まだファミコンさえ登場していなかった 30 年前のコンピューターゲーム黎明期に、ATARI というゲーム機で発売されたインディージョーンズ風の冒険ゲーム「PITFALL」(ピットフォール)。
非常に古いゲームですが、初期のセガのゲーム機に移植されたり、アーケード版が登場したり、続編や派生作品が作られたりしているため、その名前を聞いたことがある方も多いと思います。
そんなピットフォールが、なんと Temple Run タイプのアクションゲームになってリニューアルされました。
「PITFALL!™」です。
大ヒットしている Temple Run の派生ゲームは数多く登場していますが、このゲームは元祖ピットフォールのイメージをうまく融合し、かなり大幅なアレンジが施されていて、Temple Run 系のゲームの中でも完成度は随一だと言えます。
迫力のある演出が多く、オリジナルのピットフォールを思い起こさせるシーンもあり、オリジナルを知っている人も知らない人も楽しめる内容です。
基本システムは Temple Run とほぼ同じです。
主人公の冒険家「ハリー」が火山の噴火から逃げ始め、プレイヤーは上にスライドでジャンプ、下にスライドでスライディング、本体の傾きで左右に移動し、障害物を避けながらひたすら走り続けます。
曲がり角では左右にスライドすることでその方向に曲がります。
Temple Run 系の命であるキビキビした操作性はそのまま踏襲されており、スライディングからのジャンプなども可能で、やや早めの入力だったり、逆にギリギリのタイミングでも成功にしてくれる場合が多いです。
1回のアウトでゲームオーバーになるショートゲームですが、慣れれば相応の時間走り続けることが出来ますね。
このゲームのウリはその 3D のグラフィックと、非常に豊富な演出&しかけでしょう。
木に火山岩が当たって倒れてきたり、吊り橋が壊れたり、地響きと共に石像が崩れてきたりなど、かなり豊富な演出が用意されています。
ゲームシーンもジャングルや洞窟、集落や鉱山など多岐に渡り、時にはトロッコに乗って疾走し、さらにバイクに乗って走るなど、乗り物も複数用意されています。
ロープにつかまってターザンジャンプしたり、ワニをジャンプで飛び越えたり、蛇やサソリを撃退するなど、オリジナルのピットフォールを彷彿とさせるシーンも登場します。
何度もプレイしないと出てこないレアなシーンもあり、短いながらも「冒険している」という感じがして良いですね。
※集落のシーンは1階と2階に分かれた分岐ルートになっていて、Temple Run の派生ゲームではありますが、 Temple Run にはないしかけやシーンが盛りだくさんです。
場面は距離によって大まかに決まっていて、最初はジャングルや集落、3000 m から洞窟、4000 m からトロッコ、5000 m からバイクのシーンが登場します。
※吊り橋が崩れるのは世界のお約束!
こんな風に上空からの視点になったり、真横からの視点になったり、演出に合わせてカメラワークもダイナミックに変化します。 演出やサウンドがとても映画的で良いですね。
しかけが非常に豊富なため、それに対応する方法を学ぶのに時間がかかり、最初のうちはなかなか先に進めないのですが、ゲーム序盤のスピードはこの系統のゲームとしては遅いので、その点でバランスは取られている印象です。
道中にはトレジャー(銀塊、金塊)が落ちていて、それを拾い集めることでパワーアップを購入できる点も Temple Run を踏襲していますが、他に経験値とレベルがあり、レベルアップすることで「ダイヤモンド」が手に入ります。
ダイヤモンドはトレジャーよりも少ない個数でアイテムを購入できますが、入手量が限られているため無駄使いは出来ません。
ダイヤモンドは課金で補充することも出来るので、課金用通貨でもあります。
パワーアップの種類は Temple Run よりは少なめです。
道中で出てくるアイテムは「ジャガー」に乗って一定距離走れるもののみで、しかもこのアイテムは出現ポイントがある程度決まっているため、ランダム出現のアイテムではありません。
事前に購入しておく消費アイテムには、一定時間ミスっても復活できる「ライフトニック」、しばらくスピードが上がる「ヘイストトニック」、蛇やサソリのダメージを回復する「アンチベノムトニック」の3つがありますが、ライフトニックは効果時間が短すぎて頼りにならず、ヘイストトニックはスピードが上がって返って危険、アンチベノムトニックも蛇やサソリのダメージは一定時間で自然回復するため必須ではありません。
これらの効果はパワーアップで強化できますが、必要なトレジャーの割に効果がイマイチなため、Temple Run ほどアイテムには頼れないゲームですね。
主人公の姿を変える衣装の購入も出来ますが、姿が変わるだけで特殊な効果はないようです。
2000 m ごとにチェックポイントがあり、「Macaw Token」(インコのトークン)を使うことでミスってもそこからゲームを再開できますが、チェックポイントの大半はロックされていて、通過後にダイヤモンドを使って解除しないと利用出来ません。
このチェックポイントの解除はトレジャーでは行えないので、ダイヤモンドはチェックポイントに使うようにした方が良いでしょう。
※チェックポイントは序盤のもの以外、そのままでは利用出来ません。
ダイヤモンドで解除すれば利用出来るようになりますが、使用するには Macaw Token も必要です。
特にゴールがある訳ではないようなので、最長記録を狙う人以外、無理に解除していく必要はないかも?
