ゲームキャストさんの主催で開催された、「iPhone ゲーム大賞 2011」。
bnr_2011game

先日に引き続き、本日もその結果と総評をお伝えしたいと思います。
本日は アクション賞、シューティング賞、FPS/TPS賞、リズムゲーム賞、その他賞、特別賞 の6部門をご紹介します。

投票の概要と、RPG 賞 / シミュレーション賞 / 戦略ゲーム賞 / レース・ドライブ賞 / スポーツ賞 については「その1」の記事をご覧下さい。

---------------

【 2011年ゲーム大賞 アクション 賞 】

・一般投票
grandprix2011action_user
1st : モンスターハンター Dynamic Hunting
174 bar1
2nd : ストリートファイターIV VOLT
169 bar1
3rd : Infinity Blade II
157 bar1
4th : ギャングスターRIO : City of Saints
134 bar1
5th : ねじ巻きナイト
104 bar1

・ブロガー投票
grandprix2011action_blogger
1st : Infinity Blade II
10 bar2
2nd : ストリートファイターIV VOLT
06 bar2
3rd : モンスターハンター Dynamic Hunting
04 bar2
3rd : ネコアップ
04 bar2
(以下少数票)

2011年のアクション賞は、一般投票は「モンスターハンターDH」、ブロガー投票は「Infinity Blade II」となりました。
これに「ストIV VOLT」を加えた3作品が一般投票でもブロガー投票でも上位です。
特に一般投票はこの3作品にあまり差がなく、「ギャングスターRIO」も健闘していて、票が割れた感じですね。
これらの作品はすべて 2011 年を代表する iOS アプリと言え、昨年は大作のアクションゲームが多かったんだなというのを感じます。
「タッチパネルはアクションゲームが苦手」という、旧来の常識がくつがえり始めた時期と言えるでしょうか。

そしてこれらの大作アクションゲームのヒットのおかげで・・・ 今年のアクション賞は、カジュアル系・ショート系のゲームが入る余地がありませんでした。
それらのゲームに目を向けると、一般投票では「ねじ巻きナイト」「ネコアップ」「Temple Run」の3作品が上位になっています。 海外で高評価の「Tiny Wings」「Bumpy Road」は下位に沈んでいます。
ブロガー投票でも「ネコアップ」が人気で、それ以外は「PAC'N-JUMP」や「EPOCH.」、「Mr.Ninja」などで票が割れていました。
ストIV VOLT は上位でしたが、ライバル(?)の「THE KING OF FIGHTERS-i」の票数はそれほどではありませんでした。

一般投票で 30 票以上を獲得したアクションゲームは以下の通りです。

5th : ねじ巻きナイト
104 bar3
6th : ネコアップ
094 bar3
7th : Temple Run
092 bar3
8th : Dead Space
060 bar3
9th : Mr.Ninja
042 bar3
10th : THE KING OF FIGHTERS-i
037 bar3
11th : EPOCH.
035 bar3
12th : Tiny Wings
034 bar3
13th : Muffin Knights
030 bar3
(以下少数票)


【 2011年ゲーム大賞 シューティング賞 】

・一般投票
grandprix2011shooting_user
1st : 虫姫さま
233 bar1
2nd : デススマイルズ
174 bar1
3rd : Zombie Gunship
111 bar1
4th : Phoenix HD
078 bar1
5th : Danmaku Unlimited
075 bar1
6th : Galaga 30th Collection
052 bar1

・ブロガー投票
grandprix2011shooting_blogger
1st : 虫姫さま
12 bar2
2nd : デススマイルズ
08 bar2
3rd : Danmaku Unlimited
05 bar2
3rd : Galaga 30th Collection
05 bar2
5th : EXEXE Rebirth
03 bar2

2011年のシューティングゲーム賞は、一般投票とブロガー投票ともに「虫姫さま」となりました。
予想通り「虫姫さま」と「デススマイルズ」のケイブ一騎討ちになったのですが、やはりシンプルで解りやすい虫姫さまが多くの支持を集めたようですね。
デススマイルズは横スクロールシューティングというケイブシューの中では異色の作品で、新キャラが登場する新モードや豊富な装備を集めるアイテム収集要素を加えた「作り込まれた作品」だったのですが、色々な意味でマニアック過ぎた印象があり、私もスコアシステムを理解するまで時間がかかりました。
シューティングというジャンル自体がややマニア向けですが、こうした投票では票が集まりにくいゲームだった気がしますね。
まあ一番の理由は、単に価格差であった気もしますが。

