マインクラフト型のファンタジーアドベンチャーゲーム「Block Story」。
今回の記事はその日記風レビューの後編です。

まだ 前編 をご覧になっていない方は、まずそちらから見て頂ければと思います。

今回はヒツジを発見し、ベッドの作成を目指すところからのお話です。

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【 幻想大陸生活 5日目 】

前日の探索で、ヒツジが出現する Animal Spawner を手に入れた。
これがあればベッドの材料である羊の革の調達は容易になる。

だが、ヒツジは高い体力と逃げ足を持ち、水中も高速で泳ぐタフな奴であることが判明したので、逃げられないよう事前にトラップを作っておくことにした。

小山の中腹に洞穴を掘り、その中に持ってきたヒツジの Spawner を設置する。
これならヒツジが逃げ出しても、洞穴の奧に引っかかってそれ以上進めないという訳だ。

Block Story

これで後は、ヒツジが出現するのを待つだけ・・・

あら?

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思ったより出現範囲が広かった・・・ 穴の外に現れてしまった・・・
ダメじゃん。

それによく考えてみたら、大きな洞窟を途中で塞いで、そこに設置した方が早いし確実だった。

まあそれでも、周囲に追加の穴を掘ったりしてうまくヒツジを追い詰め、革を3枚集める事に成功。
これでベッドはいつでも作成できる。
ベッドがあれば回復&復活地点となる家を作り、そこを冒険の拠点にすることができる

そこで冒険5日目にして、ようやく家造りを決意!
材料となる木材と石材の収集を開始した。

今回、外壁はレンガにすることにした。
前日に荒野をうろついている時に女戦士と出会い、クエストを請け負うと、その要求物にレンガがあった。
そのためレンガの作り方を調べていたのだ。

家の作成にはまとまった量が必要になるため、この日はずっと材料集めに明け暮れた。


【 幻想大陸生活 6~7日目 】

木材と石材がかなり集まったので、さっそく建築を開始。
建設場所はスタート地点にほど近い、見晴らしの良い丘の上。
山を登る必要があるが、飛行の魔法があるので、高所への移動はそれほど面倒ではない。

レンガは石を火であぶり、クリアストーンという石材にして、それを組み合わせれば作成できる。
この世界では火を持ち歩けるので、作成に「かまど」は必要ない

Block Story

実は商人である Shadow Hunter という NPC と話をすれば、石 10 個をレンガ5個と交換して貰えたのだが、この時点ではよく解っていなかった。
また、変換効率は自分で作成した方が良い。

レンガを焼成したら、木材といっしょに建設予定地に敷き詰めていく・・・

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結構な数を用意したつもりだったが、途中で材料が尽きたので再び補充の旅へ。
また窓ガラスが欲しいので、砂を取ってきて火であぶり、ガラスも精製しておく。
もちろん板を使ってドアも作成する。

夜になったので一旦ベッドで就寝。 タップすることで問題なく寝れることを確認。
というかこのゲームは、野ざらしだろうと雨が降っていようと、ベッドを置けばそこで即座に寝れる
ベッドは設置時に「場所名」を登録することができ、これはテレポートの魔法で活用できる。

正直、1ブロックの正方形なので、どう見てもベッドではなく緑色のテーブルにしか見えないのだが・・・
その辺は気にしないでおこう。

これで夜をやり過ごせるようになったので、常に明るい中で作業ができる
天井を張り、保管箱を設置し、ドアと窓を付けて、ようやく我が家が完成!

