四角いブロックで構成された広いフィールドで、自分の好きな建物を作れるゲーム「マインクラフト」。
iPhone でもそのスマホ版である「Minecraft - Pocket Edition」が公開されていますが、無人島でのサバイバルをメインにしたマインクラフトの亜種が登場し、「こっちの方が良くできてる!」と評判になっています。
「Survivalcraft」(サバイバルクラフト)です。
iOS のマインクラフトは、今でこそバージョンアップで拡張されていますが、当初は内容に乏しく、本当に建物を造る事だけしかできなくて、私は全然面白いとは思えませんでした。
(さらに批判を受けるのを承知の上で言うと、マインクラフトが好きな人の中にはその面白さを理解出来ない人をやたらバカにする人がいて、そういう点でも好きになれませんでした)
しかしこの Survivalcraft は最初から自給自足で生活するサバイバルモード(このゲームではチャレンジモード)を基本としており、自由に建物を造り、好きな行動が出来ると同時に、ちゃんと「ゲーム」にもなっています。
これなら単なる作成ツールではなく、普通にゲームアプリとして楽しむ事ができますね。
ぶっちゃけ「マインクラフトのパクリ」なのですが、iTunes のレビューでも「本家(iOS 版 Minecraft)よりいい!」という意見が続発しています。
現時点(2013/5)では Minecraft PE より、Survivalcraft と Block Fortress がこの系統の本命でしょうね。
マインクラフト系は他のゲームとは違う特殊な内容であり、1つ1つ説明していくのも難しいので、今回はプレイ日記風のレビューでお届けしたいと思います。
ゲームの基本的な進行の説明も兼ねているので、これから始める方は参考にして頂ければと思います。
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【 無人島生活 1日目 】
無人島上陸初日。 眼前にはのどかな風景が広がっている。
砂浜、林、そして荒涼とした荒れ地。
荒れ地の中には野犬がうろついていて、何も知らずに始めた最初の挑戦は野犬に噛み殺されて終わったので、犬は結構恐ろしい。
まずは急いで安全な寝床を確保する必要があるが、周辺をしばらく散策しても、山や丘のようなものは近くに見当たらなかった。
寝床には屋根や壁が必要なので、崖を掘って洞穴にして、そこを寝床にする横穴式住居が簡単なのだが、適した場所が見つからない。
周囲は平地だし、近くに林があるので、今回はいきなり木造の家を建てることにする。
最初は何も持っていないので、画面を押しっぱなしにして繰り出す連続パンチ(?)で木を叩き、木材をゲットする。
伐った木がそのまま浮いた状態になってるのが何ともシュールだ。
木を伐ったらを左上の「田」のボタン押してアイテムウィンドウを開き、CRAFTING のところに木を置くと、木材1つあたり4枚の板になる。
板を取りだして、それを押しっぱなしにすると赤い枠が付き、この状態で他の枠をタップすると、1つずつ小分けにすることが出来る。
小分けにした板を CRAFTING のところに縦に2つ並べると棒を作れるので、これをいくつか作成しておく。
さらに CRAFTING のところに小分けにした板を4つ並べると作業台を作れる。
作業台を画面下のスロットに入れたら、適当な地面をタップして設置。
設置後にタップして使用すると、色々な道具を作れるようになる。
何が作れるのか、どんなアイテムがあるのかは、画面右上の「…」ボタンの中にある「?」のボタンを押して、右下の「RECIPAEDIA」をタップすると確認できる。
RECIPAEDIA の上部にある矢印ボタンで種類を ITEMS や TOOLS に変更すれば、道具や家具などを一通りチェックでき、さらに右下の「RECIPE」のボタンで作成方法も確認することができる。
今回は以下のように板と棒を並べ、木の斧(Wooden Axe)を作成した。
これを使えば木を伐るのが速くなるので、作業効率が上がるはずだ・・・
とかやってたら、早くも日が暮れてきた。
遠くで野犬の遠吠えも聞こえる。 そのうち雨が降ってきて、雷も鳴り始めた。
作業しようにも暗くてよく見えない。 初日から非常にデンジャラス。