一般投票の3位に「Zombie Gunship」が来たのは意外でした・・・ 思わぬ伏兵
しかしこのゲームの、湾岸戦争の際にテレビで繰り返し放映された夜間爆撃の映像をそのままゲーム化したような内容は、結構衝撃的でした。 同じ衝撃を受けた人は多かったのでしょうね。
価格も安く、無料セールも頻繁で、一般投票での上位は確かに納得出来ます。

「Phoenix HD」は思ったより伸びなかった印象ですが、Phoenix 自体は昨年末のゲームですし、ちょっと旬を過ぎてしまった感はあります。
個人的には、当方でノミネートした「Danmaku Unlimited」と「Galaga 30th Collection」に相応に票が入っていたのが嬉しいですね。 Danmaku Unlimited はほぼ個人作成であることを考えると驚きのクオリティーです。
Galaga 30th は iTunes レビューで酷評されていたため、票は集まらないと思っていました。 この件で解ったのは、旧作の復刻についてはアレンジを許容する人と許容できない人がいて、許容できない人はそれが余程のものでないと許さないと言うこと。
まあこの部門はノミネート作が9作品しかなかったので、それを考えると下位ではあるのですが・・・


【 2011年ゲーム大賞 FPS/TPS 賞 】

・一般投票
grandprix2011fps_user
1st : モダンコンバット3 : Fallen Nation
198 bar1
2nd : ギャングスターRIO : City of Saints
193 bar1
3rd : Dead Space
139 bar1
4th : モダンコンバット2 : Black Pegasus
120 bar1
5th : RAGE HD
073 bar1

・ブロガー投票
grandprix2011fps_blogger
1st : モダンコンバット3 : Fallen Nation
11 bar2
2nd : Dead Space
08 bar2
3rd : RAGE HD
05 bar2
4th : モダンコンバット2 : Black Pegasus
03 bar2

2011年のシューティングゲーム賞は、一般投票とブロガー投票ともに「モダンコンバット3」となりました。
この部門は今回が新設のため、ノミネート作には 2011 年以前のものも含まれていましたが、やはり圧倒的クオリティーの「モダンコンバット3」が選ばれましたね。

しかし一般投票では「ギャングスターRIO」が意外な伸びを見せており、特にライトユーザーの票が増えた投票期間の後半からモダンコンバット3を猛追していた模様です。
いかにも「戦争FPS」のモダンコンバットはコアユーザー向けのゲームですから、セールや価格の影響もあり、ライトユーザーの多くはギャングスターを支持したようです。
ブロガー投票ではギャングスターは最下位に沈んでいるため、まさにユーザー層の違いがハッキリ現れた結果だと言えそうです。

EA の会心作「Dead Space」は一般/ブロガー共に上位でしたが、恐怖表現の多い「サバイバルホラー」というジャンルですからユーザーが限られるため、やはり首位は厳しかったですね。 でも完成度の高いゲームであるのは誰もが認めるところ。
「RAGE HD」はモロにマニア向けな内容なので、低価格&高クオリティーなゲームではありますが、モダコン3や Dead Space と比べると下位になるのは仕方ないところでしょうか。

一般/ブロガー共に「モダンコンバット2」が4位に入っているのも注目です。 特にオンライン対戦はモダコン2の方を好む人がまだ多いようで、実際 Gameloft Live! のユーザー数を見ても 2 と 3 で半々と言ったところ。
オンライン対戦の傾向としては、PC で FPS をやりまくっていたようなヘビーユーザーは モダコン3 を好み、そこまでではない一般ユーザーは モダコン2 を好む傾向があるようです。
Unity を使った「SHADOWGUN」は、あまり支持を集めませんでした。


【 2011年ゲーム大賞 リズムゲーム賞 】

・一般投票
grandprix2011lism_user
1st : グルーヴコースター
322 bar1
2nd : 太鼓の達人プラス
309 bar1
3rd : beat gather
171 bar1
4th : DanceDanceRevolution S
051 bar1
5th : SwingSwing Touch
032 bar1

