神の視点で惑星を創造し、そこに生物を住まわせてその活動を眺める「惑星シミュレーター」が登場して、iTunes ランキングの上位になっています。
「Topia World Builder」です。
このゲームを作ったのは Crescent Moon Games と言うメーカーで、iOS では過去に Gears や Siegecraft、Aralon や Paper Monsters などを公開しています。
相応に知られているメーカーで、技術力は間違いなく高いのですが、ゲームとしては微妙なものが多く、当たり外れのあるメーカーという印象があります。
そしてこのゲームは、いかにも Crescent Moon Games らしい内容で・・・ 見た目も技術力も確かに凄いのですが、ゲームとしては疑問です。
と言うか、現時点(2012/10)でこのアプリはゲームになっておらず、あくまで「シミュレーター」に過ぎません。
iTunes のカテゴリは「ゲーム」になっていますが、今の段階では「エンターテイメント」か「教育」に属するべきアプリで、ゲームとしては β テストどころか、それ以前の開発途上バージョンと言った感じです。
見た目が凄いので初見で判断されやすい iTunes ランキングで上位になるのは頷けますが、長期的に遊べるようなアプリではありませんので悪しからず。
サンプルとなる惑星上に、好きなように山や陸地などを作り、そこに生物を配置できます。
ワールドビルダー(土地生成ソフト)としてはなかなか優れていて、球体の表面をドラッグするだけで簡単に土地が盛り上がり、大陸や山脈が作られ、それを滑らかに回転させることが出来ます。
惑星の表面には大気のような表現もあり、質感がありますね。
生物(クリーチャー)は草食動物が3種類、肉食動物が2種類、鳥が1種類で、好きなように配置できます。
現れた生物は自動で動き始め、草食動物なら草がある地域を中心に群を作って移動しつつ、繁殖して数を増やしていきます。
肉食動物はその草食動物を追いかけて補食し、繁殖します。
鳥は現時点ではただ飛ぶだけで、あまり生態系や世界には影響しません。
ちゃんと追われた草食動物は逃げまどい、肉食動物はそれを追いかけ、それによって草食動物の群が四散するという表現が行われ、その様子は見ているだけで楽しめます。
それが数百頭単位で行われている様子はなかなかダイナミックですね。
※ゲーム開始時はまずチュートリアルを行います。 これを終えないとゲームを始められませんが、メッセージが英語なので日本人にはちょっと解り辛いです。 チュートリアルの手順は以下の通りです。
「Movement」のチュートリアルは「1本の指で画面スクロール」→「2本の指で画面スライド」→「ピンチ操作でズームアウト」→「ピンチ操作でズームイン」→「二本指を回転させて画面旋回」→「本体を横向きにする」→「本体を縦向きに戻す」で完了です。
「Landscape」のチュートリアルは右上のアイコンをタップした後、「光ってるアイコンをタップ」→「画面をドラッグしてその効果を見る」の繰り返しで OK です。「範囲拡大」「範囲縮小」のボタンは何度か連続で押して下さい。
「Creatures」のチュートリアルは「左上のタブ(フキダシ)を押しっぱなし」→「生物をドラッグ」→「生物を長い距離ドラッグ」→「新しいタブを押しっぱなし」→「右上のアイコンをタップして光ってる肉食動物ボタンをタップ」→「画面をドラッグして肉食動物を置く」→「右上のアイコンをタップして稲妻のアイコンをタップ」→「肉食動物をタップ」で完了です。
ただ、どのチュートリアルもオプションのボタンを押して「Skip Tutorial」を選べば完了したことになり、パスできます。
しかし現時点(2012/10)で出来るのはここまでです。
今後の予定として、ゲームモードの追加、作った惑星の共有、チャレンジモード、リーダーボード(ランキング)の対応などが挙げられていますが、今の時点ではテキトーに作った惑星に生物を置いて、その様子を眺めるだけのソフトに過ぎません。 ゲーム要素は皆無です。