仕方がないので急いで適当に地面を掘って、その中で寝ることにする・・・
【 無人島生活 2日目 】
翌朝。 とりあえず明るくなったので作業を再開。
このゲームは食事は無理に取らなくても良いが、動物に襲われるなどして体力が減ったら、食事をしないとほとんど回復できない。
食事は左上の人型マークのボタンを押して、EAT の枠に食べ物をドロップすると食べられる。
睡眠はその画面でベッドのボタンを押せばよいが、寝るのに適した場所でないと実行できない。
食事に関しては最初の散策でカボチャをいくつか収穫しているので、それで当分賄えるだろう。
昨日設置した作業台は、忘れずに回収しておく。
回収も画面押しっぱなしの連続パンチで行う。(大半のものは壊せば回収できる)
木の斧を使えば、パンチ 20 発が必要な木の伐採も8発で終わるので、効率良く入手できる。
斧が2つ壊れたぐらいで十分な板を確保できたので、家の建設場所を探して探索を開始。
すると泉に面した山を発見。
山があれば石材などが見つかりそうだし、ロケーションも良いので、そのほとりに家を建てることに決定。
まずは板を並べて壁作り開始。
右上の「…」ボタンの中にある目のボタンをタップすると、視点を第三者視点や上空視点に変えられる。
第三者や上空の視点の方が建物は造りやすいので、それを活用しながら板ブロックをポンポンと並べていく。
途中、いきなり襲ってきた野犬にかじられて涙目になりながらも、家の外壁を作り終え、さらに屋根にブロックを並べていき・・・ 完成!
ちょうど暗くなってきたので、さっそくこの家で休む。
問題なく就寝可能なことを確認。
これでようやく寝床の目処は立ったが、野犬に襲われて服がボロボロ、体力も少ない。
体力はカボチャを食べれば何とかなるが、とりあえず生活できる環境を整えなければならない・・・
【 無人島生活 3日目 】
部屋の中がカラッポなので、まずは設備を作っていくことに。
持ってきた作業台を設置し、「?」ボタンの RECIPAEDIA を見ながら欲しいものを探していく。
まずはドア。 入口が開けっ放しだと野犬がコワイ。
そしてチェスト(箱)。 これがあれば物をたくさん保管できるようになる。
看板立てたり、中が密閉だと暗かったので窓を開けたり、上に昇れるようにハシゴを付けたりして、どんどん家っぽくなっていく板小屋。
近くに木が少なかったので早くも木材が枯渇しそうだが、だいぶ普通に活動できる環境になってきた。
ただ、窓が単なる穴なので、窓のブロックが欲しい・・・
ところが窓のブロックには「ガラス」が必要らしい。
ガラスブロックを作るには火が必要になるので、かまど(FURNACE)を用意する必要がある。
かまどの材料は石材8つ。 当然だが木では作れない。
そこで木のツルハシを作成して、近くの山に採掘に行くことに。
時間が遅かったので作業中にとっぷり日が暮れてしまい、暗い中での採掘作業。
採掘も木を伐るのと要領は同じだが、近くで犬の鳴き声が聞こえるし、画面はよく見えないしで、相変わらず夜はデンジャラス。
明かりの確保も今後必要になりそうだ・・・
【 無人島生活 4日目 】
昨日取ってきた石で、めでたく「かまど」が完成。
かまどには「燃料」が必要なため「え? なにそれ?」と思ったが、板で大丈夫だった。
ガラスのレシピを再確認し、生成を開始。
ガラスは砂浜の砂を燃やせば作れる。
板だと火力が足りないのか、途中で燃え尽きてしまうが、板を継ぎ足すことでガラスの生成に成功。
方法さえ解ってしまえば簡単なので、木材を補充しに行き、ガラスを量産して全ての穴にガラス窓を設置する。
窓が穴じゃなく「窓」になり、だいぶ家らしくなってきた。
次の問題は夜が暗いこと。
このままでは日が落ちたらすぐ寝るという、規則正しい生活を強制されてしまう。
なんとか明かりを準備しなくては・・・
【 無人島生活 5日目 】
RECIPAEDIA で確認したところ、トーチ(松明)は木炭があれば作れるらしい。
木炭は板にする前の木材を2つ燃やせば完成する。
それなら「かまど」さえあれば、作成は簡単だ。
屋外で木を伐ってきて、かまどの中に放り込み、板を入れて火を点ける。
板2枚分の燃焼で木炭(COAL CHUNK)が完成。
後は棒に木炭を付けるだけ。 明かりの確保は思ったよりも簡単だった。
さっそく家の中に設置してみると・・・ おぉ、明るい! 部屋っぽい!
