元はアーケードゲームだったセガのリアル対戦テニスゲーム「パワースマッシュ」(Virtua Tennis)。
数々のゲーム機に移植されたその定番のテニスゲームが、リアルさやゲーム性はそのままにスマートフォンにも移植されました。
「パワースマッシュ チャレンジ」です。
テレビ中継さながらの試合が展開され、選手の細かい仕草も非常にリアル。
iPhone / iPad でもそのゲーム性とグラフィックは失われておらず、かなり高クオリティーのアプリと言えますね。
操作に癖があり、初心者には取っ付き辛いのが難点ですが、慣れるととラリーを続ける面白さを十分に味わうことができます。
操作方法は4種類用意されていて、スマホならではのタップ&フリックによる操作と、仮想スティックによる操作に分かれます。
タップとフリックによる操作は「ジェスチャー」という名称になっていて、タップで移動し、フリックでその方向にボールを打ちます。
また、奥にフリックすると早いボールを、手前にフリックすると遅めで的確なボールを打ち返します。
仮想スティック操作はよくある「スティック+ボタン」で、ボタン配置が異なる3種類のものが用意されています。
正直、どちらの操作も慣れが必要で、最初にやった時はまともにラリーできないと思います。
その理由は「早めにショットする事で、強いボールを打ち返せる」というシステムがあるため。
多くのテニス(及び球技)のゲームはボールを打つタイミングでボタンを押しますが、このゲームはそれでは遅く、ボールをヒットする前に「事前」に入力をしておく必要があるのです。
ですから普通にプレイすると、選手の反応が遅くて空振りしまくります。
しかしこの事を知ったうえで、早め早めに入力することを心がけると、多少位置がズレていても選手が自動的に走り込んでボールを打ち返してくれるので、面白いように華麗なラリーを続けることができますね。
特にフリックで打つジェスチャー操作は、タップだけで移動ができるので素早い操作が可能で、慣れてしまえばスティックよりも快適にプレイできるようになります。
ただジェスチャー操作だとボールを手前に落とす「ドロップショット」や、高く打ち上げる「ロブ」が使いにくいので、ショットの打ち分けはスティック+ボタンの方が勝ります。
どちらも一長一短ではありますが、全体としては(慣れれば)快適にプレイできる操作であるとは言えます。
攻略の基本は、打ったらすぐ中央に戻って、次の打ち返しの準備をすること。
少し前に「マリオテニス」のテレビ CM で「打ったら戻る!真ん中へ!」と言っていましたが、それはこのゲームでも重要です。
※とにかく早め早めに入力することが必要。 相手の選手がボールを打ち返した瞬間にショットを入力しても OK で、早いほど強い球を打ち返すことができます。
ただしボールとの距離が遠いときは移動してから打たないと届きません。 移動先をタップ→すぐ画面をフリック、という操作ですね。
相手が打つ前にフリックしてしまうと反応しないので注意。
※ドロップショットで相手をネット際におびき寄せてから、後方を狙っている図。
しかしジェスチャー操作だとドロップショットやロブなどのテクニカルショットは使いにくいのが難点です。
ドロップショットは上・下と続けてフリックしますが、逆向きの U の字を描くように ∩ と入力した方が反応しやすいようです。 ロブは逆に U の字ですね。
※テレビ中継のようなリプレイや、選手がアップで表示される演出などが豊富で、仕草も非常にリアルです。
選手は男性のみで 10 名。 それぞれにパワー型やテクニック型などがいて、条件に合ったプレイをすることでゲージが貯まっていきます。
ゲージが貯まると飛び付いてのボレーなどが行えるようになり、さらにゲージを消費したスマッシュを繰り出すことも出来ます。
メインのゲームモードは「SPTワールドツアー」というモードで、「リアル時間で」1日ごとに変わるトーナメントに出場し、SPT ポイントを稼いでランキングを上げ、大会での優勝を目指すのが目標となります。
1試合は初期設定だと4ゲーム先取の3セットマッチなのですが、これだと1試合があまりに長すぎるので、1ゲームの1セットマッチにするなどして、短くするのをオススメします。
試合ルールは「ゲーム設定」で変更可能です。
他にシングルスとダブルスを自由に設定可能な「エキシビジョン」と、Bluetooth や Wi-Fi によるオンライン対戦が可能な「マルチプレイ」、さらにスコアを競う「トレーニング」というモードが用意されています。
ただ Wi-Fi によるオンライン対戦はレスポンスがイマイチ良くない印象です。
通信のラグ(遅延)が加味されていないのか、入力が反映されないケースが多く、現時点(2012/5)では快適に対戦できるとは言い辛いですね。
Bluetooth による対戦は快適で、なかなか面白いです。
※SPTワールドツアーモードは、なんと実時間とリンクして日程が進みます。 よって実際に1日経たないと新しいトーナメントが出現しません。 同じトーナメントに何度も出場してポイントや賞金を稼ぐことは可能です。
トーナメントの出場には資金が必要で、勝利することでスポンサーが付いたりします。
※ゲーム設定の「ゲーム数」の分だけ勝利すれば1セット取れます。
ただしゲーム数を1にしても、2勝しないと1セット取れず、もしゲーム数が 1-1 になると「タイブレーク」が発生します。 タイブレークは7点先取(デュースあり)で行われ、これに勝った方が勝利となります。
ゲーム数を「0」に設定した場合、いきなりタイブレークからになります。
一番試合が短くなるのは、ゲーム数1、セット数1、タイブレークなしです。
難点は、すでに述べたように操作に慣れが必要なこと。
最初はどうしてもボールが来たタイミングで打とうとしてしまうため、「早めに入力する」という点に違和感を感じると思います。
さらに、タイトル画面に描かれている男性(ライバルキャラのテニエル)をタップすると、ライバルとの簡易マッチが始まるのですが、これがかなり強い!
