iPhone のショートゲーム(短時間で終わるシンプルなアクションゲーム)としては世界的定番となっている「Temple Run」。 私もかなり好きなゲームです。
この Temple Run と、日本では7月21日に公開されるディズニーの新作CG映画「メリダとおそろしの森」がなんとタイアップ! プロモーション用のアプリが公開されました。
「Temple Run: メリダとおそろしの森」です。
そう言えば去年も、CG 映画「長ぐつをはいたネコ」と Fruit Ninja がタイアップした「Fruit Ninja: Puss in Boots」が公開されていましたが・・・ こうしたタイアップゲームが一般的になって来たという事でしょうか。
登場と同時に各国の iTunes ランキングで首位になっており、Temple Run の世界的人気とディズニーの知名度の高さをうかがい知ることが出来ます。
なお、「メリダとおそろしの森」というのは映画の邦題で、日本以外では Brave という題名なので、アプリ名も Temple Run: Brave になっています。

ゲーム内容はオリジナルの Temple Run とほとんど変わりません。
良くも悪くも「Temple Run のグラフィックを差し替えたもの」ですね。
突然何の前触れもなく巨大熊に追いかけられるメリダが飛び出して来て、そのまま道を疾走し続けます。
画面の上フリックでジャンプし、下フリックでスライディング。 曲がり角では左右フリックでその方向に曲がります。
障害物に衝突したり、反応が遅くて穴に落ちたり、曲がりきれなかったりするとゲームオーバー。
つまずいてスピードが落ちると後ろから巨大熊が接近して来て、そのまま追い付かれてもゲームオーバーになります。 残機のようなものはありません。
スピード感は相変わらずで、フリックの反応も良く、手軽にスピーディーなアクションを楽しめるのがこのゲームの面白さですが・・・ 環境によっては動作が引っかかることもあるのが気になります。
この点については後述します。
iPhone を傾けることで少し左右に動くことができ、これで落ちているコインを拾い集めていく事が出来ます。
集めたコインはゲーム中に出てくるアイテムの強化や衣装の購入などに使う事ができ、これが長期的な育成要素になっています。
このゲームのオリジナルの要素は、たまに「的」が出てくるエリアが追加されたこと。
ここでは画面の左右をタップする事で矢を射ることができ、セットで出てくる的を全て射抜くとボーナスコインを得られます。
また、的が出てくるエリアでは障害物が出ないので、安全に進むことが出来ます。
この的当てが追加された事で、オリジナルより距離やコインを稼ぎやすくなっていますね。

※左の画像は「的」を矢で射抜いているところ。 左タップで左側を、右タップで右側を撃ちます。 特にタイミングを合わせる必要はなく、その方向に的があれば自動で狙ってくれます。 ただし連射は出来ません。
的が見にくいこともあるので、狙って撃つより、左右交互に撃ちまくってた方が成功しやすいかも。
右はアイテムで無敵になっているシーン。 無敵中は穴にも床が現れ、落ちるのを防いでくれます。
アイテムの強化はゲーム中ではなく、メインメニューの「ストア」で行います。
アイテムの種類はオリジナルの Temple Run と変わりません。
多くのコインが貰える「メガコイン」、コインを引き寄せる「マグネット」、しばらく無敵になる「透明」、一定距離をダッシュする「ブースト」、一定距離で2枚分の赤コインや3枚分の青コインが出現する「コイン」の5つです。
ただ、的当てのボーナスを増やす「コインボーナス」が追加されています。
前作同様、それぞれの1段階目を強化したら、3段階目でコインの入手量が2倍になる「マグネット」と、赤コイン/青コインを出現させる「コイン」の強化を先に行い、コインの入手量を増やすのが良いですね。
他に「グッズ」と呼ばれる使い捨てアイテムもあり、復活できる羽などが用意されています。
コインの入手量が増えてきたら、この「復活の羽」の使い方が攻略のポイントになります。
