四角いブロックで構成された広い世界に、好きな建物を造ることがゲーム Minecraft(マインクラフト)。
そのマインクラフト系のゲームで、無人島でのサバイバル生活を行うゲーム Survivalcraft(サバイバルクラフト)を以前ご紹介しましたが、iPhone や Android にはもう1つ、マインクラフトの亜種と言えるゲームが存在しています。
「Block Story」です。
ファンタジー世界での冒険をテーマにした、魔法やレベルアップが存在するマインクラフト系のゲームで、マインクラフトをクラフト型、サバイバルクエストをサバイバル型とするなら、このゲームはアドベンチャー型と言えるでしょうか。
細かい部分の演出や動きなどは他の作品に劣るのですが、未知の世界を旅する楽しさについては、この作品が一番です。
今回も、サバイバルクエストの時と同じように、プレイ日記風のレビューでその内容をお届けいたします。
ゲームの基本的な進行の解説も兼ねているので、これからプレイされる方は参考にして頂ければと思います。
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【 幻想大陸生活 1日目 】
Survivalcraft での無人島生活に区切りを付けた私は、今度は謎に満ちた Block Story の海岸に上陸した。
あいにくの空模様だが、眼前にはのどかな風景が広がっており、今度はどのような旅が待っているのか、期待に胸を膨らませる。
上陸してまず最初にすべき事は・・・ 周囲の探索ではない。 操作の確認でもない。
グラフィックの設定だ。
Block Story は PC や Android でも公開されており、多様な環境に対応できるようグラフィックの細かい調整を行えるのだが、初期設定がかなり低い。
そのままでは見栄えが劣るのはもちろん、視認範囲が狭く、それは様々な面で不利を被る。
使用機種にもよるが iPad 3 や iPhone 5 なら全て最高設定にしても問題ないため、まずは遠くまで見渡せるように変更しておいた。
※下にスクロールすると項目が2つ現れます。 この下の2つが視認距離に影響しており、もっとも重要な設定です。 最新機種なら最大にしておきましょう。
他の項目も最大で問題ないと思いますが、Fog Density は霧の有無で、これはない方が視界が良くなり、負荷も軽くなります。
設定が終わったら、さっそくチュートリアルをこなす。
Block Story には「クエスト」というシステムがあり、最初は基本的なことを説明してくれるチュートリアルクエストが提示される。
その内容は移動する、木を切る、作業台や道具を作るといった、マインクラフト系の基本部分の解説だ。
とりあえず木の近くまで移動し、木の幹を押しっぱなしにして丸太を手に入れる。
ただ、このゲームの作業には違和感がある・・・
他の世界では木をパンチして丸太を取るのだが、Block Story ではパンチが出ない。
木に音もなくヒビが入っていき、そのままボコッと破壊される。
なんだか木を伐っていると言うより、超能力で破壊している感じだ。
まあ魔力に満ちたこの世界では、最初から空飛ぶ魔法が使えるし、実際に作業も魔法で行っているのかもしれない。
素手パンチで木を伐るのもホントはヘンだし。
謎のサイキックパワー(?)で丸太を3つほど手に入れたら、画面左上のボタンを押して作業モードに入る。
作業モードでは枠の中に材料を入れ、加工品を取り出す。
この過程はマインクラフトやサバイバルクラフトと変わらないが、操作が他とちょっと違う。
先に材料を移動させたい枠をタップしてから、移動させる材料を選択する。
つまり他のゲームとは操作手順が逆なので注意しなければならない。
また材料をそろえても、完成品をタップしないと加工は実行されない。
反応がいまいち鈍く、早く操作しすぎるとうまく動かせない場合もある。
正直、インターフェイスに関しては見劣りするのは否めない。
作成方法はレシピの本をタップすれば確認でき、この画面は解りやすい。
