本日は内容はシンプルながらも、現在ランキングの上位になっている無料/有料のミニゲームアプリを3つまとめてご紹介したいと思います。

※以下のタイトル名のリンクは iTunes が起動します。

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ぐんまのやぼう

突飛なアイデアのミニゲームを数多く公開している RucKyGAMES の無料アプリ。
群馬県の名産(?)である「ねぎ」「こんにゃく」「きゃべつ」を収穫して「GUNMA」(グンマー)を手に入れ、それを使って日本を征服する(群馬県にする)ゲームです。

ぐんまのやぼう

実はこのゲーム、システムは「なめこ栽培キット」に似ています。
経過した時間に従って収穫物が増えていき、それを指でなぞって回収することでポイントが増えていきます。
収穫のタイミングはいつでも良く、「2時間経過で収穫可能」のような時間的な決まりはなくて、10 分後に見たら 10 分ぶんの収穫物が生えています。
やはりこの時間を気にせず好きなときに収穫できる「なめこ的システム」は遊びやすいですね。

収穫時の動作もなめこっぽいのですが、その時に「グンマー」という何とも言えない声が聞こえ、連続で回収すると「ググググングングググンマー」とか聞こえたりするのが面白いです。
得られた GUNMA ポイントを消費して他の都道府県を制圧し、日本を群馬県にすると言うのも征服欲が刺激されて(?)良い感じです。
他県を征服することで名産品の最大レベルが上がり、レベルアップさせることで収穫時の GUNMA 入手量を増やすことも出来ます。

なめこ的なシステムのアプリは他にも少しずつ登場し始めていますが、こんなナナメ上な形で使うところが RucKyGAMES クオリティ。
「群馬県」というところもシャレ(?)が効いてますね。 ウゴウゴルーガ的な絵柄も個人的に好みです。

ところで、どうして群馬県ってネタにされてるんですかね?
広島県の片田舎に住んでいる私からすると、関東地方はすべからく大都会な印象なのですが・・・

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ねこずらし

いわゆる「箱入り娘」的なパズル。 それを「ネコ」のキャラクターにしたことでヒットしているアプリです。
85 円の有料アプリで、内容もシンプル。
ゲームとしてはそんなに大したものではないのですが、それなのにやたら上位なのは、やはり「つみネコ」や「ネコアップ」にも代表される iTunes でのネコの強さなのでしょうか。 ネコ恐るべし。

ねこずらし

俗に「駐車場パズル」とか「ラッシュアワー」と呼ばれる、箱入り娘の亜種です。
箱入り娘と違ってコマを自由に移動させることは出来ず、コマはすべて細長くて、長い方にまっすぐ動かす事しか出来ません。
このパズルは海外で非常にメジャーなので「海外版の箱入り娘」かと思っていたのですが、意外にも発案したのは日本の方のようで、数独のように「日本で作られたけど海外の方がメジャー」なパズルの1つのようです。

アプリは単なるステージクリア型の駐車場パズルで、それ以上の何かがある訳ではありません。
ただこのアプリ、細かい表現が丁寧に作られていて、ネコは息をしているかのように少し膨らんだり萎んだりしており、何度かタップすると怒り、移動させると足跡が付いて、一手戻すと反動で少し震えたりします。
もちろん絵柄や鳴き声もかわいいのですが、こういう細かいところをちゃんと作っているのが、無機質な感じを受けない可愛らしさに繋がっているのではないかと思います。

この手のパズルアプリは iPhone にはゴマンとありますが、クリア画像や BGM なども良いし、同タイプのものと比べると確かにデキの良いアプリと言えますね。

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左右脳研究所 II有料版 / 無料版

俗に言う「脳トレ」系のアプリ。 解りやすくて気軽に遊べるアプリで、有料版と無料版があります。
見た目がクールで BGM やプレイ感も悪くなく、ヒットしているのも頷けるのですが、売り方などに悪質な点も見られ、現在の iTunes や iPhone アプリの問題点も見え隠れしています。

左右脳研究所

シンプルな脳トレ問題が8つ同梱されています。
左脳問題は「数式問題」「数列法則問題」「仲間ハズレ探し」「サイコロの目比べ」の4つ、右脳問題は「色当て」「数当て」「向き違いを探す」「動体視力」の4つです。
ゲームを開始すると左脳問題と右脳問題が2つずつ出題され、最後に結果として IQ が表示されます。

1つの問題は 30 秒で終わる短いもので、サクサクとテンポ良くプレイできるのが特徴
軽快な BGM も良い感じで、脳トレ系のアプリとしてはレベルが高いですね。
有名な川島教授が監修した「全脳トレ」もナムコから発売されていますが、それは作りがイマイチで、それをやるんだったらこっちの方がやってて楽しいです。

ただこのアプリ、「★5レビューをしたら機能が解除される」というような評価誘導メッセージが表示されたり、ボタンのすぐ側に広告があってバナーの誤タップを誘発するようなレイアウトになっていたりと、ちょっとアレなやり口が見られます。
iTunes のランキングで上位になっているのは「★5評価の誘導」と「ゲームは確かに遊べる」という2つが融合した結果だと思いますが、「★5評価で機能解除」「レビューを書くと機能解除」とか言うのはウソなので騙されないようにして下さい。
iTunes の評価をいくつにしたかなんてアプリ側で確認はできませんし、レビューも無理に書かなくて構いません。
評価が条件になっているアプリは、★5でも★1でも評価さえすれば、レビューの本文がなくても機能は解除されます。
(iPhone から評価する場合でも、評価さえ付けておけばレビュー本文がなくても送信可能です)

現在は批判を受けたためか、この評価誘導はなくなっているようです。
有料版なら広告も出ないので、特に問題のないアプリになっていて、この手のミニゲームが好きな方にはオススメできますね。
無料版は評価誘導がない代わりに(?)、ゲーム中にやたら有料版の広告が入るようになっています。 また広告は相変わらずボタンの近くにあって誤タップしやすいです。

一時のステマ騒動でマナー的にアレな手口は減ったのですが、最近また増えてきている印象がありますね・・・
もちろんそういうものばかりではないのですが、iTunes のランキングやレビューは「そう言うものもあるんだ」というのをある程度頭の隅に入れた状態で、見るようにするのをオススメします。