羽は事前に使っておくアイテムで、効果時間は 30 秒。 効果中にミスった時に復活できますが、その間に使用されなくても効果は消えてしまいます。 さらに効果が消えた後、40 秒間は再使用できません。
持っている分だけ復活できる、と言う訳ではないのがポイントです。
また、これも前作と同様ですが、「ターゲット」(前作のオブジェクティブ)という「目標」があり、これを達成することでゲーム全体のスコア倍率が上昇していきます。
よってハイスコアを目指すなら、まずこのターゲットを達成していくことが重要になります。
今作はこの達成条件が日本語で書かれているため、日本人にも解りやすいのが良いですね。

※アプリを購入すると、いきなりコイン 2500 枚(課金 85 円分、つまりアプリ価格分)貰えるので、それで各パワーアップの1段階目は解除できます。 1段階目を解除しないとそのアイテムが出てきません。
ただ、今回は前作よりアイテムの出現率自体が減っている気もします。
右はスライディング中の画面。 ハッキリ言って、向こう側が見にくい。 この直後に穴があったりすると・・・
しかし今作には、前作にはなかったいくつかの難点もあります。
一番問題なのは、前述したように環境によってはたまに動作が引っかかること。
iPhone 4 でプレイした場合、プレイ中にたまに「カクッ」とコマ落ちする場合があります。
それはほんの一瞬ではありますが、コマ落ち中は操作が受け付けられないので、素早い反応を繰り返すこのゲームでは、それはかなり致命傷になります。
最新機種なら問題ないと思いますが、iPhone 4 の場合はこの症状は結構頻発し、しかも「処理が一瞬重くなる」ということは、「重くなる場面では負荷が高い」「つまり何かの障害物が出ているか曲がった直後」「よって危険なときに限ってコマ落ちが起こる」という事なので、ますますこれが原因のミスが起こりやすくなっています。
正直、iPhone 3GS や iPod touch でプレイするのはかなり厳しい気がします。
元々 Temple Run は反応の良さとキビキビした動きが最大の長所であり、こうした動作の問題は前作にはなかったので、前作をプレイしていると余計に気になりますね。
もう1つの問題は、グラフィックが綺麗になった事で、逆に解りにくい場面が多くなったこと。
例えば段差かと思ったら背景で、実は曲がり角だったとか、曲がり角だと思ったら道の継ぎ目だったとか、そういう事が結構起こります。
こういう事態が発生する一番の原因は自分が慌てている事だと思うのですが、それでも前作はこういう「道だと思ったら違った」というようなミスは滅多に起こらなかったので、やはり気になります。
また狭いすき間をスライディングで通過するとき、すごく視点が低くなるので、それは演出としてはダイナミックなのですが、道の先が非常に確認し辛く、それによるミスも発生しやすいです。
スライディングの後にすぐ穴とか高い段差とかあったりすると、反応するのは非常に困難です。
全体としては、的当てシーンのおかげでスコアやコインは増えやすくなっていますが、やっていて「前作にはなかったやり辛さ」を感じる事も多く、総合的に見ると難易度は上がっている気がします。
以下は Youtube で公開されている公式のトレーラーです。
価格は 85 円。 ゲームは本当に面白いです。
ただ、前作の Temple Run が無料で公開されていて、ゲーム内容にあまり違いはないので、それを考えると有料なのはどうなのかなぁ、という気はします。
まあ Temple Run が好きで、新バージョンもやってみたい方には価格は安いしオススメです。
ところで余談ですが、Survival Run (iTunes 起動)というゲームがありまして、このゲームにすっごく似ています。
熊に襲われるところといい、森からスタートするところといい・・・ 単なる偶然だとは思うのですが・・・
価格は無料なので、Temple Run が好きな人はこちらも試してみてもいいかも。
まあヒットゲームの亜種が登場するのは世の常なので、内容がかぶるのも良くある事でしょうか。
ともあれ、今後さらに増えるであろう人気アプリと映画のタイアップには、注目していきたいですね。
・Temple Run: メリダとおそろしの森 (iTunes が起動します)