丸太は木材3枚になり、木材は縦に2つ並べれば棒になり、木材を4つ並べれば作業台を作れる。
この辺はサバイバルクラフトと全く同じだ。
チュートリアルは、丸太を3つ入手、板を6枚作成、作業台作成、石材を3つ入手、木の棒を作成、ツルハシを作成の順で進む。
石材が必要なため、入手場所を探して丘を登ってみると、そこには広大な荒野が広がっていた。
視認距離を最大にしていれば見える範囲がかなり広いので、景色もダイナミックだ。
ところどころで光っているのは鉱石で、紫は石炭、黄色は金鉱石、緑はエメラルド原石だ。
魔力に満ちたこの世界では、石の力も発光するほどに強いのだろう。
この光のおかげで、遠くからでも鉱石の所在を確認することができる。
とりあえず近くの岩場に行き、念動力(?)で石を3つ壊して入手、作業台を設置して棒と石を組み合わせ、石のツルハシを完成させる。
この世界のツルハシは万能で、木も土もこれ一本でザクザク取れる。
斧やスコップは存在せず、採集に使うのはツルハシのみだ。
ただしこのゲームの道具は耐久力制ではなく、回数制になっている。
どんなブロックでも壊せば使用回数が1減る。
石のツルハシは1回の作成で使用回数が +30 されるので、余裕を持って増やしておきたい。
さて、これでチュートリアルクエストは一段落となり、ヴァイキングの「テッド」を探すよう告げられた。
この世界にいるのは自分一人ではない。 NPC の冒険者が世界を放浪しており、会話することでクエストを受けられる。
テッドは最初の海岸の付近をうろついていて、ほどなくして見つかった。
というか、そこら中にたくさんいる。 きっと良くある名前なのだろう。
テッドと話すと「漂流してしまったので帰還するための船を造りたい。 木材を 30 持ってきてくれ」と(英語で)言われる。
立派な斧を持ってるのだから自分で伐れと言いたいが、空気を読んで快諾する。
手前にある変な箱は Animal Spawner と呼ばれる「キャラクターの出現場所」で、動物やモンスターはもちろん、NPC もこのブロックの周囲に出現する。
これは壊して持ち運ぶことが可能で、つまり変な話だが、これを回収して別の場所に設置すれば、そこにテッドが現れるので、いつでも会うことができる。
クエスト達成後には会って報告する必要があるので、1つ持ち歩いておくことにする。
そうこうしていると辺りが暗くなり、完全に夜になった。
夜空には星と2つの月が輝いており、思わずその美しさに見とれてしまう。
色とりどりに輝く鉱石が、まるでネオンのようだ。
空には幻想世界らしく浮遊島も浮いている。
最初に操作確認のための上陸した時は、浮遊島まで魔法で飛んでいこうとして、途中でマナ(MP)が尽きて落下しアッサリ死んだ。
いきなり天空を目指すのは無理があるので、身の程はわきまえたい。
なお、海も透明度が高く、視界を広くしていると海底まで見え、すぐに底まで行けそうなのだが、実際にはすごく深いので不用意に潜ると溺れ死ぬ。 というか死んだ。
海や空に準備なしで行くのは、かなり危険だ。
【 幻想大陸生活 2日目~3日目 】
この日はいきなり大冒険になってしまった・・・
通常マインクラフト系のゲームは、初日は夜をやり過ごすための拠点作りが必須となる。
夜は暗くて周囲が見えなくなり、危険な生物も徘徊するからだ。
しかしこのゲームはそれができない。 ベッドがないと眠れないからだ。
そしてベッドを作るには「羊の皮」が3つ必要で、この羊がなかなか見つからない。
家を作ってもベッドがないと夜をやり過ごせないので、つまりベッドが手に入るまでは拠点を作ってもあまり意味がない。
幸いにも魔力の作用のためか、周囲が若干明るく、マインクラフトやサバイバルクラフトよりは夜になっても活動しやすい。
また、夜に危険な敵が増えるということも特にない。
しかし見辛いことは間違いないので、鉱石が多くあり、その発光によって明かりを確保できる洞窟に逃げ込むことにした。
ところが・・・ この洞窟がすごく深かった!
