日本でもおなじみのアメリカン・コミックのヒーロー「バットマン」。
最近のバットマンはやや大人向けのダークでシリアスな雰囲気があり、他のヒーローものとは一線を画していますが、そこがまた人気の要因となっています。
そんなシリアスなバットマンを描いた最新映画「ダークナイト ライジング」が7月末から公開されていますが、その映画の「公認ゲーム」をゲームロフトが開発しました。
名前は映画のタイトルと同じ「ダークナイト ライジング」です。
3D グラフィックで描かれた広い街を飛び回りながら事件を解決し、ストーリーを進めていくという内容で、「オープンワールドの格闘アドベンチャー」と言えますね。
よって同様のゲーム性を持ち、同じアメコミヒーローが主人公で、さらに映画のタイアップゲームと言う点まで同じである「アメイジング・スパイダーマン」とスタイルがよく似ています。
ただ、アメイジング・スパイダーマンが「スパイダーマンになって飛び回ること」を重視していて、戦闘シーンは簡易的だったのに対し、ダークナイト ライジングは戦闘シーンも良く出来ていて、さらに「敵に見つからないように奇襲する」ということも可能になっています。
ゲーム性の面では明らかにこちらの方が上で、そして何よりグラフィックのクオリティーが凄い!
スマートフォンのオープンワールドのゲームとしては、かつてないレベルのグラフィックですね。
広い 3D のフィールドを移動して「メインミッション」のある場所に向かい、敵との戦闘などを行ってミッションを達成することでストーリーが進んで行きます。
中心となる舞台は「ゴッサムシティ」と呼ばれる夜の街なのですが、映画のストーリーに沿ってゲームが進むため、街以外の場所が舞台になるステージも多くあります。
街の中を自由に動ける「オープンワールド」のゲームですが、住民を殴ったりとか、好きな乗り物に乗ったりとか、お店に入ったとか、そういうことは出来ません。
ですからギャングスターや GTA のような自由度のあるゲームではないので悪しからず。
ただ、街の各エリアを開放するサブミッションや、突発的な戦闘、警官を援護するミニクエストなどは用意されています。
全体として渋いダークな雰囲気が重視されていて、活動するシーンはほとんど屋内か夜間です。
スパイダーマンのような明るさはありませんが、この点はバットマンらしくて良いですね。
移動は走ること以外に、「グラップネルガン」と呼ばれるワイヤーで任意の場所に飛び移るアクションと、「グライディング」と呼ばれる滑空飛行が可能です。
ワイヤーはかなり遠くまで届き、ビルの屋上に一気に飛び移ったり出来ます。
スパイダーマンのようなターザンジャンプは出来ませんが、かなり自由に街を飛び回ることができますね。
※ワイヤー(グラップネルガン)でビルの上階までひとっ飛び!
ワイヤーは戦闘にも活用でき、使用制限もないので多用できます。
ワイヤーの飛距離はアップグレードで伸ばせるので、優先的に上げていきましょう。
※こちらは滑空中の様子。 滑空なので徐々に高度は落ちていきますが、たまに羽ばたいて上昇します。
バットマンは超人ではないので、高所から落下するとダメージを受けます。 よって高いところから落ちる時は、着地前にジャンプボタンで少し滑空して、落下速度を落としてやる必要があります。
滑空をやめると真下に落ちるので、着地地点を確認し辛いのが難点ですね。
戦闘の方法は Spider-man : Total Mayhem や アメイジング・スパイダーマン に似ています。
攻撃ボタンを連打すると自動的に敵に近づき、様々な連続技を半自動でバシバシ繰り出してくれます。
また、攻撃を受けそうな時は「カウンター」のボタンが現れ、これを押すと自動的に組み手や当て身などの反撃技が発動し、カッコ良く回避を行ってくれます。
敵が少ない時は攻撃ボタンを連打しているだけで良いので非常にお手軽ですが、このゲームは技の種類がかなり豊富なため、見応えのある戦闘が展開され、壁に叩きつけるなど周囲の地形を利用した技が出ることもあります。
バットマンは超人や特殊能力者ではなく、「ハイテクグッズを持った格闘タイツ男」なので、戦闘シーンの技はそんなに特殊なものや派手なものはありません。
しかしその分、リアルな組み手が展開されるので、これはこれでシブ格好いいです。
アメイジング・スパイダーマン のような「戦闘シーンの簡素さ」はありません。
ただしバットマンは前述したように超人でなく普通の人なので、耐久力はそんなになく、銃で数発撃たれたらあっさりやられてしまいます。