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家の横には拾ってきた NPC の Spawner を並べておいた。
これで家の近くで常に NPC と会話でき、クエストの報告や取引ができる。
柵も作れるので、やろうと思えばヒツジやブタの Spawner を集めてきて、牧場なども作れるようだ。

家ができたおかげで、ようやくこの世界での生活も軌道に乗った気がする。


【 幻想大陸生活 8日目 】

とりあえず達成できるクエストをこなしていく事にした。
このゲームはクエストの達成によって、作成できる武器などが増えていく

巨漢の戦士が「ドラゴンハートを持ってきてくれ」とかいうムチャなことを言い出したりするが、とりあえず材料収集系の依頼をこなしていくことに。

そうしていると、Cat Soul なる意味不明なアイテムが持ち物の中に加わっているのに気付いた。
どうやら女戦士のクエストをクリアした後、手に入れていたようだが・・・

なんだかよく解らないのでとりあえず使ってみると、いきなり目の前にネコが出現!

Block Story

どうやら「ペット」らしい。 歩くと後を着いてきて、距離が遠くなるとワープして近くに再出現する。
たまに寝そべったりネコパンチするしぐさがかわいい。

そしてペットであるからには、きっと戦闘にも参加してくれるはずだ。
さっそくその戦いぶりを見るべく、近くの大蜘蛛が現れる洞窟へ。

大蜘蛛を誘導し、ネコのペルセウスの元に近づける。
さあ見せて貰おうか、このゲームのペットの戦い方とやらを!

と思ったら、一目散に逃げていった。
おまけに洞窟の壁に引っかかり、後ろからボコボコ殴られている。
反撃する気配まったくなし。

Block Story

あわてて後ろから蜘蛛を斬って救出する。
まあ、ネコだからな・・・ 戦いとか無理だよな・・・

ペットは他にも色々あるようで、ドラゴンなども将来的にペットにできるようだが、そんなレシピは入手してないし、必要材料も貴重品だろう。

マジックアイテムの作成にもレア鉱石が必要なようで、やはりもっと遠出しなければ上位の道具は作れない
今後はさらに探索の手を広げていく必要がありそうだ。


【 幻想大陸生活 9日目 】

ベッドを設置した時から気になっていたのが、テレポートの魔法だ。
ベッドはテレポートの移動先になっていて、この魔法があれば任意のベッドにワープできる。
遠方の探索には必須だが、テレポートの杖に必要な材料は「鳥の羽」で、鳥なんてまだ見たことがない。

鳥が居そうな場所となると・・・ 言うまでもなく、空である。

この世界の空には、浮遊島がたくさん浮かんでいる。
あそこにいけば、鳥がいたりするのだろうか・・・?

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と言う訳で、レベルアップで貯まっていたスキルポイントをマナに振り分け、飛行時間を伸ばし、山の上から近くの浮遊島を目指して飛んでみることにした。

届きそうな浮遊島を乗り継いでいけば、かなり上空の島に行くこともできるはずだ。

さっそくイチかバチか飛び上がってみると・・・ 意外とアッサリ近くの島に到達成功!
大半のマナを消費したが、これはしばらく休憩していれば回復する

その島には何もなかったが、さらに近くの島へと飛んでいくと・・・
「ピー」という鳴き声が聞こえた。 この声は、鳥!

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上空を飛ぶイーグルを発見! 相手は飛んでいるので攻撃は出来ない。
しかし近くで鳥の巣が描かれたイーグルの Animal Spawner を見つけた。
これを回収しておけば洞窟や家の中など、好きな場所にイーグルを出すことができるはずだ

さっそく手に入れて魔力の回復を待ち、さらに次の島へと移っていく。
次の島にはいったい何があるのか?

好奇心いっぱいで着地すると、そこにいたのは・・・ 翼竜!

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ヤバイ、赤ネームだ! 殺る気マンマンでこちらに飛んで来る!
こんな上空の小さな小島では逃げる場所なんてどこにもない! もちろん魔力も尽きている。

あっという間に接近され、為す術なくボコボコ殴られる! ダメージもかなりデカい!

