一言で言うと「洋ゲー」。
洋ゲー的なリアルさ、洋ゲー的な自由度、洋ゲー的な解りにくさ、洋ゲー的な高難度を持つ、3D の広いフィールドを冒険する「オープンワールド」の新作 RPG が登場しています。
「Ravensword: Shadowlands」です。
このゲームは 2009 年に登場した iPhone 初期の 3D RPG「Ravensword: The Fallen King」の続編で、そのため RavenSword 2 と呼ばれる事もあります。
開発したのは同じオープンワールド型の 3D RPG「Aralon」を開発した Crescent Moon Games。
同社の iOS 用のリアル 3D RPG としては3作目ですね。
開発中の頃からその美しいグラフィックが話題になっていたゲームで、大きな期待を寄せられていました。
実際、オープンワールドの RPG としての完成度はかなり高いのですが、前述したように日本のゲームとは大きく異なるゲームバランスとシステムで、しかも全編英語ですから、日本人にはかなり敷居の高いゲームでもあります。
画面左下をスライドして移動、右側をスライドで周囲を見回し、ボタンで攻撃やジャンプを行います。
基本的には町の人と話してクエストを請け負って、それを達成していく形で進行しますが、オープンワールド型のゲームとしてはクエストは少なめで、ストーリーとは直接関係ないサブクエストは数える程しかありません。
ただ、フィールドの隅に宝箱があったり、ストーリーとは無関係な洞窟があったりして、そこで強力な装備が見つかることもあるため、各地を散策する楽しみはあります。
行き先を細々と指示されない、自由な冒険が主体になっているゲームですね。
洋ゲーの RPG らしく初期の主人公は激弱で、イノシシに数回小突かれたり、ネズミに何度かかじられるだけでアッサリ昇天します。
日本の RPG みたいに「ひのきのぼう」一本でスライムを倒しまくり、簡単にレベルをあげられるような、生やさしいゲームではありません。
しかしそれだけに成長した時の強さを実感できますし、イノシシや鹿を狩って、皮や肉を取って町で売り、新しい装備を買ってパワーアップするという、サバイバル的な面白さと RPG らしい育成の楽しさがあります。
能力はレベルアップ+スキル制で、敵を倒してレベルが上がるとステータスポイントが貰えると同時に、スキルの上限が増えます。
スキルには「剣の熟練度」「防御の熟練度」「魔法の熟練度」などがあって、剣で戦うと剣の熟練度が、弓で戦うと弓の熟練度が上がります。
防御の熟練度は攻撃されることで上がります。
レベルアップで上がるのはスキル上限値のみなので、例えば斧を1回も使ったことがない場合、レベル 20 になっても斧の熟練度は1からで、当然熟練が上がるまでは弱いです。
また、これらとは別にジャンプ力や移動力、自然回復力などの補助スキルを上げられる「タレント」と呼ばれるポイントがあります。
※ゲーム開始直後は門のすぐ側にいる大ネズミさえ超強敵!
最初はスペランカー並に弱いので、切ったらすぐバックジャンプで逃げるといった感じのヒット&アウェイで慎重に戦いましょう。
左上のバックパックボタンを押して「MENU」のタブを選ぶと SAVE のボタンがあります。 最初は小まめにセーブした方が無難です。
敵を倒したら、相手が横たわって緑色の光が出るまで待ってから、その光の部分にカーソルを合わせてタップすると戦利品を得られます。
※画面右上の視点変更ボタンを押しっぱなしにすると、主人公は Hiding(隠れる)を実行します。
これも使っているうちにスキルが上がり、徐々にうまくなっていきます。
隠れていても近づくと見つかりますが、弓を持っていれば少し離れた位置から潜んだまま矢を撃ち、すぐ逃げてしまう動物を狩ることができます。
最初は東の森でイノシシを狩って、肉と革を売って生計を立てましょう。 肉はそのまま持っていれば食料になります。 上手に焼かなくても食べられます。
クエストでどうすれば良いのかは、左上のバックパックボタンを押し、メニュー画面で「QUEST」を押せば確認する事ができます。
英文なので日本人だと理解し辛いのですが、基本的には「○○で○○と話す」「○○の奧で宝物を取ってくる」がほとんどなので、それほど複雑なものはありません。
また、上部中央にある方向表示をタップするとエリアマップが表示され、洞窟や建物、お店などにはラベルが付いています。 これを見ながら動けば迷子になる心配はありません。