※洞窟では落ちてくる天井に注意! 地響きがしたら天井が落ちるので事前に準備しておきましょう。
何度かプレイして、こうした対処法を学んでいくことがまず必要ですね。
ジャングルで火山弾が落下してきて道以外に落ちたら木が倒れてくるので、この時もスライディングの準備を。
※インディージョーンズ以後、冒険家がトロッコに乗るのはお約束。
トロッコのシーンで障害物がある場所には必ず赤いランプが灯っているので、これが目印になります。
ただし線路の片側だけが壊れているトラップは最初は解りにくいかも。 「!」マークの看板がある方の逆に画面をスライドし、片輪走行させましょう。
動作がたまにひっかかるのが気になりますが(iPad 3rd でも引っかかる)、致命的な程ではなく、演出といいグラフィックといい Temple Run 系のゲームの決定版と言っても良いでしょう。
パワーアップに時間がかかるうえに効果がイマイチで、成長させる楽しみが薄いのは難点と言えますが、それ以外に目立った欠点はなく、万人にお勧めできる内容です。
価格も 85 円と安く、最近見たゲームの中では特にオススメしたいアプリですね。
こういうのを見ると Temple Run と言うゲームが1つのスタイルになったのを感じます。
Infinity Blade や Fruit Ninja と同じく、タッチパネル時代の新タイプのゲームの1つになったと言えるでしょうか。
・PITFALL!™ (iTunes が起動します)
最後になりましたが、以下は公式のゲームトレーラーです。
非常に古いゲームですが、初期のセガのゲーム機に移植されたり、アーケード版が登場したり、続編や派生作品が作られたりしているため、その名前を聞いたことがある方も多いと思います。
そんなピットフォールが、なんと Temple Run タイプのアクションゲームになってリニューアルされました。
「PITFALL!™」です。
大ヒットしている Temple Run の派生ゲームは数多く登場していますが、このゲームは元祖ピットフォールのイメージをうまく融合し、かなり大幅なアレンジが施されていて、Temple Run 系のゲームの中でも完成度は随一だと言えます。
迫力のある演出が多く、オリジナルのピットフォールを思い起こさせるシーンもあり、オリジナルを知っている人も知らない人も楽しめる内容です。
基本システムは Temple Run とほぼ同じです。
主人公の冒険家「ハリー」が火山の噴火から逃げ始め、プレイヤーは上にスライドでジャンプ、下にスライドでスライディング、本体の傾きで左右に移動し、障害物を避けながらひたすら走り続けます。
曲がり角では左右にスライドすることでその方向に曲がります。
Temple Run 系の命であるキビキビした操作性はそのまま踏襲されており、スライディングからのジャンプなども可能で、やや早めの入力だったり、逆にギリギリのタイミングでも成功にしてくれる場合が多いです。
1回のアウトでゲームオーバーになるショートゲームですが、慣れれば相応の時間走り続けることが出来ますね。
このゲームのウリはその 3D のグラフィックと、非常に豊富な演出&しかけでしょう。
木に火山岩が当たって倒れてきたり、吊り橋が壊れたり、地響きと共に石像が崩れてきたりなど、かなり豊富な演出が用意されています。
ゲームシーンもジャングルや洞窟、集落や鉱山など多岐に渡り、時にはトロッコに乗って疾走し、さらにバイクに乗って走るなど、乗り物も複数用意されています。
ロープにつかまってターザンジャンプしたり、ワニをジャンプで飛び越えたり、蛇やサソリを撃退するなど、オリジナルのピットフォールを彷彿とさせるシーンも登場します。
何度もプレイしないと出てこないレアなシーンもあり、短いながらも「冒険している」という感じがして良いですね。
※集落のシーンは1階と2階に分かれた分岐ルートになっていて、Temple Run の派生ゲームではありますが、 Temple Run にはないしかけやシーンが盛りだくさんです。
場面は距離によって大まかに決まっていて、最初はジャングルや集落、3000 m から洞窟、4000 m からトロッコ、5000 m からバイクのシーンが登場します。
※吊り橋が崩れるのは世界のお約束!