攻撃を受けないようにしていればダメージは短時間で回復していきますが、攻撃力もそんなに高い訳ではないので、多数の敵に囲まれるとなかなか倒しきることが出来ません。
しかしバットマンは敵に気付かれていない時、真上から飛びかかったり後ろから接近したりすると、1撃で敵を倒せる「サイレントアタック」を繰り出すことが出来ます。
また、ワイヤー(グラップネルガン)を使って屋根やビルの上に敵を引きずり込み、1体ずつ殴り倒していくことも可能です。
このゲームは真正面から敵に突っ込んで「オレツエー」する無双ゲームではなく、メタルギアの如く奇襲や闇討ちで敵を1体ずつ葬っていくスタイルです。
戦い方を考えながら戦略的に進んで行くことが大切で、オープンワールドのゲームとしては珍しいタイプですね。
※背後から飛びかかるバットマン。 正々堂々と戦うヒーローではないです。
相手より下にいると敵に気付かれやすく、スナイパーからの狙撃も受けやすいのですが、相手より上にいれば気付かれにくく、奇襲もしやすくなります。
よって基本的に出来るだけ高いところに昇り、そこから下にいる敵を処理していくのが攻略となります。
※ ワイヤーで階下の敵を引っ張り上げているシーン。
敵に囲まれると回避を優先する必要がありますが、反撃技は見た目ほど威力はないので、どうしても敵を倒すのが遅くなります。
一方、こんな風に上の方に陣取って、敵を一人ずつ引っ張り上げて殴れば素早く倒していくことができます。
イベントで多数の敵と戦闘することになっても、一旦ワイヤーで離脱し、有利な戦い方をするのを心がけた方が良いですね。
そして最大の魅力は、使用する機種にもよりますが、非常に美しいグラフィックでしょう。
iPhone 4S や iPad 3 なら街には雨が降り、水に濡れた道路には光が反射し、綺麗な光源が周囲を照らします。 バットマンの質感もかなりのものです。
もちろん表示は新 iPad の大画面 Retina に対応しています。
また、建物も遠くまで細かく表現されており、明らかに アメイジング・スパイダーマン を越える景色となっています。
ただし旧機種だと雨やライティング効果がカットされ、遠景のテクスチャ(表面の絵)の画質も落とされます。
以下は同じ景色を新 iPad と iPhone 4 で見た時の画像です。
iPhone 4 や 3GS、iPod touch では雨は降りません。 よって塗れた地面のライティング効果もありません。
建物のテクスチャ、遠景の細かさも落とされており、光源も小さくなっています。
また、通行人や一般の車は大幅に減ります。
ただ、それでも iPhone 4 のグラフィックとしては非常にレベルは高く、決して悪い画質ではありません。
どちらかと言うと、やや動作がコマ送り気味になる(フレームレートが低くなる)場合が多い方が気になります。
でも、iPhone 4 でも十分遊べるレベルではあります。
しかし問題は、この高画質・高負荷なグラフィックのために・・・ ゲームの動作が不安定になりやすいこと。
現時点(2012/8)のこのゲームは、「バグる」「ラグる」「オチる」の三重苦が発症する場合があります。
ゲームを進めていると急に動作がガクガクになり、まともにプレイできないほど動きが遅くなる場合があります。
この時はポーズメニューを表示し、再度ゲームに戻れば治るのですが、一度発症し始めると連続で起こる場合があり、最悪アプリが落ちてしまいます。
こうなるとアプリを再起動しても治らず、本体の再起動が必要になってしまいます。
さらに目標地点に到達してもイベントが発生しないとか、目的を達成しても先に進まないとか、そもそも目標地点が表示されないなどの、ゲーム進行が止まってしまうバグも度々起こります。
この症状もアプリの再起動やチェックポイントからのリスタートをしても治らず、本体を再起動する必要があり、最悪そのミッションを最初からやり直さないといけない場合もあります。
明らかにメモリ不足が起こって動作に悪影響を及ぼしている印象ですが、メモリが 1GB ある iPad 3rd でもこの状態ですから、メモリが少ない iPod touch や iPhone 3GS はかなり心配な気がします。
iTunes でも「落ちる」「バグる」という意見が多発していて、「さもあらん」と言ったところ。
加えて、例えばイベントで倉庫の敵を倒すのが目的となる時に、先に倉庫の敵を倒しているとイベントが進まなくなる、みたいなバグも起こります。(この時はミッションやりなおし)
映画の公開に間に合わせるため、デバッグや調整を十分に行えなかったのでしょうか?