加えて、バックパックボタンを押して「MAP」を選べば全体マップが表示され、ここで地名をタップすると、行ったことがあるエリアに(戦闘中などでなければ)瞬間移動できます。
移動に関しては、かなり親切な設計になっています。
フィールドは中心にある Aven の町と、東西南北の4つのエリアに分かれています。
順番としては、東の森、北の原野と雪原、南の密林と渓谷、西の荒野と谷の順で攻略していきます。
※マップ画面。 行ったことがある地名が自動的に追加されていき、以後タップで瞬時に移動出来るようになります。
ゲーム開始後は最初にいる建物で人と話し、装備を一式貰ったら、まずは東の森に行き、そこにある小屋を目指しましょう。
その後、トロルの洞窟を抜けて水を汲み、小屋の魔術師に届けたら、Aven の町の北部エリアにある塔に行き、そこにいるアークメイジ様から今後の方針を聞きます。
以後は、北、南、西と「レイブンストーン」を探す旅に出ます。
※東エリアの奧にあるゴブリンの遺跡。 ここは序盤の絶好の稼ぎポイント。
マップを使った瞬間移動で町とゴブリンの遺跡を往復し、ゴブリンを倒して経験値を貯めつつ、戦利品の「盾」を売り払ってお金を稼ぎましょう。
レベルは手強い敵と戦うより、倒しやすい敵を倒しまくっていた方が良く上がります。
※北の雪山はジャイアントの土地になっています。 しかし巨人は動きが遅いので意外と戦いやすいです。
白クマなども出ますが、攻撃がオーバーアクションなので、うまくバックジャンプで避ければノーダメージで倒せるはず。
大きな敵の戦利品をうまく回収できない時は、ジャンプでその敵の上に乗ってみましょう。
なお、攻撃ボタンを押しっぱなしにするとガードしますが、攻撃力が高い相手だとガードしてもダメージを受けるし、エネルギーを消費するし、重量級の相手だとガードしても吹っ飛ばされます。
中型以下の動物が相手の時ぐらいしか、ガードは有効ではありません・・・
※南の渓谷を怪鳥に乗って快調に飛ぶシーン。 ただ、この渓谷はちょっと解り辛いです。
南のエリアの奧にあるジャングルを抜け、渓谷に入ったら、崖の上をすぐ右に向かいましょう。 冒険者がいて怪鳥を呼ぶ角笛をくれます。
渓谷に入ってすぐ下に降りてしまうと、冒険者はどれだけ探しても見つかりません。
渓谷では怪鳥に乗って、大きな鳥の巣でタマゴを5つ取って冒険者に渡します。
※入ると即死の毒の泉。 ここも解り辛いのでちょっと攻略を。
「風のルーン」を装備して、石をターゲットして魔法ボタンを押しっぱなしにしてから、スティックを手前に引くと・・・
ここでの操作ミスは死に直結するので、少し進んではセーブするのが無難です。
ボスもかなり手強いですが、石像の後ろに隠れると・・・
いつもならここでは、ゲームの特徴と長所を解説した後で難点も述べていますが、このゲームの場合は解りにくいとか、難しいとか、英語とか、日本人にとっては洋ゲー特有の難点がてんこ盛りなので、それらをいちいち挙げていられません。
しかもバグが結構多く、サブクエストが進まなくなるとか、入れないはずの砦に壁をすり抜けて入れるとか、ジャンプ連打で崖を登ってとんでもない所に行けてそのままハマるとか、ヘンな部分が所々にあります。
ただ、これらのバグは自由度の高い「オープンワールド」のゲームだからこそですし、「マップを使って瞬間移動」があるのでハマっても致命的な問題にはなりません。
ゲームが進み、キャラが強くなって難易度の高さを克服できるようになり、システムも理解できてくると、その自由度と美しく広い世界を旅する楽しさによって、ゲームはかなり面白くなって来ます。
この辺りの「敷居はやたら高いけど、ハマるとすごく楽しい」という部分も、いかにも洋ゲーらしいですね。
以下は Youtube で公開されている公式のトレーラーです。
価格は 600 円。 これだけの内容なら、十分に価格に見合った価値があります。
オープンワールドの 3D RPG としては、現時点で iOS 最高クラスのアプリと言って良いでしょう。
ただ、完全にヘビーゲーマー向けの内容ですから、普段ゲームをやらない方だとウサギ1匹倒せないまま、イノシシに小突かれて挫折しかねません。
人によっては町から出る前に英文を見てあきらめるかも・・・?
評価できる人には最高の、評価できない人には最低のゲームでしょうね。
かなり人を選びますが、個人的にはオススメしたいアプリです。
洋ゲーの経験が無くても、モンハンとか、MMORPG(FFXI 等)とか、その手のゲームが好きな人なら、何とかなるかな?