このゲームには洞窟が数多くあり、それは山や地中に迷路のように張り巡らされている。
よって洞窟探検が楽しいのだが、そこまで地中深く続いている洞窟はそれほど多くない。
だがこの時に入った洞窟は、興味半分で探検するには危険なほどに深かった。
奧まで行っても行っても終わりがないのだ。
途中で何度も引き返そうかと思うが、好奇心によって歩みを続けてしまう。
そのうち戻るに戻れなくなってしまった。
しかしさすがに明かりがないと進行が辛くなってきたため、中で手に入れた石炭と手持ちの木材を使って松明を作成する。
このゲームは火の入手方法がちょっと変わっていて、石材・石炭・木の棒で火をおこせるのだが、そうすると「火」という材料が手に入る。
火をアイテムとして持ち歩くのも変な話だが、これも魔力によるものだろう。
火は石炭を使えば大量に増やせるので、後は火・石炭・棒を組み合わせれば松明を作れる。
松明は左上の装備スロットに入れておけば、タップするだけで左手に持つことができる。
時間と共に使用回数が減っていくが、そんなに急には減らないので当分は持つ。
マインクラフトやサバイバルクラフトのように壁や地面に設置することはできず、そうしたい場合はキャンドルを作らなければならないが、今は材料のワックス(蜂の巣)がない。
途中、ダンジョンらしく(?)大蜘蛛が行く手を阻んだため、手持ちの材料で石の剣を作り、これで撃退する。
攻撃は武器を装備した状態(もしくは素手)で、敵をタップすればよい。
相手も反撃してくるが、この時は壁に引っかかってくれたので楽勝だった。
モンスターを蹴散らし、もはや戻れない洞窟を奧へ奧へと進んでいく。
一体どこまで進めば終わるんだろう、行き止まりになったらどうしよう、などと思っていると、信じられない光景が目の前に広がった。
明かりが点在し、石の柱で支えられている、大広間に出たのだ。
なんと地中奥深くには地下帝国があった!
ゴブリンウォーリアが多数徘徊しているので、どうやらゴブリンの王国らしい。
幸いにもゴブリンは敵性キャラクターではなく、向こうから襲いかかってくることはないようだ。
さすがにこの展開は予測しておらず、驚き勇んでさっそく地下帝国の探索を開始した。
一体この空間の奧には何が待ち受けて ツルッ アァーーー!
おおゆうしゃよ、しんでしまうとはなにごとだ・・・
地下帝国は階層状になっており、大きな段差があって、そこで不意に足を滑らせてしまった。
洞窟はずっと階段状だったので油断したかもしれない・・・
まあいずれにせよ、こんな序盤にあのまま奥に進んでも生き伸びられたとは思えない。
あの地下帝国はもっと準備を整えてから探索すべきだろう。
死んでしまうと前回寝た場所に戻るのだが、今はまだベッドがないので最初のスタート地点に現れた。
この世界では死んでもアイテムがなくなることはないが、経験値を若干失ってしまう。
そういえば、経験値とレベルアップのことを忘れてたな・・・
【 幻想大陸生活 4日目 】
画面の右上、クエストボタンの隣にあるスキルボタンを押すと、スキルの振り分け画面が現れる。
振り分けるスキルポイントはレベルアップで得られ、経験値は戦闘の他、ブロックの破壊や設置でも得られる。
スキルには攻撃力アップや体力アップ、マナアップなどの他に、掘りスピードアップ、アイテム収集範囲アップ、水中で息が長く続くなど、様々なものがある。
こうした RPG らしいスキルがあるのが、他のマインクラフト系とは異なる点だ。
とりあえずこの日は作業に集中するため、掘りスピードのアップを主に上げておいた。
そしてツルハシを多めに作成し、ひたすら木を伐り続ける。
木材の確保と、放置状態になっていたテッドのクエストを完了するためだ。
木材を十分集めたら、持っていたテッドの Animal Spawner を地面に置き、現れたテッドに報告する。
するとお礼としてボートとエンジンのレシピを教えてくれたが・・・ なんだよエンジンって。
このボートってモーターボートなのか? どんだけハイテクなんだこのヴァイキング。
ともあれ、この日はそのまま木材と石材、鉱石の調達に専念した。
そうこうしていると、夜になった頃になにやら「メェ~」という声が聞こえてくる。
この声は・・・ ヒツジ! ってことは倒せばベッドの材料を得られる!
すぐに周辺を探索すると、いた! 探し求めていたベッド・・・ の元!
さっそく剣を構えて斬りかかる! が、このヒツジが猛ダッシュで逃げる!
おまけに体力がそこいらのモンスターより多い!
