知らぬ人は少ないであろう、日本のマッチ3ゲームの大定番「ズーキーパー」。
それがなんとオンライン対戦になったアプリが登場しています。
「対戦ズーキーパー」です。
このゲームは元々は 2011 年の春に Yahoo! モバゲー用に開発されたもので、その後ハンゲームにも提供されていました。
それが今回、ズーキーパーの開発元である KITERETSU から直接 iOS アプリとして公開されています。
発売からわずか2日で 30 万ダウンロードを達成したとのことで、実際すぐにマッチングされるため、プレイヤーが非常に多いことは見て取れます。
元々スピーディーなゲームのため、対戦も短時間で決着が付き、手軽にバトルする事が出来ます。
元からオンライン対戦に向いていたゲームだったと言えますね。
任意のコマを1つ、上下左右に1マスだけ動かし、同じコマを3つ以上並べると消すことが出来ます。
消せない場合はコマは動かせません。
基本ルールはこれだけで、マッチ3ゲームの一般的なシステムと言えますね。
もちろん「アクティブ連鎖」(コマが消えている最中でも別のコマを動かせるシステム。素早く連続で消すことで連鎖している扱いとなる)もあり、スピード勝負のゲームなので、これを駆使することが最大のポイントとなります。
消せるコマが無くなる No More Move は滅多に発生しません。
1ラウンドは 30 秒で終了となり、その間に消したコマにより ATK(攻撃力)と DEF(防御力)が増えます。
そしてラウンド終了後に「Battle!」と表示され、ATK の分だけ相手を攻撃し、DEF の分だけ相手の攻撃を防ぎます。
例えば、自分が ATK 100 で DEF 30、相手が ATK 50 で DEF 10 の場合、与えるダメージは 100-10 で 90、受けるダメージは 50-30 で 20 となります。
これを繰り返し、どちらかの HP が 0 になると決着が付きます。
もし5ラウンドが終わっても両者の HP が残っている場合は、HP の残りが多い方が勝利となります。
ゲーム中にアイテムパネルが落ちてくることもあり、動物が1種類すべて消える「スペシャルパネル」や、ヒントが表示される「双眼鏡」、HP が回復する「ハート」などのお助けアイテムがあります。
また、次のラウンドで相手のコマが真っ黒になる「バケツ」、消しても効果がない園長パネルを出現させる「園長」などのおじゃまアイテムも存在します。
特に画面が黒くなるバケツはユニークな効果だと言えますね。
※左の画像は「バケツ」の効果でコマがモノクロになっている状態。 かなり判別しにくくなってしまいます。 一方相手の方は、園長にちょっかい出されてますね。
コマはサル・パンダ・キリン・ワニ・ライオンが ATK アップ、カバ・ゾウが DEF アップです。 ATK が上がるコマの方が多いので、基本的に ATK > DEF になりますね。
ただし、各ラウンドで指定されるラッキーパネルは ATK と DEF の双方が上がります。
右の画像は対戦後の様子。 結果に応じてレートが増減し、ワールドランクも表示されます。 また、開始前と開始後には一言メッセージを送信できます。
マッチング中はじっと待たなければなりませんが、現時点ではユーザーが多いようで、待ち時間はそれほど長くありません。
通常対戦の他に Game Center のフレンドとの対戦も可能です。
また、実績に応じてキャラクターの背景やアクセサリなどを入手でき、アバターとなる動物を飾ることも出来ます。
ズーキーパーはパズルと言うよりは「スピード絵探しゲーム」ですから、絵が見つからない時はどうしようもなく、運の要素も大きいのですが、この運の要素があるおかげで初心者でも上級者に勝てる見込みがあるため、対戦ズーキーパーにおいてはむしろ良い方に働いている印象です。
攻略としては、連鎖が起こると ATK や DEF の上昇量が増えるため、時間に余裕がある時は消せるパネルを複数見つけてから消し始め、アクティブ連鎖を意識的に発生させていくことが重要ですね。
あとはやっぱり、「慣れ」でしょうか。
難点は、ソーシャルゲームのように対戦回数に制限があること。
