運送会社の社長になって、バスやトラック、ゴミ収集車などの運用を行い都市を発展させるという、ちょっと変わった都市開発シミュレーションゲーム「Virtual City」に続編が登場しています。
Virtual City 2: Paradise Resort」です。

Virtual City(1)はステージクリア型のゲームでしたが、広い土地で自由な都市開発ができ、ソーシャルゲーム的な課金システムが加わっている Virtual City Playground というアプリも公開されています。
そして今回の Virtual City 2 は、初代 Virtual City のようなステージクリア型のゲームに戻りました
自由な開発が出来るモードはまだありませんが、追加課金もないので安心して遊ぶ事が出来ます。

iTunes のレビューでは「アプリが落ちる!」という苦情が続発していて、私も落ちはしなかったものの、動作に異常が発生し、まともにプレイできなくなりました。
しかしこれら症状はインストール後、一度「本体を再起動」(アプリの再起動ではない)すると治ります
動かない方は落ち着いて本体の再起動を行ってみて下さい。

(アプリが正常に動かないときに本体の再起動をするのは iPhone / iPod touch / iPad の『常識』です。 このゲームの場合はアプリ側にも問題があるとは思うけど)

Virtual City 2: Paradise Resort

プレイヤーはトラックやバスを購入し、材料を運んで製品を作ったり、人を娯楽施設に運んだりして、各ステージの「クリア条件」を達成していきます。

このゲームで製品を作るには、各工場から様々な材料を運ぶ必要があります
例えば「パイ」を作るには、「穀物農場」の小麦を「製粉所」に運んで小麦粉にして、その小麦粉と「酪農場」の牛乳を「パン屋」に運ばなければなりません。
トラックは出発地点と到着地点を設定でき、出発地点で材料や製品を積み込み、到着地点でその荷物を降ろします。
各工場が稼動できるよう、トラックで運搬径路を整えてクリア条件の製品を作っていきます。
場合によっては必要な工場を新設することも必要になります。

ステージによってはバスの運行も行います
住宅地の近くにバス亭を作ると乗客が増え、その乗客をショッピングモールや映画館などに運ぶことで「幸福度」が増加します。
幸福度が増加しても特に有利になることはありませんが、クリア条件になっている場合はそれを満たす必要がありますね。

トラックでの運搬やバスの運行を行うことで、収入を得ることもできます。
このゲームのプレイヤーは市長ではないので、税金はありません。 お金は運輸によって稼がなければなりません
住宅や消防署・病院などの公共施設を建てることも出来ますが、これらの建物から直接収入を得ることは出来ません。

他にもゴミ収集車の運用や、公園の設置による環境の改善などの要素もあります。
ただ、このゲームはあくまでステージクリアが目的のゲームなので、クリア条件に関係ない部分を向上させる必要はなく、ステージによって作れるもの・使えるものは決まっています。

ここまでの内容は、前作 Virtual City と同じですね。

Virtual City 2: Paradise Resort
※ あくまでステージクリア制のゲームなので、長期的な開発は行えません。
しかし目的達成までの過程は自由なので、目的を1つ1つ達成していっても良いですし、先にバス路線を作って収入を確保し、それから一気に条件を満たしていっても構いません。
画面左上のタイマーが尽きる前にクリアすると「エキスパートクリア」となり、「開発資金」を多く貰えます。


Virtual City 2: Paradise Resort
※使える建物やアップグレードはゲームの進行で徐々に増えて行く形です。
「エキスパートクリア」出来なかった場合、開発資金が足りなくなることもありますが、ほとんどのアップグレードは必須な訳ではなく、クリアしたステージを再度プレイして貯めることも出来ます。
またステージによって使える施設が決まっているので、取得してもそのステージで使える施設でなかった場合は利用できません。


前作と今作の違いについてですが・・・ ぶっちゃけ、あまり変わりません
今作はリゾート地の開発がテーマとなっているため、積雪のある地方やスコールが発生する海岸など、ちょっと変わった地域の開発が多いのですが、見た目が前作と比べて大きく変わっている訳ではないし、やることもほぼ一緒。
「2」というよりは「1」の追加ステージ集、といった感じと言えますね。

一応、「通勤」と「観光」の要素が加わっていて、新しい施設として「オフィス」と「ホテル」が追加されています。
駅や空港などの大きな交通機関が存在するステージも多く、これらがあるステージではバスでオフィスやホテルに人を運び、「雇用値」「観光値」を高めなければなりません。
ただ、「バスで人を運ぶ」という部分は変わっていないので、やることは以前と一緒で、単に見た目や呼び名が違うだけと言った感じです。

日本人にとって最大の変更点であり、嬉しい点でもあるのは「日本語に対応したこと」ですが、つたない翻訳なのでちょっと文章はおかしいですね。
また、明らかな誤訳もあり、例えば「化粧品を他の地域からショッピングモールに運ぶ」という勝利条件が「化粧品をショッピングモールから他の地域に運ぶ」になっていたりします。
ほとんどの訳文は意味が解るものになっていますが、一部に違う意味の文章があったりするのが困りもの。
ただ、英文のみだった前作よりはずっと取っ付きやすくなっています。

Virtual City 2: Paradise Resort
※日本語になったのは良いのですが、その内容は解るような解らないような・・・ 一時期の EA の翻訳よりはマシだけど・・・
ただローカライズって手間もお金もかかるので、ここは仕方がないところでしょうか。 少なくとも前作よりは解りやすいですね。


Virtual City 2: Paradise Resort
※エリアクリア時にはちょっとしたイベントシーンが表示されるようになりました。
リゾート開発がテーマなので、最初はスキー場、次はマリーナの建設を行い、それにちなんだ画像が表示されます。
細かい点では、バスの乗客数の計算も変わっていますが・・・ この辺は前作をやり込んだプレイヤーでないと関係ない部分ですね。


価格は iPhone 版が 250 円、iPad 版が 600 円。 ユニバーサルアプリではありません。
無料体験版もありますが、フルバージョンにするには上記と同じ課金が必要です。
iPad 版は画面が広いのは良いのですが、なぜかフォントが明朝体になっていて、おまけにメッセージ表示部の大きさが iPhone 版と同じなので、妙な見にくさがあるのでご注意を。

私的には、あまりにも前作と変わってなくて拍子抜けだった印象です。
しかし新ステージがプレイできることは嬉しいので、Virtual City が好きだった方にはオススメできますね
前作の Virtual City をプレイしていない方だと、序盤のチュートリアルが前よりやや解り辛く、エキスパートクリアの条件も厳しくなっているので、ちょっとやり辛さがある気もします。
ただ前作よりこちらの方が安く、日本語にもなっているので、初めての方でも2からプレイした方が良いでしょうね。

本体を再起動しないとバグる、落ちる報告多数、翻訳文が微妙、iPad のフォントが読み辛いなど、色々と気になる点も多いのですが、やはり「運輸をテーマにした開発 SLG」と言う内容は面白いです。
無料版でもかなり遊べるので、とりあえず試してみるのをオススメします。
ルールについては前作の攻略ページを参考にして頂ければと思います。

・Virtual City 2: Paradise Resort (以下は iTunes が起動します)
無料版(課金で完全版にするタイプ):iPhone 版 / iPad 版
有料版(最初からフルバージョン):iPhone 版 / iPad 版