必死で追いかけてトドメを刺そうとするが、ヒツジはそのまま海に飛び込み、猛スピードで泳いで沖へ・・・
どんだけバイタリティあるんだよこのヒツジ。
ダメだ、こりゃまともに追いかけても無理だ・・・
しかしヒツジが出現する Animal Spawner は、すぐ足元にある。
これを回収しておけば、ヒツジの出現場所は好きなようにコントロール出来る。
これでようやくベッドの作成、そして家の建設が行え、寝床を確保できるかもしれない・・・
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と言う訳で、ブログの文字数制限もあるため、前編はここまでとします。
果たして無事に家は建設できるのか? 以下、後編に続く。
・Block Story (iTunes が起動します)
・Block Story Lite (体験版。セーブ出来ません)
そのマインクラフト系のゲームで、無人島でのサバイバル生活を行うゲーム Survivalcraft(サバイバルクラフト)を以前ご紹介しましたが、iPhone や Android にはもう1つ、マインクラフトの亜種と言えるゲームが存在しています。
「Block Story」です。
ファンタジー世界での冒険をテーマにした、魔法やレベルアップが存在するマインクラフト系のゲームで、マインクラフトをクラフト型、サバイバルクエストをサバイバル型とするなら、このゲームはアドベンチャー型と言えるでしょうか。
細かい部分の演出や動きなどは他の作品に劣るのですが、未知の世界を旅する楽しさについては、この作品が一番です。
今回も、サバイバルクエストの時と同じように、プレイ日記風のレビューでその内容をお届けいたします。
ゲームの基本的な進行の解説も兼ねているので、これからプレイされる方は参考にして頂ければと思います。
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【 幻想大陸生活 1日目 】
Survivalcraft での無人島生活に区切りを付けた私は、今度は謎に満ちた Block Story の海岸に上陸した。
あいにくの空模様だが、眼前にはのどかな風景が広がっており、今度はどのような旅が待っているのか、期待に胸を膨らませる。
上陸してまず最初にすべき事は・・・ 周囲の探索ではない。 操作の確認でもない。
グラフィックの設定だ。
Block Story は PC や Android でも公開されており、多様な環境に対応できるようグラフィックの細かい調整を行えるのだが、初期設定がかなり低い。
そのままでは見栄えが劣るのはもちろん、視認範囲が狭く、それは様々な面で不利を被る。
使用機種にもよるが iPad 3 や iPhone 5 なら全て最高設定にしても問題ないため、まずは遠くまで見渡せるように変更しておいた。
※下にスクロールすると項目が2つ現れます。 この下の2つが視認距離に影響しており、もっとも重要な設定です。 最新機種なら最大にしておきましょう。
他の項目も最大で問題ないと思いますが、Fog Density は霧の有無で、これはない方が視界が良くなり、負荷も軽くなります。
設定が終わったら、さっそくチュートリアルをこなす。
Block Story には「クエスト」というシステムがあり、最初は基本的なことを説明してくれるチュートリアルクエストが提示される。
その内容は移動する、木を切る、作業台や道具を作るといった、マインクラフト系の基本部分の解説だ。
とりあえず木の近くまで移動し、木の幹を押しっぱなしにして丸太を手に入れる。
ただ、このゲームの作業には違和感がある・・・
他の世界では木をパンチして丸太を取るのだが、Block Story ではパンチが出ない。
木に音もなくヒビが入っていき、そのままボコッと破壊される。
なんだか木を伐っていると言うより、超能力で破壊している感じだ。
まあ魔力に満ちたこの世界では、最初から空飛ぶ魔法が使えるし、実際に作業も魔法で行っているのかもしれない。
素手パンチで木を伐るのもホントはヘンだし。
謎のサイキックパワー(?)で丸太を3つほど手に入れたら、画面左上のボタンを押して作業モードに入る。
作業モードでは枠の中に材料を入れ、加工品を取り出す。
この過程はマインクラフトやサバイバルクラフトと変わらないが、操作が他とちょっと違う。
先に材料を移動させたい枠をタップしてから、移動させる材料を選択する。
つまり他のゲームとは操作手順が逆なので注意しなければならない。
また材料をそろえても、完成品をタップしないと加工は実行されない。
反応がいまいち鈍く、早く操作しすぎるとうまく動かせない場合もある。
正直、インターフェイスに関しては見劣りするのは否めない。
作成方法はレシピの本をタップすれば確認でき、この画面は解りやすい。
丸太は木材3枚になり、木材は縦に2つ並べれば棒になり、木材を4つ並べれば作業台を作れる。
この辺はサバイバルクラフトと全く同じだ。
チュートリアルは、丸太を3つ入手、板を6枚作成、作業台作成、石材を3つ入手、木の棒を作成、ツルハシを作成の順で進む。
石材が必要なため、入手場所を探して丘を登ってみると、そこには広大な荒野が広がっていた。
視認距離を最大にしていれば見える範囲がかなり広いので、景色もダイナミックだ。