また生態系のシミュレートも良いとは言えず、肉食動物を配置するとすぐに草食動物を殲滅してしまい、その大陸の草食動物は絶滅、それによってエサが無くなった肉食動物も餓死して、どう転んでも「そして誰もいなくなった」の結末にしかなりません。
そうならないよう肉食動物を数頭だけにしても、肉食動物は勝手に海に突っ込んで溺れてしまうことが多いので、あっさり事故死して維持できません。
まるでレミングスのように次々海に突っ込むのはどうなんだと思ってしまいます。
そして何より、海洋生物がいないし、進化や突然変異もないし、出来ること、起こる事が少なすぎ。
最初に群を見て「スゲー」って思って、それだけという印象です。
まさに冒頭で述べたように「開発途上」って感じですね。
※肉食動物が草食動物の群を追う様子は見ていて楽しいのですが、現時点ではその部分の技術アピールをしているだけという感じ。
動物には繁殖力があって、大型のものの方が繁殖力が鈍いです。 首長の草食動物はほとんど繁殖しません。
価格は 85 円。 安いのですが、ゲームと考えて購入しないようにして下さい。
今の時点では眺めて楽しむだけのものです。
ただ、確かにワールドビルダーと群制御の技術力は凄いので一見の価値はあり、これで高額だったら全くオススメしませんが、通勤・通学中の暇つぶしとしては、これはこれでアリかなぁ、とも思います。
あまり操作しなくていいし、縦持ちで良いので、見られても恥ずかしくありませんからね。
今後大化けしそうな気配もありますが、どうなるかは微妙。
私的には、見栄えの良いものが作れたから先に公開しておき、注目を集めておこうという戦略なのかなぁ、とも思います。
とりあえず気長にアップデートによる拡張を期待したいところです。
・Topia World Builder (iTunes が起動します)
「Topia World Builder」です。
このゲームを作ったのは Crescent Moon Games と言うメーカーで、iOS では過去に Gears や Siegecraft、Aralon や Paper Monsters などを公開しています。
相応に知られているメーカーで、技術力は間違いなく高いのですが、ゲームとしては微妙なものが多く、当たり外れのあるメーカーという印象があります。
そしてこのゲームは、いかにも Crescent Moon Games らしい内容で・・・ 見た目も技術力も確かに凄いのですが、ゲームとしては疑問です。
と言うか、現時点(2012/10)でこのアプリはゲームになっておらず、あくまで「シミュレーター」に過ぎません。
iTunes のカテゴリは「ゲーム」になっていますが、今の段階では「エンターテイメント」か「教育」に属するべきアプリで、ゲームとしては β テストどころか、それ以前の開発途上バージョンと言った感じです。
見た目が凄いので初見で判断されやすい iTunes ランキングで上位になるのは頷けますが、長期的に遊べるようなアプリではありませんので悪しからず。
サンプルとなる惑星上に、好きなように山や陸地などを作り、そこに生物を配置できます。
ワールドビルダー(土地生成ソフト)としてはなかなか優れていて、球体の表面をドラッグするだけで簡単に土地が盛り上がり、大陸や山脈が作られ、それを滑らかに回転させることが出来ます。
惑星の表面には大気のような表現もあり、質感がありますね。
生物(クリーチャー)は草食動物が3種類、肉食動物が2種類、鳥が1種類で、好きなように配置できます。
現れた生物は自動で動き始め、草食動物なら草がある地域を中心に群を作って移動しつつ、繁殖して数を増やしていきます。
肉食動物はその草食動物を追いかけて補食し、繁殖します。
鳥は現時点ではただ飛ぶだけで、あまり生態系や世界には影響しません。