1回対戦するごとに CP というポイントが減り、なくなるとプレイできなくなります。
おまけにこの CP が自然増加だとたったの2ポイントまでしか貯まりません。
1つ 85 円の薬を使うと6ポイントまで回復しますが、さすがにケチくさい感じが否めません。
CP は6分で1ポイント回復し、ゲーム中にも回復するため、実際にはプレイ中の時間を含めると3回は遊べるのですが、その後はまた 12 分待たないと遊べません。
しかもこの6分という回復時間は「オープニングキャンペーン」だからのようで、それが終わると 30 分で1ポイントしか回復しないようです。
1プレイが短いゲームなのに、なんだかますますケチくさい。
それにこうしたオンライン対戦ゲームは「過疎ったら終了」なので、あまりプレイ制限を設けてプレイヤーを遠ざけてしまうとマッチングに悪影響が及ぶため、その辺も心配になりますね・・・
この点は、なにせ「ズーキーパー」ですから、圧倒的なユーザー数でカバー出来るという計算なのでしょうか。
もう1つの難点は、これはオンライン対戦ゲーム共通の問題なのですが・・・ 初心者がフルボッコにされること。
運の要素があるとは言え、やはりズーキーパーをあまりプレイしていない人が挑戦しても、経験者にはまるで歯が立ちません。
マッチングにレートが加味されているのかどうかは不明ですが、初心者でも上位プレイヤーとマッチングされてしまうことはあるようですし、勝てない人はひたすら負け続ける事になりかねません。
その辺の初心者プレイヤーの愚痴は、すでに iTunes レビューでも見られますね。
まあオンライン対戦で弱い人が負けるのは仕方がないのですが、この手のゲームはそれが積み重なって最終的に一握りの上級者しか残らなくなり、その影響でますます「初心者お断り」の状態になってしまう懸念があります。
その点のバランス取りをどうするつもりなのか・・・ すでに Yahoo モバゲーやハンゲームで1年以上運営されていますから、そこはすでに想定されているとは思いますが・・・
さらにもう1つ気になるのは、「課金アイテム」の存在。
対戦が有利になるアイテムを 170 円の課金で(5回分)購入できますが、つまりこれを一方が購入していると、同条件の対戦ではなくなります。
課金アイテムは1種類しか使用できず、しかも「1回コマをシャッフル」「バケツ無効化」「園長無効化」の3種類のみで、それほど強力な訳ではないため、著しく「課金者有利」という訳ではありませんが、やっていて少し気になるのは確かです。
※勝利ポイントによって背景や装飾が貰えます。 また、期間中に条件を達成することで特別な装飾を貰えるイベントも実施されていて、長期的に楽しめる作りになっていますね。
操作性やサウンド、演出など、全体的なクオリティーは高いです。
課金要素はありますが、アプリ本体は無料。
あのズーキーパーで無料ですから、オンライン対戦ゲームに一番必要な「ユーザー数」を確保できる形にはなっているようですね。
そのユーザーを長期的なアクティブユーザーにし続けられるかどうかは、今後の運営次第でしょうか。
何か色々と懸念ばっかり書いたような気がしますが、ゲームは(それなりにズーキーパーができる人なら)面白いです。
1ゲームが1~3分ほどで終わるので手軽に楽しめますし、やはり対戦の方が燃えますね。
制限はあるにせよ、これが無料で楽しめるのですから、とりあえず落としておいて損はありません。
ただズーキーパー未経験の人は、このアプリには1人用モードや練習モードはないので、「ZOOKEEPER DX Touch Edition」をプレイしてからでないとまともに楽しむ事は出来ないでしょう。
これで Facebook 連携の Bejeweled Blitz 、LINE 連携の LINE Birzzle 、オンライン対戦の対戦ズーキーパーと、iOS の定番マッチ3ゲームがそろってソーシャル機能や通信機能に対応したことになりますね。
どれもゲームは似ていますが、それぞれ違う方向に進化しているのが面白いところです。
・対戦ズーキーパー (iTunes が起動します)