ところどころで光っているのは鉱石で、紫は石炭、黄色は金鉱石、緑はエメラルド原石だ。
魔力に満ちたこの世界では、石の力も発光するほどに強いのだろう。
この光のおかげで、遠くからでも鉱石の所在を確認することができる。
とりあえず近くの岩場に行き、念動力(?)で石を3つ壊して入手、作業台を設置して棒と石を組み合わせ、石のツルハシを完成させる。
この世界のツルハシは万能で、木も土もこれ一本でザクザク取れる。
斧やスコップは存在せず、採集に使うのはツルハシのみだ。
ただしこのゲームの道具は耐久力制ではなく、回数制になっている。
どんなブロックでも壊せば使用回数が1減る。
石のツルハシは1回の作成で使用回数が +30 されるので、余裕を持って増やしておきたい。
さて、これでチュートリアルクエストは一段落となり、ヴァイキングの「テッド」を探すよう告げられた。
この世界にいるのは自分一人ではない。 NPC の冒険者が世界を放浪しており、会話することでクエストを受けられる。
テッドは最初の海岸の付近をうろついていて、ほどなくして見つかった。
というか、そこら中にたくさんいる。 きっと良くある名前なのだろう。
テッドと話すと「漂流してしまったので帰還するための船を造りたい。 木材を 30 持ってきてくれ」と(英語で)言われる。
立派な斧を持ってるのだから自分で伐れと言いたいが、空気を読んで快諾する。
手前にある変な箱は Animal Spawner と呼ばれる「キャラクターの出現場所」で、動物やモンスターはもちろん、NPC もこのブロックの周囲に出現する。
これは壊して持ち運ぶことが可能で、つまり変な話だが、これを回収して別の場所に設置すれば、そこにテッドが現れるので、いつでも会うことができる。
クエスト達成後には会って報告する必要があるので、1つ持ち歩いておくことにする。
そうこうしていると辺りが暗くなり、完全に夜になった。
夜空には星と2つの月が輝いており、思わずその美しさに見とれてしまう。
色とりどりに輝く鉱石が、まるでネオンのようだ。
空には幻想世界らしく浮遊島も浮いている。
最初に操作確認のための上陸した時は、浮遊島まで魔法で飛んでいこうとして、途中でマナ(MP)が尽きて落下しアッサリ死んだ。
いきなり天空を目指すのは無理があるので、身の程はわきまえたい。
なお、海も透明度が高く、視界を広くしていると海底まで見え、すぐに底まで行けそうなのだが、実際にはすごく深いので不用意に潜ると溺れ死ぬ。 というか死んだ。
海や空に準備なしで行くのは、かなり危険だ。
【 幻想大陸生活 2日目~3日目 】
この日はいきなり大冒険になってしまった・・・
通常マインクラフト系のゲームは、初日は夜をやり過ごすための拠点作りが必須となる。
夜は暗くて周囲が見えなくなり、危険な生物も徘徊するからだ。
しかしこのゲームはそれができない。 ベッドがないと眠れないからだ。
そしてベッドを作るには「羊の皮」が3つ必要で、この羊がなかなか見つからない。
家を作ってもベッドがないと夜をやり過ごせないので、つまりベッドが手に入るまでは拠点を作ってもあまり意味がない。
幸いにも魔力の作用のためか、周囲が若干明るく、マインクラフトやサバイバルクラフトよりは夜になっても活動しやすい。
また、夜に危険な敵が増えるということも特にない。
しかし見辛いことは間違いないので、鉱石が多くあり、その発光によって明かりを確保できる洞窟に逃げ込むことにした。
ところが・・・ この洞窟がすごく深かった!
このゲームには洞窟が数多くあり、それは山や地中に迷路のように張り巡らされている。
よって洞窟探検が楽しいのだが、そこまで地中深く続いている洞窟はそれほど多くない。
だがこの時に入った洞窟は、興味半分で探検するには危険なほどに深かった。
奧まで行っても行っても終わりがないのだ。
途中で何度も引き返そうかと思うが、好奇心によって歩みを続けてしまう。
そのうち戻るに戻れなくなってしまった。
しかしさすがに明かりがないと進行が辛くなってきたため、中で手に入れた石炭と手持ちの木材を使って松明を作成する。
このゲームは火の入手方法がちょっと変わっていて、石材・石炭・木の棒で火をおこせるのだが、そうすると「火」という材料が手に入る。
火をアイテムとして持ち歩くのも変な話だが、これも魔力によるものだろう。
火は石炭を使えば大量に増やせるので、後は火・石炭・棒を組み合わせれば松明を作れる。
松明は左上の装備スロットに入れておけば、タップするだけで左手に持つことができる。
時間と共に使用回数が減っていくが、そんなに急には減らないので当分は持つ。
マインクラフトやサバイバルクラフトのように壁や地面に設置することはできず、そうしたい場合はキャンドルを作らなければならないが、今は材料のワックス(蜂の巣)がない。
途中、ダンジョンらしく(?)大蜘蛛が行く手を阻んだため、手持ちの材料で石の剣を作り、これで撃退する。
攻撃は武器を装備した状態(もしくは素手)で、敵をタップすればよい。
相手も反撃してくるが、この時は壁に引っかかってくれたので楽勝だった。
モンスターを蹴散らし、もはや戻れない洞窟を奧へ奧へと進んでいく。
一体どこまで進めば終わるんだろう、行き止まりになったらどうしよう、などと思っていると、信じられない光景が目の前に広がった。
明かりが点在し、石の柱で支えられている、大広間に出たのだ。
なんと地中奥深くには地下帝国があった!