今後のアップデートで改善されるとは思いますが、ちょっと現時点(2012/8)では未完成な印象も拭えませんね。
もう1つの難点は、バットマンのパワーアップに資金が必要となるものが多いのですが、その資金の入手量が少なく、課金しないと無理な強化が多いこと。
加えてバットラング(ブーメラン)などの投てき武器も使い捨てで、課金しないとあまり使えません。
課金が必須と言う程ではなく、無課金でも問題なく進行できるバランスなのですが、もうちょっと追加課金なしでも利用しやすいパワーアップやアイテムが欲しかったところですね。
以下は Youtube で公開されている公式のトレーラーです。
価格は 600 円と、iPhone のアプリとしてはやや高め。
しかし全体のクオリティーやボリュームは、十分に価格以上のものがあります。
挙動が不安定な部分もありますが、個人的には好きなゲームです。
映画に準じたストーリーも面白く、渋くてカッコいいバットマンの魅力と、ちょっとダークな雰囲気は十分表現されています。
正面からボコボコ殴り合うより、1体ずつ片付けていく方が有利な戦闘スタイルは好みが分かれると思いますが、私的には好きですね。
ただ最新機種でない方には、ちょっとオススメし辛いのも本音です。
Android 版も発売されていますが、これがまともな画質でまともに動く機種って(現時点では)かなり少ないでしょうね・・・
とりあえずオープンワールド系のゲームが好きな方にはオススメできます。
ただし映画を見る前にやるとネタバレになりそうなので、映画を見る予定の人は、見てからプレイした方が良いかも。
・ダークナイト ライジング (iTunes が起動します)
【 おまけ画像 】
※地下からの脱出シーンで、2つ目のバルブを閉めに行くためのルート。
木箱を飛び移って行くのですが、ちょっと解りにくいです。 画像を参考にして下さい。
最近のバットマンはやや大人向けのダークでシリアスな雰囲気があり、他のヒーローものとは一線を画していますが、そこがまた人気の要因となっています。
そんなシリアスなバットマンを描いた最新映画「ダークナイト ライジング」が7月末から公開されていますが、その映画の「公認ゲーム」をゲームロフトが開発しました。
名前は映画のタイトルと同じ「ダークナイト ライジング」です。
3D グラフィックで描かれた広い街を飛び回りながら事件を解決し、ストーリーを進めていくという内容で、「オープンワールドの格闘アドベンチャー」と言えますね。
よって同様のゲーム性を持ち、同じアメコミヒーローが主人公で、さらに映画のタイアップゲームと言う点まで同じである「アメイジング・スパイダーマン」とスタイルがよく似ています。
ただ、アメイジング・スパイダーマンが「スパイダーマンになって飛び回ること」を重視していて、戦闘シーンは簡易的だったのに対し、ダークナイト ライジングは戦闘シーンも良く出来ていて、さらに「敵に見つからないように奇襲する」ということも可能になっています。
ゲーム性の面では明らかにこちらの方が上で、そして何よりグラフィックのクオリティーが凄い!
スマートフォンのオープンワールドのゲームとしては、かつてないレベルのグラフィックですね。
広い 3D のフィールドを移動して「メインミッション」のある場所に向かい、敵との戦闘などを行ってミッションを達成することでストーリーが進んで行きます。
中心となる舞台は「ゴッサムシティ」と呼ばれる夜の街なのですが、映画のストーリーに沿ってゲームが進むため、街以外の場所が舞台になるステージも多くあります。
街の中を自由に動ける「オープンワールド」のゲームですが、住民を殴ったりとか、好きな乗り物に乗ったりとか、お店に入ったとか、そういうことは出来ません。
ですからギャングスターや GTA のような自由度のあるゲームではないので悪しからず。
ただ、街の各エリアを開放するサブミッションや、突発的な戦闘、警官を援護するミニクエストなどは用意されています。
全体として渋いダークな雰囲気が重視されていて、活動するシーンはほとんど屋内か夜間です。
スパイダーマンのような明るさはありませんが、この点はバットマンらしくて良いですね。
移動は走ること以外に、「グラップネルガン」と呼ばれるワイヤーで任意の場所に飛び移るアクションと、「グライディング」と呼ばれる滑空飛行が可能です。
ワイヤーはかなり遠くまで届き、ビルの屋上に一気に飛び移ったり出来ます。
スパイダーマンのようなターザンジャンプは出来ませんが、かなり自由に街を飛び回ることができますね。
※ワイヤー(グラップネルガン)でビルの上階までひとっ飛び!