でも火が家に燃え移ったりしないだろうな?
それにコレ、いつまで持つんだ・・・?
と言う訳で、恐る恐るその日はそのまま寝てみることにした。
起きてみると・・・ 普通にまだ燃えている。
どうやらこの松明はいくらでも燃え続けるらしい。
松明を数本作って明かりは確保できたので、夜間の行動も楽になるはずだ。
【 無人島生活 6日目 】
近場の木材が尽きてしまったので、木を探して遠出することに。
すると当然というか何というか・・・ 野犬がっ!
襲ってこないので安心したりすると、突如豹変してビシビシ叩いてくる恐るべきお犬様!
回復しつつあったハートがまた1つになってボロボロに。
これで食料にしていたカボチャも底をつき、食料調達が必要な状況。
護身のためにも狩りのためにも武器が欲しいところだが、木の槍ではスライムにも負けそうなので、せめて石の武器を作ろうと山に採掘へ。
石の剣は石材2つ+棒で作れるので、思ったより簡単に作成できた。
さっそく装備して、宿敵お犬様に復讐を・・・!
おぉ、しんでしまうとはなにごとだ・・・
まったく敵わずあっさり撃沈。
死んだ場合、最後に寝た場所で復活する模様。
特にペナルティーはないが、その時に持っていたものは全部その場にバラまいてしまう。
そこでまず、鳥などで戦闘の練習してみるが・・・ そもそも攻撃方法が違っていた。
木を伐るのと同じように押しっぱなしにするのかと思っていたが、実はもっとシンプルで、武器を装備した状態でターゲットをタップするのが正解だった。(一応パンチでも攻撃可能)
それで射程内に相手がいれば、ダメージを与えられる。
押しっぱなしでも武器を振るので、それで攻撃しているのかと思ったら、実は近くのブロックを削っているだけだった。
と言う訳で戦闘方法が解ったので、小動物を狩って練習をする。
鳥などの小動物は(それなりの武器で)1度攻撃したらすぐ倒れるので、狩りは簡単。
動物を倒したらしばらく待っていると肉などに変化する。
ただ、ラクダは倒しても何にもならないし、皮しか取れない動物もいて、全てが食料になる訳ではないようだ。
しかし戦いの要領が解ったので、改めて準備を整え、家の近所に跋扈する狂犬どもの退治に向かう!
全国の犬好きから非難されそうだが、犠牲者(自分)が出ている以上、ほっとく訳にはいかない!
石の剣を装備し、間合いを計ってビシバシ殴る・・・!
この島、犬多すぎ・・・
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と言う訳で Survivalcraft 無人島生活、日記風レビューでした。
ゲームの概要はだいたいこんな感じです。
作れるアイテムのレシピは全て「?」ボタンの RECIPAEDIA で確認できるので、それを見て次に欲しいものを決めてから、その材料を探しに行く感じですね。
どう行動するかは自由なので、巨大な城を目指したり、山の中に地下坑道を作ってみるのも良いでしょう。
正直、現時点ではまだ家具や装飾品などは少ない印象がありますが、世界は結構広いです。
動物なども豊富で可愛く、乗馬できる鞍も作ることが出来ます。
ゲーム自体に目立った難点はありませんが、マインクラフト未経験の方だと解り辛い内容なのは否めません。
解説は当然すべて英語ですし、私も Block Fortress をやってなかったら結構戸惑ったかも。
ただゲーム序盤の進行はこのページを参考にしていけば大丈夫なはずです。
なお、通常のチャレンジモード(CHALLENGING)の他に、死んだら終わりの真のサバイバル CRUEL、ゲーム性がなく自由に建物を作れる CREATIVE、動物が向こうから攻撃してこない HARMLESS の4つのモードがあります。
価格は 350 円。 この内容なら高くない値段だと思います。
慣れてしまえばかなり没頭して遊べるゲームですし、アップデートも頻繁なようなので、マニアックな内容ではありますが、私的にはオススメです。
・Survivalcraft (iTunes が起動します)
※このレビューの続きとなる、Survivalcraft の日記風レビュー・第二章を こちら で公開しています。
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