この Temple Run と、日本では7月21日に公開されるディズニーの新作CG映画「メリダとおそろしの森」がなんとタイアップ! プロモーション用のアプリが公開されました。
「Temple Run: メリダとおそろしの森」です。
そう言えば去年も、CG 映画「長ぐつをはいたネコ」と Fruit Ninja がタイアップした「Fruit Ninja: Puss in Boots」が公開されていましたが・・・ こうしたタイアップゲームが一般的になって来たという事でしょうか。
登場と同時に各国の iTunes ランキングで首位になっており、Temple Run の世界的人気とディズニーの知名度の高さをうかがい知ることが出来ます。
なお、「メリダとおそろしの森」というのは映画の邦題で、日本以外では Brave という題名なので、アプリ名も Temple Run: Brave になっています。

ゲーム内容はオリジナルの Temple Run とほとんど変わりません。
良くも悪くも「Temple Run のグラフィックを差し替えたもの」ですね。
突然何の前触れもなく巨大熊に追いかけられるメリダが飛び出して来て、そのまま道を疾走し続けます。
画面の上フリックでジャンプし、下フリックでスライディング。 曲がり角では左右フリックでその方向に曲がります。
障害物に衝突したり、反応が遅くて穴に落ちたり、曲がりきれなかったりするとゲームオーバー。
つまずいてスピードが落ちると後ろから巨大熊が接近して来て、そのまま追い付かれてもゲームオーバーになります。 残機のようなものはありません。
スピード感は相変わらずで、フリックの反応も良く、手軽にスピーディーなアクションを楽しめるのがこのゲームの面白さですが・・・ 環境によっては動作が引っかかることもあるのが気になります。
この点については後述します。
iPhone を傾けることで少し左右に動くことができ、これで落ちているコインを拾い集めていく事が出来ます。
集めたコインはゲーム中に出てくるアイテムの強化や衣装の購入などに使う事ができ、これが長期的な育成要素になっています。
このゲームのオリジナルの要素は、たまに「的」が出てくるエリアが追加されたこと。
ここでは画面の左右をタップする事で矢を射ることができ、セットで出てくる的を全て射抜くとボーナスコインを得られます。
また、的が出てくるエリアでは障害物が出ないので、安全に進むことが出来ます。
この的当てが追加された事で、オリジナルより距離やコインを稼ぎやすくなっていますね。

※左の画像は「的」を矢で射抜いているところ。 左タップで左側を、右タップで右側を撃ちます。 特にタイミングを合わせる必要はなく、その方向に的があれば自動で狙ってくれます。 ただし連射は出来ません。
的が見にくいこともあるので、狙って撃つより、左右交互に撃ちまくってた方が成功しやすいかも。
右はアイテムで無敵になっているシーン。 無敵中は穴にも床が現れ、落ちるのを防いでくれます。
アイテムの強化はゲーム中ではなく、メインメニューの「ストア」で行います。
アイテムの種類はオリジナルの Temple Run と変わりません。
多くのコインが貰える「メガコイン」、コインを引き寄せる「マグネット」、しばらく無敵になる「透明」、一定距離をダッシュする「ブースト」、一定距離で2枚分の赤コインや3枚分の青コインが出現する「コイン」の5つです。
ただ、的当てのボーナスを増やす「コインボーナス」が追加されています。
前作同様、それぞれの1段階目を強化したら、3段階目でコインの入手量が2倍になる「マグネット」と、赤コイン/青コインを出現させる「コイン」の強化を先に行い、コインの入手量を増やすのが良いですね。
他に「グッズ」と呼ばれる使い捨てアイテムもあり、復活できる羽などが用意されています。
コインの入手量が増えてきたら、この「復活の羽」の使い方が攻略のポイントになります。
羽は事前に使っておくアイテムで、効果時間は 30 秒。 効果中にミスった時に復活できますが、その間に使用されなくても効果は消えてしまいます。 さらに効果が消えた後、40 秒間は再使用できません。