ワイヤーは戦闘にも活用でき、使用制限もないので多用できます。
ワイヤーの飛距離はアップグレードで伸ばせるので、優先的に上げていきましょう。
※こちらは滑空中の様子。 滑空なので徐々に高度は落ちていきますが、たまに羽ばたいて上昇します。
バットマンは超人ではないので、高所から落下するとダメージを受けます。 よって高いところから落ちる時は、着地前にジャンプボタンで少し滑空して、落下速度を落としてやる必要があります。
滑空をやめると真下に落ちるので、着地地点を確認し辛いのが難点ですね。
戦闘の方法は Spider-man : Total Mayhem や アメイジング・スパイダーマン に似ています。
攻撃ボタンを連打すると自動的に敵に近づき、様々な連続技を半自動でバシバシ繰り出してくれます。
また、攻撃を受けそうな時は「カウンター」のボタンが現れ、これを押すと自動的に組み手や当て身などの反撃技が発動し、カッコ良く回避を行ってくれます。
敵が少ない時は攻撃ボタンを連打しているだけで良いので非常にお手軽ですが、このゲームは技の種類がかなり豊富なため、見応えのある戦闘が展開され、壁に叩きつけるなど周囲の地形を利用した技が出ることもあります。
バットマンは超人や特殊能力者ではなく、「ハイテクグッズを持った格闘タイツ男」なので、戦闘シーンの技はそんなに特殊なものや派手なものはありません。
しかしその分、リアルな組み手が展開されるので、これはこれでシブ格好いいです。
アメイジング・スパイダーマン のような「戦闘シーンの簡素さ」はありません。
ただしバットマンは前述したように超人でなく普通の人なので、耐久力はそんなになく、銃で数発撃たれたらあっさりやられてしまいます。
攻撃を受けないようにしていればダメージは短時間で回復していきますが、攻撃力もそんなに高い訳ではないので、多数の敵に囲まれるとなかなか倒しきることが出来ません。
しかしバットマンは敵に気付かれていない時、真上から飛びかかったり後ろから接近したりすると、1撃で敵を倒せる「サイレントアタック」を繰り出すことが出来ます。
また、ワイヤー(グラップネルガン)を使って屋根やビルの上に敵を引きずり込み、1体ずつ殴り倒していくことも可能です。
このゲームは真正面から敵に突っ込んで「オレツエー」する無双ゲームではなく、メタルギアの如く奇襲や闇討ちで敵を1体ずつ葬っていくスタイルです。
戦い方を考えながら戦略的に進んで行くことが大切で、オープンワールドのゲームとしては珍しいタイプですね。
※背後から飛びかかるバットマン。 正々堂々と戦うヒーローではないです。
相手より下にいると敵に気付かれやすく、スナイパーからの狙撃も受けやすいのですが、相手より上にいれば気付かれにくく、奇襲もしやすくなります。
よって基本的に出来るだけ高いところに昇り、そこから下にいる敵を処理していくのが攻略となります。
※ ワイヤーで階下の敵を引っ張り上げているシーン。
敵に囲まれると回避を優先する必要がありますが、反撃技は見た目ほど威力はないので、どうしても敵を倒すのが遅くなります。
一方、こんな風に上の方に陣取って、敵を一人ずつ引っ張り上げて殴れば素早く倒していくことができます。
イベントで多数の敵と戦闘することになっても、一旦ワイヤーで離脱し、有利な戦い方をするのを心がけた方が良いですね。
そして最大の魅力は、使用する機種にもよりますが、非常に美しいグラフィックでしょう。
iPhone 4S や iPad 3 なら街には雨が降り、水に濡れた道路には光が反射し、綺麗な光源が周囲を照らします。 バットマンの質感もかなりのものです。
もちろん表示は新 iPad の大画面 Retina に対応しています。
また、建物も遠くまで細かく表現されており、明らかに アメイジング・スパイダーマン を越える景色となっています。
ただし旧機種だと雨やライティング効果がカットされ、遠景のテクスチャ(表面の絵)の画質も落とされます。
以下は同じ景色を新 iPad と iPhone 4 で見た時の画像です。
iPhone 4 や 3GS、iPod touch では雨は降りません。 よって塗れた地面のライティング効果もありません。
