セガが送る「自称」正当派本格シナリオRPG。
ソーシャルゲームのキャラカード1つ1つに個別のストーリーを用意した、シナリオ面での圧倒的なボリュームを誇る、長編のゲームが登場しています。
「チェインクロニクル」です。
このゲームはどうジャンル分けして良いのか難しい内容です。
戦闘シーンは「プラント vs. ゾンビ」や「百鬼大戦絵巻」のような直進型タワーディフェンスなのですが、配置したキャラがかなり自由に動けるため、タワーディフェンスって感じでもない。
こちらから攻める要素がないので RTS という訳でもないし・・・ ちょっと変わったディフェンスゲームです。
ゲーム性が高く、ソーシャルゲームと言うよりは「普通のゲームにソーシャル要素が付いている」と言った感じですが、しかし「ガチャ」の影響も非常に強い。
ハッキリ言って「ガチャ中心のシステム」なので、ゲームとしての性質と、ソーシャルゲームとしての性質、どちらも強い内容です。

挑戦したいシナリオを選択するとストーリーシーンが展開され、その後にバトルになるのを繰り返す形。
ストーリーは「本格シナリオ」や「王道ファンタジー」を自称するだけあって、実際に RPG をやっているかのような内容とボリュームがあります。
先が見たくなる物語であり、ここがしっかりしているだけで、他のソーシャルゲームとは違うのを感じますね。
ストーリーにはメインストーリーとサブストーリーがあり、ほとんどのサブストーリーは特定のキャラカードをガチャで入手することで出現します。
内容もそのキャラにまつわる物語となっており、つまりシナリオ構成としては群像劇、水滸伝ですね。
ソーシャルゲームの発展型の1つとして、それぞれのキャラに物語を用意するというのは誰もが考えつくことですが、あまりにも面倒くさくて普通はやりません。
しかし、それを本当にやってしまった、しかも 200 におよぶキャラ全員でやった、おまけにボイスまで付けたというところに「セガ魂」を感じます。

※フィールドマップ。 やっぱりこういうのがあると RPG らしくなりますね。
メインストーリーの進行に伴って行ける範囲が広がり、道中での戦闘やイベントも起こります。
また新しい地域では、ガチャの内容が変わります。

※街でのクエスト選択シーン。 サブストーリーはコモンやアンコモンのキャラにもちゃんと用意されているので、ガチャでカードが増えるたびに新しいものがどんどん出現します。
サブストーリーをクリアするとキャラのスキルが増えるか、精霊石を貰えます。
バトルは前述したように「源平合戦絵巻」や「百鬼大戦絵巻」のようなシステムです。
敵がライン上を直進してきて、自動で戦うキャラで撃退します。
パーティーは4体のキャラ+助っ人キャラの5人で構成されていて、近接戦闘を行う戦士と騎士、遠距離攻撃を行う弓兵と魔術師、さらに周囲のユニットを回復させる僧侶がいます。
このタイプのディフェンスゲームには珍しく、キャラを自由に移動させられるのが特徴で、大戦絵巻シリーズのように自陣を飛び出して敵に向かっていくことも出来ます。
ただ大戦絵巻シリーズと違い、飛び出したキャラは敵を倒すと自動的に戻ってきます。
(そのまま他の敵をターゲットすることもできます)
ここまで自分で好きなように命令を出せて、ペナルティなく動き回れると、もうタワーディフェンスというより RTS に近い感じですね。
少なくともポチポチゲーの簡易カードバトルのような、単純なものではありません。
敵を規定の Wave まで撃退するとステージクリア。 最後にボスが出現する事もあります。
クリアすると参戦したキャラには「経験値」が入ります。
このゲームは各キャラそれぞれにストーリーが用意されているため、そのキャラを手放し辛くなります。
合成でレベルアップさせることも出来ますが、キャラを合成素材にし辛いため、戦闘だけでもレベルアップできるようになっているようです。
この辺も普通のゲームと言うか、RPG らしい点です。

※遠距離攻撃する敵魔術師が出てきたので、一斉に前に出て攻撃している様子。
源平大戦絵巻みたいにそのまま走り去ってしまう事はないので、積極的に出ても構いません。
ただ僧侶の魔法が届かないところにいると、回復は出来なくなります。

