 これはもちろん敵も同じ。 よって属性のコントロールが尚更重要。
ブレイクゲージが貯まるとブレイクが発生するが、それによって有利になるのは次の1ターンのみ。
継続して有利になる訳ではなくなったので、その1ターンに一気に攻められるようにしておこう。
ストーリーは「突然各地から集められた者達が、謎の進行役の指示に従って儀式を進行させる」という、前作と似た感じのものになっています。 この点はケイオスリングスのお約束でしょうか。
ただ、あまりに言うとネタバレになりますが、今回は「不測の事態」が頻発する形になっていて、早い段階から先の読めない展開になっていきます。
また、主人公の「ダウィン」以外を操作する場面も多く、ダウィンがいない状態で戦闘やストーリーが進行する場合もあります。
今回は最初からキャラクターのセリフは「ボイス」になっています。
前作・前々作はアップデートで後から導入されましたが、今回は最初からストーリーシーンでも戦闘シーンでもよく喋ってくれますね。
ただ、例の変態の声はイメージとかなり違ったな・・・
前作で賛否があった「パズル」のステージはなくなっています。
ただ、今作は通常のマップに特定のキャラクターの「特技」を使わないと進行できない場所があり、これが若干パズルっぽい(?)部分でしょうか。
ストーリーの進行によって特定のキャラクターがいなくなる場合があるので、これにより通行できない道が出てくるケースもあるようです。
※こんな和風の世界もある。 どの世界も書き込みがハンパじゃなく、思わず見とれてしまうシーンが多数。
サウンドもかなり素晴らしく、BGM も作り込まれている印象です。
先頭のキャラクターは左上のボタンで変更する事ができ、先頭のキャラクターが移動用の特技を使えます。
※召還魔法もあり。 ただし召還魔法(アドベント)や各キャラクターの特殊技(アウェイク)は攻撃やダメージによって貯まる「チャージゲージ」を消費して使う形になったので、MP があっても多用は出来ない。
ボス戦ではブレイクの時のためにゲージを取っておくなど、使い方を考えよう。
召還魔法の使用時には格好いいムービーが流れます。 このムービーは画面タップでキャンセル出来るので、召還魔法を使うと戦闘のテンポが悪くなるという事はありません。
特に難点と思える部分はありませんが、戦闘時のボタンの反応がイマイチ良くないのは気になります。
この点は iTunes レビューでも指摘されているので、アップデートでの改善を期待したいですね。
価格は 2000 円と iPhone アプリとしては高額ですが、それだけの価値は十分にあります。
もう普通に「ゲームソフト」なので、内容や完成度を考えると、むしろ安いぐらいではないでしょうか。
ただ iPhone アプリで千の位に「2」が入っていると心理的に高く感じると言うのはあるので、巷で「高いんじゃ?」という意見があるのも一応頷けますね。
でも、やはり iPhone のゲームユーザーならプレイしておくべき、メジャータイトルの1つと言って間違いありません。
ユーザーの高い期待に見事に応えたケイオスリングスは、2になってもその期待を裏切らないデキでした。
今回も iPhone を牽引するタイトルの1つだと言えるでしょう。
・CHAOS RINGS_II (iTunes が起動します)
最後になりましたが、以下は Youtube で公開されている公式トレーラーです。
前作比(Iの方)でどれくらい増えてますか?