ゴブリンウォーリアが多数徘徊しているので、どうやらゴブリンの王国らしい。
幸いにもゴブリンは敵性キャラクターではなく、向こうから襲いかかってくることはないようだ。
さすがにこの展開は予測しておらず、驚き勇んでさっそく地下帝国の探索を開始した。
一体この空間の奧には何が待ち受けて ツルッ アァーーー!
おおゆうしゃよ、しんでしまうとはなにごとだ・・・
地下帝国は階層状になっており、大きな段差があって、そこで不意に足を滑らせてしまった。
洞窟はずっと階段状だったので油断したかもしれない・・・
まあいずれにせよ、こんな序盤にあのまま奥に進んでも生き伸びられたとは思えない。
あの地下帝国はもっと準備を整えてから探索すべきだろう。
死んでしまうと前回寝た場所に戻るのだが、今はまだベッドがないので最初のスタート地点に現れた。
この世界では死んでもアイテムがなくなることはないが、経験値を若干失ってしまう。
そういえば、経験値とレベルアップのことを忘れてたな・・・
【 幻想大陸生活 4日目 】
画面の右上、クエストボタンの隣にあるスキルボタンを押すと、スキルの振り分け画面が現れる。
振り分けるスキルポイントはレベルアップで得られ、経験値は戦闘の他、ブロックの破壊や設置でも得られる。
スキルには攻撃力アップや体力アップ、マナアップなどの他に、掘りスピードアップ、アイテム収集範囲アップ、水中で息が長く続くなど、様々なものがある。
こうした RPG らしいスキルがあるのが、他のマインクラフト系とは異なる点だ。
とりあえずこの日は作業に集中するため、掘りスピードのアップを主に上げておいた。
そしてツルハシを多めに作成し、ひたすら木を伐り続ける。
木材の確保と、放置状態になっていたテッドのクエストを完了するためだ。
木材を十分集めたら、持っていたテッドの Animal Spawner を地面に置き、現れたテッドに報告する。
するとお礼としてボートとエンジンのレシピを教えてくれたが・・・ なんだよエンジンって。
このボートってモーターボートなのか? どんだけハイテクなんだこのヴァイキング。
ともあれ、この日はそのまま木材と石材、鉱石の調達に専念した。
そうこうしていると、夜になった頃になにやら「メェ~」という声が聞こえてくる。
この声は・・・ ヒツジ! ってことは倒せばベッドの材料を得られる!
すぐに周辺を探索すると、いた! 探し求めていたベッド・・・ の元!
さっそく剣を構えて斬りかかる! が、このヒツジが猛ダッシュで逃げる!
おまけに体力がそこいらのモンスターより多い!
必死で追いかけてトドメを刺そうとするが、ヒツジはそのまま海に飛び込み、猛スピードで泳いで沖へ・・・
どんだけバイタリティあるんだよこのヒツジ。
ダメだ、こりゃまともに追いかけても無理だ・・・
しかしヒツジが出現する Animal Spawner は、すぐ足元にある。
これを回収しておけば、ヒツジの出現場所は好きなようにコントロール出来る。
これでようやくベッドの作成、そして家の建設が行え、寝床を確保できるかもしれない・・・
----------
と言う訳で、ブログの文字数制限もあるため、前編はここまでとします。
果たして無事に家は建設できるのか? 以下、後編に続く。
・Block Story (iTunes が起動します)
・Block Story Lite (体験版。セーブ出来ません)
これ前消しちゃったんだがもう一回やろうかな…