※Wave ごとに手に入るオーブを使うことで、そのキャラの必殺技を発動させる事ができます。
この必殺技は連続で使うと「チェイン」が発生し、威力がアップします。
よってたくさん貯めておき、ボスでまとめて発動させるのが良いのですが・・・
ダッシュや弾を撃つタイプの必殺技は、敵が後ろにいても前方に出してしまうので注意。
まとめると「世界観をファンタジー RPG にして、長編のストーリーと豊富なサブストーリーを加えた、大戦絵巻シリーズ」といった感じでしょうか。
ただ前述したように、ゲームのウリであるサブストーリーをオープンするのにキャラをガチャで入手しなければならないため、ゲームの中心に「ガチャ」が存在します。
ストーリーのクリアで課金通貨の「精霊石」が手に入るため、無課金でも相応に有料ガチャは出来ますが、それでもレアやスーパーレア、さらにその上のカードの入手は相当厳しい。
でもそれらを入手しないとそのキャラのストーリーは解禁されない訳で、必須でないとは言え、他のソーシャルゲームより射倖心は煽られます。
加えて特定のキャラが集まることで進行する「チェインシナリオ」があり、物語自体は複数のキャラが絡み合う面白いものですが、集めるのが大変で「ガチャ運次第」「課金額次第」です。
しかも何人か集めてシナリオを進めても、途中で「この続きを見たかったらガチャでこのキャラを手に入れてね!」みたいな感じで中断されてしまいます。
そしてそのキャラが SR とかだと、流石に心が折れます。
そんなのぶっちゃけ、「形を変えたコンプガチャじゃん」と思ってしまいますね。
あと個人的にもう1つ残念なのが、サブストーリーの戦闘に、そのストーリーの主役キャラが関わらないこと。
せっかくそのキャラの物語なのだから、せめてゲストとして登場して欲しいし、その方がそのキャラがどんな見た目で、どんな技を使うのかも解り、せっかく用意されている 3D モデルやボイスも活用できるはずです。
しかしサブストーリーの戦闘でも、いつもと同じメンバーの、その辺の普通のザコ戦とほとんど変わりません。
絵と文字だけのサブストーリーなら他のゲームにもあるのだから、ここはちゃんと出して欲しかったですね。

※ストーリーシーンでは選択肢が出てくることもあります。
どちらを選んでも物語の流れに変化はないようですが、単に読み進めるだけよりも、こういうのがあった方が良いですね。

※特定のキャラが集まれば「チェインシナリオ」が発生。 しかしストーリーを進めるには、さらに他のキャラが必要になって来ます。
必要なキャラの顔とレアリティが表示され、「シナリオを全部クリアすればいいことがある」らしいのですが・・・
うん、それってハッキリ言って、アレだよね。
価格は無料。 しかしシステムに密接に関わる形でガチャがあります。
私的には、それを非難は出来ません。
だって1つ1つのキャラに物語を用意するというのは、この手のカードゲームの理想ではあったから。
しかしある意味、ここまで課金欲求を強く感じるシステムもないかもしれません。
本当に「ちゃんとゲーム」であり、「すごくソーシャルゲーム」でもあるアプリです。
まあ、そこいらのポチポチオンリーな SAP にはマネできないアプリですから、ゲームメーカーの復権+収益も期待できるという形であることは、良いのかもしれません。
ゲームとしても普通に楽しめます。 ストーリーが良いし、序盤は敵が弱くて戦闘がちょっとダルいですが、中盤からは手強くなり面白くなって来ます。
巷では ブレイブフロンティア と並ぶ、今期の2大ソーシャルゲームの一角と見られているようですが、自分も同じ感想。
しかし「ソーシャルゲームがベースだけど普通の RPG 感が強い」ブレイブフロンティアと、「普通のゲームがベースだけどソーシャルゲーム感が強い」チェインクロニクルが、同時期に二強になってるのも興味深いですね。
・チェインクロニクル (iTunes が起動します)
ソーシャルゲームのキャラカード1つ1つに個別のストーリーを用意した、シナリオ面での圧倒的なボリュームを誇る、長編のゲームが登場しています。
「チェインクロニクル」です。
このゲームはどうジャンル分けして良いのか難しい内容です。
戦闘シーンは「プラント vs. ゾンビ」や「百鬼大戦絵巻」のような直進型タワーディフェンスなのですが、配置したキャラがかなり自由に動けるため、タワーディフェンスって感じでもない。
こちらから攻める要素がないので RTS という訳でもないし・・・ ちょっと変わったディフェンスゲームです。
ゲーム性が高く、ソーシャルゲームと言うよりは「普通のゲームにソーシャル要素が付いている」と言った感じですが、しかし「ガチャ」の影響も非常に強い。
ハッキリ言って「ガチャ中心のシステム」なので、ゲームとしての性質と、ソーシャルゲームとしての性質、どちらも強い内容です。

