NEOGEO(ネオジオ)で人気のミリタリーアクション「メタルスラッグ」シリーズ。
iOS では 2012 年の7月に METAL SLUG 3 が、12月に METAL SLUG 1 が発売されていて、どちらも人気作となっていますが、先日2作目も公開されました。
METAL SLUG 2」です。

3と1があったのだから、2の発売は既定路線と言えますね。
ただ、メタルスラッグシリーズの2作目には「METAL SLUG 2」と、そのマイナーチェンジバージョンである「METAL SLUG X」があって、敵の配置は異なりますが地形やストーリーは共通しているため、2 ではなく X が選ばれるか、もしくは双方がカップリングされるのではないかと思っていました。
しかし普通に 2 のみで発売されたため、順番に1つずつ出していく方針のようですね。

※2012年3月7日、「METAL SLUG X」も iOS で公開されました。
ただ、METAL SLUG X は前述の通り 2 のマイナーチェンジバージョンであるため、ここでは一緒に紹介いたします。

もっとも人気が高いメタルスラッグはこの 1~3 と X であり、ストーリー的にもこの3つ+1がセットと言えるので、これでメタルスラッグの中心部分は一通りそろったことになります。
発売は SNK プレイモアですが、開発は今回もフランスのレトロゲーム専門メーカー DotEmu です。

METAL SLUG 2 メタルスラッグ2

操作は仮想スティックと、ジャンプ、射撃、手榴弾の3ボタン。
銃を撃ちまくって敵を倒しながら進む、横スクロールのジャンプアクションです。
ゲームの基本部分は メタルスラッグ1メタルスラッグ3 と変わりません。

いわゆるスーパーマリオ型のゲームですが、敵をバリバリ撃ちまくりながら進む、戦闘重視の内容です。
派手な演出、多彩なステージ構成、ユニークなグラフィックデザインなど、ドットグラフィックゲームの最高峰と言われる作品ですね。

iOS 版メタルスラッグ3のアップデート以降に導入された、ボタン押しっぱなしでの連射機能や、iPhone / iPod touch でもプレイしやすくなるウィンドウモードなどもそのまま盛り込まれています。

相変わらず難易度は高く、敵の攻撃が激しいにも関わらず主人公は1発食らったら即死するため、慣れないうちは完全に「死にゲー」ですが、今回も メタルスラッグ1 と同様にコンティニューが 20 回もあるので、慣れてくれば普通にオールクリアすることができるでしょう。

難易度もゲーム開始時に EASY、NORMAL、HARD、VERYHARD から選べ、EASY だと敵の耐久力はかなり下がります

3ほどではありませんが、戦車の「メタルスラッグ」以外にも様々な乗り物が登場します。
主人公も1は2人でしたが、2は女性2人を加えた計4人になっています。
(ただし見た目の変化であり、キャラごとの性能差はありません)

※なお、X は 2 に武器を追加し、敵の配置を変更したバージョンです。
背景と BGM の一部修正、延々と点稼ぎができる方法の修正なども行われています。


METAL SLUG 2 メタルスラッグ2
※2から加えられた、2面のボス戦で使用する乗り物「スラグノイド」。
他にも飛行機やラクダなどが登場します。 メタルスラッグ(戦車)は今回、3面以降にならないと登場しません。(X なら1面から登場します)
相変わらずドットグラフィックの書き込みはハンパじゃないですね。


METAL SLUG 2 メタルスラッグ2
※新主人公のエリ。 女性主人公ですが性能は他と変わりません。
主人公はゲームオーバー時に変更することが可能です。


METAL SLUG 2 メタルスラッグ2
※ iPhone 5 で Windows モードにした状態。 画面は小さくなりますが、ボタンやスティックを外枠に出せるので、プレイ時に指が邪魔になりません。 ボタンの位置はキーコンフィグで自由に変更可能。
ビデオオプションの「ビデオフィルタリング」を OFF にするとドットがクッキリとした表示になるので、シャープな画像の方が好きな方はそちらを選びましょう。


iOS 版メタルスラッグ3の初期の頃は、iPhone ではプレイし辛いとか、ナナメ撃ちが難しいとか、操作面で難点があったのですが、それらはすでに解消されているため、今となっては目立った問題はありません

メタスラ2はある方法でスコアを延々と稼げるので、スコアランキングに問題がありますが・・・
(しかも iOS 版はクレジットが 20 あって、コンティニューしてもスコアを引き継ぐので、ますます不毛なことに・・・ スコアを気にしなければ問題ないけど)

ストーリーは2の終盤の展開が3に繋がっているので、改めて1からやってみると流れが解るはず。
なお、ゲーム終了後にリプレイを保存することも可能です。

以下は AppSpy により Youtube で公開されているプレイ動画です。



価格は 350 円。 発売当初、METAL SLUG 3 は 600 円、METAL SLUG 1 は 170 円で販売されていたのですが、現在は全シリーズ 350 円に統一されているようです。
(その後、Apple の価格改定で 400 円になっています)

METAL SLUG 1 が発売されてから約2ヶ月でのスピード移植です。
ぶっちゃけ中身はエミュレーターだと思いますが、発売元が SNK の権利を引き継ぐ SNK プレイモアですし、だったら NEOGEO の他のゲームも移植可能なはず。

操作面についてはこのメタルスラッグシリーズでノウハウが出来たと思うので、色々な 100 メガショックのゲームが出てくることも期待したいですね。

METAL SLUG 2 (iTunes が起動します)
METAL SLUG X (2 のマイナーチェンジバージョン)