えぇい、もうこうなったら、この石の剣で対抗するしか おふぅーー

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【 幻想大陸生活 10日目 】

翌朝、ベッドの上で目が覚めた・・・
図らずも死んだらここで復活することは確認できた・・・

やはり空はデンジャラスだった。 ただ鳥の巣が手に入ったので、それは大きな収穫だ。
さっそく家の中に巣を置いて、イーグルを呼び寄せる。

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部屋の中なので当然イーグルは逃げられない。 剣でザクザク斬り、鳥の羽をゲット。
これを何度か繰り返し、必要量を調達したら、さっそくテレポートの杖の作成を開始する。

杖のレシピは簡単で、羽2つと棒2つを組み合わせるだけだ
完成したら実際に動作するか、家の外で試してみる。

装備して右上に出てくる Use ボタンを押すと、設置しているベッドの一覧が表示され、その中から移動先を選ぶと体が光に包まれる・・・

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次の瞬間、部屋の中のベッドの上にワープ。
成功だ! これは便利だ! だが杖がねぇ!

どうやらテレポートの杖は使い捨てらしい。 うーん、そんなに甘くないかー。
鳥の羽の調達が面倒なので、あまり多用はできなさそうだ。
しかしこれでもう遠出することがあっても、帰り道を心配する必要はなくなった。
ベッドをもう1つ作って携帯しておけば、テレポートでの往復もできるだろう

もう1つ、今後の旅に必要なものがある。 回復薬だ。
前日の空の旅で、消費したマナを素早く回復させる手段がないと逃げようにも逃げられないことを思い知った。

HP や MP のポーションの作成には、バケツの水とスイカやサファイア鉱石が必要になるのだが、スイカやサファイアはまだ発見できていない。

しかし回復アイテムにはもう1つ「パン」があり、これは HP と MP を両方回復させられ、麦を調達できれば今でも作成は可能だ

ただ、麦を手に入れるには手間がかかる。
まずは地表をうろつき、を探さなければならない。

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草を取ってきたら木材3つで Pan Tool という皿を作り、それを使って草から麦の苗(Wheat)を取り出す。
さらに鉄鉱石と棒でクワ(Hoe)を作っておき、麦の苗を土の地面に植えて、クワを装備して使用する

クワを使うたびに苗は成長していき、いずれ麦の束5つになる。
後はこれを火にかければ、パンの完成だ。

Block Story

麦は植えた後に育成を待つ必要はなく、クワを使えばどんどん成長していく。
どんなクワだよと思うが、これもきっと魔法のクワなのだろう。
マインクラフトのような「畑を耕す→植える→育成を待つ」という過程ではないので、簡易的であることは否めないが、ともあれこれで回復アイテムは調達できた。

パンは飛行中にも食べられるので、数さえあればどこまでも飛んでいく事が可能だ
はるか上空にある浮遊大陸に到達することも出来るだろう。
ピンチの時も飛んで逃げることが出来るはずだ。

これで一通りの冒険の準備は整った。
だが、まだ探索の旅は始まったばかりだ。

俺たちの戦いはこれからだ! -完-

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と言う訳で、Block Story の日記風レビューでした。

全体としては、インターフェイスやキャラの動き、リアリティーなどの基本部分のクオリティーで Minecraft PE や Survivalcraft に劣ります。
水のブロックが流れない、落下するブロックがないなど、他のマインクラフト系をやった後だと未熟な部分が目に付きますね

ただ、Minecraft PE は世界が狭く、探検する面白さがほとんどないのに対し、こちらは建築物を造る楽しさは他に劣るものの、探検する面白さは間違いなく一番で、目指しているベクトルが全く異なります。
iOS にある3つのマインクラフト系は、それぞれ違う方向を向いていると言えますね。

育てたキャラを新しいワールドで使えたり、任意にワールド移動をするアイテムがある点も特徴的で、探検や育成する楽しみ方においては、延々と遊べるゲームです。

Minecraft や Survivalcraft をクラフトモード(自由に好きな建物を作れるモード)のみで遊んでいる方には、このゲームは向きません。
サバイバルモードを楽しんでいた方は、このゲームも楽しむことが出来るでしょう。

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