挑戦したいシナリオを選択するとストーリーシーンが展開され、その後にバトルになるのを繰り返す形。
ストーリーは「本格シナリオ」や「王道ファンタジー」を自称するだけあって、実際に RPG をやっているかのような内容とボリュームがあります。
先が見たくなる物語であり、ここがしっかりしているだけで、他のソーシャルゲームとは違うのを感じますね。
ストーリーにはメインストーリーとサブストーリーがあり、ほとんどのサブストーリーは特定のキャラカードをガチャで入手することで出現します。
内容もそのキャラにまつわる物語となっており、つまりシナリオ構成としては群像劇、水滸伝ですね。
ソーシャルゲームの発展型の1つとして、それぞれのキャラに物語を用意するというのは誰もが考えつくことですが、あまりにも面倒くさくて普通はやりません。
しかし、それを本当にやってしまった、しかも 200 におよぶキャラ全員でやった、おまけにボイスまで付けたというところに「セガ魂」を感じます。

※フィールドマップ。 やっぱりこういうのがあると RPG らしくなりますね。
メインストーリーの進行に伴って行ける範囲が広がり、道中での戦闘やイベントも起こります。
また新しい地域では、ガチャの内容が変わります。

※街でのクエスト選択シーン。 サブストーリーはコモンやアンコモンのキャラにもちゃんと用意されているので、ガチャでカードが増えるたびに新しいものがどんどん出現します。
サブストーリーをクリアするとキャラのスキルが増えるか、精霊石を貰えます。
バトルは前述したように「源平合戦絵巻」や「百鬼大戦絵巻」のようなシステムです。
敵がライン上を直進してきて、自動で戦うキャラで撃退します。
パーティーは4体のキャラ+助っ人キャラの5人で構成されていて、近接戦闘を行う戦士と騎士、遠距離攻撃を行う弓兵と魔術師、さらに周囲のユニットを回復させる僧侶がいます。
このタイプのディフェンスゲームには珍しく、キャラを自由に移動させられるのが特徴で、大戦絵巻シリーズのように自陣を飛び出して敵に向かっていくことも出来ます。
ただ大戦絵巻シリーズと違い、飛び出したキャラは敵を倒すと自動的に戻ってきます。
(そのまま他の敵をターゲットすることもできます)
ここまで自分で好きなように命令を出せて、ペナルティなく動き回れると、もうタワーディフェンスというより RTS に近い感じですね。
少なくともポチポチゲーの簡易カードバトルのような、単純なものではありません。
敵を規定の Wave まで撃退するとステージクリア。 最後にボスが出現する事もあります。
クリアすると参戦したキャラには「経験値」が入ります。
このゲームは各キャラそれぞれにストーリーが用意されているため、そのキャラを手放し辛くなります。
合成でレベルアップさせることも出来ますが、キャラを合成素材にし辛いため、戦闘だけでもレベルアップできるようになっているようです。
この辺も普通のゲームと言うか、RPG らしい点です。

※遠距離攻撃する敵魔術師が出てきたので、一斉に前に出て攻撃している様子。
源平大戦絵巻みたいにそのまま走り去ってしまう事はないので、積極的に出ても構いません。
ただ僧侶の魔法が届かないところにいると、回復は出来なくなります。