持っている分だけ復活できる、と言う訳ではないのがポイントです。
また、これも前作と同様ですが、「ターゲット」(前作のオブジェクティブ)という「目標」があり、これを達成することでゲーム全体のスコア倍率が上昇していきます。
よってハイスコアを目指すなら、まずこのターゲットを達成していくことが重要になります。
今作はこの達成条件が日本語で書かれているため、日本人にも解りやすいのが良いですね。

※アプリを購入すると、いきなりコイン 2500 枚(課金 85 円分、つまりアプリ価格分)貰えるので、それで各パワーアップの1段階目は解除できます。 1段階目を解除しないとそのアイテムが出てきません。
ただ、今回は前作よりアイテムの出現率自体が減っている気もします。
右はスライディング中の画面。 ハッキリ言って、向こう側が見にくい。 この直後に穴があったりすると・・・
しかし今作には、前作にはなかったいくつかの難点もあります。
一番問題なのは、前述したように環境によってはたまに動作が引っかかること。
iPhone 4 でプレイした場合、プレイ中にたまに「カクッ」とコマ落ちする場合があります。
それはほんの一瞬ではありますが、コマ落ち中は操作が受け付けられないので、素早い反応を繰り返すこのゲームでは、それはかなり致命傷になります。
最新機種なら問題ないと思いますが、iPhone 4 の場合はこの症状は結構頻発し、しかも「処理が一瞬重くなる」ということは、「重くなる場面では負荷が高い」「つまり何かの障害物が出ているか曲がった直後」「よって危険なときに限ってコマ落ちが起こる」という事なので、ますますこれが原因のミスが起こりやすくなっています。
正直、iPhone 3GS や iPod touch でプレイするのはかなり厳しい気がします。
元々 Temple Run は反応の良さとキビキビした動きが最大の長所であり、こうした動作の問題は前作にはなかったので、前作をプレイしていると余計に気になりますね。
もう1つの問題は、グラフィックが綺麗になった事で、逆に解りにくい場面が多くなったこと。
例えば段差かと思ったら背景で、実は曲がり角だったとか、曲がり角だと思ったら道の継ぎ目だったとか、そういう事が結構起こります。
こういう事態が発生する一番の原因は自分が慌てている事だと思うのですが、それでも前作はこういう「道だと思ったら違った」というようなミスは滅多に起こらなかったので、やはり気になります。
また狭いすき間をスライディングで通過するとき、すごく視点が低くなるので、それは演出としてはダイナミックなのですが、道の先が非常に確認し辛く、それによるミスも発生しやすいです。
スライディングの後にすぐ穴とか高い段差とかあったりすると、反応するのは非常に困難です。
全体としては、的当てシーンのおかげでスコアやコインは増えやすくなっていますが、やっていて「前作にはなかったやり辛さ」を感じる事も多く、総合的に見ると難易度は上がっている気がします。
以下は Youtube で公開されている公式のトレーラーです。
価格は 85 円。 ゲームは本当に面白いです。
ただ、前作の Temple Run が無料で公開されていて、ゲーム内容にあまり違いはないので、それを考えると有料なのはどうなのかなぁ、という気はします。
まあ Temple Run が好きで、新バージョンもやってみたい方には価格は安いしオススメです。
ところで余談ですが、Survival Run (iTunes 起動)というゲームがありまして、このゲームにすっごく似ています。
熊に襲われるところといい、森からスタートするところといい・・・ 単なる偶然だとは思うのですが・・・
価格は無料なので、Temple Run が好きな人はこちらも試してみてもいいかも。
まあヒットゲームの亜種が登場するのは世の常なので、内容がかぶるのも良くある事でしょうか。
ともあれ、今後さらに増えるであろう人気アプリと映画のタイアップには、注目していきたいですね。
・Temple Run: メリダとおそろしの森 (iTunes が起動します)
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