・Ravensword: Shadowlands (iTunes が起動します)
洋ゲー的なリアルさ、洋ゲー的な自由度、洋ゲー的な解りにくさ、洋ゲー的な高難度を持つ、3D の広いフィールドを冒険する「オープンワールド」の新作 RPG が登場しています。
「Ravensword: Shadowlands」です。
このゲームは 2009 年に登場した iPhone 初期の 3D RPG「Ravensword: The Fallen King」の続編で、そのため RavenSword 2 と呼ばれる事もあります。
開発したのは同じオープンワールド型の 3D RPG「Aralon」を開発した Crescent Moon Games。
同社の iOS 用のリアル 3D RPG としては3作目ですね。
開発中の頃からその美しいグラフィックが話題になっていたゲームで、大きな期待を寄せられていました。
実際、オープンワールドの RPG としての完成度はかなり高いのですが、前述したように日本のゲームとは大きく異なるゲームバランスとシステムで、しかも全編英語ですから、日本人にはかなり敷居の高いゲームでもあります。
画面左下をスライドして移動、右側をスライドで周囲を見回し、ボタンで攻撃やジャンプを行います。
基本的には町の人と話してクエストを請け負って、それを達成していく形で進行しますが、オープンワールド型のゲームとしてはクエストは少なめで、ストーリーとは直接関係ないサブクエストは数える程しかありません。
ただ、フィールドの隅に宝箱があったり、ストーリーとは無関係な洞窟があったりして、そこで強力な装備が見つかることもあるため、各地を散策する楽しみはあります。
行き先を細々と指示されない、自由な冒険が主体になっているゲームですね。
洋ゲーの RPG らしく初期の主人公は激弱で、イノシシに数回小突かれたり、ネズミに何度かかじられるだけでアッサリ昇天します。
日本の RPG みたいに「ひのきのぼう」一本でスライムを倒しまくり、簡単にレベルをあげられるような、生やさしいゲームではありません。
しかしそれだけに成長した時の強さを実感できますし、イノシシや鹿を狩って、皮や肉を取って町で売り、新しい装備を買ってパワーアップするという、サバイバル的な面白さと RPG らしい育成の楽しさがあります。
能力はレベルアップ+スキル制で、敵を倒してレベルが上がるとステータスポイントが貰えると同時に、スキルの上限が増えます。
スキルには「剣の熟練度」「防御の熟練度」「魔法の熟練度」などがあって、剣で戦うと剣の熟練度が、弓で戦うと弓の熟練度が上がります。
防御の熟練度は攻撃されることで上がります。
レベルアップで上がるのはスキル上限値のみなので、例えば斧を1回も使ったことがない場合、レベル 20 になっても斧の熟練度は1からで、当然熟練が上がるまでは弱いです。
また、これらとは別にジャンプ力や移動力、自然回復力などの補助スキルを上げられる「タレント」と呼ばれるポイントがあります。
※ゲーム開始直後は門のすぐ側にいる大ネズミさえ超強敵!
最初はスペランカー並に弱いので、切ったらすぐバックジャンプで逃げるといった感じのヒット&アウェイで慎重に戦いましょう。
左上のバックパックボタンを押して「MENU」のタブを選ぶと SAVE のボタンがあります。 最初は小まめにセーブした方が無難です。
敵を倒したら、相手が横たわって緑色の光が出るまで待ってから、その光の部分にカーソルを合わせてタップすると戦利品を得られます。
※画面右上の視点変更ボタンを押しっぱなしにすると、主人公は Hiding(隠れる)を実行します。
これも使っているうちにスキルが上がり、徐々にうまくなっていきます。
隠れていても近づくと見つかりますが、弓を持っていれば少し離れた位置から潜んだまま矢を撃ち、すぐ逃げてしまう動物を狩ることができます。
最初は東の森でイノシシを狩って、肉と革を売って生計を立てましょう。 肉はそのまま持っていれば食料になります。 上手に焼かなくても食べられます。
クエストでどうすれば良いのかは、左上のバックパックボタンを押し、メニュー画面で「QUEST」を押せば確認する事ができます。
英文なので日本人だと理解し辛いのですが、基本的には「○○で○○と話す」「○○の奧で宝物を取ってくる」がほとんどなので、それほど複雑なものはありません。
また、上部中央にある方向表示をタップするとエリアマップが表示され、洞窟や建物、お店などにはラベルが付いています。 これを見ながら動けば迷子になる心配はありません。