それがなんとオンライン対戦になったアプリが登場しています。
「対戦ズーキーパー」です。
このゲームは元々は 2011 年の春に Yahoo! モバゲー用に開発されたもので、その後ハンゲームにも提供されていました。
それが今回、ズーキーパーの開発元である KITERETSU から直接 iOS アプリとして公開されています。
発売からわずか2日で 30 万ダウンロードを達成したとのことで、実際すぐにマッチングされるため、プレイヤーが非常に多いことは見て取れます。
元々スピーディーなゲームのため、対戦も短時間で決着が付き、手軽にバトルする事が出来ます。
元からオンライン対戦に向いていたゲームだったと言えますね。
任意のコマを1つ、上下左右に1マスだけ動かし、同じコマを3つ以上並べると消すことが出来ます。
消せない場合はコマは動かせません。
基本ルールはこれだけで、マッチ3ゲームの一般的なシステムと言えますね。
もちろん「アクティブ連鎖」(コマが消えている最中でも別のコマを動かせるシステム。素早く連続で消すことで連鎖している扱いとなる)もあり、スピード勝負のゲームなので、これを駆使することが最大のポイントとなります。
消せるコマが無くなる No More Move は滅多に発生しません。
1ラウンドは 30 秒で終了となり、その間に消したコマにより ATK(攻撃力)と DEF(防御力)が増えます。
そしてラウンド終了後に「Battle!」と表示され、ATK の分だけ相手を攻撃し、DEF の分だけ相手の攻撃を防ぎます。
例えば、自分が ATK 100 で DEF 30、相手が ATK 50 で DEF 10 の場合、与えるダメージは 100-10 で 90、受けるダメージは 50-30 で 20 となります。
これを繰り返し、どちらかの HP が 0 になると決着が付きます。
もし5ラウンドが終わっても両者の HP が残っている場合は、HP の残りが多い方が勝利となります。
ゲーム中にアイテムパネルが落ちてくることもあり、動物が1種類すべて消える「スペシャルパネル」や、ヒントが表示される「双眼鏡」、HP が回復する「ハート」などのお助けアイテムがあります。
また、次のラウンドで相手のコマが真っ黒になる「バケツ」、消しても効果がない園長パネルを出現させる「園長」などのおじゃまアイテムも存在します。
特に画面が黒くなるバケツはユニークな効果だと言えますね。
※左の画像は「バケツ」の効果でコマがモノクロになっている状態。 かなり判別しにくくなってしまいます。 一方相手の方は、園長にちょっかい出されてますね。
コマはサル・パンダ・キリン・ワニ・ライオンが ATK アップ、カバ・ゾウが DEF アップです。 ATK が上がるコマの方が多いので、基本的に ATK > DEF になりますね。
ただし、各ラウンドで指定されるラッキーパネルは ATK と DEF の双方が上がります。
右の画像は対戦後の様子。 結果に応じてレートが増減し、ワールドランクも表示されます。 また、開始前と開始後には一言メッセージを送信できます。
マッチング中はじっと待たなければなりませんが、現時点ではユーザーが多いようで、待ち時間はそれほど長くありません。
通常対戦の他に Game Center のフレンドとの対戦も可能です。
また、実績に応じてキャラクターの背景やアクセサリなどを入手でき、アバターとなる動物を飾ることも出来ます。
ズーキーパーはパズルと言うよりは「スピード絵探しゲーム」ですから、絵が見つからない時はどうしようもなく、運の要素も大きいのですが、この運の要素があるおかげで初心者でも上級者に勝てる見込みがあるため、対戦ズーキーパーにおいてはむしろ良い方に働いている印象です。
攻略としては、連鎖が起こると ATK や DEF の上昇量が増えるため、時間に余裕がある時は消せるパネルを複数見つけてから消し始め、アクティブ連鎖を意識的に発生させていくことが重要ですね。
あとはやっぱり、「慣れ」でしょうか。
難点は、ソーシャルゲームのように対戦回数に制限があること。
1回対戦するごとに CP というポイントが減り、なくなるとプレイできなくなります。