多くの人はここからゲームを始めると思うのですが、慣れてない状態で対戦しても勝てるような相手ではないため、いきなり連戦連敗することになり、「なんだこのゲームは!」ということになってしまいがちです。
もうちょっとライバルの初期難度を下げて欲しいのが本音ですね・・・
また「SPTワールドツアーモード」があるのは良いのですが、ここで獲得できる賞金は試合への出場条件に過ぎず、何らかの育成要素がある訳でもないので、継続的にプレイするモードとしてはややあっさりし過ぎている気がします。
トレーニングや育成要素、ラケットやユニフォームの購入などがあったりすると、もっと面白かった気がするのですが・・・
まあオンライン対戦があるので、あまり極端な育成要素があると「初心者フルボッコ」になってしまうけど。
※負けたらガットのせいにするテニエル君。 タイトル画面に大きく「タップ」と表示され、それをタップするとこのテニエル君との試合になりますが、ハッキリ言って初心者だと負けまくる。 10 連敗ぐらい平気で負ける。
ワールドツアーモードの最初の相手の方が弱いので、まずはこのテニエル君は無視して、いきなりツアーモードをプレイした方が良いかもしれません。
定価は 450 円。 ゲームのクオリティを考えるとお得と言っても良いのではないでしょうか。
アプリと言うより、十分に「ゲームソフト」と言えるクオリティです。
ただ、iPhone 4 だと動作がカク付く場面もあります。 本体再起動をすると安定しますが、ギリギリで動いていると言った感はありますね。
iPad 2 / 3 や iPhone 4S だと非常に快適に動作します。
育成要素のないスポーツゲームなので、ややストイックな内容であり、その点で好みが分かれるかもしれませんが、オリジナルのファンも納得できる完成度だと思います。
1人でやっても十分面白いのですが、対戦できる環境の人にもオススメですね。
・パワースマッシュ チャレンジ (iTunes が起動します)
数々のゲーム機に移植されたその定番のテニスゲームが、リアルさやゲーム性はそのままにスマートフォンにも移植されました。
「パワースマッシュ チャレンジ」です。
テレビ中継さながらの試合が展開され、選手の細かい仕草も非常にリアル。
iPhone / iPad でもそのゲーム性とグラフィックは失われておらず、かなり高クオリティーのアプリと言えますね。
操作に癖があり、初心者には取っ付き辛いのが難点ですが、慣れるととラリーを続ける面白さを十分に味わうことができます。
操作方法は4種類用意されていて、スマホならではのタップ&フリックによる操作と、仮想スティックによる操作に分かれます。
タップとフリックによる操作は「ジェスチャー」という名称になっていて、タップで移動し、フリックでその方向にボールを打ちます。
また、奥にフリックすると早いボールを、手前にフリックすると遅めで的確なボールを打ち返します。
仮想スティック操作はよくある「スティック+ボタン」で、ボタン配置が異なる3種類のものが用意されています。
正直、どちらの操作も慣れが必要で、最初にやった時はまともにラリーできないと思います。
その理由は「早めにショットする事で、強いボールを打ち返せる」というシステムがあるため。
多くのテニス(及び球技)のゲームはボールを打つタイミングでボタンを押しますが、このゲームはそれでは遅く、ボールをヒットする前に「事前」に入力をしておく必要があるのです。
ですから普通にプレイすると、選手の反応が遅くて空振りしまくります。
しかしこの事を知ったうえで、早め早めに入力することを心がけると、多少位置がズレていても選手が自動的に走り込んでボールを打ち返してくれるので、面白いように華麗なラリーを続けることができますね。
特にフリックで打つジェスチャー操作は、タップだけで移動ができるので素早い操作が可能で、慣れてしまえばスティックよりも快適にプレイできるようになります。
ただジェスチャー操作だとボールを手前に落とす「ドロップショット」や、高く打ち上げる「ロブ」が使いにくいので、ショットの打ち分けはスティック+ボタンの方が勝ります。
どちらも一長一短ではありますが、全体としては(慣れれば)快適にプレイできる操作であるとは言えます。
攻略の基本は、打ったらすぐ中央に戻って、次の打ち返しの準備をすること。
少し前に「マリオテニス」のテレビ CM で「打ったら戻る!真ん中へ!」と言っていましたが、それはこのゲームでも重要です。
※とにかく早め早めに入力することが必要。 相手の選手がボールを打ち返した瞬間にショットを入力しても OK で、早いほど強い球を打ち返すことができます。
ただしボールとの距離が遠いときは移動してから打たないと届きません。 移動先をタップ→すぐ画面をフリック、という操作ですね。
相手が打つ前にフリックしてしまうと反応しないので注意。
※ドロップショットで相手をネット際におびき寄せてから、後方を狙っている図。