・ブロガー投票
grandprix2011lism_blogger
1st : グルーヴコースター
14 bar2
2nd : 太鼓の達人プラス
07 bar2
3rd : beat gather
04 bar2
3rd : DanceDanceRevolution S
04 bar2
3rd : SwingSwing Touch
04 bar2

2011年のリズムゲーム賞は、一般投票とブロガー投票ともに「グルーヴコースター」となりました。
この部門も今回が新設のため、ノミネート作には 2011 年以前のものも含まれています。
世界中で絶賛された「グルーヴコースター」が予想通りの首位で、1位から3位まで一般/ブロガー共にまったく同じ順位です。

しかしグルーヴコースターの圧勝かと思いきや、一般投票では「太鼓の達人プラス」とかなりの接戦。
投票後半に増えたライトユーザー票が太鼓の達人に流れたようで、正直「太鼓の達人」の知名度をなめてました。
太鼓の達人は楽曲が割高で、曲をそろえると家庭用ゲーム機版より高く付いてしまうため、追加課金やコスト高がマイナスに影響しやすい一般投票では厳しいと思っていたのですが、そうでもなかったようです。
まあクオリティーは十分だしタッチパネルとの親和性も高いので、上位も納得のゲームではありますね。

「beat gather」は無料アプリであり、一般向けの内容でもあるため、グルーヴコースターを脅かすかもと思っていたのですが、そこまでではなかったようです。
しかし投票数は低くなく、ユーザーの数だけ譜面が増えていくシステムなので、今後の拡張が期待できるアプリです。

「DDR S」はさすがに今となっては古いのですが、楽曲数と価格を考えるとコストパフォーマンスは今でも最高ですね。
「SwingSwing Touch」は未経験なので、後日レビューしたいと思います・・・


【 2011年ゲーム大賞 その他賞 】

・一般投票
grandprix2011other_user
1st : おさわり探偵 なめこ栽培キット
348 bar1
2nd : 空気読み。
128 bar1
3rd : ネコアップ
099 bar1
4th : THE・土下座
098 bar1

「その他賞」は他のゲームジャンルに含まれないアプリをノミネートするものです。
よって雑多なアプリが含まれており、ブロガー投票は票が割れているので、ここでは一般投票だけお伝えします。

「なめこ」がノミネートされている部門なので、当然のようにライトユーザーの「なめこ票」が集まった模様です。
個人的には「空気読み。」一押しで、バカゲー部門があったら個人的に大賞ですね。 何度も遊べるゲームではありませんが。
「ネコアップ」は元々シンプルな面白さがあったうえに、アップデートでバランスが調整され、より遊べるゲームになりました。

私的には「Pinball HD」が全然伸びなかったのが意外です。
世界的に評価されているし、個人的にピンボールが好きなので、下位に沈んでしまったのは残念。
もうピンボールとかやってる人って、いないのかな・・・


【 2011年ゲーム大賞 特別賞 】

・一般投票
grandprix2011tokubetu_user
1st : ねじ巻きナイト
140 bar1
2nd : ねんどろいど惑星
129 bar1
3rd : ネコアップ
124 bar1
4th : Eden - World Builder
095 bar1
5th : タンタンの冒険 / ユニコーン号の秘密 : The Game
088 bar1

「特別賞」はアプリのノミネートを行っているブロガーが個人的に好きなマイナーアプリを推薦するものです。
よってこちらも雑多なアプリが選出されており、ブロガー投票はその性質上、票が割れまくってランキングになっていないので、一般投票の結果のみ表記しています。
この部門は「おまけ」みたいなものですね。 「特別」賞だし。

1位はアクション部門でも上位だったイケメン開発者の「ねじ巻きナイト」。
パッと見はカジュアル系ですが、中盤以降の難易度は非常に高いゲーム。
2位は「ねんどろいど惑星」で、ボカロキャラが登場する意外に本格的なタワーディフェンスが付いています。
3位はその他賞でも上位の「ネコアップ」。「Eden」はマインクラフトの亜種ですね。

他にはギリシャ風アクション「NyxQuest」、メランコリックな雰囲気ゲーム「Sword & Sworcery」、超古典風ゲーム「Forget-Me-Not」など、様々な佳作が集まっています。
作品の一覧は公式の結果ページをご覧下さい。

---------------

本日はここまで。 続きは次回、パズルゲーム賞などをお伝えいたします。