おまけにこの CP が自然増加だとたったの2ポイントまでしか貯まりません。
1つ 85 円の薬を使うと6ポイントまで回復しますが、さすがにケチくさい感じが否めません。
CP は6分で1ポイント回復し、ゲーム中にも回復するため、実際にはプレイ中の時間を含めると3回は遊べるのですが、その後はまた 12 分待たないと遊べません。
しかもこの6分という回復時間は「オープニングキャンペーン」だからのようで、それが終わると 30 分で1ポイントしか回復しないようです。
1プレイが短いゲームなのに、なんだかますますケチくさい。
それにこうしたオンライン対戦ゲームは「過疎ったら終了」なので、あまりプレイ制限を設けてプレイヤーを遠ざけてしまうとマッチングに悪影響が及ぶため、その辺も心配になりますね・・・
この点は、なにせ「ズーキーパー」ですから、圧倒的なユーザー数でカバー出来るという計算なのでしょうか。
もう1つの難点は、これはオンライン対戦ゲーム共通の問題なのですが・・・ 初心者がフルボッコにされること。
運の要素があるとは言え、やはりズーキーパーをあまりプレイしていない人が挑戦しても、経験者にはまるで歯が立ちません。
マッチングにレートが加味されているのかどうかは不明ですが、初心者でも上位プレイヤーとマッチングされてしまうことはあるようですし、勝てない人はひたすら負け続ける事になりかねません。
その辺の初心者プレイヤーの愚痴は、すでに iTunes レビューでも見られますね。
まあオンライン対戦で弱い人が負けるのは仕方がないのですが、この手のゲームはそれが積み重なって最終的に一握りの上級者しか残らなくなり、その影響でますます「初心者お断り」の状態になってしまう懸念があります。
その点のバランス取りをどうするつもりなのか・・・ すでに Yahoo モバゲーやハンゲームで1年以上運営されていますから、そこはすでに想定されているとは思いますが・・・
さらにもう1つ気になるのは、「課金アイテム」の存在。
対戦が有利になるアイテムを 170 円の課金で(5回分)購入できますが、つまりこれを一方が購入していると、同条件の対戦ではなくなります。
課金アイテムは1種類しか使用できず、しかも「1回コマをシャッフル」「バケツ無効化」「園長無効化」の3種類のみで、それほど強力な訳ではないため、著しく「課金者有利」という訳ではありませんが、やっていて少し気になるのは確かです。
※勝利ポイントによって背景や装飾が貰えます。 また、期間中に条件を達成することで特別な装飾を貰えるイベントも実施されていて、長期的に楽しめる作りになっていますね。
操作性やサウンド、演出など、全体的なクオリティーは高いです。
課金要素はありますが、アプリ本体は無料。
あのズーキーパーで無料ですから、オンライン対戦ゲームに一番必要な「ユーザー数」を確保できる形にはなっているようですね。
そのユーザーを長期的なアクティブユーザーにし続けられるかどうかは、今後の運営次第でしょうか。
何か色々と懸念ばっかり書いたような気がしますが、ゲームは(それなりにズーキーパーができる人なら)面白いです。
1ゲームが1~3分ほどで終わるので手軽に楽しめますし、やはり対戦の方が燃えますね。
制限はあるにせよ、これが無料で楽しめるのですから、とりあえず落としておいて損はありません。
ただズーキーパー未経験の人は、このアプリには1人用モードや練習モードはないので、「ZOOKEEPER DX Touch Edition」をプレイしてからでないとまともに楽しむ事は出来ないでしょう。
これで Facebook 連携の Bejeweled Blitz 、LINE 連携の LINE Birzzle 、オンライン対戦の対戦ズーキーパーと、iOS の定番マッチ3ゲームがそろってソーシャル機能や通信機能に対応したことになりますね。
どれもゲームは似ていますが、それぞれ違う方向に進化しているのが面白いところです。
・対戦ズーキーパー (iTunes が起動します)
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