ちゃんと追われた草食動物は逃げまどい、肉食動物はそれを追いかけ、それによって草食動物の群が四散するという表現が行われ、その様子は見ているだけで楽しめます。
それが数百頭単位で行われている様子はなかなかダイナミックですね。
※ゲーム開始時はまずチュートリアルを行います。 これを終えないとゲームを始められませんが、メッセージが英語なので日本人にはちょっと解り辛いです。 チュートリアルの手順は以下の通りです。
「Movement」のチュートリアルは「1本の指で画面スクロール」→「2本の指で画面スライド」→「ピンチ操作でズームアウト」→「ピンチ操作でズームイン」→「二本指を回転させて画面旋回」→「本体を横向きにする」→「本体を縦向きに戻す」で完了です。
「Landscape」のチュートリアルは右上のアイコンをタップした後、「光ってるアイコンをタップ」→「画面をドラッグしてその効果を見る」の繰り返しで OK です。「範囲拡大」「範囲縮小」のボタンは何度か連続で押して下さい。
「Creatures」のチュートリアルは「左上のタブ(フキダシ)を押しっぱなし」→「生物をドラッグ」→「生物を長い距離ドラッグ」→「新しいタブを押しっぱなし」→「右上のアイコンをタップして光ってる肉食動物ボタンをタップ」→「画面をドラッグして肉食動物を置く」→「右上のアイコンをタップして稲妻のアイコンをタップ」→「肉食動物をタップ」で完了です。
ただ、どのチュートリアルもオプションのボタンを押して「Skip Tutorial」を選べば完了したことになり、パスできます。
しかし現時点(2012/10)で出来るのはここまでです。
今後の予定として、ゲームモードの追加、作った惑星の共有、チャレンジモード、リーダーボード(ランキング)の対応などが挙げられていますが、今の時点ではテキトーに作った惑星に生物を置いて、その様子を眺めるだけのソフトに過ぎません。 ゲーム要素は皆無です。
また生態系のシミュレートも良いとは言えず、肉食動物を配置するとすぐに草食動物を殲滅してしまい、その大陸の草食動物は絶滅、それによってエサが無くなった肉食動物も餓死して、どう転んでも「そして誰もいなくなった」の結末にしかなりません。
そうならないよう肉食動物を数頭だけにしても、肉食動物は勝手に海に突っ込んで溺れてしまうことが多いので、あっさり事故死して維持できません。
まるでレミングスのように次々海に突っ込むのはどうなんだと思ってしまいます。
そして何より、海洋生物がいないし、進化や突然変異もないし、出来ること、起こる事が少なすぎ。
最初に群を見て「スゲー」って思って、それだけという印象です。
まさに冒頭で述べたように「開発途上」って感じですね。
※肉食動物が草食動物の群を追う様子は見ていて楽しいのですが、現時点ではその部分の技術アピールをしているだけという感じ。
動物には繁殖力があって、大型のものの方が繁殖力が鈍いです。 首長の草食動物はほとんど繁殖しません。
価格は 85 円。 安いのですが、ゲームと考えて購入しないようにして下さい。
今の時点では眺めて楽しむだけのものです。
ただ、確かにワールドビルダーと群制御の技術力は凄いので一見の価値はあり、これで高額だったら全くオススメしませんが、通勤・通学中の暇つぶしとしては、これはこれでアリかなぁ、とも思います。
あまり操作しなくていいし、縦持ちで良いので、見られても恥ずかしくありませんからね。
今後大化けしそうな気配もありますが、どうなるかは微妙。
私的には、見栄えの良いものが作れたから先に公開しておき、注目を集めておこうという戦略なのかなぁ、とも思います。
とりあえず気長にアップデートによる拡張を期待したいところです。
・Topia World Builder (iTunes が起動します)
期待の新作やー…あれっこのゲーム、綺麗だけどできること少なくね??
つまらない気がするけど何か見落としがあるんじゃないかと思って色々探して苦しみました。
アップデート次第で良ゲーか、綺麗な箱庭程度で終わるのか決まりますね。