こんな風に上空からの視点になったり、真横からの視点になったり、演出に合わせてカメラワークもダイナミックに変化します。 演出やサウンドがとても映画的で良いですね。
しかけが非常に豊富なため、それに対応する方法を学ぶのに時間がかかり、最初のうちはなかなか先に進めないのですが、ゲーム序盤のスピードはこの系統のゲームとしては遅いので、その点でバランスは取られている印象です。
道中にはトレジャー(銀塊、金塊)が落ちていて、それを拾い集めることでパワーアップを購入できる点も Temple Run を踏襲していますが、他に経験値とレベルがあり、レベルアップすることで「ダイヤモンド」が手に入ります。
ダイヤモンドはトレジャーよりも少ない個数でアイテムを購入できますが、入手量が限られているため無駄使いは出来ません。
ダイヤモンドは課金で補充することも出来るので、課金用通貨でもあります。
パワーアップの種類は Temple Run よりは少なめです。
道中で出てくるアイテムは「ジャガー」に乗って一定距離走れるもののみで、しかもこのアイテムは出現ポイントがある程度決まっているため、ランダム出現のアイテムではありません。
事前に購入しておく消費アイテムには、一定時間ミスっても復活できる「ライフトニック」、しばらくスピードが上がる「ヘイストトニック」、蛇やサソリのダメージを回復する「アンチベノムトニック」の3つがありますが、ライフトニックは効果時間が短すぎて頼りにならず、ヘイストトニックはスピードが上がって返って危険、アンチベノムトニックも蛇やサソリのダメージは一定時間で自然回復するため必須ではありません。
これらの効果はパワーアップで強化できますが、必要なトレジャーの割に効果がイマイチなため、Temple Run ほどアイテムには頼れないゲームですね。
主人公の姿を変える衣装の購入も出来ますが、姿が変わるだけで特殊な効果はないようです。
2000 m ごとにチェックポイントがあり、「Macaw Token」(インコのトークン)を使うことでミスってもそこからゲームを再開できますが、チェックポイントの大半はロックされていて、通過後にダイヤモンドを使って解除しないと利用出来ません。
このチェックポイントの解除はトレジャーでは行えないので、ダイヤモンドはチェックポイントに使うようにした方が良いでしょう。
※チェックポイントは序盤のもの以外、そのままでは利用出来ません。
ダイヤモンドで解除すれば利用出来るようになりますが、使用するには Macaw Token も必要です。
特にゴールがある訳ではないようなので、最長記録を狙う人以外、無理に解除していく必要はないかも?
※洞窟では落ちてくる天井に注意! 地響きがしたら天井が落ちるので事前に準備しておきましょう。
何度かプレイして、こうした対処法を学んでいくことがまず必要ですね。
ジャングルで火山弾が落下してきて道以外に落ちたら木が倒れてくるので、この時もスライディングの準備を。
※インディージョーンズ以後、冒険家がトロッコに乗るのはお約束。
トロッコのシーンで障害物がある場所には必ず赤いランプが灯っているので、これが目印になります。
ただし線路の片側だけが壊れているトラップは最初は解りにくいかも。 「!」マークの看板がある方の逆に画面をスライドし、片輪走行させましょう。
動作がたまにひっかかるのが気になりますが(iPad 3rd でも引っかかる)、致命的な程ではなく、演出といいグラフィックといい Temple Run 系のゲームの決定版と言っても良いでしょう。
パワーアップに時間がかかるうえに効果がイマイチで、成長させる楽しみが薄いのは難点と言えますが、それ以外に目立った欠点はなく、万人にお勧めできる内容です。
価格も 85 円と安く、最近見たゲームの中では特にオススメしたいアプリですね。
こういうのを見ると Temple Run と言うゲームが1つのスタイルになったのを感じます。
Infinity Blade や Fruit Ninja と同じく、タッチパネル時代の新タイプのゲームの1つになったと言えるでしょうか。
・PITFALL!™ (iTunes が起動します)
最後になりましたが、以下は公式のゲームトレーラーです。
このブログにコメントするにはログインが必要です。
さんログアウト
この記事には許可ユーザしかコメントができません。