まさに「逆テトリス」。
上から降ってくるテトリスブロックを積み重ねていくのではなく、上から迫ってくるブロックの塊をテトリス型に削り取っていく、センスの良い雰囲気のゲームが登場しています。
Dream of Pixels」です。

2011 年末に登場した iPhone の新しいテトリスは、ワンタッチでブロックをサクサクと置いていける新たな操作スタイルを導入して世界中で絶賛されましたが、この Dream of Pixels もそれを参考にしたような、タップでサクサクとブロックを「削っていける」操作性になっており、とても快適に遊ぶことができます。

アンビエントのような穏やかな BGM と、淡いパステル調のグラフィックによって iPhone にマッチしたオシャレな雰囲気を醸し出しており、ゲームモードも複数用意されている、なかなか完成度の高いアプリです。

Dream of Pixels

上からブロックの塊が迫って来て、左上にテトリス型のブロックの形が表示されます。
迫ってくるブロックの一部をタップすると、その部分が表示されているテトリスブロックの形に削り取られます
タップで簡単に削れますが、押しっぱなしにして指をスライドさせることで、向きや場所の変更をすることもできます。
ブロックが画面下に到達しないよう、ひたすら迫ってくるブロックを削っていくゲームですね。

常に綺麗な形に削り取れるとは限らないので、ブロックが残ってしまう場合もあります。
しかし横のラインのブロックを全て消すと、その間が詰められて、その下にあるブロックが上に引き戻されます
小さな孤立したブロックができても、間のラインを綺麗に消せば本体のブロックと合体させることが可能です。
複数のラインを同時に全て消すとボーナスが入り、テトリスと同じく4ライン同時消しがもっとも高得点になります。

また、ブロックの塊の中に白く塗られた部分(スペシャルピース)が出て来ます。
この白く塗られた部分を、その形通りに削るとスペシャルボーナスを得られます
このゲームはテトリスのような複数ラインの同時消しよりも、白く塗られた部分をうまく削る方がハイスコア狙いには重要です。

ただ、やってみると解りますが、白い部分を形通りに削るには周囲をすき間なく消しつつ、スペシャルピースの形に合ったブロックが出てくるのを待つ必要があり、ヘタをするとブロックがボコボコになってしまう原因になります。
しかしその辺がこのゲームの面白さでもありますね。

一番下までブロックが到達すると、画面が徐々に白くなっていき、そのままゲームオーバーになります。
しかし完全に真っ白になる前にラインを消してブロックを引き戻せば、ギリギリ助かります
うまくやれば終わりそうで終わらない状態を続けることができるので、この瀬戸際の攻防も面白いところでしょうか。

Dream of Pixels
※終わりそうになるとサーッと画面が白くなっていくのですが、急いで対処すれば復帰できます。
小さな孤立したブロックが大量にできても、うまく展開すれば十分に処理していけます。
孤立部分が大きければ、そこだけ削るということも可能です。


以上の説明は、メインのゲームモードである「CLASSIC」のものです。
これとは別に、全く異なるルールの「PUZZLE」というモードがあり、こちらはステージクリア制になっています。

PUZZLE ではステージごとに異なる様々な形のブロックの塊が登場し、それを特定の順番で出てくるテトリスブロックの形に削っていきます。
全部削れればクリア、削れなければミスですが、いつでもアンドゥ(一手戻る)が可能なので、削っては戻すのを繰り返しながら考えることができます。

様々な模様が描かれたステージが 100 も用意されており、難易度もそれほど高くないので、サクサクとクリアして行くことができます。
これもこれで楽しめるモードですね。

他に、高難度のモード「PRO」、最初から孤立したブロックが大量にある状態でスタートし、全ての孤立ブロックを処理するまでの時間を競う「NIGHTMARE」、ブロックの中にすき間がある状態で出てくる「SHATTERED DREAM」の計5つのモードがあります。
また、解りやすいチュートリアルも用意されています。

Dream of Pixels
※パズルモードのブロックには色が付いていて、ステージごとに名前も付けられています。
右のステージのように、どっかで見たような別のゲームのキャラクターも・・・
矢印ボタンでいくらでもアンドゥできるので、ストレスなくプレイできます。


Dream of Pixels
※左はゲームモードの選択画面。 最初は CLASSIC 以外はロックされていますが、普通にやっていれば「PUZZLE」と「PRO」はすぐにアンロックされるはず。
「NIGHTMARE」は CLASSIC か PRO で、孤立したブロックを大きなブロックに合体させるのを計 100 回行えばアンロックされます。
「SHATTERED DREAM」はスペシャルピース(白い部分)を形通りに削るボーナスを計 42 回獲得する必要があります。
右の画像は NIGHTMARE をプレイ中の画面。 このモードは高難度、かつタイマーがあるので、耐えた時間を競うものだと思いがちですが、実際には孤立ブロックを全て処理すれば「クリア」になるので、そこまでの時間を競うゲームです。


価格は 250 円。 ショートゲームという感じなので、それで 250 円というのはやや高く感じる人も多いと思いますが、雰囲気や演出が良くてゲームモードも豊富、パズルモードのステージ数も多いので、それを考えると高すぎない値段かなと思います。

私的には、2011年末に新バージョンのテトリスを見た時のようなアイデア性を感じました。
これはこれで新しいテトリスの遊び方ではないかと思います。
NEXT(次に出てくるブロックの表示)がないのがテトリス型のゲームとしては気になりましたが、パズルモードでは NEXT 表示があるので、メインモードにないのはその方が良いと判断されたからかもしれません。

ルールが解りやすく、センスが良くて、操作も簡単なので、万人にオススメできるアプリです
短時間で手軽に遊べるので、通勤 / 通学用のゲームとしても勧められますね。
知名度が低いようですが、私的にはもっと話題になっても良いゲームだと思います。

Dream of Pixels (iTunes が起動します)