加えて、バックパックボタンを押して「MAP」を選べば全体マップが表示され、ここで地名をタップすると、行ったことがあるエリアに(戦闘中などでなければ)瞬間移動できます。
移動に関しては、かなり親切な設計になっています。
フィールドは中心にある Aven の町と、東西南北の4つのエリアに分かれています。
順番としては、東の森、北の原野と雪原、南の密林と渓谷、西の荒野と谷の順で攻略していきます。
※マップ画面。 行ったことがある地名が自動的に追加されていき、以後タップで瞬時に移動出来るようになります。
ゲーム開始後は最初にいる建物で人と話し、装備を一式貰ったら、まずは東の森に行き、そこにある小屋を目指しましょう。
その後、トロルの洞窟を抜けて水を汲み、小屋の魔術師に届けたら、Aven の町の北部エリアにある塔に行き、そこにいるアークメイジ様から今後の方針を聞きます。
以後は、北、南、西と「レイブンストーン」を探す旅に出ます。
※東エリアの奧にあるゴブリンの遺跡。 ここは序盤の絶好の稼ぎポイント。
マップを使った瞬間移動で町とゴブリンの遺跡を往復し、ゴブリンを倒して経験値を貯めつつ、戦利品の「盾」を売り払ってお金を稼ぎましょう。
レベルは手強い敵と戦うより、倒しやすい敵を倒しまくっていた方が良く上がります。
※北の雪山はジャイアントの土地になっています。 しかし巨人は動きが遅いので意外と戦いやすいです。
白クマなども出ますが、攻撃がオーバーアクションなので、うまくバックジャンプで避ければノーダメージで倒せるはず。
大きな敵の戦利品をうまく回収できない時は、ジャンプでその敵の上に乗ってみましょう。
なお、攻撃ボタンを押しっぱなしにするとガードしますが、攻撃力が高い相手だとガードしてもダメージを受けるし、エネルギーを消費するし、重量級の相手だとガードしても吹っ飛ばされます。
中型以下の動物が相手の時ぐらいしか、ガードは有効ではありません・・・
※南の渓谷を怪鳥に乗って快調に飛ぶシーン。 ただ、この渓谷はちょっと解り辛いです。
南のエリアの奧にあるジャングルを抜け、渓谷に入ったら、崖の上をすぐ右に向かいましょう。 冒険者がいて怪鳥を呼ぶ角笛をくれます。
渓谷に入ってすぐ下に降りてしまうと、冒険者はどれだけ探しても見つかりません。
渓谷では怪鳥に乗って、大きな鳥の巣でタマゴを5つ取って冒険者に渡します。
※入ると即死の毒の泉。 ここも解り辛いのでちょっと攻略を。
「風のルーン」を装備して、石をターゲットして魔法ボタンを押しっぱなしにしてから、スティックを手前に引くと・・・
ここでの操作ミスは死に直結するので、少し進んではセーブするのが無難です。
ボスもかなり手強いですが、石像の後ろに隠れると・・・
いつもならここでは、ゲームの特徴と長所を解説した後で難点も述べていますが、このゲームの場合は解りにくいとか、難しいとか、英語とか、日本人にとっては洋ゲー特有の難点がてんこ盛りなので、それらをいちいち挙げていられません。
しかもバグが結構多く、サブクエストが進まなくなるとか、入れないはずの砦に壁をすり抜けて入れるとか、ジャンプ連打で崖を登ってとんでもない所に行けてそのままハマるとか、ヘンな部分が所々にあります。
ただ、これらのバグは自由度の高い「オープンワールド」のゲームだからこそですし、「マップを使って瞬間移動」があるのでハマっても致命的な問題にはなりません。
ゲームが進み、キャラが強くなって難易度の高さを克服できるようになり、システムも理解できてくると、その自由度と美しく広い世界を旅する楽しさによって、ゲームはかなり面白くなって来ます。
この辺りの「敷居はやたら高いけど、ハマるとすごく楽しい」という部分も、いかにも洋ゲーらしいですね。
以下は Youtube で公開されている公式のトレーラーです。
価格は 600 円。 これだけの内容なら、十分に価格に見合った価値があります。
オープンワールドの 3D RPG としては、現時点で iOS 最高クラスのアプリと言って良いでしょう。
ただ、完全にヘビーゲーマー向けの内容ですから、普段ゲームをやらない方だとウサギ1匹倒せないまま、イノシシに小突かれて挫折しかねません。
人によっては町から出る前に英文を見てあきらめるかも・・・?
評価できる人には最高の、評価できない人には最低のゲームでしょうね。
かなり人を選びますが、個人的にはオススメしたいアプリです。
洋ゲーの経験が無くても、モンハンとか、MMORPG(FFXI 等)とか、その手のゲームが好きな人なら、何とかなるかな?
・Ravensword: Shadowlands (iTunes が起動します)
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