建物のテクスチャ、遠景の細かさも落とされており、光源も小さくなっています。
また、通行人や一般の車は大幅に減ります。
ただ、それでも iPhone 4 のグラフィックとしては非常にレベルは高く、決して悪い画質ではありません。
どちらかと言うと、やや動作がコマ送り気味になる(フレームレートが低くなる)場合が多い方が気になります。
でも、iPhone 4 でも十分遊べるレベルではあります。
しかし問題は、この高画質・高負荷なグラフィックのために・・・ ゲームの動作が不安定になりやすいこと。
現時点(2012/8)のこのゲームは、「バグる」「ラグる」「オチる」の三重苦が発症する場合があります。
ゲームを進めていると急に動作がガクガクになり、まともにプレイできないほど動きが遅くなる場合があります。
この時はポーズメニューを表示し、再度ゲームに戻れば治るのですが、一度発症し始めると連続で起こる場合があり、最悪アプリが落ちてしまいます。
こうなるとアプリを再起動しても治らず、本体の再起動が必要になってしまいます。
さらに目標地点に到達してもイベントが発生しないとか、目的を達成しても先に進まないとか、そもそも目標地点が表示されないなどの、ゲーム進行が止まってしまうバグも度々起こります。
この症状もアプリの再起動やチェックポイントからのリスタートをしても治らず、本体を再起動する必要があり、最悪そのミッションを最初からやり直さないといけない場合もあります。
明らかにメモリ不足が起こって動作に悪影響を及ぼしている印象ですが、メモリが 1GB ある iPad 3rd でもこの状態ですから、メモリが少ない iPod touch や iPhone 3GS はかなり心配な気がします。
iTunes でも「落ちる」「バグる」という意見が多発していて、「さもあらん」と言ったところ。
加えて、例えばイベントで倉庫の敵を倒すのが目的となる時に、先に倉庫の敵を倒しているとイベントが進まなくなる、みたいなバグも起こります。(この時はミッションやりなおし)
映画の公開に間に合わせるため、デバッグや調整を十分に行えなかったのでしょうか?
今後のアップデートで改善されるとは思いますが、ちょっと現時点(2012/8)では未完成な印象も拭えませんね。
もう1つの難点は、バットマンのパワーアップに資金が必要となるものが多いのですが、その資金の入手量が少なく、課金しないと無理な強化が多いこと。
加えてバットラング(ブーメラン)などの投てき武器も使い捨てで、課金しないとあまり使えません。
課金が必須と言う程ではなく、無課金でも問題なく進行できるバランスなのですが、もうちょっと追加課金なしでも利用しやすいパワーアップやアイテムが欲しかったところですね。
以下は Youtube で公開されている公式のトレーラーです。
価格は 600 円と、iPhone のアプリとしてはやや高め。
しかし全体のクオリティーやボリュームは、十分に価格以上のものがあります。
挙動が不安定な部分もありますが、個人的には好きなゲームです。
映画に準じたストーリーも面白く、渋くてカッコいいバットマンの魅力と、ちょっとダークな雰囲気は十分表現されています。
正面からボコボコ殴り合うより、1体ずつ片付けていく方が有利な戦闘スタイルは好みが分かれると思いますが、私的には好きですね。
ただ最新機種でない方には、ちょっとオススメし辛いのも本音です。
Android 版も発売されていますが、これがまともな画質でまともに動く機種って(現時点では)かなり少ないでしょうね・・・
とりあえずオープンワールド系のゲームが好きな方にはオススメできます。
ただし映画を見る前にやるとネタバレになりそうなので、映画を見る予定の人は、見てからプレイした方が良いかも。
・ダークナイト ライジング (iTunes が起動します)
【 おまけ画像 】
※地下からの脱出シーンで、2つ目のバルブを閉めに行くためのルート。
木箱を飛び移って行くのですが、ちょっと解りにくいです。 画像を参考にして下さい。
潜入ミッションとか楽しかったんだけど車の跡をつけろとか敵を一掃しろとか同んなじようなミッションが多すぎる
複数の敵を一気に倒せる技がないから余計そう感じる