※Wave ごとに手に入るオーブを使うことで、そのキャラの必殺技を発動させる事ができます。
この必殺技は連続で使うと「チェイン」が発生し、威力がアップします。
よってたくさん貯めておき、ボスでまとめて発動させるのが良いのですが・・・
ダッシュや弾を撃つタイプの必殺技は、敵が後ろにいても前方に出してしまうので注意。
まとめると「世界観をファンタジー RPG にして、長編のストーリーと豊富なサブストーリーを加えた、大戦絵巻シリーズ」といった感じでしょうか。
ただ前述したように、ゲームのウリであるサブストーリーをオープンするのにキャラをガチャで入手しなければならないため、ゲームの中心に「ガチャ」が存在します。
ストーリーのクリアで課金通貨の「精霊石」が手に入るため、無課金でも相応に有料ガチャは出来ますが、それでもレアやスーパーレア、さらにその上のカードの入手は相当厳しい。
でもそれらを入手しないとそのキャラのストーリーは解禁されない訳で、必須でないとは言え、他のソーシャルゲームより射倖心は煽られます。
加えて特定のキャラが集まることで進行する「チェインシナリオ」があり、物語自体は複数のキャラが絡み合う面白いものですが、集めるのが大変で「ガチャ運次第」「課金額次第」です。
しかも何人か集めてシナリオを進めても、途中で「この続きを見たかったらガチャでこのキャラを手に入れてね!」みたいな感じで中断されてしまいます。
そしてそのキャラが SR とかだと、流石に心が折れます。
そんなのぶっちゃけ、「形を変えたコンプガチャじゃん」と思ってしまいますね。
あと個人的にもう1つ残念なのが、サブストーリーの戦闘に、そのストーリーの主役キャラが関わらないこと。
せっかくそのキャラの物語なのだから、せめてゲストとして登場して欲しいし、その方がそのキャラがどんな見た目で、どんな技を使うのかも解り、せっかく用意されている 3D モデルやボイスも活用できるはずです。
しかしサブストーリーの戦闘でも、いつもと同じメンバーの、その辺の普通のザコ戦とほとんど変わりません。
絵と文字だけのサブストーリーなら他のゲームにもあるのだから、ここはちゃんと出して欲しかったですね。

※ストーリーシーンでは選択肢が出てくることもあります。
どちらを選んでも物語の流れに変化はないようですが、単に読み進めるだけよりも、こういうのがあった方が良いですね。

※特定のキャラが集まれば「チェインシナリオ」が発生。 しかしストーリーを進めるには、さらに他のキャラが必要になって来ます。
必要なキャラの顔とレアリティが表示され、「シナリオを全部クリアすればいいことがある」らしいのですが・・・
うん、それってハッキリ言って、アレだよね。
価格は無料。 しかしシステムに密接に関わる形でガチャがあります。
私的には、それを非難は出来ません。
だって1つ1つのキャラに物語を用意するというのは、この手のカードゲームの理想ではあったから。
しかしある意味、ここまで課金欲求を強く感じるシステムもないかもしれません。
本当に「ちゃんとゲーム」であり、「すごくソーシャルゲーム」でもあるアプリです。
まあ、そこいらのポチポチオンリーな SAP にはマネできないアプリですから、ゲームメーカーの復権+収益も期待できるという形であることは、良いのかもしれません。
ゲームとしても普通に楽しめます。 ストーリーが良いし、序盤は敵が弱くて戦闘がちょっとダルいですが、中盤からは手強くなり面白くなって来ます。
巷では ブレイブフロンティア と並ぶ、今期の2大ソーシャルゲームの一角と見られているようですが、自分も同じ感想。
しかし「ソーシャルゲームがベースだけど普通の RPG 感が強い」ブレイブフロンティアと、「普通のゲームがベースだけどソーシャルゲーム感が強い」チェインクロニクルが、同時期に二強になってるのも興味深いですね。
・チェインクロニクル (iTunes が起動します)
ずいぶん盛り込んできたなという印象があります。
あとよくあるレア系の被りのために限界突破つけたのかなーって感じ。
レビューにもあったカード引けないとサブシナリオが見れないのがちょっと残念。
そして、地味にBGMがいいですね。とても耳に残る。
ただ兵種多少搾らないと強力な必殺技発動しづらいですね・・・。
開発者いわく目押しできるみたいですけど。
とにかく運営が後はやらかさなければこのままいけるのかなーと思ってみています。