しかしジェスチャー操作だとドロップショットやロブなどのテクニカルショットは使いにくいのが難点です。
ドロップショットは上・下と続けてフリックしますが、逆向きの U の字を描くように ∩ と入力した方が反応しやすいようです。 ロブは逆に U の字ですね。
※テレビ中継のようなリプレイや、選手がアップで表示される演出などが豊富で、仕草も非常にリアルです。
選手は男性のみで 10 名。 それぞれにパワー型やテクニック型などがいて、条件に合ったプレイをすることでゲージが貯まっていきます。
ゲージが貯まると飛び付いてのボレーなどが行えるようになり、さらにゲージを消費したスマッシュを繰り出すことも出来ます。
メインのゲームモードは「SPTワールドツアー」というモードで、「リアル時間で」1日ごとに変わるトーナメントに出場し、SPT ポイントを稼いでランキングを上げ、大会での優勝を目指すのが目標となります。
1試合は初期設定だと4ゲーム先取の3セットマッチなのですが、これだと1試合があまりに長すぎるので、1ゲームの1セットマッチにするなどして、短くするのをオススメします。
試合ルールは「ゲーム設定」で変更可能です。
他にシングルスとダブルスを自由に設定可能な「エキシビジョン」と、Bluetooth や Wi-Fi によるオンライン対戦が可能な「マルチプレイ」、さらにスコアを競う「トレーニング」というモードが用意されています。
ただ Wi-Fi によるオンライン対戦はレスポンスがイマイチ良くない印象です。
通信のラグ(遅延)が加味されていないのか、入力が反映されないケースが多く、現時点(2012/5)では快適に対戦できるとは言い辛いですね。
Bluetooth による対戦は快適で、なかなか面白いです。
※SPTワールドツアーモードは、なんと実時間とリンクして日程が進みます。 よって実際に1日経たないと新しいトーナメントが出現しません。 同じトーナメントに何度も出場してポイントや賞金を稼ぐことは可能です。
トーナメントの出場には資金が必要で、勝利することでスポンサーが付いたりします。
※ゲーム設定の「ゲーム数」の分だけ勝利すれば1セット取れます。
ただしゲーム数を1にしても、2勝しないと1セット取れず、もしゲーム数が 1-1 になると「タイブレーク」が発生します。 タイブレークは7点先取(デュースあり)で行われ、これに勝った方が勝利となります。
ゲーム数を「0」に設定した場合、いきなりタイブレークからになります。
一番試合が短くなるのは、ゲーム数1、セット数1、タイブレークなしです。
難点は、すでに述べたように操作に慣れが必要なこと。
最初はどうしてもボールが来たタイミングで打とうとしてしまうため、「早めに入力する」という点に違和感を感じると思います。
さらに、タイトル画面に描かれている男性(ライバルキャラのテニエル)をタップすると、ライバルとの簡易マッチが始まるのですが、これがかなり強い!
多くの人はここからゲームを始めると思うのですが、慣れてない状態で対戦しても勝てるような相手ではないため、いきなり連戦連敗することになり、「なんだこのゲームは!」ということになってしまいがちです。
もうちょっとライバルの初期難度を下げて欲しいのが本音ですね・・・
また「SPTワールドツアーモード」があるのは良いのですが、ここで獲得できる賞金は試合への出場条件に過ぎず、何らかの育成要素がある訳でもないので、継続的にプレイするモードとしてはややあっさりし過ぎている気がします。
トレーニングや育成要素、ラケットやユニフォームの購入などがあったりすると、もっと面白かった気がするのですが・・・
まあオンライン対戦があるので、あまり極端な育成要素があると「初心者フルボッコ」になってしまうけど。
※負けたらガットのせいにするテニエル君。 タイトル画面に大きく「タップ」と表示され、それをタップするとこのテニエル君との試合になりますが、ハッキリ言って初心者だと負けまくる。 10 連敗ぐらい平気で負ける。
ワールドツアーモードの最初の相手の方が弱いので、まずはこのテニエル君は無視して、いきなりツアーモードをプレイした方が良いかもしれません。
定価は 450 円。 ゲームのクオリティを考えるとお得と言っても良いのではないでしょうか。
アプリと言うより、十分に「ゲームソフト」と言えるクオリティです。
ただ、iPhone 4 だと動作がカク付く場面もあります。 本体再起動をすると安定しますが、ギリギリで動いていると言った感はありますね。
iPad 2 / 3 や iPhone 4S だと非常に快適に動作します。
育成要素のないスポーツゲームなので、ややストイックな内容であり、その点で好みが分かれるかもしれませんが、オリジナルのファンも納得できる完成度だと思います。
1人でやっても十分面白いのですが、対戦できる環境の人にもオススメですね。
・パワースマッシュ チャレンジ (iTunes が起動します)
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